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一般常識を学ぼう
塩の実の中は…
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「見た感じは…膨らんだ風船みたいなんだけど…
コレはどういう説明だろう…
まぁ、使い道はない…っていう説明文は予想出来るけど…」
◇塩の実◇
中に塩が入っている
飲んでも美味しくない
現在使い道はない
◇終 ◇
「は?塩飲むわけないじゃん…」
「まぁまぁ、この世界には塩なんて無いからさ
見つけたものすぐに口に入れちゃうかもだし…」
「あぁ…確かに…?(でも塩って粒状だから飲むか普通…?)」
そんな疑問を持ちながら、中にある塩をとるため
殻…というより膜のようなものを取り除かなければならない
プニプニしていて、形が自由に変わる実…
片手で持っていたら安定感がない事この上ない
そのため、ユウキは先に入れ物を作り、その中に実を入れ…
「とりあえず、切るしかないよねぇ~」
本日二度目、剣の切れ味の無駄遣いをした
膜が何処かにいっても困るので、一部を手で摘み剣で刺す
すると…
「…はぁ!?水?!」
中からは水が出てきた
てっきり粒状で出てくると思っていたから、とても驚いた
だが、それと同時に納得した
何故鑑定の説明文に「飲んでも美味しくない」とあったのか…
「あらら…これは…知らない人は飲んじゃうね…」
「マジで…水だと思って飲むよな…
でも、これ水を蒸発させないと使え…なくはないか…
煮込みとかなら普通に…
でも、粒状のが使いやすいは使いやすいんだけど…」
ひたすら鍋で加熱して水気を飛ばすのも出来なくはない…
砂糖が簡単だっただけに、ひと手間が少しメンドクサイ
「まぁ、僕の場合はコレで良いんだけど…」
そう言って、ユウキは入れ物ごと火の魔法で包み込み
一気に水分を飛ばした
「でも、火の魔石しか使えない人は普通に鍋で煮るしかないか
火の魔法使える人に頼むか…かなぁ」
「火の魔法使える人の需要になりそうだね…」
「まぁ、液体だったから仕方ない…、うん、良い感じの塩だ」
出来上がった粒状の塩を味見して、ユウキは満足そうだった
これで、大まかに必要な調味料は揃いつつある
細かく言えば、醤油だとかなんだとか…色々欲しいものはあるが
まず、塩と砂糖があれば問題ない
ご飯系も出来るし、デザートも出来る
(それに、一気に色んな調味料で作ったもの出したら
ココの人混乱するだろうし…)
今まで、素材の味しか知らない人達に一気に色々見せたら
脳内大混乱になるだろう
見つかったものから、少しずつ出していく方が混乱は招きにくいだろう
既に、色々と周りを混乱させているが…
「と、なると…本格的に店の準備だよな…」
「うん、メニューとかは既に考えてあるし、お店の申請とかは出してあるんだけど…
まだ、肝心のお店を何処に出すのか…とかが決まってないんだよねぇ…」
「さすが、もうある程度進んでたんだ」
「いや、肝心のお店がまだなんだってば…
こんな早く見つかるとは思って無かったし
ゆっくり場所探そうと思ってたんだけど…」
「ん?この家を改造すれば良いじゃん?
1階をお店スペースに増築して、1階を2階にして
2階を3階にしたら良いよね??」
「………ぇ…ま、まぁ…それも出来るけど…難し…くない?
まぁでも、ユウキちゃんはこの家作ってるし…
出来ない事はないのかも…」
1階まるまる増やすのだから、また魔力は部屋を増やすよりも必要だが
それでも無駄に魔力の多いユウキには問題ない量だろう
そして、イメージ力も問題ない
つまり、全く問題ないのだ
「じゃあ、ミナミが想像してるお店のイメージ描いてみて」
そう言ってユウキは紙と鉛筆を渡した
コレはどういう説明だろう…
まぁ、使い道はない…っていう説明文は予想出来るけど…」
◇塩の実◇
中に塩が入っている
飲んでも美味しくない
現在使い道はない
◇終 ◇
「は?塩飲むわけないじゃん…」
「まぁまぁ、この世界には塩なんて無いからさ
見つけたものすぐに口に入れちゃうかもだし…」
「あぁ…確かに…?(でも塩って粒状だから飲むか普通…?)」
そんな疑問を持ちながら、中にある塩をとるため
殻…というより膜のようなものを取り除かなければならない
プニプニしていて、形が自由に変わる実…
片手で持っていたら安定感がない事この上ない
そのため、ユウキは先に入れ物を作り、その中に実を入れ…
「とりあえず、切るしかないよねぇ~」
本日二度目、剣の切れ味の無駄遣いをした
膜が何処かにいっても困るので、一部を手で摘み剣で刺す
すると…
「…はぁ!?水?!」
中からは水が出てきた
てっきり粒状で出てくると思っていたから、とても驚いた
だが、それと同時に納得した
何故鑑定の説明文に「飲んでも美味しくない」とあったのか…
「あらら…これは…知らない人は飲んじゃうね…」
「マジで…水だと思って飲むよな…
でも、これ水を蒸発させないと使え…なくはないか…
煮込みとかなら普通に…
でも、粒状のが使いやすいは使いやすいんだけど…」
ひたすら鍋で加熱して水気を飛ばすのも出来なくはない…
砂糖が簡単だっただけに、ひと手間が少しメンドクサイ
「まぁ、僕の場合はコレで良いんだけど…」
そう言って、ユウキは入れ物ごと火の魔法で包み込み
一気に水分を飛ばした
「でも、火の魔石しか使えない人は普通に鍋で煮るしかないか
火の魔法使える人に頼むか…かなぁ」
「火の魔法使える人の需要になりそうだね…」
「まぁ、液体だったから仕方ない…、うん、良い感じの塩だ」
出来上がった粒状の塩を味見して、ユウキは満足そうだった
これで、大まかに必要な調味料は揃いつつある
細かく言えば、醤油だとかなんだとか…色々欲しいものはあるが
まず、塩と砂糖があれば問題ない
ご飯系も出来るし、デザートも出来る
(それに、一気に色んな調味料で作ったもの出したら
ココの人混乱するだろうし…)
今まで、素材の味しか知らない人達に一気に色々見せたら
脳内大混乱になるだろう
見つかったものから、少しずつ出していく方が混乱は招きにくいだろう
既に、色々と周りを混乱させているが…
「と、なると…本格的に店の準備だよな…」
「うん、メニューとかは既に考えてあるし、お店の申請とかは出してあるんだけど…
まだ、肝心のお店を何処に出すのか…とかが決まってないんだよねぇ…」
「さすが、もうある程度進んでたんだ」
「いや、肝心のお店がまだなんだってば…
こんな早く見つかるとは思って無かったし
ゆっくり場所探そうと思ってたんだけど…」
「ん?この家を改造すれば良いじゃん?
1階をお店スペースに増築して、1階を2階にして
2階を3階にしたら良いよね??」
「………ぇ…ま、まぁ…それも出来るけど…難し…くない?
まぁでも、ユウキちゃんはこの家作ってるし…
出来ない事はないのかも…」
1階まるまる増やすのだから、また魔力は部屋を増やすよりも必要だが
それでも無駄に魔力の多いユウキには問題ない量だろう
そして、イメージ力も問題ない
つまり、全く問題ないのだ
「じゃあ、ミナミが想像してるお店のイメージ描いてみて」
そう言ってユウキは紙と鉛筆を渡した
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