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1章 ~幼少期~
8話 無力
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「ドラ・・ゴン?」
そこに鎮座した龍の前には悲鳴を上げていたトットがいた。
「トット!大丈夫か!?」
「だっだっ大丈夫ですけど!ですけど!そっそっそこに、ドラゴンが!」
そこにいたドラゴンは今にも攻撃してきそうな様子だった。
能力は・・・体力300000、魔力は300000、レベルは300は・・・
化け物じゃん。
「逃げるぞ!|今の俺たちじゃ勝てない!」
「やばい!やばいよ!ドラゴンって言ったら、一番弱いワイバーンですら、C級の10人パーティですら勝てるかビミョーな相手だよ!」
ドラゴンか。
そういえば少し前に勇者の絵本を読んだな。
確かその中にはラムダ洞窟にいたドラゴンがいたっていう話で
全く歯が立たなく、命からがらの思いで帰ってきたって・・・
ここにいるの勇者と戦って勝ったドラゴンか?!
じゃあ俺たちじゃ勝てるわけがないんじゃ・・・
するとトットが笑いながら、
「ドラゴンの魔法石はとても高く売れんですよ~。
こいつを倒せば・・・みんなで幸せに暮らせますよ~」
トットが狂ったように言う
「何言ってるんだ!俺はもちろん、トットやディムがいたって勝てる相手じゃない!死ぬぞ!」
そんなことを言っているうちにドラゴンは攻撃準備をしている。
「グォォーーー!」
ドラゴンは鳴きながら、トットに爪で攻撃をしようとしてる。
「トット!」
「前言撤回です!すいませんでしたー!」
ザクリ
何とか攻撃の直撃は避けたようだ。
ただの爪攻撃なのに、近くにあった岩が砕けた。
これは話以上にやばいな。
「トット!大丈夫!?」
「一応致命傷にはなりませんが、もう一回当たったらやばいですね。」
「一応回復魔法をかけておきますね。ヒール!」
「テル様!出口が・・・」
あれ・・・?出口は?
「出口がふさがれたー!やばいぞー!」
「呑気に言ってる場合か!」
でもやばいのはほんとだ。
「とにかく戦うしかない!」
「ダメ押しでも攻撃するぞ!」
「オッケー」「「わかりました!」」
やっと実践だ。
身体能力がアマテラスのおかげで上昇しているから、攻撃とかは強いはず。
「くらえ!キィッーーーク!」
俺はジャンプして、空中を舞った。
ドラゴンの背中に強烈な蹴りが炸裂した。
なんダメージくらい入った?!
残り体力299900
100ダメージしか入ってない!
え?
いや全力で蹴ったんですけど。
というかジャンプで威力増してるはずなんですけど。
身体能力強化されてるはずなんですけど。
話が違うんですけど。
ドラゴン怒ってるし。
・・・これ詰んでね?
「テル様!ドラゴンには基本物理攻撃は効きません!魔法ではないと攻撃は通りませんよ!」
やばい、やばい、やばい、やばい!
まずった。
でも、魔法が効くとわかったなら話は早い。
「ディム!魔法でドラゴン倒してくれ!」
「わかりました!くらえ!ギガファイア!」
残り体力298900
1000も効くのか!
これならいけるんじゃね?
「ウォーター!サンダー!ロック!」
おお!結構効いてるぞ!
このままいけば・・・
★★★★★★
あれからかれこれ30分くらいたった。
あいつの残り体力は90000ちょい。
俺たちの魔力にはまだまだ余裕があったためもう10分ちょいあれば勝てるんじゃないか。
そう思った。
俺はこの瞬間油断していた。
ドラゴンは体力90000を下回ると、急に
「グォォーー!」
と鳴きだして
うるせーなーと思ったら、
爪が伸び、体も一回りも二回りも大きくなった。
ボスの体力が少なくなると、強化されるって本当にゲームの世界だな。
と余裕をぶっこいていると
ドラゴンが急に喋ってきた。
「人間。なかなかやりますね。私はお前たちを少し舐めていたようです。
ここまで私を追い詰めた人間は初めてですよ。では、少し本気をださせてもらいますよ!
ドラゴンブレス!」
そう言った?ドラゴンは俺のほうにブレスを撃ってきた。
俺、死ぬのか?
そう思った刹那に、ディムが
「超盾!」
と言って守ってくれた。
「テル様。大丈夫ですか?」
「ありがとう。ディム。」
とはいえ、ドラゴンが今まで本気をだしていなかったなんて驚きだ。
しかも喋ってきたし。
さっきのゴブリンたちは喋ってこなかったし、強い奴だけの特権なのか?
この状況はかなりやばいな・・・。
「防ぎましたか。ですがこの程度で終わると思わないことですね!
竜星群!」
必殺技を撃ってきた。
力が入らない。
あの隕石に魔力を吸われている?
もう駄目だ。
魔力はそこを尽き、相手はまだまだ余裕をかましている。
全くかなわない。
そんなとき、竜星群で出口が破壊された。
「出口が開いた!逃げるぞ!」
「逃がすか!」
「これでもくらっとけ!ウォータ!ブリザード!」
竜の体を凍らせた。これでしばらく動けないはずだ。
「貴様!勝手に入ってきて、逃げる気か!」
「ああ。このままだと俺やみんなが死ぬからな」
「くそが!お前たち人間の都合だけであの子が殺された!
逃げるな!殺してやる!殺してやる!」
殺気がさらに強くなった。
「逃げろー!」
俺たちはドラゴンを後にしてラムダ洞窟から脱出した。
そこに鎮座した龍の前には悲鳴を上げていたトットがいた。
「トット!大丈夫か!?」
「だっだっ大丈夫ですけど!ですけど!そっそっそこに、ドラゴンが!」
そこにいたドラゴンは今にも攻撃してきそうな様子だった。
能力は・・・体力300000、魔力は300000、レベルは300は・・・
化け物じゃん。
「逃げるぞ!|今の俺たちじゃ勝てない!」
「やばい!やばいよ!ドラゴンって言ったら、一番弱いワイバーンですら、C級の10人パーティですら勝てるかビミョーな相手だよ!」
ドラゴンか。
そういえば少し前に勇者の絵本を読んだな。
確かその中にはラムダ洞窟にいたドラゴンがいたっていう話で
全く歯が立たなく、命からがらの思いで帰ってきたって・・・
ここにいるの勇者と戦って勝ったドラゴンか?!
じゃあ俺たちじゃ勝てるわけがないんじゃ・・・
するとトットが笑いながら、
「ドラゴンの魔法石はとても高く売れんですよ~。
こいつを倒せば・・・みんなで幸せに暮らせますよ~」
トットが狂ったように言う
「何言ってるんだ!俺はもちろん、トットやディムがいたって勝てる相手じゃない!死ぬぞ!」
そんなことを言っているうちにドラゴンは攻撃準備をしている。
「グォォーーー!」
ドラゴンは鳴きながら、トットに爪で攻撃をしようとしてる。
「トット!」
「前言撤回です!すいませんでしたー!」
ザクリ
何とか攻撃の直撃は避けたようだ。
ただの爪攻撃なのに、近くにあった岩が砕けた。
これは話以上にやばいな。
「トット!大丈夫!?」
「一応致命傷にはなりませんが、もう一回当たったらやばいですね。」
「一応回復魔法をかけておきますね。ヒール!」
「テル様!出口が・・・」
あれ・・・?出口は?
「出口がふさがれたー!やばいぞー!」
「呑気に言ってる場合か!」
でもやばいのはほんとだ。
「とにかく戦うしかない!」
「ダメ押しでも攻撃するぞ!」
「オッケー」「「わかりました!」」
やっと実践だ。
身体能力がアマテラスのおかげで上昇しているから、攻撃とかは強いはず。
「くらえ!キィッーーーク!」
俺はジャンプして、空中を舞った。
ドラゴンの背中に強烈な蹴りが炸裂した。
なんダメージくらい入った?!
残り体力299900
100ダメージしか入ってない!
え?
いや全力で蹴ったんですけど。
というかジャンプで威力増してるはずなんですけど。
身体能力強化されてるはずなんですけど。
話が違うんですけど。
ドラゴン怒ってるし。
・・・これ詰んでね?
「テル様!ドラゴンには基本物理攻撃は効きません!魔法ではないと攻撃は通りませんよ!」
やばい、やばい、やばい、やばい!
まずった。
でも、魔法が効くとわかったなら話は早い。
「ディム!魔法でドラゴン倒してくれ!」
「わかりました!くらえ!ギガファイア!」
残り体力298900
1000も効くのか!
これならいけるんじゃね?
「ウォーター!サンダー!ロック!」
おお!結構効いてるぞ!
このままいけば・・・
★★★★★★
あれからかれこれ30分くらいたった。
あいつの残り体力は90000ちょい。
俺たちの魔力にはまだまだ余裕があったためもう10分ちょいあれば勝てるんじゃないか。
そう思った。
俺はこの瞬間油断していた。
ドラゴンは体力90000を下回ると、急に
「グォォーー!」
と鳴きだして
うるせーなーと思ったら、
爪が伸び、体も一回りも二回りも大きくなった。
ボスの体力が少なくなると、強化されるって本当にゲームの世界だな。
と余裕をぶっこいていると
ドラゴンが急に喋ってきた。
「人間。なかなかやりますね。私はお前たちを少し舐めていたようです。
ここまで私を追い詰めた人間は初めてですよ。では、少し本気をださせてもらいますよ!
ドラゴンブレス!」
そう言った?ドラゴンは俺のほうにブレスを撃ってきた。
俺、死ぬのか?
そう思った刹那に、ディムが
「超盾!」
と言って守ってくれた。
「テル様。大丈夫ですか?」
「ありがとう。ディム。」
とはいえ、ドラゴンが今まで本気をだしていなかったなんて驚きだ。
しかも喋ってきたし。
さっきのゴブリンたちは喋ってこなかったし、強い奴だけの特権なのか?
この状況はかなりやばいな・・・。
「防ぎましたか。ですがこの程度で終わると思わないことですね!
竜星群!」
必殺技を撃ってきた。
力が入らない。
あの隕石に魔力を吸われている?
もう駄目だ。
魔力はそこを尽き、相手はまだまだ余裕をかましている。
全くかなわない。
そんなとき、竜星群で出口が破壊された。
「出口が開いた!逃げるぞ!」
「逃がすか!」
「これでもくらっとけ!ウォータ!ブリザード!」
竜の体を凍らせた。これでしばらく動けないはずだ。
「貴様!勝手に入ってきて、逃げる気か!」
「ああ。このままだと俺やみんなが死ぬからな」
「くそが!お前たち人間の都合だけであの子が殺された!
逃げるな!殺してやる!殺してやる!」
殺気がさらに強くなった。
「逃げろー!」
俺たちはドラゴンを後にしてラムダ洞窟から脱出した。
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