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学園編

仕事 一

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 クヌーと私は客室の中にいた。

 寝るベットは上が私で下がクヌーになった。

「ベット、コレもはや、石なんじゃ……。」

 ベットと呼べるのか分からないが、一応マットレスみたいなのは敷いてあった。

「まぁ、クヌー。そんな文句ばかり言ってないで、仕事手伝ってくれないか?」

「何の仕事です?」

 クヌーが下から覗いてくる。

「今回の学会で発表する資料作成だ。紙とペンと必要な資料は持ってきてあるから、ここで出来るぞ。」

 私がそう言ってもクヌーはあまりやる気ではないらしい。

「学会で爪痕残せれば、帰りの客車のグレードが上がるぞ。」

「さぁ、急いでやりましょう、教授!時間は二週間しかないんですよ!」
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