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一般常識を学ぼう
本気とは
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(あ、キョウヤ相手の鑑定してねぇよな…
いくらキョウヤが強い方とは言っても、もしかしたら、それ以上に強い人だと困るし…)
と思い、ユウキは顔を上げた
ミナミとキョウヤ越しにでも見える大きな男…
その男には見覚えがあった
「あれ?誰かと思ったら、こないだの超弱かった人じゃん
こんな所で何してるの?」
ユウキが声を発した瞬間
言われた内容にカチンときた相手が声の発生源を見る
「な…お前っ…」
「兄貴~どうしたんだよ
更にチビなガキなんだから、さっさとボコボコにして…って…お前はっ!?」
「何だよ…お前、コイツ等知ってるのか?」
「ん~…知ってるっていうか…何か絡んで来た人かな」
「一応、知ってるっているレベルではあるだろ…」
「まぁ、そうだねぇ~」
確かに、全く知らないわけではないので
知ってる人にはなるけれど…別に知ってる人にしたかったわけではないが…
キョウヤの言葉に、不本意ながら同意するユウキ
「兄貴、コイツがこないだ俺にたてついたバカな奴なんだ
丁度良い、ボコボコにしてくれよ」
「なっ…」
レアルの言葉にゲアルはどうしようかと考える
しかし、ここで無理という言葉が出せるわけもなく…
「お…おぉ!任せとけ!」
という返事しか返す事が出来なかった
「へぇ~…そうなんだ~…なるほど、兄弟だったんだねぇ?
じゃあ、2人とも返り討ちにしてあげるよ
キョウヤ、ミナミのとこにいてよね」
「あ…あぁ…」
「ユウキちゃん、怪我しないでね」
ゲアルとユウキが戦っている間に、レアルが何も仕掛けてこない保証はない
キョウヤはレアルの方を見るが、当のレアルはゲアルがユウキに勝つ事を期待していて
そちらに視線が釘付けで、こちらには目もくれていなかった
(…何だろう…見た目通りバカなのか)
とりあえず、心配はいらないようなので、キョウヤもユウキに視線を向ける
2人は出入り口から外に出て、柵を作っていた
「さ、これで準備は出来たよね?」
「こないだと同じだとばかり思うなよ!
前は超手加減してやっただけだ!今回は本気でいくぞ!」
(へぇ~…?レベルでも上がったかなぁ?鑑定)
―☆―ステータス―☆―
ゲアル・フリスク
年齢:20歳
身長:181㎝
体重:100㎏
レベル:25
職業:冒険者
スキル:格闘術(10)・一撃必殺(5)・剛腕(8)
HP:625
MP:300
攻撃力:250
魔法攻撃力:120
防御力:250
魔法防御:120
力:250
素早さ:120
命中率:120
運:120
―☆― 終 ―☆―
(あれ?変わってなくね?)
以前に戦った時もレベル25だったように思う
まぁ、スキル関係に関しては一々覚えてはいないが…
と、ユウキが考えている間に
「はーはは!これでどうだ!」
そう言ってゲアルは一本の剣を装備した
(ぇ…まさか…本気って武器使いますよ…的な?)
ちなみにユウキのレベルは以前の2から4に上がっている
前はユウキの攻撃で50のダメージだったが
今回は250ダメージを与えられる事になる
(さぁて…どんだけ持ちこたえられるのかねぇ?
んで、あの剣がどれだけ攻撃力を上げるかだけど…)
「驚いて声も出ねぇか!はーはは!
それも無理はねぇ、この剣は攻撃力を100も上げてくれるんだからなぁ!」
ゲアルの言葉に、周りの人は「ひぃ」と声を上げる
そんな物をこんな子どもに使うのか…という視線がゲアルに向けられる
「さっすが兄貴!」
自分の+50の武器は無理だったが
+100ならいけると思っているのだろう、レアルは嬉しそうだ
まぁ、実際、ユウキからしてみれば50歩100歩なわけだが…
ユウキの防御力は500…ゲアルの攻撃力は250
ユウキに1でもダメージを与えたければ
+251の武器を持ってこなければ意味なんてないのだ
いくらキョウヤが強い方とは言っても、もしかしたら、それ以上に強い人だと困るし…)
と思い、ユウキは顔を上げた
ミナミとキョウヤ越しにでも見える大きな男…
その男には見覚えがあった
「あれ?誰かと思ったら、こないだの超弱かった人じゃん
こんな所で何してるの?」
ユウキが声を発した瞬間
言われた内容にカチンときた相手が声の発生源を見る
「な…お前っ…」
「兄貴~どうしたんだよ
更にチビなガキなんだから、さっさとボコボコにして…って…お前はっ!?」
「何だよ…お前、コイツ等知ってるのか?」
「ん~…知ってるっていうか…何か絡んで来た人かな」
「一応、知ってるっているレベルではあるだろ…」
「まぁ、そうだねぇ~」
確かに、全く知らないわけではないので
知ってる人にはなるけれど…別に知ってる人にしたかったわけではないが…
キョウヤの言葉に、不本意ながら同意するユウキ
「兄貴、コイツがこないだ俺にたてついたバカな奴なんだ
丁度良い、ボコボコにしてくれよ」
「なっ…」
レアルの言葉にゲアルはどうしようかと考える
しかし、ここで無理という言葉が出せるわけもなく…
「お…おぉ!任せとけ!」
という返事しか返す事が出来なかった
「へぇ~…そうなんだ~…なるほど、兄弟だったんだねぇ?
じゃあ、2人とも返り討ちにしてあげるよ
キョウヤ、ミナミのとこにいてよね」
「あ…あぁ…」
「ユウキちゃん、怪我しないでね」
ゲアルとユウキが戦っている間に、レアルが何も仕掛けてこない保証はない
キョウヤはレアルの方を見るが、当のレアルはゲアルがユウキに勝つ事を期待していて
そちらに視線が釘付けで、こちらには目もくれていなかった
(…何だろう…見た目通りバカなのか)
とりあえず、心配はいらないようなので、キョウヤもユウキに視線を向ける
2人は出入り口から外に出て、柵を作っていた
「さ、これで準備は出来たよね?」
「こないだと同じだとばかり思うなよ!
前は超手加減してやっただけだ!今回は本気でいくぞ!」
(へぇ~…?レベルでも上がったかなぁ?鑑定)
―☆―ステータス―☆―
ゲアル・フリスク
年齢:20歳
身長:181㎝
体重:100㎏
レベル:25
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スキル:格闘術(10)・一撃必殺(5)・剛腕(8)
HP:625
MP:300
攻撃力:250
魔法攻撃力:120
防御力:250
魔法防御:120
力:250
素早さ:120
命中率:120
運:120
―☆― 終 ―☆―
(あれ?変わってなくね?)
以前に戦った時もレベル25だったように思う
まぁ、スキル関係に関しては一々覚えてはいないが…
と、ユウキが考えている間に
「はーはは!これでどうだ!」
そう言ってゲアルは一本の剣を装備した
(ぇ…まさか…本気って武器使いますよ…的な?)
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前はユウキの攻撃で50のダメージだったが
今回は250ダメージを与えられる事になる
(さぁて…どんだけ持ちこたえられるのかねぇ?
んで、あの剣がどれだけ攻撃力を上げるかだけど…)
「驚いて声も出ねぇか!はーはは!
それも無理はねぇ、この剣は攻撃力を100も上げてくれるんだからなぁ!」
ゲアルの言葉に、周りの人は「ひぃ」と声を上げる
そんな物をこんな子どもに使うのか…という視線がゲアルに向けられる
「さっすが兄貴!」
自分の+50の武器は無理だったが
+100ならいけると思っているのだろう、レアルは嬉しそうだ
まぁ、実際、ユウキからしてみれば50歩100歩なわけだが…
ユウキの防御力は500…ゲアルの攻撃力は250
ユウキに1でもダメージを与えたければ
+251の武器を持ってこなければ意味なんてないのだ
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