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124. フェラって実は、割とハードなプレイらしいけど
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熱い息と唾液が絡む感覚が、体で最も敏感な部位を通して伝わってくる。
咥えられたり、優しく舐められたりと、緩急をつけているその動きが、余計に気持ちよさを引き立てていく。
俺はあぐらをかいていて、美香が俺の足に横から頭を乗せ、寝転がるような姿勢になっている。
空いている手で、美香の体を弄る。
リボンが外れないよう気をつけながら胸を揉み、乳首を摘んだり擦ったり、たまに爪の先で優しく掻いてやったりする。
その度に美香がぴくりと震えて、声を漏らす。
それが振動へと変換され、さらに俺の快感に変わる。
ふと視線をやると、横たわった美香の腰あたりに液体の跡がある。
手を伸ばして、太ももの間に手を滑り込ませてみると、ぬるっとした感触がある。
俺の意図を察したらしい美香が、片足を上げてくれた。
「触るぞ」
「ん」
一応ことわると、美香は咥えたまま小さく肯定の意を示した。
蜜の溢れる割れ目の中へ、指を滑り込ませる。
膣内は、美香の口の中に負けず劣らず熱く濡れていた。
指をきつく締めつけて来ながらも、指が容易に動かせるほどの濡れ具合だった。
美香の吐息が一層熱さを増す。
俺は、さらに探るように指を動かし続ける。
目当てはGスポットだ。多分ここだろうと当たりをつけて指先を曲げてやると、締め付けが強くなる。
そこを何度も、緩急織り交ぜて、執拗に擦る。
不規則な動きも取り入れて、かき混ぜる。
不意に、美香が口を離した。
「総司くん…私、先にイキそう…っ」
「いいぞ…、イッて」
「むぅ…負けないから」
ほんの少し拗ねたようなかわいらしい表情を見せてから、美香は再び俺にしゃぶりついた。
そこで初めて、俺に快感が蓄積されていたことに気づいた。
余裕そうに言っておいて、実は自分も射精寸前だった。
美香を弄るのに夢中で気づかなかった。
元々勝負していたわけではないが…
(ここで先に射精するのはなんか悔しい…!)
謎の対抗心が生まれ、俺は美香の膣内を擦る手を速めた。
美香もそれに気づいているのか、上下する頭の動かし方が若干速くなっている。
自分でも、美香が確実に気持ちよくなっていることはわかるのだが――限界だった。
「くっ…出るっ…!」
美香が頭を上げた瞬間に、俺は射精に至った。
奥ではなく口の中に、容赦なく白濁を放出していく。
どくん、どくんと、何度も脈打つたびに、精液が出ていくのがわかる。
それとほぼ同時に、俺の指は追い出されそうなほどきつく締め上げられていた。
チカチカと瞬く視界で見てみれば、勢いよく噴出する透明な液体を、俺の手のひらが受け止めている。
指が一瞬開放されたかと思うと、またすぐに押さえつけられる。
まるで、膣内が脈打っているかのようだ。
つまるところ…
「…同時、だったな…」
こういう相性はどうやら良いらしいが、勝負ならば引き分けであった。
美香は、精液を出し終わった俺の肉棒から口を離し、上体を起こした。
そして、小さく口を開けて、手のひらに精液を垂らした。
「…我ながら、たくさん出したな」
「気持ち良かった?」
「とても。美香も、気持ち良かったか?」
「すごく良かったよ。ここまで潮吹きしちゃったのは久しぶりかも」
美香は股間のあたりを見やった。
透明な液体が、床に水たまりを作っている。
彼女がタオルを持ってきていなければ大惨事だった。
「それじゃ、いただきます」
「え?」
美香は手に乗せていた精液を、まとめて自らの口の中へと流し込んだ。
そのまま舌の上で味わうように転がして――最後に、喉を鳴らして飲み込む。
いたずらっ子のように美香は微笑んだ。
「こういうのも、興奮する?」
「…する」
言葉で答える前から、俺の股間は答えていた。
さっき美香の手のひらを満たすほど出したはずなのに、再び臨戦態勢になっている。
「それじゃあさ…セックス、しようよ」
美香は少しだけ間を置いて言った。
「…大丈夫なのか」
「わからない。だけど…こういうときこそ、チャンスなんじゃないかなって」
俺は少し迷ったが、美香の言う通りだ。
頷いてから、座ったまま腕を広げた。
美香は、そこにするりと潜り込んできた。いわゆる、対面座位の姿勢である。
俺が美香をそっと抱きしめると、美香も抱きしめ返してきた。
「…当たってるね」
美香に耳元で囁かれ、一瞬体が震えた。
ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け上がった。
美香の言う通り、俺のソレは美香の下腹部を圧迫している。
「怖かったら、いつでも止めていいからな」
「うん。ありがとう…腰、上げるね」
互いに抱きしめている腕を少し緩める。
美香が腰を上げた。
今、彼女がどんな表情をしているかは見えないが、自分の中の恐怖やトラウマと戦っているはずだ。
背中を優しくさすってやる。
美香が、ゆっくりと腰を下ろしてきた。
亀頭が割れ目へと入ろうとしているのを感じる。
このまま行けば、大丈夫だ。
俺がそう確信した、その時だった――
美香の体が力を失って、ガクンと俺の上へと崩れ落ちた。
「うぉっ!?」
そのまま後ろへと倒れそうになる美香を慌てて抱きとめる。
セックスは――できていない。
挿入するギリギリのところでズレて、下腹部を滑るのみだった。
「美香、大丈夫か?」
肩を掴んで、美香の表情を見ようと引き離す。
すると、俺の肩に乗っていた美香の頭がずるりと滑り落ちた。
「危ねぇっ」
慌てて頭もなんとかして支え、そのまま顔を見る。
目を閉じて、浅く呼吸している。
――つまるところ、美香は気絶してしまったようだった。
咥えられたり、優しく舐められたりと、緩急をつけているその動きが、余計に気持ちよさを引き立てていく。
俺はあぐらをかいていて、美香が俺の足に横から頭を乗せ、寝転がるような姿勢になっている。
空いている手で、美香の体を弄る。
リボンが外れないよう気をつけながら胸を揉み、乳首を摘んだり擦ったり、たまに爪の先で優しく掻いてやったりする。
その度に美香がぴくりと震えて、声を漏らす。
それが振動へと変換され、さらに俺の快感に変わる。
ふと視線をやると、横たわった美香の腰あたりに液体の跡がある。
手を伸ばして、太ももの間に手を滑り込ませてみると、ぬるっとした感触がある。
俺の意図を察したらしい美香が、片足を上げてくれた。
「触るぞ」
「ん」
一応ことわると、美香は咥えたまま小さく肯定の意を示した。
蜜の溢れる割れ目の中へ、指を滑り込ませる。
膣内は、美香の口の中に負けず劣らず熱く濡れていた。
指をきつく締めつけて来ながらも、指が容易に動かせるほどの濡れ具合だった。
美香の吐息が一層熱さを増す。
俺は、さらに探るように指を動かし続ける。
目当てはGスポットだ。多分ここだろうと当たりをつけて指先を曲げてやると、締め付けが強くなる。
そこを何度も、緩急織り交ぜて、執拗に擦る。
不規則な動きも取り入れて、かき混ぜる。
不意に、美香が口を離した。
「総司くん…私、先にイキそう…っ」
「いいぞ…、イッて」
「むぅ…負けないから」
ほんの少し拗ねたようなかわいらしい表情を見せてから、美香は再び俺にしゃぶりついた。
そこで初めて、俺に快感が蓄積されていたことに気づいた。
余裕そうに言っておいて、実は自分も射精寸前だった。
美香を弄るのに夢中で気づかなかった。
元々勝負していたわけではないが…
(ここで先に射精するのはなんか悔しい…!)
謎の対抗心が生まれ、俺は美香の膣内を擦る手を速めた。
美香もそれに気づいているのか、上下する頭の動かし方が若干速くなっている。
自分でも、美香が確実に気持ちよくなっていることはわかるのだが――限界だった。
「くっ…出るっ…!」
美香が頭を上げた瞬間に、俺は射精に至った。
奥ではなく口の中に、容赦なく白濁を放出していく。
どくん、どくんと、何度も脈打つたびに、精液が出ていくのがわかる。
それとほぼ同時に、俺の指は追い出されそうなほどきつく締め上げられていた。
チカチカと瞬く視界で見てみれば、勢いよく噴出する透明な液体を、俺の手のひらが受け止めている。
指が一瞬開放されたかと思うと、またすぐに押さえつけられる。
まるで、膣内が脈打っているかのようだ。
つまるところ…
「…同時、だったな…」
こういう相性はどうやら良いらしいが、勝負ならば引き分けであった。
美香は、精液を出し終わった俺の肉棒から口を離し、上体を起こした。
そして、小さく口を開けて、手のひらに精液を垂らした。
「…我ながら、たくさん出したな」
「気持ち良かった?」
「とても。美香も、気持ち良かったか?」
「すごく良かったよ。ここまで潮吹きしちゃったのは久しぶりかも」
美香は股間のあたりを見やった。
透明な液体が、床に水たまりを作っている。
彼女がタオルを持ってきていなければ大惨事だった。
「それじゃ、いただきます」
「え?」
美香は手に乗せていた精液を、まとめて自らの口の中へと流し込んだ。
そのまま舌の上で味わうように転がして――最後に、喉を鳴らして飲み込む。
いたずらっ子のように美香は微笑んだ。
「こういうのも、興奮する?」
「…する」
言葉で答える前から、俺の股間は答えていた。
さっき美香の手のひらを満たすほど出したはずなのに、再び臨戦態勢になっている。
「それじゃあさ…セックス、しようよ」
美香は少しだけ間を置いて言った。
「…大丈夫なのか」
「わからない。だけど…こういうときこそ、チャンスなんじゃないかなって」
俺は少し迷ったが、美香の言う通りだ。
頷いてから、座ったまま腕を広げた。
美香は、そこにするりと潜り込んできた。いわゆる、対面座位の姿勢である。
俺が美香をそっと抱きしめると、美香も抱きしめ返してきた。
「…当たってるね」
美香に耳元で囁かれ、一瞬体が震えた。
ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け上がった。
美香の言う通り、俺のソレは美香の下腹部を圧迫している。
「怖かったら、いつでも止めていいからな」
「うん。ありがとう…腰、上げるね」
互いに抱きしめている腕を少し緩める。
美香が腰を上げた。
今、彼女がどんな表情をしているかは見えないが、自分の中の恐怖やトラウマと戦っているはずだ。
背中を優しくさすってやる。
美香が、ゆっくりと腰を下ろしてきた。
亀頭が割れ目へと入ろうとしているのを感じる。
このまま行けば、大丈夫だ。
俺がそう確信した、その時だった――
美香の体が力を失って、ガクンと俺の上へと崩れ落ちた。
「うぉっ!?」
そのまま後ろへと倒れそうになる美香を慌てて抱きとめる。
セックスは――できていない。
挿入するギリギリのところでズレて、下腹部を滑るのみだった。
「美香、大丈夫か?」
肩を掴んで、美香の表情を見ようと引き離す。
すると、俺の肩に乗っていた美香の頭がずるりと滑り落ちた。
「危ねぇっ」
慌てて頭もなんとかして支え、そのまま顔を見る。
目を閉じて、浅く呼吸している。
――つまるところ、美香は気絶してしまったようだった。
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