5 / 59
1章 ~幼少期~
4話 3歳になった俺に妹ができた
しおりを挟む
俺は3歳になった。
俺は重大発表をしなければならない。
それは、ハングル家の家族が増えたことだ。
家族が増えた、といっても犬や猫などのペットを飼い始めたわけではない。
本当に家族が増えた。
俺の妹ができたのだ。
それも2人。
そう双子だ。
双子の妹は、姉にはエマ、妹にはエミ、と名付けられた。
★★★★★★
「かわいいー」
そう言い放ったのは俺、テル=ハングルだ。
俺が生まれたとき、メグお姉ちゃんもこんな気持ちだったのかもしれない。
俺が3歳になったとき、マーガレット改め、メグ姉(呼ぶときはメグお姉ちゃん)は6歳になっていた
この国、マース王国では6歳から学校に通い始める。
メグ姉はマース王国イコール学園という結構いいところの学園に
父親のグフルが学園長と古くからの知り合いでSクラスで入学させたという。
でもメグ姉は父親のコネがなくても、Aクラスに容易に入れるほど実力があったため、親バカも合わせて、Sクラスになった。
ここ、マース王国には学校が9つしかないらしく、イコール学園とノットイコール学園などがあり、
イコール学園が1番レベルが高いらしい。
クラスのレベルは高い順に
S→A→B→C→D
まであるらしく、Sクラスには10人しか入れないという。
その中に入ったメグ姉のレベルがすごい。
またイコール学園は数々の有名人物を輩出しており、
伝説の大賢者や、魔王を倒した勇者パーティーの魔女、などなど
とにかく名門らしい
そんなことは置いといて、俺は最近この妹たちに癒されている。
癒されている、って言ってるけどお前もまだ3歳じゃねーか!
そんなツッコミはやめてもらおう。
この家では3歳になったら、戦いの訓練が始まるらしい。
その訓練が今日からなのだ。
★★★★★★
「テル様の訓練は私ディムとこちらのギタが担当させていただきます。」
そういったのはメイドのディムだ。
ディムは俺の専属メイドについこの間俺の誕生日になった。
ディムは専属メイドになる前から、俺にベタベタくっつくようなやつで、
誰が俺の専属メイドになるかを決める会議で満場一致でディムになった。
こっちの美人なメイドはギタだ。
ギタは最近入ってきたメイドで、この家のメイドになる前は冒険者をしていたらしい。
でもこの家のメイドの給与が自分の冒険者一生分になるとわかって、転職してきた。
世の中、結局、金なんだね。
「では今日は初めてなので、簡単な魔法から教えます。これがファイアです。」
ディムの指先から小さい炎が出てきた。
「フーン。これが魔法か。」
『魔法』っていう単語にテンション上がるのは精神年齢中二真っ盛りの俺だけだろうか。
「まあ、今見せた魔法を使えるようになるのは、テル様の才能次第ですね。」
才能があれば魔法が使えるようになるのか。
転生して、魔力も10000あるんだし才能くらいあってほしいけど。
「まずは体に流れる。魔力の流れを感じてください。」
魔力の流れ?
ああ、この血みたいに流れるのがわかるやつか。
「感じ取れましたか?」
「ああ。感じ取れたよ。」
「では次は魔力を指先から放出するようにイメージしてください。」
イメージ、イメージ、イメージ・・・
「できたぞ。」
「テル様は才能がありますね。」
褒められたよ。こんな美人な人に褒められるはうれしいな。
「では、指先から出る魔力と、炎をイメージしてください。そしてこう唱えるのです。
ファイア!と」
「イメージして、ファイア!」
ボゥ
「テル様。すごいです!1日でファイアまで習得してしまうなんて!」
「いやこれは、教えてくれたディムのおかげだよ。ディム、ありがとう。」
「未来の勇者様にそういってもらえるなんて光栄です。」
未来の勇者?
「おい、未来のゆうsy・・」「それにしてもディムさん。人に魔法を教えられるほど上手だったんですね。」
「まあな。前にミノタウロスの変異種を倒したことがあるぞ。」
おい、ギタ!
ギタに話を重ねられたせいで、聞きたいことが聞けなかった。
俺は重大発表をしなければならない。
それは、ハングル家の家族が増えたことだ。
家族が増えた、といっても犬や猫などのペットを飼い始めたわけではない。
本当に家族が増えた。
俺の妹ができたのだ。
それも2人。
そう双子だ。
双子の妹は、姉にはエマ、妹にはエミ、と名付けられた。
★★★★★★
「かわいいー」
そう言い放ったのは俺、テル=ハングルだ。
俺が生まれたとき、メグお姉ちゃんもこんな気持ちだったのかもしれない。
俺が3歳になったとき、マーガレット改め、メグ姉(呼ぶときはメグお姉ちゃん)は6歳になっていた
この国、マース王国では6歳から学校に通い始める。
メグ姉はマース王国イコール学園という結構いいところの学園に
父親のグフルが学園長と古くからの知り合いでSクラスで入学させたという。
でもメグ姉は父親のコネがなくても、Aクラスに容易に入れるほど実力があったため、親バカも合わせて、Sクラスになった。
ここ、マース王国には学校が9つしかないらしく、イコール学園とノットイコール学園などがあり、
イコール学園が1番レベルが高いらしい。
クラスのレベルは高い順に
S→A→B→C→D
まであるらしく、Sクラスには10人しか入れないという。
その中に入ったメグ姉のレベルがすごい。
またイコール学園は数々の有名人物を輩出しており、
伝説の大賢者や、魔王を倒した勇者パーティーの魔女、などなど
とにかく名門らしい
そんなことは置いといて、俺は最近この妹たちに癒されている。
癒されている、って言ってるけどお前もまだ3歳じゃねーか!
そんなツッコミはやめてもらおう。
この家では3歳になったら、戦いの訓練が始まるらしい。
その訓練が今日からなのだ。
★★★★★★
「テル様の訓練は私ディムとこちらのギタが担当させていただきます。」
そういったのはメイドのディムだ。
ディムは俺の専属メイドについこの間俺の誕生日になった。
ディムは専属メイドになる前から、俺にベタベタくっつくようなやつで、
誰が俺の専属メイドになるかを決める会議で満場一致でディムになった。
こっちの美人なメイドはギタだ。
ギタは最近入ってきたメイドで、この家のメイドになる前は冒険者をしていたらしい。
でもこの家のメイドの給与が自分の冒険者一生分になるとわかって、転職してきた。
世の中、結局、金なんだね。
「では今日は初めてなので、簡単な魔法から教えます。これがファイアです。」
ディムの指先から小さい炎が出てきた。
「フーン。これが魔法か。」
『魔法』っていう単語にテンション上がるのは精神年齢中二真っ盛りの俺だけだろうか。
「まあ、今見せた魔法を使えるようになるのは、テル様の才能次第ですね。」
才能があれば魔法が使えるようになるのか。
転生して、魔力も10000あるんだし才能くらいあってほしいけど。
「まずは体に流れる。魔力の流れを感じてください。」
魔力の流れ?
ああ、この血みたいに流れるのがわかるやつか。
「感じ取れましたか?」
「ああ。感じ取れたよ。」
「では次は魔力を指先から放出するようにイメージしてください。」
イメージ、イメージ、イメージ・・・
「できたぞ。」
「テル様は才能がありますね。」
褒められたよ。こんな美人な人に褒められるはうれしいな。
「では、指先から出る魔力と、炎をイメージしてください。そしてこう唱えるのです。
ファイア!と」
「イメージして、ファイア!」
ボゥ
「テル様。すごいです!1日でファイアまで習得してしまうなんて!」
「いやこれは、教えてくれたディムのおかげだよ。ディム、ありがとう。」
「未来の勇者様にそういってもらえるなんて光栄です。」
未来の勇者?
「おい、未来のゆうsy・・」「それにしてもディムさん。人に魔法を教えられるほど上手だったんですね。」
「まあな。前にミノタウロスの変異種を倒したことがあるぞ。」
おい、ギタ!
ギタに話を重ねられたせいで、聞きたいことが聞けなかった。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
女神スキル転生〜知らない間に無双します〜
悠任 蓮
ファンタジー
少女を助けて死んでしまった康太は、少女を助けて貰ったお礼に異世界転生のチャンスを手に入れる。
その時に貰ったスキルは女神が使っていた、《スキルウィンドウ》というスキルだった。
そして、スキルを駆使して異世界をさくさく攻略していく・・・
HOTランキング1位!4/24
ありがとうございます!
基本は0時に毎日投稿しますが、不定期になったりしますがよろしくお願いします!
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
異世界漂流者ハーレム奇譚 ─望んでるわけでもなく目指してるわけでもないのに増えていくのは仕様です─
虹音 雪娜
ファンタジー
単身赴任中の派遣SE、遊佐尚斗は、ある日目が覚めると森の中に。
直感と感覚で現実世界での人生が終わり異世界に転生したことを知ると、元々異世界ものと呼ばれるジャンルが好きだった尚斗は、それで知り得たことを元に異世界もの定番のチートがあること、若返りしていることが分かり、今度こそ悔いの無いようこの異世界で第二の人生を歩むことを決意。
転生した世界には、尚斗の他にも既に転生、転移、召喚されている人がおり、この世界では総じて『漂流者』と呼ばれていた。
流れ着いたばかりの尚斗は運良くこの世界の人達に受け入れられて、異世界もので憧れていた冒険者としてやっていくことを決める。
そこで3人の獣人の姫達─シータ、マール、アーネと出会い、冒険者パーティーを組む事になったが、何故か事を起こす度周りに異性が増えていき…。
本人の意志とは無関係で勝手にハーレムメンバーとして増えていく異性達(現在31.5人)とあれやこれやありながら冒険者として異世界を過ごしていく日常(稀にエッチとシリアス含む)を綴るお話です。
※横書きベースで書いているので、縦読みにするとおかしな部分もあるかと思いますがご容赦を。
※纏めて書いたものを話数分割しているので、違和感を覚える部分もあるかと思いますがご容赦を(一話4000〜6000文字程度)。
※基本的にのんびりまったり進行です(会話率6割程度)。
※小説家になろう様に同タイトルで投稿しています。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
神様のミスで繋がる異世界転生
暇人太一
ファンタジー
ありきたりな勇者召喚に巻き込まれた高校1年生の九十九麟慈。しかもこれまたありきたりな神様のミス召喚。
せめてもの償いにと補償盛りだくさんでの転生になったが、これまたミスが重なって……。
ペットボトルで能力開放!?【ソロキャンパーの異世界バックパッキング】
吉田C作
ファンタジー
ソロキャンプが好きな大学生の石動弓弦《いするぎゆづる》は、初秋のある日尊敬していた伯父の供養も併せて、とあるキャンプ場へキャンプに向かう。 そのキャンプ場で日付が変わると同時に、謎の光に飲み込まれた弓弦は異世界に転移してしまう。 異世界で戸惑いながらも、間違えて持ってきた空のペットボトルの持つ能力・キャンプの道具や知識を駆使して異世界を旅するのであった。 しっかりしているように見えて、どこか抜けてる弓弦の異世界道中はどうなっていくのだろうか? もとの世界に帰れるのか?というか帰るのか?! *出会いあり、バトルもありの異世界転移物。 *俺TUEEE要素は少なめ、もしくは限定的です。 *恋愛はありますが、ハーレム要素は基本的にありません。 *血が出る表現もあるので、R15指定しています。
文字数は3,500~4,500文字程度を基準にしています。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる