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特別剣兵隊編
約束
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「発見時の服装は、白いコートに、胸元にはピンクの宝石のブローチに、あと、何もついていないシルバーの指輪も持っていたな。」
発見時の様子やその場で起こったことを事細かく報告書に書いていく。イオも屋敷の間取りなんかの図を描いて情報を書き込んでいく。
「にしても、この白いコートは死に装束か?死に装束にしては汚れていたけど……。」
悪魔の考えていることはさっぱり分からぬ。
そう考えていると、誰かが休憩室に入ってきた。ケレス大隊長だ。
「何故、君達は休憩室で仕事をしているんだい?」
「仕事部屋がないからです。」
普通のこの本部の部屋は班ごとに一部屋与えられる。ただ、私の班はそもそも、過去にとんでもない不祥事を起こした人間が班長なので、部屋の申請をしたら蹴られてしまった。
いつもは現場を飛び回っているため、別に良かったがこんな時は不便である。
ケレス大隊長は近くにあった椅子に腰掛けた。
「そうか、まあ良いか。」
何も良くないのでは?と思う私を差し置いて、ケレス大隊長は話し始めた。
「にしても、やっと部下の仇がとれたな。本当にご苦労様。」
「えぇ、ありがとうございます。」
「それじゃ、」
そう言って、ケレス大隊長は休憩室を出ていった。
発見時の様子やその場で起こったことを事細かく報告書に書いていく。イオも屋敷の間取りなんかの図を描いて情報を書き込んでいく。
「にしても、この白いコートは死に装束か?死に装束にしては汚れていたけど……。」
悪魔の考えていることはさっぱり分からぬ。
そう考えていると、誰かが休憩室に入ってきた。ケレス大隊長だ。
「何故、君達は休憩室で仕事をしているんだい?」
「仕事部屋がないからです。」
普通のこの本部の部屋は班ごとに一部屋与えられる。ただ、私の班はそもそも、過去にとんでもない不祥事を起こした人間が班長なので、部屋の申請をしたら蹴られてしまった。
いつもは現場を飛び回っているため、別に良かったがこんな時は不便である。
ケレス大隊長は近くにあった椅子に腰掛けた。
「そうか、まあ良いか。」
何も良くないのでは?と思う私を差し置いて、ケレス大隊長は話し始めた。
「にしても、やっと部下の仇がとれたな。本当にご苦労様。」
「えぇ、ありがとうございます。」
「それじゃ、」
そう言って、ケレス大隊長は休憩室を出ていった。
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