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一般常識を学ぼう
起きれた理由
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『それでは、説明してあげよう!!』
「いや、別にそこまでは…」
『何で!!!?今、理由分からずに困惑してたでしょ!?』
「確かにビックリしたけど、別に説明までは…
魂の消耗が多少なりとも回復してきた…って事は
だいたい予想出来るし…」
ユウキの言葉に、キョウヤも頷く
自分で起きれた事に、確かに驚きはしたが
冷静になって考えれば、その理由は一つしかないのだ
消耗していた魂が回復してきた…
ただ、それだけの話だ
『ふふん♪まぁ、そこまでの予想しか出来ないよねぇ~♪』
「…何だよ…まだ理由があるってのかよ…」
理由が他にもあるようで、それが予想に入っていなかったからか
まるで、悪戯が成功した子どものような
嬉しそうな声が聞こえてきて、キョウヤは若干不機嫌な声で返す
『確かに、理由の一つとしては
君達の言う通り、魂が多少なりとも回復してきたからだが…
もう一つ…キョウヤの魂の回復を早めた理由があるんだ』
「…早めた?」
「って事は、本来なら…」
『そう、何度声をかけても起きない…ユウキの風魔法で起こされる…
あのレベルの睡眠がまだ続いていたはずなんだけどね』
「ん~…でも、何かあったか?」
「…いや…キョウヤは薬とか何か飲んだか?」
「いや?だいたいお前と一緒にいたんだ
んなもん飲んでたら、知ってるだろ」
「そりゃそうだ…
でも、それなら、一体何が原因なんだ?」
全く予想がついていない2人は首を傾げる
今日した事は、いつもと同じなのだ
いつも通りクエストを受けて
魔獣を討伐して…そして、キョウヤは寝て…
そしてユウキのみで、あの面倒なイベントを済ませたのだ
「(考えられるとしたら、キョウヤと僕が別行動をしてた時間か?)
ねぇキョウヤ、僕と別行動してる時に
何か変わった事とか無かった?」
「…何かって…普通にタンク狩ってただけで…
別に何も変わった事は無かったハズだが…」
顎に手を当て、今日一日を思い返しても
心当たりが全くない
「…レベルは上がったけど…でもそれなら
もっと早い段階で同じ事が起こってたはずだし…」
「だな、俺のレベルが上がったのは、今日が初めてじゃないし…」
『ふふふ…知りたいか?!』
「…いや、別に知らなくても支障は無いからなぁ…」
「…俺的には自分の事だから、知ってはおきたいが…
お前に教えられるのは、一番ムカつくんだよな…」
神様に対して、まだ色々と思う所があるキョウヤは
そんな相手から教えて貰う事に対して、抵抗があるようだ
『まぁ知っておいた方が、良いだろう
そうすれば、キョウヤの魂の消耗を早く回復させられるからな』
「まぁ、自称神様にしてみれば、珍しく正論なんだけどさぁ」
『珍しくって!!?…はぁ、まぁそれは良いとして…
今回、魂の回復を早めたのは、ユウキがキョウヤにかけた強化魔法だ』
「…は?強化魔法って、魂の回復早める効果あんの?」
『いや、基本的にはそんなものは無いが
ユウキがその魔法をかける時に、加減をしなかったからな
強すぎて、魂にまで影響を及ぼした…というわけだ』
「ぇ?僕の魔法のせい…?」
『ユウキの魔力は純度が高いからな
超少量で良いのに、沢山魔力を使ったから
強化出来る最高値の500になり、なおかつ時間制限なし
という状態になったにも関わらず、まだ余ったため
それが魂に影響を及ぼしたんだ』
「マジかよ…」
『しかも今回長く、その強化魔法をしていたから
魂の回復が進んだ…という感じだ』
「…と、いう事は…」
「コイツの強化魔法をずっとかけてれば、俺の消耗は…」
『あ、ずっとはダメだ
キョウヤの体がユウキの魔力というか魔法に慣れて
効果が薄れていくからな』
(順応性というか…何か、薬っぽいな…)
飲み過ぎたら効きづらくなる…
まるで、薬のような話に
ユウキは一人苦笑いをした
「いや、別にそこまでは…」
『何で!!!?今、理由分からずに困惑してたでしょ!?』
「確かにビックリしたけど、別に説明までは…
魂の消耗が多少なりとも回復してきた…って事は
だいたい予想出来るし…」
ユウキの言葉に、キョウヤも頷く
自分で起きれた事に、確かに驚きはしたが
冷静になって考えれば、その理由は一つしかないのだ
消耗していた魂が回復してきた…
ただ、それだけの話だ
『ふふん♪まぁ、そこまでの予想しか出来ないよねぇ~♪』
「…何だよ…まだ理由があるってのかよ…」
理由が他にもあるようで、それが予想に入っていなかったからか
まるで、悪戯が成功した子どものような
嬉しそうな声が聞こえてきて、キョウヤは若干不機嫌な声で返す
『確かに、理由の一つとしては
君達の言う通り、魂が多少なりとも回復してきたからだが…
もう一つ…キョウヤの魂の回復を早めた理由があるんだ』
「…早めた?」
「って事は、本来なら…」
『そう、何度声をかけても起きない…ユウキの風魔法で起こされる…
あのレベルの睡眠がまだ続いていたはずなんだけどね』
「ん~…でも、何かあったか?」
「…いや…キョウヤは薬とか何か飲んだか?」
「いや?だいたいお前と一緒にいたんだ
んなもん飲んでたら、知ってるだろ」
「そりゃそうだ…
でも、それなら、一体何が原因なんだ?」
全く予想がついていない2人は首を傾げる
今日した事は、いつもと同じなのだ
いつも通りクエストを受けて
魔獣を討伐して…そして、キョウヤは寝て…
そしてユウキのみで、あの面倒なイベントを済ませたのだ
「(考えられるとしたら、キョウヤと僕が別行動をしてた時間か?)
ねぇキョウヤ、僕と別行動してる時に
何か変わった事とか無かった?」
「…何かって…普通にタンク狩ってただけで…
別に何も変わった事は無かったハズだが…」
顎に手を当て、今日一日を思い返しても
心当たりが全くない
「…レベルは上がったけど…でもそれなら
もっと早い段階で同じ事が起こってたはずだし…」
「だな、俺のレベルが上がったのは、今日が初めてじゃないし…」
『ふふふ…知りたいか?!』
「…いや、別に知らなくても支障は無いからなぁ…」
「…俺的には自分の事だから、知ってはおきたいが…
お前に教えられるのは、一番ムカつくんだよな…」
神様に対して、まだ色々と思う所があるキョウヤは
そんな相手から教えて貰う事に対して、抵抗があるようだ
『まぁ知っておいた方が、良いだろう
そうすれば、キョウヤの魂の消耗を早く回復させられるからな』
「まぁ、自称神様にしてみれば、珍しく正論なんだけどさぁ」
『珍しくって!!?…はぁ、まぁそれは良いとして…
今回、魂の回復を早めたのは、ユウキがキョウヤにかけた強化魔法だ』
「…は?強化魔法って、魂の回復早める効果あんの?」
『いや、基本的にはそんなものは無いが
ユウキがその魔法をかける時に、加減をしなかったからな
強すぎて、魂にまで影響を及ぼした…というわけだ』
「ぇ?僕の魔法のせい…?」
『ユウキの魔力は純度が高いからな
超少量で良いのに、沢山魔力を使ったから
強化出来る最高値の500になり、なおかつ時間制限なし
という状態になったにも関わらず、まだ余ったため
それが魂に影響を及ぼしたんだ』
「マジかよ…」
『しかも今回長く、その強化魔法をしていたから
魂の回復が進んだ…という感じだ』
「…と、いう事は…」
「コイツの強化魔法をずっとかけてれば、俺の消耗は…」
『あ、ずっとはダメだ
キョウヤの体がユウキの魔力というか魔法に慣れて
効果が薄れていくからな』
(順応性というか…何か、薬っぽいな…)
飲み過ぎたら効きづらくなる…
まるで、薬のような話に
ユウキは一人苦笑いをした
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