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5 覚醒! 汚名は返上!
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「只今より、1年生合同授業バトルロワイヤルを開始する。全員配置につけ!」
·····まっ、まじですか。
合同授業が何でもありのバトルロワイヤルって·····
「今回の授業は、総合成績に関わってくるから本気で取り組むように。特に実力テストの成績が悪かったものは更に評価点が下がるから気をつけるように」
·····何がなんでも勝たなきゃいけないじゃないですか!!
·····と、怖がるな私。
大丈夫、大丈夫だから、グギュリエ様に訓練してもらったし、何より本来の力が戻ったんだから!
今回は前みたいなヘマは起こさない!
1位とは言わないせめて上位30人には入るんだから!
「おいっす、結崎」
「あっ灰音くん」
「今回は敵同士だお互い頑張ろうぜ」
「うん、今回は私自信あるから! 灰音くんも期待しててよね!」
自信満々に笑ってピースしてそう言った。
「おっ、おう·····じゃっ出会ったらお手柔らかにな!」
「うん! またねー!」
「きゃああああ!! レイア様! 見てください! 亡霊が!」
·····せっかく友達と話していい気分だったのに、聞きたくない声のせいで台無しだ。
「·····あら、よく戻ってこれましたわね、それとも私がミスしたのかしら」
「·····レイア・フォルキンス」
「何よ、その目つき、まさか私を睨んでるんじゃないでしょうね」
「ゴミの分際でレイア様に歯向かおうだなんて!」
「身の程を知れ!」
彼女のお友達がごちゃごちゃ言ってるけどどうでもいい。
「·····いえ、それでは失礼します」
「おまっ! レイア様にぶれっ」
茶髪の女の発言を遮るように手を伸ばすレイア。
「日輪人! 私は貴方に追放っていったのよ、勝手に帰ってくるなんてどんな神経してるのかしら! 貴方の国が滅びてもいいの!?」
「それでは競技開始いいいい!!!」
丁度よく開始の合図が鳴った。
「喰らえ! デモンズ・ゲート!」
手のひらをレイアに向け大きな声で叫ぶ。
手の魔法陣が光り、そこから魔獣が飛び出て彼女を襲う。
先手必勝、やったー合法的にボコれるぞー!
授業中なら魔法使ってボコったって許されるもんね!
私を殺そうとした恨みここで晴らす!
そして全部謝らせて無かったことにしてもらうんだから!
「いやあああああ!!!」
「「レイア様っ!」」
「流星の灯火!」
近くの2人がレイアを助けようとしたので、殺傷力の高い魔法を唱える。
炎を纏った隕石が魔法陣から豪速球並のスピードで彼女達の急所目掛けて吹っ飛んでいく。
「ぐふっ!」
「がはっ!!」
見事お腹にヒット、そして二人は燃え盛る。
「カレイラ・マルディス、ミズナ・グリーン! 失格! 救護班! 早く手当を!!」
「早く水魔法!」
「ダメだ! 鎮火しない!!」
スタート地点からほぼ動いて居なかったのですぐに先生達が駆けつけて救護にあたる。
「貴方、よくも·····!! 私とカレイラ達を! 絶対に許さない!」
「それ私を殺そうとした人が言うの·····?」
「黙れ! 貴様っ! 私が誰だと思って!」
「えーっと、レイア・フォルキンスでしょ? 悪いけど私の国では身分なんて存在しないので」
「·····ふざけるなああああ!!!!」
「ふざけてるのは貴方でしょ!! 私に負けたら全部謝ってもらうから!」
「いいわよ! だけどお前が負けたら、全裸で土下座してそのまま、広場に股広げて縛り付けてやる!!」
うっわ、こいつ本当に貴族の娘かよ。
品性はどこいった?
「喰らいなさい! シャイン・アルキナス!」
·····それ教科書に載ってる光魔法じゃん。
確かに上級魔法だけど、そんな一般魔法どうって事ない!
「リフレクション!」
「へっ?」
光の壁はその攻撃を跳ね返す。
自分の魔法を食らって地面に寝そべる彼女。
「ウォーター・ボール」
彼女の顔に水の球体を被せる。
もがもがと外れない水の球体を苦しそうに外そうとするレイア。
「一般魔法を使うならこれくらい応用しないと」
ってもう聞こえてないか。
レイアは水の中で口を開けながら白目を向いて気を失っていた。
·····まっ、まじですか。
合同授業が何でもありのバトルロワイヤルって·····
「今回の授業は、総合成績に関わってくるから本気で取り組むように。特に実力テストの成績が悪かったものは更に評価点が下がるから気をつけるように」
·····何がなんでも勝たなきゃいけないじゃないですか!!
·····と、怖がるな私。
大丈夫、大丈夫だから、グギュリエ様に訓練してもらったし、何より本来の力が戻ったんだから!
今回は前みたいなヘマは起こさない!
1位とは言わないせめて上位30人には入るんだから!
「おいっす、結崎」
「あっ灰音くん」
「今回は敵同士だお互い頑張ろうぜ」
「うん、今回は私自信あるから! 灰音くんも期待しててよね!」
自信満々に笑ってピースしてそう言った。
「おっ、おう·····じゃっ出会ったらお手柔らかにな!」
「うん! またねー!」
「きゃああああ!! レイア様! 見てください! 亡霊が!」
·····せっかく友達と話していい気分だったのに、聞きたくない声のせいで台無しだ。
「·····あら、よく戻ってこれましたわね、それとも私がミスしたのかしら」
「·····レイア・フォルキンス」
「何よ、その目つき、まさか私を睨んでるんじゃないでしょうね」
「ゴミの分際でレイア様に歯向かおうだなんて!」
「身の程を知れ!」
彼女のお友達がごちゃごちゃ言ってるけどどうでもいい。
「·····いえ、それでは失礼します」
「おまっ! レイア様にぶれっ」
茶髪の女の発言を遮るように手を伸ばすレイア。
「日輪人! 私は貴方に追放っていったのよ、勝手に帰ってくるなんてどんな神経してるのかしら! 貴方の国が滅びてもいいの!?」
「それでは競技開始いいいい!!!」
丁度よく開始の合図が鳴った。
「喰らえ! デモンズ・ゲート!」
手のひらをレイアに向け大きな声で叫ぶ。
手の魔法陣が光り、そこから魔獣が飛び出て彼女を襲う。
先手必勝、やったー合法的にボコれるぞー!
授業中なら魔法使ってボコったって許されるもんね!
私を殺そうとした恨みここで晴らす!
そして全部謝らせて無かったことにしてもらうんだから!
「いやあああああ!!!」
「「レイア様っ!」」
「流星の灯火!」
近くの2人がレイアを助けようとしたので、殺傷力の高い魔法を唱える。
炎を纏った隕石が魔法陣から豪速球並のスピードで彼女達の急所目掛けて吹っ飛んでいく。
「ぐふっ!」
「がはっ!!」
見事お腹にヒット、そして二人は燃え盛る。
「カレイラ・マルディス、ミズナ・グリーン! 失格! 救護班! 早く手当を!!」
「早く水魔法!」
「ダメだ! 鎮火しない!!」
スタート地点からほぼ動いて居なかったのですぐに先生達が駆けつけて救護にあたる。
「貴方、よくも·····!! 私とカレイラ達を! 絶対に許さない!」
「それ私を殺そうとした人が言うの·····?」
「黙れ! 貴様っ! 私が誰だと思って!」
「えーっと、レイア・フォルキンスでしょ? 悪いけど私の国では身分なんて存在しないので」
「·····ふざけるなああああ!!!!」
「ふざけてるのは貴方でしょ!! 私に負けたら全部謝ってもらうから!」
「いいわよ! だけどお前が負けたら、全裸で土下座してそのまま、広場に股広げて縛り付けてやる!!」
うっわ、こいつ本当に貴族の娘かよ。
品性はどこいった?
「喰らいなさい! シャイン・アルキナス!」
·····それ教科書に載ってる光魔法じゃん。
確かに上級魔法だけど、そんな一般魔法どうって事ない!
「リフレクション!」
「へっ?」
光の壁はその攻撃を跳ね返す。
自分の魔法を食らって地面に寝そべる彼女。
「ウォーター・ボール」
彼女の顔に水の球体を被せる。
もがもがと外れない水の球体を苦しそうに外そうとするレイア。
「一般魔法を使うならこれくらい応用しないと」
ってもう聞こえてないか。
レイアは水の中で口を開けながら白目を向いて気を失っていた。
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