女の子がエロい服を着てる世界でもラブコメはできる!

キューマン・エノビクト

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122. カワイイのためには、快感も必要

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 リボンの真ん中の穴の周囲はゴムでできている。
 というより、小さなゴムリングにリボンの飾りをつけたものといったほうが、それを正しく表していると言えるだろう。

「こっちは一旦止めるぞ」

 俺はバイブのスイッチを切って、美香の膣内から抜き去った。
「あ…」と美香が切なげな声を漏らした。

「まだ…イけて、ないのに」
「その方が、こっちの感覚に敏感になれるだろ」

 俺は美香に覆いかぶさるような姿勢になった。
 左右の乳首を人差し指でそっと撫でてやると、美香は声こそ出さなかったものの快感に耐えるような表情をした。

「ちゃんと固くなってないと、リボンが落ちるかもしれないからな」

 そう言いつつ、まずは薄いピンク色の乳輪を撫でていく。
 本当は、自分で締まってはくれない金属製のリングとは違い、ゴム製のリングであれば乳首やクリが完全に勃起している必要はない。
 だが…今は美香のわがままに付き合っているのだ。
 俺も少しくらいわがままでも、許されるだろう。

「…くすぐっ、たい…っ」
「すぐに気持ちよくなるさ」

 ヤバい奴のセリフっぽいな、と自分で思いながら、乳輪を撫で続ける。
 やがて、少しだけ指の側面を乳首に触れさせた。
 表情を見るに、あと一歩くすぐったさが気持ちよさになってくれないギリギリのラインをしっかり攻めることができているらしい。

(そろそろいいか…)

 俺は一旦指を胸から離した。
 物欲しそうな表情の美香に微笑んでから、また指を下ろす。
 ただし、今度は乳首の先端に。
 指の腹が、ふにゃりと沈み込む。
 一度離してから、今度は爪の先でつついてみる。
 今度は、さっきのように沈み込まない。
 少しだけ固さを増している。
 そのまま、乳首の先端や側面を爪でそっとカリカリと掻いてやると、

「もうそろそろ…いいでしょ…?」
「そうだね」

 俺は素直に認めて、リボンの飾りを手に取った。
 左右のリボン部分を優しく引っ張って、ゴムの穴を広げる。
 すると、少し横長になってしまい、余裕を持って乳首に嵌めることはできなくなってしまった。
 まあ、ちゃんと勃起していれば穴が少しくらい小さくてもなんとかなる。

「じゃあ、左からいくぞ」

 宣言して、リボンの飾りをそっと近づけていく。
 ゴムが乳首に触れた。やはり、穴が少し歪んでいる。
 俺はそのまま、下向きに力を入れる。
 すると、先端で引っかかっていたゴムの部分もするりと滑って追従してきた。

「んっ…!」

 紐が乳首を撫でた感覚に、美香は思わず声を漏らしてしまう。
 俺は、ゴムが乳首の根元まで到達したことを確認して、リボンから手を離した。
 ゴムはキュッと乳首を締めた。
 食い込むと言うほどでもないが、これなら落ちる心配はないだろう。

「じゃ、反対側も…」

 再び宣言して、飾りを嵌めようとする。
 そこで、少し乳首が小さくなっていることに気づいた。
 もしかしたら、左側に感覚を集中させてしまって、勃起した状態が保てなくなっていたのかもしれない。
 俺は一旦飾りを離し、顔を近づけた。

「ふぅー…」
「あ…それぇ…やぁ…」

 口をすぼめて、乳首に息を吹きかける。
 何秒かして吹くのをやめると、さっきまで小さかった乳首が、ぴくぴくと小さく震える体に合わせて少しずつ大きくなっていった。
 遠目にはわからないが、近くで見ると確かに勃起できたということがわかる。
 気を取り直して、俺はさっきと同じようにリボンの飾りを嵌めた。

「よし、できたぞ」

 覆いかぶさる姿勢をやめると、美香も起き上がった。

「どう?似合ってる?」
「もちろん、似合ってるぞ。ちょっと立ってみて」

 いい加減、これを「似合っている」と言うのにも躊躇がなくなってきた。
 良い傾向だ。
 俺も立ち上がり、美香を正面から眺めた。

「うん、やっぱりいいな」

 エロいという意味だけでなく、純粋にかわいいと言える。
 白い髪に白い肌を持つ美香は、白猫のコスプレが映える。
 白いニーソも手伝って、まさに完璧と言うほかない。

「えへへ、買ってよかったな」

 美香はその場でくるりと回ってみせた。
 白い尻尾が揺れた。

「それでね、総司くん。今日はさ、私のわがままに付き合わせてるわけだから…」

 スッと一歩、俺のそばに近寄って、美香は耳元で囁いた。

「総司くんのやりたいこと、なんでもしていいよ」
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