314 / 357
一般常識を学ぼう
主張してきた理論
しおりを挟む
「まぁ、簡単に言えばココでその言葉は聞いてない
…と、なれば、何処で聞いたと思う?」
その言葉に、心当たりがあるのか
男達は急にオドオドし始める
「俺達は、お前らが言ってる時に直接聞いたんだよ!!」
「つまり、僕達はあの場面の目撃者…いわば証人…ってやつだよ」
ニッコリ良い笑顔で言い放つグレイヴ
完璧にディアナの言う、美味しい部分も持って行っているが
このセリフは、この4人のうちの誰かが言わなければ
目の前の男達には効力が無いため、ディアナも特に文句は無いらしく
黙って聞いているだけだった
一方、男達は目に見えて動揺し始める
「な…なっ…い、いや!あの時、アンタ達…あの場にいなかったはず!!」
「あぁ…そりゃコレを被ってたからだろ?」
そう言ってグラスタはインベントリから茶色い布を取り出すと頭から被る
そう、あの時ディアナの護衛としてあの場にいた姿になったのだ
そこまでお膳立てをされると、流石の男達も理解出来たのだろう
2歩…3歩と後ろに下がる
「僕達4人は、少し離れてはいたが現場を目撃し
会話もしっかり聞いていた…特に君達の声は大きいからよく聞こえたし」
グレイヴの言葉にまた一歩後ろに下がり…
「さぁて、アンタらの理論で考えると…俺ら4人とディアナさん…
大人5人がこの号外を真実だと言ってんだからさぁ~
俺らの言ってる事が正しいよなぁ?」
ルヴィアの言葉に更に一歩下がり…
「これで違うと言ったら…お前らの理論がオカシイって事になるが…」
アルフィードの言葉に更に2歩後ろに下がり
「まぁ、記事書いた本人を数に入れるな…っていう事くらいは聞いてあげるけどねぇ?
でも、それを抜かしても大人4人…こっちの方が数は多いのよねぇ?」
もう、こちらにしか傾いていない天秤に、ニヤリと笑うディアナ
いやそもそも、ココに乗り込んだ時点で男達の負けは決まっていたのだ
今更どう足掻いてもそれは覆らない
「あんだけ主張してたんだ、状況が変わったから変える…わけねぇよな?」
最終的にグラスタに睨まれ、ついに後ろを向きドアに向かって走り出す…
が…
「町の規約に反した者は、この3名で間違い無いか?」
いつの間にか現れた、憲兵によって捕縛されていた
「はい、間違いないです!」
「ぐっ…な、何で憲兵がこんなとこに…」
「分かりませんか?アナタ方が来た時点で通報は終わっていたんですよ」
今まで奥に控えていたルーザが答える
そう、通報は入ってきた時点でされていたのだ
逃走防止のために
まぁ、思いのほか逃走を企てるまでに時間を要したが…
…と、なれば、何処で聞いたと思う?」
その言葉に、心当たりがあるのか
男達は急にオドオドし始める
「俺達は、お前らが言ってる時に直接聞いたんだよ!!」
「つまり、僕達はあの場面の目撃者…いわば証人…ってやつだよ」
ニッコリ良い笑顔で言い放つグレイヴ
完璧にディアナの言う、美味しい部分も持って行っているが
このセリフは、この4人のうちの誰かが言わなければ
目の前の男達には効力が無いため、ディアナも特に文句は無いらしく
黙って聞いているだけだった
一方、男達は目に見えて動揺し始める
「な…なっ…い、いや!あの時、アンタ達…あの場にいなかったはず!!」
「あぁ…そりゃコレを被ってたからだろ?」
そう言ってグラスタはインベントリから茶色い布を取り出すと頭から被る
そう、あの時ディアナの護衛としてあの場にいた姿になったのだ
そこまでお膳立てをされると、流石の男達も理解出来たのだろう
2歩…3歩と後ろに下がる
「僕達4人は、少し離れてはいたが現場を目撃し
会話もしっかり聞いていた…特に君達の声は大きいからよく聞こえたし」
グレイヴの言葉にまた一歩後ろに下がり…
「さぁて、アンタらの理論で考えると…俺ら4人とディアナさん…
大人5人がこの号外を真実だと言ってんだからさぁ~
俺らの言ってる事が正しいよなぁ?」
ルヴィアの言葉に更に一歩下がり…
「これで違うと言ったら…お前らの理論がオカシイって事になるが…」
アルフィードの言葉に更に2歩後ろに下がり
「まぁ、記事書いた本人を数に入れるな…っていう事くらいは聞いてあげるけどねぇ?
でも、それを抜かしても大人4人…こっちの方が数は多いのよねぇ?」
もう、こちらにしか傾いていない天秤に、ニヤリと笑うディアナ
いやそもそも、ココに乗り込んだ時点で男達の負けは決まっていたのだ
今更どう足掻いてもそれは覆らない
「あんだけ主張してたんだ、状況が変わったから変える…わけねぇよな?」
最終的にグラスタに睨まれ、ついに後ろを向きドアに向かって走り出す…
が…
「町の規約に反した者は、この3名で間違い無いか?」
いつの間にか現れた、憲兵によって捕縛されていた
「はい、間違いないです!」
「ぐっ…な、何で憲兵がこんなとこに…」
「分かりませんか?アナタ方が来た時点で通報は終わっていたんですよ」
今まで奥に控えていたルーザが答える
そう、通報は入ってきた時点でされていたのだ
逃走防止のために
まぁ、思いのほか逃走を企てるまでに時間を要したが…
0
お気に入りに追加
878
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる