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この世界の普通を学ぼう
今日の授業
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(一体、何時に寝たんだろ?)
ユウからしてみれば、ココの時間はゆとりがあり過ぎて、よく眠れる
今、眠っているリュウが不思議でならなかった…一体何時まで起きていたんだろう
「おはよー!!」
「あ、ライナ!おはよ!」
5分ほどして、ライナがやって来た
その後、立て続けにクラスメイトが入ってくる
HR10分前には、半分くらい集まっていた
「ユウ、早かったんだね~」
「うん、僕はまだココに来たばかりでしょ?
景色も見たかったから、早めに出てきたんだ」
「へぇ~、そうなんだ
それにしても、リュウが早いなんて珍しいわね~」
前の席で眠っているリュウを見て、ライナが言う
「そうなの?」
「うん、いっつも遅刻ギリギリだもん」
(それは、向こうの世界の僕みたいだね…)
遅刻ギリギリ常習犯だったので、何とも言えないユウだった
「おはようです!」
「「おはよ~」」
ユリンは教室に入ると、トコトコ2人のもとにやって来る
雑談で、HRまでの数分を楽しく過ごしたのだった
「は~い、HR始めるわよ~」
リーナが教室に入ってきたため、生徒たちは自分の席に着く
リーナは、教室内を見回して欠席者がいないかを確認する
「リュウ、HR始まるよ」
ユウは小声で声をかけながら、背中をつつく
リュウはそれにピクリと反応し、ゆっくりと体を起こす
「ん…ん~?…あぁ…」
目をこすり、大きな欠伸をして前に立つリーナを見る
「はぁ…」
ユウはため息を一つつくと、前を見る
そこでは、リーナが今日の授業を発表していた
「今日は、物を出す魔法と魔力の授業をするわよ
時間が余っていれば、飛行訓練するからね~」
リーナは、そう言いながら黒板に物を出す魔法と魔力という文字を書く
「今日はどっちも教室でやるよ!
1時間目は10分後、それまでは自由よ」
それだけ言うと、リーナは教室を出て行く
すると、教室の中はザワザワと騒がしくなる
「物を出す魔法ねぇ~イメージが大事だから、大変だよねー」
ライナは机に突っ伏す
確かに、物を出す魔法はイメージが大事そうだ
だが、イメージさえ出来れば、大丈夫なように思う
(僕が知らない物多いからなぁ…)
ユウが少し不安に思っていると、10分なんてすぐに過ぎて、リーナが教室に戻ってくる
教室は、また静かになり、リーナの声だけが響く
「さ、物を出す魔法を始めるわよ!
皆は、まだ無から物を出すことをしたことが無いわね
親が出してくれるのが普通だしね
でも入学した以上、これから基本的に必要なものは自分で出さなければならないわ
なので、今日から授業で使う物を出してもらいます」
リーナはノートを一冊手に持ち、高々と上げる
皆の視線は自然とノートへ
ノートは、普通の大学ノートのようだ
ユウからしてみれば、ココの時間はゆとりがあり過ぎて、よく眠れる
今、眠っているリュウが不思議でならなかった…一体何時まで起きていたんだろう
「おはよー!!」
「あ、ライナ!おはよ!」
5分ほどして、ライナがやって来た
その後、立て続けにクラスメイトが入ってくる
HR10分前には、半分くらい集まっていた
「ユウ、早かったんだね~」
「うん、僕はまだココに来たばかりでしょ?
景色も見たかったから、早めに出てきたんだ」
「へぇ~、そうなんだ
それにしても、リュウが早いなんて珍しいわね~」
前の席で眠っているリュウを見て、ライナが言う
「そうなの?」
「うん、いっつも遅刻ギリギリだもん」
(それは、向こうの世界の僕みたいだね…)
遅刻ギリギリ常習犯だったので、何とも言えないユウだった
「おはようです!」
「「おはよ~」」
ユリンは教室に入ると、トコトコ2人のもとにやって来る
雑談で、HRまでの数分を楽しく過ごしたのだった
「は~い、HR始めるわよ~」
リーナが教室に入ってきたため、生徒たちは自分の席に着く
リーナは、教室内を見回して欠席者がいないかを確認する
「リュウ、HR始まるよ」
ユウは小声で声をかけながら、背中をつつく
リュウはそれにピクリと反応し、ゆっくりと体を起こす
「ん…ん~?…あぁ…」
目をこすり、大きな欠伸をして前に立つリーナを見る
「はぁ…」
ユウはため息を一つつくと、前を見る
そこでは、リーナが今日の授業を発表していた
「今日は、物を出す魔法と魔力の授業をするわよ
時間が余っていれば、飛行訓練するからね~」
リーナは、そう言いながら黒板に物を出す魔法と魔力という文字を書く
「今日はどっちも教室でやるよ!
1時間目は10分後、それまでは自由よ」
それだけ言うと、リーナは教室を出て行く
すると、教室の中はザワザワと騒がしくなる
「物を出す魔法ねぇ~イメージが大事だから、大変だよねー」
ライナは机に突っ伏す
確かに、物を出す魔法はイメージが大事そうだ
だが、イメージさえ出来れば、大丈夫なように思う
(僕が知らない物多いからなぁ…)
ユウが少し不安に思っていると、10分なんてすぐに過ぎて、リーナが教室に戻ってくる
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「さ、物を出す魔法を始めるわよ!
皆は、まだ無から物を出すことをしたことが無いわね
親が出してくれるのが普通だしね
でも入学した以上、これから基本的に必要なものは自分で出さなければならないわ
なので、今日から授業で使う物を出してもらいます」
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ノートは、普通の大学ノートのようだ
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