247 / 357
一般常識を学ぼう
もしもご飯が…
しおりを挟む
「まぁ、そこは、魔力があるから…で済ませるしかないかなぁ…」
「「あぁ…確かに…」」
ミナミの一言で、何処から成分が出来ているのか問題は
一瞬にして解決した
「でもよ…木にパンがぶら下がってる…って違和感しかねぇな…」
「んな事言ってもさ、既に野菜とかも奇妙な状態なんだし?」
「…いや、そりゃそーだけどな」
ユウキの言う通り、向こうの通常とはかけ離れた状態にあるのだ
地面に埋まっているはずのない物が地面から掘り起こされ
果ては謎な膜まであるのだ
奇妙だらけな中で、今、パンが木になっている…
という事に、違和感はあれど、あり得ないとは言えないのだ
「つーか、パンが食べれる状態であるなら
何で、米とかも食べれる状態でねぇんだよ…」
「いや…木からほかほかのご飯採れてもビックリでしょ」
「お前、さっきと言ってる事ちげーじゃねぇか!!」
パンは肯定されて、ご飯を否定される事に納得いかないキョウヤ
「だって…パンはきっと、冷たいっていうか…常温だよ?」
「木になってるので、そうですよ」
「ご飯が常温であるってどうよ?温かいほうが良くね?」
「う…」
「それに…パンはもうパンになってたら1個って感じだけどさ
ご飯って…粒じゃん?茶碗に盛られた状態だったりとかしたら…
もう、木って何?って感じにならね?」
「……確かに…」
木に茶碗に盛られたご飯がなっているのを想像しても
地面に埋まってる状態を想像しても
何というか、パン以上の違和感しか無かった
「つーか、ココの人…マジで、採れたものをそのまま…って感じなんだな」
「そうだねぇ~…フワンとかも取って来たパンに野菜切って挟んだだけだし」
「調理って言っても…肉焼いたりくらいか…?」
ユウキはたった数回の、この世界での食事情を思い出す
キョウヤは思い出したくも無いのか、顔が既に嫌そうだ
「うん、ほとんどそんな感じ
ココの調理の基本は、切る・焼く・はさむ・煮る…だね
まぁ、煮ても焼いても、基本的に味付け無いから
微妙なんだけど…」
「スープとかも微妙だったなぁ…」
数日前の事を遠い昔みたいな感覚で思い出す
「でもさ、塩で調理した料理…ココの世界の人に意外とウケてたからさ
販売すれば売れると思うんだよね~」
「お前…既に誰に食わしたのか…」
「うん、ボックスの店主と奥さんに…」
「ユウキちゃん、行動力ありますね…」
「いや、あれは自然な流れで……
(そういや、僕が作った料理は絶品になるけど…ミナミの場合どうなるんだろ?)」
あの日の事を思い出した時に、ついでに思い出した事
料理にも品質はあり、イマイチ・普通・美味しい・絶品の4段階ある
ユウキが作ると絶品になるが…
ミナミはどうなるのだろう…料理経験はあるから
美味しいくらいはいけそうだけれど…
(…これで、普通とかだったら、僕泣きたくなるね…)
ミナミに加護はほとんどついていないが
同じ世界から来たのだから、少しは同じ部分があって欲しいとも願う
(それか、調味料を使う事が絶品の一つの課題なのだったら…
調味料を上手く使えたら、普通に絶品は出るんじゃないか…?)
「私も、帰って来たら作ってみよう♪」
「んじゃ、帰りに素材の店行って、食材見てみるか」
「お前のインベントリに一杯入ってるだろ…何買うんだよ…」
「同じ野菜ばっか大量だけど?」
「…」
沢山はあるが、種類が豊富…なわけでは無い
まぁ、素材店にどれほどの種類があるのかは分からないが…
「「あぁ…確かに…」」
ミナミの一言で、何処から成分が出来ているのか問題は
一瞬にして解決した
「でもよ…木にパンがぶら下がってる…って違和感しかねぇな…」
「んな事言ってもさ、既に野菜とかも奇妙な状態なんだし?」
「…いや、そりゃそーだけどな」
ユウキの言う通り、向こうの通常とはかけ離れた状態にあるのだ
地面に埋まっているはずのない物が地面から掘り起こされ
果ては謎な膜まであるのだ
奇妙だらけな中で、今、パンが木になっている…
という事に、違和感はあれど、あり得ないとは言えないのだ
「つーか、パンが食べれる状態であるなら
何で、米とかも食べれる状態でねぇんだよ…」
「いや…木からほかほかのご飯採れてもビックリでしょ」
「お前、さっきと言ってる事ちげーじゃねぇか!!」
パンは肯定されて、ご飯を否定される事に納得いかないキョウヤ
「だって…パンはきっと、冷たいっていうか…常温だよ?」
「木になってるので、そうですよ」
「ご飯が常温であるってどうよ?温かいほうが良くね?」
「う…」
「それに…パンはもうパンになってたら1個って感じだけどさ
ご飯って…粒じゃん?茶碗に盛られた状態だったりとかしたら…
もう、木って何?って感じにならね?」
「……確かに…」
木に茶碗に盛られたご飯がなっているのを想像しても
地面に埋まってる状態を想像しても
何というか、パン以上の違和感しか無かった
「つーか、ココの人…マジで、採れたものをそのまま…って感じなんだな」
「そうだねぇ~…フワンとかも取って来たパンに野菜切って挟んだだけだし」
「調理って言っても…肉焼いたりくらいか…?」
ユウキはたった数回の、この世界での食事情を思い出す
キョウヤは思い出したくも無いのか、顔が既に嫌そうだ
「うん、ほとんどそんな感じ
ココの調理の基本は、切る・焼く・はさむ・煮る…だね
まぁ、煮ても焼いても、基本的に味付け無いから
微妙なんだけど…」
「スープとかも微妙だったなぁ…」
数日前の事を遠い昔みたいな感覚で思い出す
「でもさ、塩で調理した料理…ココの世界の人に意外とウケてたからさ
販売すれば売れると思うんだよね~」
「お前…既に誰に食わしたのか…」
「うん、ボックスの店主と奥さんに…」
「ユウキちゃん、行動力ありますね…」
「いや、あれは自然な流れで……
(そういや、僕が作った料理は絶品になるけど…ミナミの場合どうなるんだろ?)」
あの日の事を思い出した時に、ついでに思い出した事
料理にも品質はあり、イマイチ・普通・美味しい・絶品の4段階ある
ユウキが作ると絶品になるが…
ミナミはどうなるのだろう…料理経験はあるから
美味しいくらいはいけそうだけれど…
(…これで、普通とかだったら、僕泣きたくなるね…)
ミナミに加護はほとんどついていないが
同じ世界から来たのだから、少しは同じ部分があって欲しいとも願う
(それか、調味料を使う事が絶品の一つの課題なのだったら…
調味料を上手く使えたら、普通に絶品は出るんじゃないか…?)
「私も、帰って来たら作ってみよう♪」
「んじゃ、帰りに素材の店行って、食材見てみるか」
「お前のインベントリに一杯入ってるだろ…何買うんだよ…」
「同じ野菜ばっか大量だけど?」
「…」
沢山はあるが、種類が豊富…なわけでは無い
まぁ、素材店にどれほどの種類があるのかは分からないが…
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
879
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる