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109. わりとよくある、罰ゲームの内容
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部屋の外から、とんとんと礼儀正しい足音が響いてきて、ドアが開いた。
「おまたせー」
優しく微笑んで、美香は手を振った。
つられて、俺の口角と腕も上がってしまう。
「そうだ、スマホとゲーム充電していい?」
そう言って、持ってきた鞄から取り出したのは、最近なら誰でも持っている携帯ゲーム機。
「いいぞ、空いてるのここだけだけど」
俺はベッドと壁の隙間にあるコンセントを指した。
他はゲームやらパソコンやらで埋まってしまっている。
「ありがとー」
美香はゴソゴソと充電コードを取り出して、腕を隙間に差し込んだ。
四つん這いみたいな姿勢になって、お尻が完全にこちらに向けられてしまう。
多少ドキッとはするが、この世界ではありふれた光景だ。
「せっかくだし遊ばないか?俺もこれ持ってるし」
「おっ、いいねー。何する?」
「やっぱこれかなー…」
コントローラーを操作して選択したのは、有名なレースゲーム。
「どう?」
「いいの?私結構強いよ?」
「美香がゲーム得意なの、意外だな」
「言うねぇ。なら、勝負しようか?罰ゲーム付きで」
「乗った。それで、罰ゲームの内容は?」
「そうだねー…」
少し考えて、美香は爆弾を投下した。
「何でも言うことを一つ聞く、にしよう」
◆ ◆ ◆
『負けたら何でもする』という条件が設定された勝負において大切なこと。
それは、自分の負けをなんとしてでも防ぐことである。
勝ったときに相手に何をするか考えるような奴は一生勝てない。
「よしっ、ここで、いけっ…よっしゃあ!!!」
「あ、あーっ!?うそ、そこで負けるなんて…!?」
コースの最後の最後、設けられたジャンプ台で、俺は一か八かのショートカットに挑み、見事に成功させ一位を勝ち取った。
「勝った…!」
必死で呼吸すら忘れていた。
息切れしながら、母さんに持ってきてもらっていたクッキーを口に放り込み、ジュースで流し込む。
「…さて、どうしようかな」
「きゃー」
棒読みで、美香は大げさに体を庇うような仕草をした。
本当に、勝つのに夢中で何をするのか全く考えてなかった。
美香を眺めながら考える。
今日の服装は、ベージュのブラウス。よく似合っているという平々凡々な感想しか出ない己の語彙力が恨めしいが、よく似合っているのだ。
もちろん胸開きであるし、下半身にはなにも着けていない。強いて言うならニーソとローター程度のものである。
ふと、視線が美香の鞄に向く。
俺はそこで、あるものを見つけた。
「…アレを挿れて、もう一戦同じ条件でやろう」
俺が取り出したのは、それなりの長さのバイブだった。
「…それって、総司くんが有利になるんじゃ」
「何でもするんだろ?」
「むぅ、いじわる」
美香はかわいらしく膨れてみせた。
が、それ以上の抵抗は諦めたらしい。
俺はバイブを美香の座っているところに立てて押さえた。
「はい、ここに腰おろして。ゆっくりね」
「わかってるー…」
美香はローターを抜き取り、机の上に置いた。
それから、そっと腰を下ろしていくと、バイブがどんどん飲み込まれていく。
「ん…んんっ…」
か細く声を上げながら、美香はお尻を床につけた。
バイブの持ち手部分がわずかに覗いているのが、しっかり挿入されたことを実感させてきて、とてもエロい。
俺は押さえていた手を離して、スイッチを『中』に入れた。
「やっ、これ、振動が奥までぇ…」
「それじゃ、やろうか」
俺はじわじわと快感を感じている美香をよそに、第二戦の準備を進めた。
「おまたせー」
優しく微笑んで、美香は手を振った。
つられて、俺の口角と腕も上がってしまう。
「そうだ、スマホとゲーム充電していい?」
そう言って、持ってきた鞄から取り出したのは、最近なら誰でも持っている携帯ゲーム機。
「いいぞ、空いてるのここだけだけど」
俺はベッドと壁の隙間にあるコンセントを指した。
他はゲームやらパソコンやらで埋まってしまっている。
「ありがとー」
美香はゴソゴソと充電コードを取り出して、腕を隙間に差し込んだ。
四つん這いみたいな姿勢になって、お尻が完全にこちらに向けられてしまう。
多少ドキッとはするが、この世界ではありふれた光景だ。
「せっかくだし遊ばないか?俺もこれ持ってるし」
「おっ、いいねー。何する?」
「やっぱこれかなー…」
コントローラーを操作して選択したのは、有名なレースゲーム。
「どう?」
「いいの?私結構強いよ?」
「美香がゲーム得意なの、意外だな」
「言うねぇ。なら、勝負しようか?罰ゲーム付きで」
「乗った。それで、罰ゲームの内容は?」
「そうだねー…」
少し考えて、美香は爆弾を投下した。
「何でも言うことを一つ聞く、にしよう」
◆ ◆ ◆
『負けたら何でもする』という条件が設定された勝負において大切なこと。
それは、自分の負けをなんとしてでも防ぐことである。
勝ったときに相手に何をするか考えるような奴は一生勝てない。
「よしっ、ここで、いけっ…よっしゃあ!!!」
「あ、あーっ!?うそ、そこで負けるなんて…!?」
コースの最後の最後、設けられたジャンプ台で、俺は一か八かのショートカットに挑み、見事に成功させ一位を勝ち取った。
「勝った…!」
必死で呼吸すら忘れていた。
息切れしながら、母さんに持ってきてもらっていたクッキーを口に放り込み、ジュースで流し込む。
「…さて、どうしようかな」
「きゃー」
棒読みで、美香は大げさに体を庇うような仕草をした。
本当に、勝つのに夢中で何をするのか全く考えてなかった。
美香を眺めながら考える。
今日の服装は、ベージュのブラウス。よく似合っているという平々凡々な感想しか出ない己の語彙力が恨めしいが、よく似合っているのだ。
もちろん胸開きであるし、下半身にはなにも着けていない。強いて言うならニーソとローター程度のものである。
ふと、視線が美香の鞄に向く。
俺はそこで、あるものを見つけた。
「…アレを挿れて、もう一戦同じ条件でやろう」
俺が取り出したのは、それなりの長さのバイブだった。
「…それって、総司くんが有利になるんじゃ」
「何でもするんだろ?」
「むぅ、いじわる」
美香はかわいらしく膨れてみせた。
が、それ以上の抵抗は諦めたらしい。
俺はバイブを美香の座っているところに立てて押さえた。
「はい、ここに腰おろして。ゆっくりね」
「わかってるー…」
美香はローターを抜き取り、机の上に置いた。
それから、そっと腰を下ろしていくと、バイブがどんどん飲み込まれていく。
「ん…んんっ…」
か細く声を上げながら、美香はお尻を床につけた。
バイブの持ち手部分がわずかに覗いているのが、しっかり挿入されたことを実感させてきて、とてもエロい。
俺は押さえていた手を離して、スイッチを『中』に入れた。
「やっ、これ、振動が奥までぇ…」
「それじゃ、やろうか」
俺はじわじわと快感を感じている美香をよそに、第二戦の準備を進めた。
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