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第19話 墓場からの脱出
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「この墓石の主の詮索は後にして、ここからキミを出してあげないとね……」
墓地から出してもらえると聞いて、ジャックの持つランタンの炎がボッと明るく燃え上がった。どうやらランタンの炎とジャックの感情はリンクしてるらしい。
「ホントに⁉︎ 出してもらえるの⁉︎」
「とりあえず、頑張ってみないとね……。ジャックはエクトプラズムは出せる?」
「幽霊とは違うから、ちょっとしかないよ」
「この小さじ一杯でいいわ」
マーナは収納ポーチから計量スプーンの小さい物を取り出してジャックに手渡した。それを受け取ったジャックは、スプーンをローブの中に引き入れモゾモゾと動いていたが、すぐにスプーンを取り出してマーナに戻した。スプーンには計量すり切り一杯よりも少し多い量の透明な粘液が盛られていた。
「ありがとう。大切に使わせてもらうね」
「それ、なんに使うの?」
「これ単体で使えるかどうかはわからないのだけど、障壁破りのアイテムの燃料になるかもしれないの」
あくまでもエクトプラズムは燃料の素材の一部でしかない。しかし、聖別の結界程度ならそれで破れるのではないか? その可能性をマーナは探っていた。
例の四角い箱の魔道具を収納ポーチから取り出し、燃料の引き出しを開けてそこにエクトプラズムを注ぎ入れる。そして、箱に描かれた樹木の中央にある丸いボタンを押してみる。
ポワッとボタンが淡い光を放つとその周りの8個の円が一瞬光を灯したが、ひとつのみを残して7個の光は消えた。
「つまり、ただのエクトプラズムじゃ1個だけの効果しか発揮できないってことかな?」
問題はその1個の効果がなにを通過させる能力か? ということだ。あらゆる結界や制約、障壁を越えられると魔術師のダロスは言っていた。
墓地にかけられるアンデッド避けの聖別は結界の中では下位に属する。もちろんヴァンパイア避けなどは別だが、なにも問題が起きていない共同墓地にそんね強力な聖別結界を張るような神官はいない。
「この光が聖別避けか走破であることを願うだけね。ジャック、実験してみましょう」
「う、うん……」
あまり気乗りしない様子のジャックを半ば強引に連れて、マーナは共同墓地の門に向かった。
基本、聖別を含めた結界は墓地全域に張るものではなく、墓地を囲む門とフェンスに仕掛けるものだ。墓地全域を聖別していったら死者に対する冒涜にもなるし、なにより施術士の精神力が保たない。
実際、聖別結界が墓地全域に張られていたら、ジャックは苦しみもがいて会話をするどころじゃなくなっているだろう。
「まず、印を押して発動させる」
門の前でマーナは発光している丸い印を押して魔道具を発動させた。表面に刻まれた樹木の模様が淡く光を放ちはじめる。
門は扉が開け放たれていても結界は作用している。門の敷石の上に魔道具を置いて、マーナは後ろについてきていたジャックを振り返った。
「さあ、これで通れるはずよ」
「ほ、本当に……?」
明らかにジャックは疑っていた。こんな簡単な魔道具で聖別結界を通過できるはずがないと思っているのだろう。
「大丈夫。あたしも通れるから」
そう言ってマーナは門の敷石を跨いで道路に跳び出した。当然、生者であるマーナに聖別結界が作用するはずがないのだが、それを見たジャックは意を決したように門に向かって進みだし、一気に敷石を飛び越えた。
「こ、越えられた! 越えられたよぉ!」
ジャックはマーナにすがりついてワンワン泣き出した。よほど墓地に独りで取り残されていたのが辛かったのだろう。
青白く心細そうな色をしていたランタンの火も、普通の赤い炎の色に戻っていた。
マーナはそんなジャックの頭を撫でながら、敷石の上の魔道具を取って、ボタンを押して作動を止めた。燃料となったエクトプラズムを確認すると、ほぼ減っていなかった。
それを考えると発見から逮捕されるまで、ダロスたちはこの魔道具の燃料交換を一切していない可能性が出てきた。あるいは使い捨てのつもりでいたのかもしれない。
——本格的に成分分析をする必要があるわね……。
マーナにかけられたギアスの呪縛を解くためには、この魔道具は必須アイテムだろう。
自分の自由を得るためなら、マーナはいくらでも努力できる。マーナはそういう子だった。
「取り乱しちゃってゴメンよ。外に出られて嬉しかったんだ」
泣き疲れて我に返ったジャックは、少し気恥ずかしそうにしながら謝罪してきた。
「気にしなくていいよ。それよりこれからどうするの? 行く当てはあるの?」
「行く……当て?」
ランタンはジャックの心を反映しているのだろう。赤く燃え上がっていた炎が、瞬く間にしおしおと弱々しい青白い炎へと変化した。
「ボク……どこへ行ったらいいの?」
「いや、そもそもどこからきたの?」
「分からない……。気がついたら、この墓地に独りでいたんだ……」
墓地でも、ジャックはどこかの山奥の廃坑近くの池のほとりに住んでたと説明していた。そこから強引に連れてこられたのだから、帰る場所が分からなくても仕方ないだろう。
「じゃあ、あたしの家にくる? すぐそこだし」
「いいの?」
「シルキー・フォウにお願いすれば、納屋に居候するくらい問題ないでしょ」
「納屋⁉︎ ボク納屋とか廃屋とか好きだよ」
「居候代として、たまにエクトプラズムをちょうだい。それで問題なければ一緒に暮らしましょう」
「うん! 問題ないよ!」
ジャックはエクトプラズムを多少渡すくらいで隣人のいる新しい住処が得られるのなら、安いものだと思ったのだろう。
マーナとしても、これから必要となるかもしれないエクトプラズムの供給源を、隣人として確保しておくのは都合がよかった。
まあ、困っている様子のジャックを見過ごすことができないのが本音だが、本音を見せるのが下手くそなマーナとしては、そういう建前がとても重要だった。
「じゃあ、まずはジャックを客人として招待しないとね……」
「招待しないと……どうなるの?」
「錬金術師の結界で、ジャックが焼き殺されちゃう……かも?」
「ヒイイイイイイイイッ!」
「ウソウソ。冗談よ、冗談!」
「ホントに? ボク、殺されない?」
「無理矢理押し込んできたらその保証はないけど、あたしが招待したのだから問題ないわ」
こうしてマーナの屋敷にはちょっと臆病な精霊のジャック・オ・ランタンが住み着くこととなった。
ところでカウントしてなかったけど、地球滅亡まで、あと344日——
墓地から出してもらえると聞いて、ジャックの持つランタンの炎がボッと明るく燃え上がった。どうやらランタンの炎とジャックの感情はリンクしてるらしい。
「ホントに⁉︎ 出してもらえるの⁉︎」
「とりあえず、頑張ってみないとね……。ジャックはエクトプラズムは出せる?」
「幽霊とは違うから、ちょっとしかないよ」
「この小さじ一杯でいいわ」
マーナは収納ポーチから計量スプーンの小さい物を取り出してジャックに手渡した。それを受け取ったジャックは、スプーンをローブの中に引き入れモゾモゾと動いていたが、すぐにスプーンを取り出してマーナに戻した。スプーンには計量すり切り一杯よりも少し多い量の透明な粘液が盛られていた。
「ありがとう。大切に使わせてもらうね」
「それ、なんに使うの?」
「これ単体で使えるかどうかはわからないのだけど、障壁破りのアイテムの燃料になるかもしれないの」
あくまでもエクトプラズムは燃料の素材の一部でしかない。しかし、聖別の結界程度ならそれで破れるのではないか? その可能性をマーナは探っていた。
例の四角い箱の魔道具を収納ポーチから取り出し、燃料の引き出しを開けてそこにエクトプラズムを注ぎ入れる。そして、箱に描かれた樹木の中央にある丸いボタンを押してみる。
ポワッとボタンが淡い光を放つとその周りの8個の円が一瞬光を灯したが、ひとつのみを残して7個の光は消えた。
「つまり、ただのエクトプラズムじゃ1個だけの効果しか発揮できないってことかな?」
問題はその1個の効果がなにを通過させる能力か? ということだ。あらゆる結界や制約、障壁を越えられると魔術師のダロスは言っていた。
墓地にかけられるアンデッド避けの聖別は結界の中では下位に属する。もちろんヴァンパイア避けなどは別だが、なにも問題が起きていない共同墓地にそんね強力な聖別結界を張るような神官はいない。
「この光が聖別避けか走破であることを願うだけね。ジャック、実験してみましょう」
「う、うん……」
あまり気乗りしない様子のジャックを半ば強引に連れて、マーナは共同墓地の門に向かった。
基本、聖別を含めた結界は墓地全域に張るものではなく、墓地を囲む門とフェンスに仕掛けるものだ。墓地全域を聖別していったら死者に対する冒涜にもなるし、なにより施術士の精神力が保たない。
実際、聖別結界が墓地全域に張られていたら、ジャックは苦しみもがいて会話をするどころじゃなくなっているだろう。
「まず、印を押して発動させる」
門の前でマーナは発光している丸い印を押して魔道具を発動させた。表面に刻まれた樹木の模様が淡く光を放ちはじめる。
門は扉が開け放たれていても結界は作用している。門の敷石の上に魔道具を置いて、マーナは後ろについてきていたジャックを振り返った。
「さあ、これで通れるはずよ」
「ほ、本当に……?」
明らかにジャックは疑っていた。こんな簡単な魔道具で聖別結界を通過できるはずがないと思っているのだろう。
「大丈夫。あたしも通れるから」
そう言ってマーナは門の敷石を跨いで道路に跳び出した。当然、生者であるマーナに聖別結界が作用するはずがないのだが、それを見たジャックは意を決したように門に向かって進みだし、一気に敷石を飛び越えた。
「こ、越えられた! 越えられたよぉ!」
ジャックはマーナにすがりついてワンワン泣き出した。よほど墓地に独りで取り残されていたのが辛かったのだろう。
青白く心細そうな色をしていたランタンの火も、普通の赤い炎の色に戻っていた。
マーナはそんなジャックの頭を撫でながら、敷石の上の魔道具を取って、ボタンを押して作動を止めた。燃料となったエクトプラズムを確認すると、ほぼ減っていなかった。
それを考えると発見から逮捕されるまで、ダロスたちはこの魔道具の燃料交換を一切していない可能性が出てきた。あるいは使い捨てのつもりでいたのかもしれない。
——本格的に成分分析をする必要があるわね……。
マーナにかけられたギアスの呪縛を解くためには、この魔道具は必須アイテムだろう。
自分の自由を得るためなら、マーナはいくらでも努力できる。マーナはそういう子だった。
「取り乱しちゃってゴメンよ。外に出られて嬉しかったんだ」
泣き疲れて我に返ったジャックは、少し気恥ずかしそうにしながら謝罪してきた。
「気にしなくていいよ。それよりこれからどうするの? 行く当てはあるの?」
「行く……当て?」
ランタンはジャックの心を反映しているのだろう。赤く燃え上がっていた炎が、瞬く間にしおしおと弱々しい青白い炎へと変化した。
「ボク……どこへ行ったらいいの?」
「いや、そもそもどこからきたの?」
「分からない……。気がついたら、この墓地に独りでいたんだ……」
墓地でも、ジャックはどこかの山奥の廃坑近くの池のほとりに住んでたと説明していた。そこから強引に連れてこられたのだから、帰る場所が分からなくても仕方ないだろう。
「じゃあ、あたしの家にくる? すぐそこだし」
「いいの?」
「シルキー・フォウにお願いすれば、納屋に居候するくらい問題ないでしょ」
「納屋⁉︎ ボク納屋とか廃屋とか好きだよ」
「居候代として、たまにエクトプラズムをちょうだい。それで問題なければ一緒に暮らしましょう」
「うん! 問題ないよ!」
ジャックはエクトプラズムを多少渡すくらいで隣人のいる新しい住処が得られるのなら、安いものだと思ったのだろう。
マーナとしても、これから必要となるかもしれないエクトプラズムの供給源を、隣人として確保しておくのは都合がよかった。
まあ、困っている様子のジャックを見過ごすことができないのが本音だが、本音を見せるのが下手くそなマーナとしては、そういう建前がとても重要だった。
「じゃあ、まずはジャックを客人として招待しないとね……」
「招待しないと……どうなるの?」
「錬金術師の結界で、ジャックが焼き殺されちゃう……かも?」
「ヒイイイイイイイイッ!」
「ウソウソ。冗談よ、冗談!」
「ホントに? ボク、殺されない?」
「無理矢理押し込んできたらその保証はないけど、あたしが招待したのだから問題ないわ」
こうしてマーナの屋敷にはちょっと臆病な精霊のジャック・オ・ランタンが住み着くこととなった。
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