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2人で活動

興味惹かれる

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「さてと、大量にある活性草を採集して~♪
 それからは、キョウヤの様子を見て…だなぁ~」

疲労が溜まっていたのか
横になってすぐに寝てしまったキョウヤを横目で見る
これは、すぐに起きると思えない

(ま、そん時は近場で採集でもバトルでもすれば良い話だし~)

大きい活性草に少し苦戦しながらも、採集していくユウキ
30分程で312個の活性草を入手したのだった

「しっかし、あんだけデカイ物が無くなったら
 一気に視界が開けんね」

この辺り一帯に生えていた大きい活性草を全て採集した事により
先程は見えなかった地面や、奥にある岩肌が見える

「ん?何だアレ…?」

採集の時は、集中しているため気付かなかったが
10mほどある岩肌に、人が1人やっと通れるくらいの穴があった
自然に出来た物なのか、何かの採掘で出来た穴なのか…それは分からない

(でも、あれだけ人が入りにくい入口だから、自然に出来た…のかな…)

そんな事を考えながら入口から中をのぞき込む
すると…

(真っ暗で全然見えねぇ…)

すぐに壁があるのか…それとも奥まで続いているのか
それすらも分からないくらい真っ暗だった
中の様子を知るためには、明かりが必要になりそうだ

「魔法発動、ライト」

ユウキは掌の上に光る丸い球体をイメージする
すると、魔力を消費して、イメージ通りの光る球体が現れた

「これで、中が見れるよね~」

出した明かりで中を見る
中は細い通路があり、少し下りながら続いている
何処まで続いているかは、分からないが、結構長そうだ

(これが何かの住処…って事も考えられるし
 何かが採集できるかもしれない…か、何も無いかもしれない…)

暗闇に隠された、この穴の奥
それが気になってしまうのは、仕方のない事だろう…
特に、何にでも興味を持つ好奇心旺盛なユウキなのだから

(キョウヤは寝てるよね…)

チラリとキョウヤの方を振り返る
とりあえず、寝ているか確かめるためにキョウヤに近づく

「なぁ、キョウヤ!
 起きろ、面白そうな所見つけたぞ!」

起こす勢いで揺さぶったが、キョウヤは起きる気配が無い
どうやら、かなり深い眠りの中らしい

(どーすっかなぁ…
 いくらノンアクティブばっかで安全な場所だって言ってもな…
 門からも結構離れてるし…)

起きてる分に関しては安全な場所だと言える
しかし、寝てる時も安全かどうかは分からない

(この世界に、悪い事をする人間がいないとも言い切れないし…
 まぁ、変な人なら一杯いる事は確実なんだが…)

ユウキ自身がかなり変わっている人の部類に入るのだが
そんな自分の事は棚に上げて、酷い言いようである
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