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第二章
目隠しの勇者
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『目隠しの勇者様、ねぇ。ご大層なネーミングだこと。ははは』
絶対に面白がっているであろうラックが顔の周りを飛び回った。
「あ、虫です!」
ぱしーん!と軽快なヒットでラックが吹っ飛んでいく。
が、頑丈なラックはすぐさま舞い戻ってきた。
『いきなり暴力に訴えるな! 暴力反対! 虫の虐待反対!』
「なんですかこの虫。ブンブンとやかましいですね」
必死に追い払おうとしている。どうやら魔力が弱くて声が聞こえないみたいだ。
「ごめん。この虫はぼくの大事な相棒なんだ、邪険にしないでもらえると助かる」
「あら、それは失礼しました! あと助けていただいてありがとうございました」
恐縮し、深々と頭を下げるアン。ちゃんと教育されてるんだな。
「けがはない?」
「はいっ。驚いてしてしまっただけです。ところで勇者様はまだ近くにいらっしゃったんですね!?」
近く?
いや、近くまで走ってきたのは事実だけど。
「勇者様は人助けをしながら王国中を旅しているんですよね?」
アンは目をきらきらさせながら前のめりになってくる。
「旅!?」
旅どころか地下坑窟からほとんど出たことがないんだけど。
「各地の手ごわい魔物と戦う中で両目の光を失ってしまい、それを隠すために目隠しをしていらっしゃるんですよね?」
「各地の魔物!? 両目の光を失う!? いや、あの……」
単に太陽が眩しいだけだ。
「申し訳ないけど一体どうしてそんな話に……」
「たまたま街の近くを通りかかったときにシオンさまが助けを求め、あのクモたちを退治してくださったんですよね? はぁ~、なんて格好いいんでしょう」
だめだ。
訂正しようにもアンは両手を頬に当ててうっとりと目を細めている。
ぼくの声なんか届いていない。
『まーまー、そういうことにしておけよ、ゆ・う・しゃ・さ・ま。けっけっけ』
ラックは絶対に面白がっている。
癪だけど、ナナフシに口止めされているので採掘師だということは明かせない。
とりあえず「目隠しの勇者」ということにしておこう。
「良かった。シオンさまも喜びます!」
「……そうだ、シオンは!? 大丈夫? ケガしたんじゃないの?」
「ご案内します!」
ぐっと腕を捕まれたかと思うと、すぐさま走り出した。
見かけによらず速い。
アンに引っ張られて木立を抜けるとあたたかな日差しがぼくたちを包み込んだ。
目隠ししていても肌で感じる。なんて熱さだろう。
太陽に照らされたメルカの街はこの前とはまったく違うように見えた。
青や緑に塗られた屋根、窓際に飾られた色とりどりの花々、木々は深い緑に染まり、空は目がしみるような青だ。頬をなでていく風にまで色がついて見える。まるで別世界。
「みろよラック、これが地上なんだ。すごいよ、見るもの聞くもの全部あざやかだ」
『あん? オレ様にとっては少々うるさすぎるけどな。こんなんじゃ昼寝もできねぇ。ふぁ~あ』
言ったそばから大あくびしている。ムリもない。仕事あがりでそのまま来ちゃったから。
「勇者さま! ここがギルド・メルトラです!」
アンに手を引かれて飛び込んだのは二階建ての小さな建物だった。入ってすぐに「受付」という札が置かれた細長い机がある。無人だ。
「ここがギルトの受付であたしの仕事場です。シオンさまはこちら」
アンは奥にある二階へ続く階段をのぼっていく。
突きあたりに重厚な木の扉があり、「ギルドマスターの部屋。必ずノックしてね❤️」と書かれたプレートが飾られていた。
「シオンさまー! 勇者様が来てくださいましたよー!」
興奮していたアンはノックもせずにぐっとノブをひねる。
扉が開いた先にシオンがいた。
ただし──、
いままさに上着を脱ごうと両腕をあげた状態で。
きれいな体のラインと白い肌がまぶしい。
「え」
ぼくと目が合う。
オレンジ色の瞳がパチパチと瞬く。
「……え、ハチミ……はっ!」
我に返り、自分がおかれた状況に気づく。
たちまち顔が赤く染まった。
「きゃあー!!」
「うわぁごめん!」
ぼくは反射的に部屋を飛び出した。
※ ※ ※
「さっきは取り乱してごめんなさい……」
仕切り直して。
着替えを済ませたシオンは改めてぼくたちを部屋に招いた。ギルドマスターの正装だというアッシュグレイのワンピースに形見のネックレスがよく似合っている。
「ハチ……いえ、勇者様。先日は街を救っていただきありがとうございました。ギルド・メルトラの長としてお礼申し上げます」
「いや、大したことはしてないよ」
「いいえ。村長もお礼を伝えたいと申していました。……それで、その、折り入ってお話ししたいことがあるのですが……」
シオンの目線はぼくとシオンの間にいるアンに向けられている。机から半分顔を出し、ぼくとシオンを交互に見ている。気まずい。
「ふふ、お似合いですね~」
ぼくたちとひとしきり確認すると今度は机の下へともぐりこんだ。何をしているのかと思えば、偵察していたラックがこっそり教えてくれた。
『こいつ絵を描いてるぜ。かなり上手い』
「どんな絵?」
『勇者ハチミツが格好良くシオンを助けている場面だ。五倍くらい美化してある』
なんだそれ。
「アン、勇者様にお茶を淹れてくれない?」
「ふぇ?」
「お願い、のどが乾いているでしょうから。……ね?」
シオンの願いが通じたのか、アンは「分かりましゅた」と答えてスケッチブックを手に部屋を出て行く。
「少しお待ちくださいね~」
扉を閉めたあともバタバタと慌ただしい。
シオンがほっとしたように息を吐く。
「騒がしくてごめんなさい。悪い子じゃないんだけど、ちょっと思い込みが激しいところがあって」
「ううん。シオンにとっては大切なギルドのメンバーだろう」
「……うん、そうなの。あの子の両親は疫病で亡くなっていて、孤児院に引き取られたところで私と出会ったの。ギルドマスターとして悩むことも多いけど、あの子の明るさにはいつも助けられている」
まるでぼくとラックみたいだ。
『んじゃオレ様もちょっと偵察してくるかな~』
「ラックも?」
『こんな機会そうそうないからな。じゃあ頑張れよ』
ラックは開いた窓からぴょんと飛び出していく。木陰にまぎれてあっという間に見えなくなった。
頑張る? なにを?
さっぱり分からない。
絶対に面白がっているであろうラックが顔の周りを飛び回った。
「あ、虫です!」
ぱしーん!と軽快なヒットでラックが吹っ飛んでいく。
が、頑丈なラックはすぐさま舞い戻ってきた。
『いきなり暴力に訴えるな! 暴力反対! 虫の虐待反対!』
「なんですかこの虫。ブンブンとやかましいですね」
必死に追い払おうとしている。どうやら魔力が弱くて声が聞こえないみたいだ。
「ごめん。この虫はぼくの大事な相棒なんだ、邪険にしないでもらえると助かる」
「あら、それは失礼しました! あと助けていただいてありがとうございました」
恐縮し、深々と頭を下げるアン。ちゃんと教育されてるんだな。
「けがはない?」
「はいっ。驚いてしてしまっただけです。ところで勇者様はまだ近くにいらっしゃったんですね!?」
近く?
いや、近くまで走ってきたのは事実だけど。
「勇者様は人助けをしながら王国中を旅しているんですよね?」
アンは目をきらきらさせながら前のめりになってくる。
「旅!?」
旅どころか地下坑窟からほとんど出たことがないんだけど。
「各地の手ごわい魔物と戦う中で両目の光を失ってしまい、それを隠すために目隠しをしていらっしゃるんですよね?」
「各地の魔物!? 両目の光を失う!? いや、あの……」
単に太陽が眩しいだけだ。
「申し訳ないけど一体どうしてそんな話に……」
「たまたま街の近くを通りかかったときにシオンさまが助けを求め、あのクモたちを退治してくださったんですよね? はぁ~、なんて格好いいんでしょう」
だめだ。
訂正しようにもアンは両手を頬に当ててうっとりと目を細めている。
ぼくの声なんか届いていない。
『まーまー、そういうことにしておけよ、ゆ・う・しゃ・さ・ま。けっけっけ』
ラックは絶対に面白がっている。
癪だけど、ナナフシに口止めされているので採掘師だということは明かせない。
とりあえず「目隠しの勇者」ということにしておこう。
「良かった。シオンさまも喜びます!」
「……そうだ、シオンは!? 大丈夫? ケガしたんじゃないの?」
「ご案内します!」
ぐっと腕を捕まれたかと思うと、すぐさま走り出した。
見かけによらず速い。
アンに引っ張られて木立を抜けるとあたたかな日差しがぼくたちを包み込んだ。
目隠ししていても肌で感じる。なんて熱さだろう。
太陽に照らされたメルカの街はこの前とはまったく違うように見えた。
青や緑に塗られた屋根、窓際に飾られた色とりどりの花々、木々は深い緑に染まり、空は目がしみるような青だ。頬をなでていく風にまで色がついて見える。まるで別世界。
「みろよラック、これが地上なんだ。すごいよ、見るもの聞くもの全部あざやかだ」
『あん? オレ様にとっては少々うるさすぎるけどな。こんなんじゃ昼寝もできねぇ。ふぁ~あ』
言ったそばから大あくびしている。ムリもない。仕事あがりでそのまま来ちゃったから。
「勇者さま! ここがギルド・メルトラです!」
アンに手を引かれて飛び込んだのは二階建ての小さな建物だった。入ってすぐに「受付」という札が置かれた細長い机がある。無人だ。
「ここがギルトの受付であたしの仕事場です。シオンさまはこちら」
アンは奥にある二階へ続く階段をのぼっていく。
突きあたりに重厚な木の扉があり、「ギルドマスターの部屋。必ずノックしてね❤️」と書かれたプレートが飾られていた。
「シオンさまー! 勇者様が来てくださいましたよー!」
興奮していたアンはノックもせずにぐっとノブをひねる。
扉が開いた先にシオンがいた。
ただし──、
いままさに上着を脱ごうと両腕をあげた状態で。
きれいな体のラインと白い肌がまぶしい。
「え」
ぼくと目が合う。
オレンジ色の瞳がパチパチと瞬く。
「……え、ハチミ……はっ!」
我に返り、自分がおかれた状況に気づく。
たちまち顔が赤く染まった。
「きゃあー!!」
「うわぁごめん!」
ぼくは反射的に部屋を飛び出した。
※ ※ ※
「さっきは取り乱してごめんなさい……」
仕切り直して。
着替えを済ませたシオンは改めてぼくたちを部屋に招いた。ギルドマスターの正装だというアッシュグレイのワンピースに形見のネックレスがよく似合っている。
「ハチ……いえ、勇者様。先日は街を救っていただきありがとうございました。ギルド・メルトラの長としてお礼申し上げます」
「いや、大したことはしてないよ」
「いいえ。村長もお礼を伝えたいと申していました。……それで、その、折り入ってお話ししたいことがあるのですが……」
シオンの目線はぼくとシオンの間にいるアンに向けられている。机から半分顔を出し、ぼくとシオンを交互に見ている。気まずい。
「ふふ、お似合いですね~」
ぼくたちとひとしきり確認すると今度は机の下へともぐりこんだ。何をしているのかと思えば、偵察していたラックがこっそり教えてくれた。
『こいつ絵を描いてるぜ。かなり上手い』
「どんな絵?」
『勇者ハチミツが格好良くシオンを助けている場面だ。五倍くらい美化してある』
なんだそれ。
「アン、勇者様にお茶を淹れてくれない?」
「ふぇ?」
「お願い、のどが乾いているでしょうから。……ね?」
シオンの願いが通じたのか、アンは「分かりましゅた」と答えてスケッチブックを手に部屋を出て行く。
「少しお待ちくださいね~」
扉を閉めたあともバタバタと慌ただしい。
シオンがほっとしたように息を吐く。
「騒がしくてごめんなさい。悪い子じゃないんだけど、ちょっと思い込みが激しいところがあって」
「ううん。シオンにとっては大切なギルドのメンバーだろう」
「……うん、そうなの。あの子の両親は疫病で亡くなっていて、孤児院に引き取られたところで私と出会ったの。ギルドマスターとして悩むことも多いけど、あの子の明るさにはいつも助けられている」
まるでぼくとラックみたいだ。
『んじゃオレ様もちょっと偵察してくるかな~』
「ラックも?」
『こんな機会そうそうないからな。じゃあ頑張れよ』
ラックは開いた窓からぴょんと飛び出していく。木陰にまぎれてあっという間に見えなくなった。
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