317 / 357
一般常識を学ぼう
ユウキの感覚
しおりを挟む
「まぁ、押し付けられた子が無事で良かったよ~
きっと、近くにベテラン冒険者がいたんだね!」
「…ソーダネ」
「…?」
別にやましい事をしたわけでは無いのに、自然と視線を逸らすユウキ
いや、まぁ、ウソをついているから、後ろめたいのだろうけど…
(…正直に言うと、面倒じゃん?
別に質問されたわけじゃないから、話合わせときゃ良いよね)
今、ココで話を訂正すると、根掘り葉掘り聞かれるだろう
そして、最終的に「ユウキちゃんだから…」で済まされるだろう
それで時間が潰れると生産をする時間が減るのだ
それが嫌だったユウキは、早く話が終わりそうな方へ流れたのだった
「さて、僕は今からポーション作ってくるよ」
「ホント、ユウキちゃんって色々作るよね…」
「だって、楽しいじゃん?」
「まぁ、そうなんだろうけど…ずっと何かしてると疲れない?」
ミナミの言葉に、ユウキは今までを振り返る
魔獣とバトるか、ギルドで見つけた仕事をしてるか
採取をしてるか、生産してるか…何かしら活動をしている
一人でゆっくりのんびり時間を過ごす…というのはお風呂の時間くらいだ
あとは、寝てる時…起きてる間は、ずっと何かをしている
「ん~?まぁ、僕の好きな事だからさ!
疲れはしない…かな!」
何せやらされているわけではない
自分でやりたい事をしているのだから、ストレスは無い
そして、楽しいから疲れもしないのだ
「ねぇねぇ、生産してる所見てもいい??」
多分、暇なのだろう…ミナミがそう言いだした
「(ご飯の準備までは、まだ時間もあるしなぁ…)
うん、別に良いけど?」
「それじゃあ、早速行こう!」
と、張り切ったミナミはユウキの手を掴み、生産する部屋…
ではなく、階段へと向かった
「…ねぇ、コッチなんだけど…」
そう言ってユウキは生産部屋を指さす
「ぇ…うそ、私の部屋の隣が生産してる部屋じゃないの!?」
「あ、うん、そこ空き部屋だから」
「…何で、普通に空き部屋があるの?」
「…そのうち使うかなぁ~…って」
この世界では、基本好きに家を作れるので、その都度部屋数も変えてる
つまり、余分な部屋を作るという習慣が無いのだ
まぁ、向こうの世界に比べれば、増築するのはかなり簡単なのだから
その習慣は普通と言えば普通かもしれない
「使わない部屋って…勿体ないよねぇ…」
「まぁでも、今の所困ってないしな~
そのおかげで、キョウヤとミナミの部屋もあるわけだし…」
「そうだけどさぁ…ユウキちゃんなら、その場でサクッと増築出来るでしょ?」
「…まぁ、そうだね!」
ミナミの一言に胸を張って言い切るユウキ
その気になればいくらでも増築出来るだろう
まぁ、部屋数だけ無駄に多いと管理が大変なのでしないが…
「んで、こっちが生産で使ってる部屋」
そう言って、ユウキはいつもの部屋の扉を開けた
「うわっ…この乳鉢大きくない!!?」
「うん、僕用に作ったなんだよ
これのお陰で沢山ポーション作れるから、助かるんだよねぇ~」
そう言って、ユウキはインベントリーからバサバサと体力草を入れていく
「ちょ、ちょっと…この量何なの!!?」
「ぇ?…えーっと、森にあったやつ…見つけた分は採集してきたけど?」
「…いや、多すぎだよ!!」
「えぇ~?212個だけだよ?」
「いや、212個全部今からするの!!?てか、採集し過ぎだよ!!?」
「だって、需要があるからさぁ?売れるじゃん?」
「そうだけど!!そんなに一杯作ったら市場価格が…」
「あぁ~…うん、大丈夫だよ、僕の作るやつは他の物とあんま被らないから」
「ぇ?」
そう言いながら、いつも通りすり潰していく
きっと、近くにベテラン冒険者がいたんだね!」
「…ソーダネ」
「…?」
別にやましい事をしたわけでは無いのに、自然と視線を逸らすユウキ
いや、まぁ、ウソをついているから、後ろめたいのだろうけど…
(…正直に言うと、面倒じゃん?
別に質問されたわけじゃないから、話合わせときゃ良いよね)
今、ココで話を訂正すると、根掘り葉掘り聞かれるだろう
そして、最終的に「ユウキちゃんだから…」で済まされるだろう
それで時間が潰れると生産をする時間が減るのだ
それが嫌だったユウキは、早く話が終わりそうな方へ流れたのだった
「さて、僕は今からポーション作ってくるよ」
「ホント、ユウキちゃんって色々作るよね…」
「だって、楽しいじゃん?」
「まぁ、そうなんだろうけど…ずっと何かしてると疲れない?」
ミナミの言葉に、ユウキは今までを振り返る
魔獣とバトるか、ギルドで見つけた仕事をしてるか
採取をしてるか、生産してるか…何かしら活動をしている
一人でゆっくりのんびり時間を過ごす…というのはお風呂の時間くらいだ
あとは、寝てる時…起きてる間は、ずっと何かをしている
「ん~?まぁ、僕の好きな事だからさ!
疲れはしない…かな!」
何せやらされているわけではない
自分でやりたい事をしているのだから、ストレスは無い
そして、楽しいから疲れもしないのだ
「ねぇねぇ、生産してる所見てもいい??」
多分、暇なのだろう…ミナミがそう言いだした
「(ご飯の準備までは、まだ時間もあるしなぁ…)
うん、別に良いけど?」
「それじゃあ、早速行こう!」
と、張り切ったミナミはユウキの手を掴み、生産する部屋…
ではなく、階段へと向かった
「…ねぇ、コッチなんだけど…」
そう言ってユウキは生産部屋を指さす
「ぇ…うそ、私の部屋の隣が生産してる部屋じゃないの!?」
「あ、うん、そこ空き部屋だから」
「…何で、普通に空き部屋があるの?」
「…そのうち使うかなぁ~…って」
この世界では、基本好きに家を作れるので、その都度部屋数も変えてる
つまり、余分な部屋を作るという習慣が無いのだ
まぁ、向こうの世界に比べれば、増築するのはかなり簡単なのだから
その習慣は普通と言えば普通かもしれない
「使わない部屋って…勿体ないよねぇ…」
「まぁでも、今の所困ってないしな~
そのおかげで、キョウヤとミナミの部屋もあるわけだし…」
「そうだけどさぁ…ユウキちゃんなら、その場でサクッと増築出来るでしょ?」
「…まぁ、そうだね!」
ミナミの一言に胸を張って言い切るユウキ
その気になればいくらでも増築出来るだろう
まぁ、部屋数だけ無駄に多いと管理が大変なのでしないが…
「んで、こっちが生産で使ってる部屋」
そう言って、ユウキはいつもの部屋の扉を開けた
「うわっ…この乳鉢大きくない!!?」
「うん、僕用に作ったなんだよ
これのお陰で沢山ポーション作れるから、助かるんだよねぇ~」
そう言って、ユウキはインベントリーからバサバサと体力草を入れていく
「ちょ、ちょっと…この量何なの!!?」
「ぇ?…えーっと、森にあったやつ…見つけた分は採集してきたけど?」
「…いや、多すぎだよ!!」
「えぇ~?212個だけだよ?」
「いや、212個全部今からするの!!?てか、採集し過ぎだよ!!?」
「だって、需要があるからさぁ?売れるじゃん?」
「そうだけど!!そんなに一杯作ったら市場価格が…」
「あぁ~…うん、大丈夫だよ、僕の作るやつは他の物とあんま被らないから」
「ぇ?」
そう言いながら、いつも通りすり潰していく
0
お気に入りに追加
878
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる