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冒険はしたくない
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「魔女を見つける方法って?」
キョトンとした顔で私はミリアンヌに訊ねる。
「簡単な話よ、それはねこのスキルボードってヤツでわかるらしいわ」
ミリアンヌは待ってましたといわんばかりに辞書のように分厚い本を私に見せてくる。
そこには、宝石が埋め込まれた石板のような絵が描かれており、私は訝しげな目でそれを眺める。
「これがどうしたっていうの?」
「これはね人間の職業を判断することが出来る魔道具らしいの。勇者、聖騎士、賢者、英雄物語に出てくる職業はもちろんのこと、スキルボードの職業の一覧には、魔女という職業も存在するのよ!」
鼻息荒くそう説明をするミリアンヌであったが、彼女の言葉を聞きながら私は苦笑する。
私は彼女がこれからしようとすることがわかってしまったから・・。
「このスキルボードで村のみんなのことを調べればきっと魔女様が誰かわかるはずだわ!そしたら私のことを弟子にしてもらうのよ」
「やっぱりそうなるよね・・。」
ミリアンヌの行動力は称賛に値するが、あまり派手に動かれて正体がバレると面倒だ。
今世では私は波風立てて過ごしたくはない。
だからこそ、どうやってミリアンヌの魔女探しを諦めさせるかを考えていると、意外にもフェニが話に入ってくる。
「ボクは無理だと思うなー」
「え?どうしてなの?」
フェニの言葉にミリアンヌは不思議そうな顔を向ける。
「理由は色々あるけど、問題はそのスキルボードを手に入れるかだよ。何か目処があるのかい?」
「そ、それは・・。」
「スキルボードは神の代弁者である司祭がいる教会が占有しているし、もし手に入ったとしてもそれが本物かの見極めもわからないだろ?だからスキルボードでの作戦は無理だと思うわけ」
フェニはいつの間にかテーブルの上に乗っており、後ろ足で自身の顔を掻きながら説明する。
フェニの言葉にミリアンヌは渋い顔になり、やがて落ち込んだ様子で着座する。
「完璧だと思ったんだけどなー。でも、どうしてフェニちゃんがそんなこと知ってるの?」
「魔女は人間が血眼になって探すところを見たことがあるからだよ。ここじゃあり得ないけど、スキルボードがある国や街では魔女を探すために強制的にスキルボードに触れさせて、魔女の職業を見つけようとするほどなんだよ」
「そ、そうなんだ・・。」
フェニは話を切るように全身をブルブルと、震わせる。
「まあ、悪いことは言わないから魔女の詮索はあまりしない方がいいよ。いつ言おうか悩んでいたけど、最近のミリアンヌは度が行き過ぎている。ここら辺でやめないと取り返しのつかないことになるかもしれないからね」
悪い顔をして口角を上げるフェニに、ミリアンヌは身体を強張らせる。
「どうして魔女様について調べたらいけないの?」
「今は教えられないけど、時が来たら自ずと分かるさ・・。」
フェニは含みのある言葉を言い、私の方を振り向く。
ミリアンヌの興味を削いだことに、ドヤ顔を披露するフェニに私は呆れた目を向ける。
大人気がないようにも見えた私であったが、当の本人はそんなこと気にも留めずに、再びレーネのクッキーを奪おうとしていたのだ。
フェニたちが暴れている横で寂しそうに本を捲るミリアンヌを見て、私は席を立ち、ミリアンヌの側に座る。
「ベーラちゃん・・?」
「私は魔女のことよくわからないし、正直興味もそんなにないっていうか・・。」
「そう・・だよね」
「ああ、違うの!?嫌とかそういうことじゃなくてね、どうしてミリアンヌちゃんは好きになったのかな、なんて思ってね」
私は落ち込むミリアンヌにそんなことを訊ねてしまっていた。
また、ミリアンヌお得意のマシンガントークが出るのかと身構えていると、
「別に好きとかじゃなかったんだけどね。私を助けてくれた魔女様に会いたい一心で調べてただけ」
ミリアンヌはそう言いポケットからくしゃくしゃになった紙切れを広げる。
そこには、ミリアンヌが描いた私の魔法少女である姿が描かれていた。
「魔女様にまた会えたら、お礼とね服の話をしたいんだ。だってね、凄く可愛かったの!衣装もそうだし、アクセサリーとか魔法の杖も、村の服ってみんな同じような物でしょ?そういうのまとめて全部話したい、でもそのためには魔女様のことを知らないとって必死に調べたんだけど・・。」
ミリアンヌはそう言い俯いてしまう。
彼女は助けられたこともそうだが、異文化に触れ子供心をくすぐられたのだろう。
ただ彼女は、その対称である魔法少女に会いたいという気持ちが空回りしただけなのだ。
みんなを巻き込んででも叶えたいことがあったのだろう。
私は俯くミリアンヌの手をそっと握る。
「ねえ、ミリアンヌちゃん。魔女はきっと自分を探されることを嫌っているんじゃないのかな?」
「・・・どうして?」
「だってさ、そうじゃないと颯爽と現れてすぐにどっかに行ったりしないでしょ?だから無理矢理探すのもどうかなって私は思うんだ」
私はミリアンヌの手を握り込み、優しく微笑む。
「でもね魔女はきっと私たちのことをずっと見ていると思うんだ!だからピンチになったときに突然現れたでしょ?」
「確かに・・そうかもしれない・・。」
「だからさ、無理矢理探すんじゃなくて魔女から姿を現させるようにするなんてどうかな?」
ミリアンヌは私の言葉に首を可愛く傾げる。
「魔女様から姿を現させるってどうやって?」
ミリアンヌの質問に私は勿体をつけるようにして笑顔を彼女に向ける。
「それは魔女がね自分から仲間に入りたいって思うぐらい毎日楽しいことをするの!毎日面白いことをして美味しいものを食べてみんなが笑顔になれば一人ぼっちの寂しい魔女は私たちのところに来ると思うの。だからさ、無理に魔女を探したりせずにさ、楽しいことをいっぱいしよーよ。そしたらきっと魔女も会いに来てくれるよ」
「・・本当かな?」
「絶対大丈夫、すぐに羨ましがって来ちゃうと思うよ」
何故そうなるか証明なんて出来ないし、そんなことはない。
だが、ミリアンヌにとっては私は年下の女の子。
自分の知らないことを年下の子が知っているはずもないだろうと思ってくれたのか。
「そうだね・・。そうしよっか」と、ミリアンヌはぎこちない笑みで答えるのであった。
キョトンとした顔で私はミリアンヌに訊ねる。
「簡単な話よ、それはねこのスキルボードってヤツでわかるらしいわ」
ミリアンヌは待ってましたといわんばかりに辞書のように分厚い本を私に見せてくる。
そこには、宝石が埋め込まれた石板のような絵が描かれており、私は訝しげな目でそれを眺める。
「これがどうしたっていうの?」
「これはね人間の職業を判断することが出来る魔道具らしいの。勇者、聖騎士、賢者、英雄物語に出てくる職業はもちろんのこと、スキルボードの職業の一覧には、魔女という職業も存在するのよ!」
鼻息荒くそう説明をするミリアンヌであったが、彼女の言葉を聞きながら私は苦笑する。
私は彼女がこれからしようとすることがわかってしまったから・・。
「このスキルボードで村のみんなのことを調べればきっと魔女様が誰かわかるはずだわ!そしたら私のことを弟子にしてもらうのよ」
「やっぱりそうなるよね・・。」
ミリアンヌの行動力は称賛に値するが、あまり派手に動かれて正体がバレると面倒だ。
今世では私は波風立てて過ごしたくはない。
だからこそ、どうやってミリアンヌの魔女探しを諦めさせるかを考えていると、意外にもフェニが話に入ってくる。
「ボクは無理だと思うなー」
「え?どうしてなの?」
フェニの言葉にミリアンヌは不思議そうな顔を向ける。
「理由は色々あるけど、問題はそのスキルボードを手に入れるかだよ。何か目処があるのかい?」
「そ、それは・・。」
「スキルボードは神の代弁者である司祭がいる教会が占有しているし、もし手に入ったとしてもそれが本物かの見極めもわからないだろ?だからスキルボードでの作戦は無理だと思うわけ」
フェニはいつの間にかテーブルの上に乗っており、後ろ足で自身の顔を掻きながら説明する。
フェニの言葉にミリアンヌは渋い顔になり、やがて落ち込んだ様子で着座する。
「完璧だと思ったんだけどなー。でも、どうしてフェニちゃんがそんなこと知ってるの?」
「魔女は人間が血眼になって探すところを見たことがあるからだよ。ここじゃあり得ないけど、スキルボードがある国や街では魔女を探すために強制的にスキルボードに触れさせて、魔女の職業を見つけようとするほどなんだよ」
「そ、そうなんだ・・。」
フェニは話を切るように全身をブルブルと、震わせる。
「まあ、悪いことは言わないから魔女の詮索はあまりしない方がいいよ。いつ言おうか悩んでいたけど、最近のミリアンヌは度が行き過ぎている。ここら辺でやめないと取り返しのつかないことになるかもしれないからね」
悪い顔をして口角を上げるフェニに、ミリアンヌは身体を強張らせる。
「どうして魔女様について調べたらいけないの?」
「今は教えられないけど、時が来たら自ずと分かるさ・・。」
フェニは含みのある言葉を言い、私の方を振り向く。
ミリアンヌの興味を削いだことに、ドヤ顔を披露するフェニに私は呆れた目を向ける。
大人気がないようにも見えた私であったが、当の本人はそんなこと気にも留めずに、再びレーネのクッキーを奪おうとしていたのだ。
フェニたちが暴れている横で寂しそうに本を捲るミリアンヌを見て、私は席を立ち、ミリアンヌの側に座る。
「ベーラちゃん・・?」
「私は魔女のことよくわからないし、正直興味もそんなにないっていうか・・。」
「そう・・だよね」
「ああ、違うの!?嫌とかそういうことじゃなくてね、どうしてミリアンヌちゃんは好きになったのかな、なんて思ってね」
私は落ち込むミリアンヌにそんなことを訊ねてしまっていた。
また、ミリアンヌお得意のマシンガントークが出るのかと身構えていると、
「別に好きとかじゃなかったんだけどね。私を助けてくれた魔女様に会いたい一心で調べてただけ」
ミリアンヌはそう言いポケットからくしゃくしゃになった紙切れを広げる。
そこには、ミリアンヌが描いた私の魔法少女である姿が描かれていた。
「魔女様にまた会えたら、お礼とね服の話をしたいんだ。だってね、凄く可愛かったの!衣装もそうだし、アクセサリーとか魔法の杖も、村の服ってみんな同じような物でしょ?そういうのまとめて全部話したい、でもそのためには魔女様のことを知らないとって必死に調べたんだけど・・。」
ミリアンヌはそう言い俯いてしまう。
彼女は助けられたこともそうだが、異文化に触れ子供心をくすぐられたのだろう。
ただ彼女は、その対称である魔法少女に会いたいという気持ちが空回りしただけなのだ。
みんなを巻き込んででも叶えたいことがあったのだろう。
私は俯くミリアンヌの手をそっと握る。
「ねえ、ミリアンヌちゃん。魔女はきっと自分を探されることを嫌っているんじゃないのかな?」
「・・・どうして?」
「だってさ、そうじゃないと颯爽と現れてすぐにどっかに行ったりしないでしょ?だから無理矢理探すのもどうかなって私は思うんだ」
私はミリアンヌの手を握り込み、優しく微笑む。
「でもね魔女はきっと私たちのことをずっと見ていると思うんだ!だからピンチになったときに突然現れたでしょ?」
「確かに・・そうかもしれない・・。」
「だからさ、無理矢理探すんじゃなくて魔女から姿を現させるようにするなんてどうかな?」
ミリアンヌは私の言葉に首を可愛く傾げる。
「魔女様から姿を現させるってどうやって?」
ミリアンヌの質問に私は勿体をつけるようにして笑顔を彼女に向ける。
「それは魔女がね自分から仲間に入りたいって思うぐらい毎日楽しいことをするの!毎日面白いことをして美味しいものを食べてみんなが笑顔になれば一人ぼっちの寂しい魔女は私たちのところに来ると思うの。だからさ、無理に魔女を探したりせずにさ、楽しいことをいっぱいしよーよ。そしたらきっと魔女も会いに来てくれるよ」
「・・本当かな?」
「絶対大丈夫、すぐに羨ましがって来ちゃうと思うよ」
何故そうなるか証明なんて出来ないし、そんなことはない。
だが、ミリアンヌにとっては私は年下の女の子。
自分の知らないことを年下の子が知っているはずもないだろうと思ってくれたのか。
「そうだね・・。そうしよっか」と、ミリアンヌはぎこちない笑みで答えるのであった。
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