忌み色公女のリスタート!〜体感100年、やっと自分の体に戻れたので、心を入れ替えて人生を謳歌してもいいですか?〜


公爵家長女のレーヌは、生まれつき白髪赤目の色を持って生まれた。
このロードガリオン大陸で「忌み色」といわれ、昼間はあまり出歩けず貧弱な体質であるレーヌは幼少期をずっと屋敷の中で過ごしていた。

ある日、実兄や周囲から愛され甘やかされる義妹に嫉妬したレーヌは、彼女を池に突き落とそうとするも失敗し、自分が転落してしまう。
それによってレーヌは意識不明の重体に陥り、約一年もの間眠りについていた。

そして、一年後。
目覚めたレーヌの様子は、一年前とは明らかに違っており、周囲は驚愕を隠せないでいた。

「も、も、戻れた!! 百年ぶりの自分の肉体! 百年ぶりの現世! この肉々しい体すらもはや愛嬌と思える……なんて空気が美味しいの!!」

どうやらレーヌは意識不明の間に「可能性の未来」を視てきたようで……?
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