転生した俺が神様になるまで

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1章 ~幼少期~

4話 3歳になった俺に妹ができた

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俺は3歳になった。

俺は重大発表をしなければならない。

それは、ハングル家の家族が増えたことだ。

家族が増えた、といっても犬や猫などのペットを飼い始めたわけではない。

本当に家族が増えた。

俺の妹ができたのだ。

それも2人。

そう双子だ。

双子の妹は、姉にはエマ、妹にはエミ、と名付けられた。

★★★★★★

「かわいいー」

そう言い放ったのは俺、テル=ハングルだ。

俺が生まれたとき、メグお姉ちゃんもこんな気持ちだったのかもしれない。

俺が3歳になったとき、マーガレット改め、メグ姉(呼ぶときはメグお姉ちゃん)は6歳になっていた

この国、マース王国では6歳から学校に通い始める。

メグ姉はマース王国イコール学園という結構いいところの学園に
父親のグフルが学園長と古くからの知り合いでSクラスで入学させたという。

でもメグ姉は父親のコネがなくても、Aクラスに容易に入れるほど実力があったため、親バカも合わせて、Sクラスになった。

ここ、マース王国には学校が9つしかないらしく、イコール学園とノットイコール学園などがあり、
イコール学園が1番レベルが高いらしい。

クラスのレベルは高い順に

S→A→B→C→D

まであるらしく、Sクラスには10人しか入れないという。

その中に入ったメグ姉のレベルがすごい。

またイコール学園は数々の有名人物を輩出しており、
伝説の大賢者や、魔王を倒した勇者パーティーの魔女、などなど

とにかく名門らしい

そんなことは置いといて、俺は最近この妹たちに癒されている。

癒されている、って言ってるけどお前もまだ3歳じゃねーか!

そんなツッコミはやめてもらおう。

この家では3歳になったら、戦いの訓練が始まるらしい。

その訓練が今日からなのだ。

★★★★★★

「テル様の訓練は私ディムとこちらのギタが担当させていただきます。」

そういったのはメイドのディムだ。

ディムは俺の専属メイドについこの間俺の誕生日になった。

ディムは専属メイドになる前から、俺にベタベタくっつくようなやつで、
誰が俺の専属メイドになるかを決める会議で満場一致でディムになった。

こっちの美人なメイドはギタだ。

ギタは最近入ってきたメイドで、この家のメイドになる前は冒険者をしていたらしい。

でもこの家のメイドの給与が自分の冒険者一生分になるとわかって、転職してきた。

世の中、結局、金なんだね。

「では今日は初めてなので、簡単な魔法から教えます。これがファイアです。」

ディムの指先から小さい炎が出てきた。

「フーン。これが魔法か。」

『魔法』っていう単語にテンション上がるのは精神年齢中二真っ盛りの俺だけだろうか。

「まあ、今見せた魔法を使えるようになるのは、テル様の才能次第ですね。」

才能があれば魔法が使えるようになるのか。

転生して、魔力も10000あるんだし才能くらいあってほしいけど。

「まずは体に流れる。魔力の流れを感じてください。」

魔力の流れ?
ああ、この血みたいに流れるのがわかるやつか。

「感じ取れましたか?」

「ああ。感じ取れたよ。」

「では次は魔力を指先から放出するようにイメージしてください。」

イメージ、イメージ、イメージ・・・

「できたぞ。」

「テル様は才能がありますね。」

褒められたよ。こんな美人な人に褒められるはうれしいな。

「では、指先から出る魔力と、炎をイメージしてください。そしてこう唱えるのです。
ファイア!と」

「イメージして、ファイア!」

ボゥ

「テル様。すごいです!1日でファイアまで習得してしまうなんて!」

「いやこれは、教えてくれたディムのおかげだよ。ディム、ありがとう。」

「未来の勇者様にそういってもらえるなんて光栄です。」

未来の勇者?

「おい、未来のゆうsy・・」「それにしてもディムさん。人に魔法を教えられるほど上手だったんですね。」

「まあな。前にミノタウロスの変異種を倒したことがあるぞ。」

おい、ギタ!

ギタに話を重ねられたせいで、聞きたいことが聞けなかった。
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