16 / 76
第二章 躍動の5年間 初等部編
第14話 神の使徒アリエル 初等部1年生
しおりを挟む
天使アリエル。
絶世の美貌と知性を兼ね備えた神に近い存在。
翼があるわけではないが、ヒトならざるものであることは一目見た瞬間からわかる。
存在感が違う。
美貌が違う。
声音が違う。
所作が違う。
ヒトと同じようなシルエットの中に、神性が凝縮された生物であることが分かる。
その存在がそこにいた。
前回のように時を止めるのではなく。
アネモネもその存在を認知した。
もちろん、その存在感から、ただものでは無いことをも認知している。
すると、
「こんにちは。ヒトの子よ」
アリエルの声だ。
思わず聞き惚れてしまう。
優しく包み込んでくれる声は、いつまでも聴いていたい。
って、
「誰だ?お前?」
「あれ?こんなノリでやってみたかったんだけど、ダメだった?」
「そりゃー、そうだろ?前に会ってからかなり時間はたったけど、ずっと待ってたんだぜ?」
アネモネが困惑した顔を向けてくる。
「あぁ、ごめんごめん。コイツ、俺の知り合いなんだよ。天使なんだってさ。昔、世話になったことがあって、助けてもらったんだよ。さっき言った、マナ暴走を止めてくれたのはコイツなんだよ」
「えーっと、その、天使…様?が助けてくれたのね?本当に天使様なんだったら、もっと丁寧に話したほうがいいんじゃないかな?」
「はじめまして、アネモネ・アフロディーテさん。私は気にしないよ。なんなら、フレンドリーにしてくれた方がうれしいかな。」
「アタシの名前知ってるんですね」
「まぁ、こんなでも天使なのでね。世の中の大抵のことは知ってるよ。何でも知ってるわけではないけどね。私はアリエル、天使アリエルよ。仲良くしてね」
どこかの猫のようなセリフを言いながら、アリエルはおどけて見せた。
「そうなのね。よろしく。それで、今日はどのようなご用件ですか?」
「あぁ、それそれ、緊急案件よ!それも、あなたたち2人に関係のある」
「え?アタシも?」
「ええ、そうよ。ライの転生の正体がわかったのよ」
「ん?ん?ん?ライが転生?」
「あれ?聞いてない?ライは転生者なのよ?あれ?言ったらまずかった?」
まずいですね。
あんまり前世のことは話したくなかったし、俺もアネモネが好きだと公言している。
ロリコンと言われてしまう。
なんなら、アネモネが6歳の時から好きだと言っている。
完全にアウトだ。
アリエルさんよ、なんてことをしてくれんだよ…。
だからと言って…
「いえ、まずくはないですが、後々困ります」
最大限譲歩した。
「あらら?やらかしちゃったね?ごめーん。ライ君!」
「もういいよ。どう説明するかは後で考えるから。それで、緊急案件ってなんなの?」
「そうそう、それでね、ライ君の転生の原因がアネモネちゃんのご両親だったことがわかったのよ。だから、2人がいてて助かったよ。でも、キミって、私が探してるときに都合よく大魔法ぶちかます子だね。おかげで毎回助かるけどね。ってか、隠の魔力で魔法は禁止って言ったよね?」
「あぁ、ごめん。でも、これって、魔法じゃなくてオーラだから大丈夫じゃないの?確か前回は術式を通さないで魔法を発動したからダメだったんだよね?…あっ」
「語るに落ちたね。そう、広い意味では、マナをオーラに変換するのも魔法なんだよ。術式を通さないからね。厳密には、魔闘士なんかは全員魔法使いになるんだよ。だから、本来は子どもには教えないんだけど、大きな魔力を持った子どもには逆に推奨してるんだ。ゲートの扱いが上手くなるからね。実際、キミも今の数分でマスターしたみたいだしね。まぁ、いい師匠に出会えたようで何よりさ。各国では上級以上の魔力を持ってるヒトにオーラの教育を施してるんだよ?」
「あ、アタシはそれパスしたんだ。特級であることを、隠すために。パパとママに相談して、パスできるようにしてもらったんだ」
アネモネは、最近、パパ、ママと呼ぶようになった。
本当の家族になれたみたいで嬉しい。
「あー、それで、パパはやたらと教授のことを警戒してたのか」
納得した。
やたらと無口だからどうしたのか心配してたんだよな。
「さて、色々わかったとこで、本題ね。ライ君が元々住んでた惑星は地球というんだ。その惑星がある宇宙の担当天使であるアルターイがライ君を転生させようとしたのよ。そのために、この惑星に住む大学教授のミハエル・ハインリッヒをそそのかして、ゼルエル・アフロディーテとシエン・アフロディーテに召喚転生術式を発動させたのよ。それで、召喚転生したのがライ君ってわけ」
「っ!お父さんとお母さんを?そそのかして?どうしてそんなことを?」
「ごめんね。ご両親を巻き込んでしまったね。理由は、私の暗殺のためらしいんだ。色々と未確定なことが多いから、明確には言えないけど、ライ君の召喚転生が私を殺すことに繋がるのよ。隣の宇宙のアルターイはちょっとワケありでね。天使というか、『自称天使』なのよ。本当は10人しかいないのに、11人目を名乗って、宇宙まで作ってしまったの」
「びっくり展開すぎるけど、御伽話で聞いたことがあるような?そこまでできるなら、もう天使でいいんじゃないの?」
「そう、私達10人の天使や神でさえも認めているのに、彼は10人にこだわりたいらしいのよ。ジェラシーってやつ?」
「何がジェラシーよ!?そんなものの為にアタシのお父さんとお母さんは死んでしまったの?」
「そうだよね。私は狙われてる側だけど、巻き込んだことには悪いと思ってるのよ?ごめんなさい。でも、やっぱり、ご両親が亡くなっていることは、知ってたのね?」
「そりゃ、そうでしょうよ?もう5年も行方不明なんだから!流石に子どものアタシでも気づくよ!」
そんなこと考えてたんだな。
言ってくれりゃいっしょに悩んだのに。
まぁ、でも、亡くなったと認めたくはないから、言えないか。
力になれなくて情けない。
「気づいてあげられなくて、ごめん」
「ライはいいの。悪くないんだから。逆に、あなたと出会わせてくれた両親に感謝もしてる。でも、アルターイは殺す」
明確な殺意を感じる。
アネモネは続ける。
「今までアタシは勉強のためや、ライの世界一って夢のついでに強くなってきたけど、目標ができた。アルターイを殺す」
アネモネは、見たことがない冷たい表情をしていた。
「わかった。止めはしないよ。キミ達にはその権利も資格もある。そう、資格もあるの。」
意味深に切るアリエル。
シリアスも美しい。
見惚れてる場合ではない。
「資格?」
呟くアネモネ
「そう、あなた達は神殺しになれる素質があるの」
「神、殺し?」
「ええ、文字通り、神を殺せるわ。具体的には、魔力が1万を超えた者のことを指すわ。」
「アタシ、9500だよ?」
「ええ、生まれた時の数値でしょ?神殺しは魔力が成長するのよ。ライ君、心当たりない?」
「あ、俺の陽は中級だったのに、この前測ったら上級になってた」
「そう、神殺しは成長できるのよ?」
「でも、アタシが神殺しとは決まってないのでは?」
「あなたの父ゼルエルも母シエルも特級術師だったのよ。特級術師がどれくらいの確率で生まれるか知ってる?」
「1億分の1って学校で習いました」
「そう、それが2人で結婚したのよ?世界で80人しかいない超人がよ?生まれてくる子どもがどんな運命を背負うのかなんて説明がいる?」
「っ!!そうですね。少し考えればわかることでした。それなら、好都合です。アルターイはどこにいるんですか?」
「地球、ライ君の故郷よ。ヒトのふりをして紛れ込んでるわ。おかげで探すのに時間がかかっちゃったけどね」
「そっか。ずっと探してくれてたんだな。アリエル、サンキュな。アネモネが戦うなら俺も戦うよ。もう、ただの同居人じゃないんだ。アネモネは家族なんだ」
「分かったわ。邪魔はしない。でも、手伝えないの」
「なんで!?あなたも命を狙われているのでしょう?」
アネモネが吠えた。
「そう。でも、さっきも言ったようにアルターイは天使として神も認めているの。つまり、神はアルターイを殺す気が無いのよ。私達天使は神意の執行者、使徒よ。神の考えには背けないの。自分の命が危なくても。もちろん自衛はするわ。だからあなた達に話したのよ。でも、積極的には手伝えないの。ごめんなさい」
「事情はわかりました。それじゃあ、助言をください。」
「ええ。そうね。そのために来たのだから。まず、あなたたちは世界一の魔術師になりなさい。ライ君の目標でもあったわね?」
「おう!言われなくてもなってやるよ」
力強く肯定した。
「それじゃ、以前教えたように、魔闘士大会優勝、魔術師大会優勝、ダンジョンクリアランキング1位は最低条件ね。それから、色々と複雑な魔術も学んで魔法をマスターしてもらうわ。最終的には魔法を使って地球へ行き、アルターイを、殺す」
「壮大な計画だな!でも、やりがいがありそうだ」
完全に魔力の効果で気持ちが大きくなってるな。
「アタシもやりとげる!」
アネモネも闘志を燃やしている。
復讐がきっかけだが、アネモネと共に世界一を目指せるのはうれしい。
「アネモネ、全てが終わったら結婚してくれ」
あ、コレ、フラグじゃね?
やべっ、やらかした…。
「もちろん、アタシもそのつもりよ」
無事、成就させてくれ、神様!
「あっ、アネモネ、ライ君の中身は42歳のおっさんだから気をつけてね。エッチなことされてない?」
あ、速攻でフラグ回収された…俺、死んだな。
こうして、アリエルと念話ができる魔術を教えてもらい、解散となった。
絶世の美貌と知性を兼ね備えた神に近い存在。
翼があるわけではないが、ヒトならざるものであることは一目見た瞬間からわかる。
存在感が違う。
美貌が違う。
声音が違う。
所作が違う。
ヒトと同じようなシルエットの中に、神性が凝縮された生物であることが分かる。
その存在がそこにいた。
前回のように時を止めるのではなく。
アネモネもその存在を認知した。
もちろん、その存在感から、ただものでは無いことをも認知している。
すると、
「こんにちは。ヒトの子よ」
アリエルの声だ。
思わず聞き惚れてしまう。
優しく包み込んでくれる声は、いつまでも聴いていたい。
って、
「誰だ?お前?」
「あれ?こんなノリでやってみたかったんだけど、ダメだった?」
「そりゃー、そうだろ?前に会ってからかなり時間はたったけど、ずっと待ってたんだぜ?」
アネモネが困惑した顔を向けてくる。
「あぁ、ごめんごめん。コイツ、俺の知り合いなんだよ。天使なんだってさ。昔、世話になったことがあって、助けてもらったんだよ。さっき言った、マナ暴走を止めてくれたのはコイツなんだよ」
「えーっと、その、天使…様?が助けてくれたのね?本当に天使様なんだったら、もっと丁寧に話したほうがいいんじゃないかな?」
「はじめまして、アネモネ・アフロディーテさん。私は気にしないよ。なんなら、フレンドリーにしてくれた方がうれしいかな。」
「アタシの名前知ってるんですね」
「まぁ、こんなでも天使なのでね。世の中の大抵のことは知ってるよ。何でも知ってるわけではないけどね。私はアリエル、天使アリエルよ。仲良くしてね」
どこかの猫のようなセリフを言いながら、アリエルはおどけて見せた。
「そうなのね。よろしく。それで、今日はどのようなご用件ですか?」
「あぁ、それそれ、緊急案件よ!それも、あなたたち2人に関係のある」
「え?アタシも?」
「ええ、そうよ。ライの転生の正体がわかったのよ」
「ん?ん?ん?ライが転生?」
「あれ?聞いてない?ライは転生者なのよ?あれ?言ったらまずかった?」
まずいですね。
あんまり前世のことは話したくなかったし、俺もアネモネが好きだと公言している。
ロリコンと言われてしまう。
なんなら、アネモネが6歳の時から好きだと言っている。
完全にアウトだ。
アリエルさんよ、なんてことをしてくれんだよ…。
だからと言って…
「いえ、まずくはないですが、後々困ります」
最大限譲歩した。
「あらら?やらかしちゃったね?ごめーん。ライ君!」
「もういいよ。どう説明するかは後で考えるから。それで、緊急案件ってなんなの?」
「そうそう、それでね、ライ君の転生の原因がアネモネちゃんのご両親だったことがわかったのよ。だから、2人がいてて助かったよ。でも、キミって、私が探してるときに都合よく大魔法ぶちかます子だね。おかげで毎回助かるけどね。ってか、隠の魔力で魔法は禁止って言ったよね?」
「あぁ、ごめん。でも、これって、魔法じゃなくてオーラだから大丈夫じゃないの?確か前回は術式を通さないで魔法を発動したからダメだったんだよね?…あっ」
「語るに落ちたね。そう、広い意味では、マナをオーラに変換するのも魔法なんだよ。術式を通さないからね。厳密には、魔闘士なんかは全員魔法使いになるんだよ。だから、本来は子どもには教えないんだけど、大きな魔力を持った子どもには逆に推奨してるんだ。ゲートの扱いが上手くなるからね。実際、キミも今の数分でマスターしたみたいだしね。まぁ、いい師匠に出会えたようで何よりさ。各国では上級以上の魔力を持ってるヒトにオーラの教育を施してるんだよ?」
「あ、アタシはそれパスしたんだ。特級であることを、隠すために。パパとママに相談して、パスできるようにしてもらったんだ」
アネモネは、最近、パパ、ママと呼ぶようになった。
本当の家族になれたみたいで嬉しい。
「あー、それで、パパはやたらと教授のことを警戒してたのか」
納得した。
やたらと無口だからどうしたのか心配してたんだよな。
「さて、色々わかったとこで、本題ね。ライ君が元々住んでた惑星は地球というんだ。その惑星がある宇宙の担当天使であるアルターイがライ君を転生させようとしたのよ。そのために、この惑星に住む大学教授のミハエル・ハインリッヒをそそのかして、ゼルエル・アフロディーテとシエン・アフロディーテに召喚転生術式を発動させたのよ。それで、召喚転生したのがライ君ってわけ」
「っ!お父さんとお母さんを?そそのかして?どうしてそんなことを?」
「ごめんね。ご両親を巻き込んでしまったね。理由は、私の暗殺のためらしいんだ。色々と未確定なことが多いから、明確には言えないけど、ライ君の召喚転生が私を殺すことに繋がるのよ。隣の宇宙のアルターイはちょっとワケありでね。天使というか、『自称天使』なのよ。本当は10人しかいないのに、11人目を名乗って、宇宙まで作ってしまったの」
「びっくり展開すぎるけど、御伽話で聞いたことがあるような?そこまでできるなら、もう天使でいいんじゃないの?」
「そう、私達10人の天使や神でさえも認めているのに、彼は10人にこだわりたいらしいのよ。ジェラシーってやつ?」
「何がジェラシーよ!?そんなものの為にアタシのお父さんとお母さんは死んでしまったの?」
「そうだよね。私は狙われてる側だけど、巻き込んだことには悪いと思ってるのよ?ごめんなさい。でも、やっぱり、ご両親が亡くなっていることは、知ってたのね?」
「そりゃ、そうでしょうよ?もう5年も行方不明なんだから!流石に子どものアタシでも気づくよ!」
そんなこと考えてたんだな。
言ってくれりゃいっしょに悩んだのに。
まぁ、でも、亡くなったと認めたくはないから、言えないか。
力になれなくて情けない。
「気づいてあげられなくて、ごめん」
「ライはいいの。悪くないんだから。逆に、あなたと出会わせてくれた両親に感謝もしてる。でも、アルターイは殺す」
明確な殺意を感じる。
アネモネは続ける。
「今までアタシは勉強のためや、ライの世界一って夢のついでに強くなってきたけど、目標ができた。アルターイを殺す」
アネモネは、見たことがない冷たい表情をしていた。
「わかった。止めはしないよ。キミ達にはその権利も資格もある。そう、資格もあるの。」
意味深に切るアリエル。
シリアスも美しい。
見惚れてる場合ではない。
「資格?」
呟くアネモネ
「そう、あなた達は神殺しになれる素質があるの」
「神、殺し?」
「ええ、文字通り、神を殺せるわ。具体的には、魔力が1万を超えた者のことを指すわ。」
「アタシ、9500だよ?」
「ええ、生まれた時の数値でしょ?神殺しは魔力が成長するのよ。ライ君、心当たりない?」
「あ、俺の陽は中級だったのに、この前測ったら上級になってた」
「そう、神殺しは成長できるのよ?」
「でも、アタシが神殺しとは決まってないのでは?」
「あなたの父ゼルエルも母シエルも特級術師だったのよ。特級術師がどれくらいの確率で生まれるか知ってる?」
「1億分の1って学校で習いました」
「そう、それが2人で結婚したのよ?世界で80人しかいない超人がよ?生まれてくる子どもがどんな運命を背負うのかなんて説明がいる?」
「っ!!そうですね。少し考えればわかることでした。それなら、好都合です。アルターイはどこにいるんですか?」
「地球、ライ君の故郷よ。ヒトのふりをして紛れ込んでるわ。おかげで探すのに時間がかかっちゃったけどね」
「そっか。ずっと探してくれてたんだな。アリエル、サンキュな。アネモネが戦うなら俺も戦うよ。もう、ただの同居人じゃないんだ。アネモネは家族なんだ」
「分かったわ。邪魔はしない。でも、手伝えないの」
「なんで!?あなたも命を狙われているのでしょう?」
アネモネが吠えた。
「そう。でも、さっきも言ったようにアルターイは天使として神も認めているの。つまり、神はアルターイを殺す気が無いのよ。私達天使は神意の執行者、使徒よ。神の考えには背けないの。自分の命が危なくても。もちろん自衛はするわ。だからあなた達に話したのよ。でも、積極的には手伝えないの。ごめんなさい」
「事情はわかりました。それじゃあ、助言をください。」
「ええ。そうね。そのために来たのだから。まず、あなたたちは世界一の魔術師になりなさい。ライ君の目標でもあったわね?」
「おう!言われなくてもなってやるよ」
力強く肯定した。
「それじゃ、以前教えたように、魔闘士大会優勝、魔術師大会優勝、ダンジョンクリアランキング1位は最低条件ね。それから、色々と複雑な魔術も学んで魔法をマスターしてもらうわ。最終的には魔法を使って地球へ行き、アルターイを、殺す」
「壮大な計画だな!でも、やりがいがありそうだ」
完全に魔力の効果で気持ちが大きくなってるな。
「アタシもやりとげる!」
アネモネも闘志を燃やしている。
復讐がきっかけだが、アネモネと共に世界一を目指せるのはうれしい。
「アネモネ、全てが終わったら結婚してくれ」
あ、コレ、フラグじゃね?
やべっ、やらかした…。
「もちろん、アタシもそのつもりよ」
無事、成就させてくれ、神様!
「あっ、アネモネ、ライ君の中身は42歳のおっさんだから気をつけてね。エッチなことされてない?」
あ、速攻でフラグ回収された…俺、死んだな。
こうして、アリエルと念話ができる魔術を教えてもらい、解散となった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
おっさんの異世界建国記
なつめ猫
ファンタジー
中年冒険者エイジは、10年間異世界で暮らしていたが、仲間に裏切られ怪我をしてしまい膝の故障により、パーティを追放されてしまう。さらに冒険者ギルドから任された辺境開拓も依頼内容とは違っていたのであった。現地で、何気なく保護した獣人の美少女と幼女から頼られたエイジは、村を作り発展させていく。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる