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第41話 人質
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よくわからないけど、僕とサイトは最前線となる一階に来ていた。
いや、逆に好都合だな。
サルビアを救出してアウグスト公爵を捕えよう。
そして、サルビアの無罪を勝ち取って、結婚式をするんだ。
あれ?
アイリスにも結婚を申し込んだから三人同時か?
ムチャクチャだな。
そのためにも、さっさとこんな茶番は終わらせてやろう。
でも、僕にはそんな力はないな。
『ピュア』も『催眠術』もあと三回で終わる。
使い時まではサイトに戦わせよう。
「サイト様、敵です。切ってください」
ズバン
一太刀で切り伏せる。
さすが『剛剣』スキル持ちは違うな。
あ、今、観察できたから、あとで自己暗示できるな。
やっておこう。
一階はもう誰が敵かわからない状態だった。
近衛騎士の鎧だけが目印だ。
だから、僕たちは近衛騎士から攻撃される。
もうメンドくさいからさっきから全員切ってる。
襲ってくるイコール敵という認識で動いている。
さて、そろそろ城の出口だ。
一階にはサルビアも、ガーベラもいなかった。
おそらく外だろう。
角度的に城壁を越えて城への砲撃は無理なはずだ。
城壁の中から砲撃しているなら、サルビアを探しやすい。
一刻も早く見つけてやめさせよう。
出口まであと数mとというところで、敵に捕まる。
どっち側かは知らないけど、鎧は着ていない。
アウグスト公爵側の敵か。
「サイト様、新手です。お願いします」
「わかったZE!いつも決めた位置に一撃入れるZE!」
イで韻を踏んでて、ウザいけど役に立つ。
敵を袈裟切りにし、吹き飛ばす。
吹き飛んださきには出口があった。
出口に扉に敵がぶつかり、吹き飛んでいく。
外は暗いが、城内よりは月明りがある分明るい。
外の様子が少しずつ見えてきた。
誰かいる?
二人?
戦ってる?
シルエット的に女性?
あ、うん。
ガーベラVSサルビアだった。
最悪だ。
最も恐れていたことが怒ってしまった。
やはり、イヤな予感フラグは絶対当たる説だ。
これからはイヤな予感をしない修行をしよう。
スキルのレベル上げより重要な気がする。
「ちょっと、スト―――ップ!!」
「あれ? アーサーじゃない!」
サルビアが驚く。
いや、こっちの方が驚いてるからね?
「あ、本当ですね。どうしたんですか?」
「どうもこうも、二人が戦ってるから止めに来たんだよ」
「私たちもやめたいんですけど、やめられないんです」
「そうそう、さっきから手抜きで戦ってるフリだけしてるのよ」
「え? どういうこと? やめればいいんじゃないの?」
「いえ、私は、王の勅命を受けているのでやめられないんです」
「私は家族を人質に取られてるからやめられないのよ」
なるほど、じゃあ、こうしよう。
「ガーベラ・ストライク!王の勅命を伝令します!」
「はい!」
「サルビアと戦ってはいけません!」
「あのー、アーサー? 大丈夫ですか? 王の勅命を偽ったとあれば息子であろうと死罪は免れませんよ?」
「ああ、大丈夫だよ。後で、お父様はそう言ったと信じるから」
「なるほど『ピュア』ですね」
ガーベラは『ピュア』のことを少し知っている。
さすがに『催眠術』の詳細は説明していない。
何となく知っているのはアイリスだけだ。
「サルビアも家族を助けに行こう。どこにいるんだい?」
「場所はわからないの。でも、アウグスト公爵が知ってると思う」
うん、それは聞かなくても知ってた。
そこまで行くのが大変だから、近くに知ってるヤツいない? って質問だったんだよ?
相変わらずどこか抜けてるよな。
誰が知ってるかはわからないし、偉そうにしてるやつから適当に『ピュア』で吐かせるか。
「よし、じゃあ、今からサルビアは人質ね。それで、ガーベラとサイトとアイリスで僕たちを守って」
「かしこまりました」
「わかりました。そのまま本陣へ行くのですね」
「イエーースゥ!レッゴー!」
「わかったわ。誰か攻撃してきたらやり返してもいいよね?」
「多分ね。僕にやらされているというフリでなら大丈夫じゃないかな?」
「やったー!やっとまともに魔法使えるー!」
あれ? さっきまでの砲撃は違ったの?
かなり城は揺れたよ?
「さあ、早く終わらせて寝ましょう。私は眠いです」
ガーベラが本音を語りだした。
ガーベラは朝が早いもんな。
実家にいるころは、早朝からトレーニングして、それから僕の家へ稽古にきてくれたものだ。
「そうだな。さっさと終わらせよう」
僕たちはサルビアを盾にしてどんどん進んでいった。
と、いうか、サルビアが移動砲台となって、蹴散らしていった。
サルビアは「キャー、助けてー!」と言いながらも、敵兵の多いところへ巨大なファイアボールをどんどん打ちまくった。
着弾するたびに、どぉぉぉおおおおおーーーん! と、轟音が響く。
さっきの城への砲撃の犯人も彼女だ。
サルビアは人質という建前を使っているので、追い打ちまではかけられない。
そこをガーベラが丁寧に切り伏せていく。
サイトと、アイリスは僕とサルビアの護衛というポジションだ。
サルビアの砲撃が派手なので、ほとんど襲いかかられることはなかった。
たまに来ても、サイトが切り伏せるか、『盾』スキルでガードされていた。
僕は戦いはよくわからないが、どうも、敵兵の動きが素人臭い。
服装なんかも鎧じゃなくて、その辺の町の人って感じがする。
武器も農具を持ってる人がいるくらいだ。
これ、ひょっとして、自分の領民を連れて来たんじゃないだろうな?
さすがに、その人たちを全滅させるのは気が引けるな。
いや、敵は敵だな。
兵だったとしても敵だし。
とりあえず、全殺しでいいか。
ガーベラは完全に血に飢えた狼状態だし、サルビアも魔法に酔ってる気がする。
僕の妻でまともなのはアイリスくらいだな。
「アイリス、ちょっと、よしよしさせて」
「かしこまりました」
アイリスの頭を撫でる。
おしりも撫でたかったけど、できない。
僕は受け身の人間なんだ。
自分からはできない。
「アーサー様、これも内緒でよろしかったですか?」
「うーん、これくらいは言っても大丈夫だよ」
「承知しました」
アイリスはよくわかっている。
僕が目立ったり、変態だと言われることを嫌っていることを。
さて、本陣も見えてきた。
さっさと公爵を『催眠術』にかけて、バカなことは終わらせよう。
いや、逆に好都合だな。
サルビアを救出してアウグスト公爵を捕えよう。
そして、サルビアの無罪を勝ち取って、結婚式をするんだ。
あれ?
アイリスにも結婚を申し込んだから三人同時か?
ムチャクチャだな。
そのためにも、さっさとこんな茶番は終わらせてやろう。
でも、僕にはそんな力はないな。
『ピュア』も『催眠術』もあと三回で終わる。
使い時まではサイトに戦わせよう。
「サイト様、敵です。切ってください」
ズバン
一太刀で切り伏せる。
さすが『剛剣』スキル持ちは違うな。
あ、今、観察できたから、あとで自己暗示できるな。
やっておこう。
一階はもう誰が敵かわからない状態だった。
近衛騎士の鎧だけが目印だ。
だから、僕たちは近衛騎士から攻撃される。
もうメンドくさいからさっきから全員切ってる。
襲ってくるイコール敵という認識で動いている。
さて、そろそろ城の出口だ。
一階にはサルビアも、ガーベラもいなかった。
おそらく外だろう。
角度的に城壁を越えて城への砲撃は無理なはずだ。
城壁の中から砲撃しているなら、サルビアを探しやすい。
一刻も早く見つけてやめさせよう。
出口まであと数mとというところで、敵に捕まる。
どっち側かは知らないけど、鎧は着ていない。
アウグスト公爵側の敵か。
「サイト様、新手です。お願いします」
「わかったZE!いつも決めた位置に一撃入れるZE!」
イで韻を踏んでて、ウザいけど役に立つ。
敵を袈裟切りにし、吹き飛ばす。
吹き飛んださきには出口があった。
出口に扉に敵がぶつかり、吹き飛んでいく。
外は暗いが、城内よりは月明りがある分明るい。
外の様子が少しずつ見えてきた。
誰かいる?
二人?
戦ってる?
シルエット的に女性?
あ、うん。
ガーベラVSサルビアだった。
最悪だ。
最も恐れていたことが怒ってしまった。
やはり、イヤな予感フラグは絶対当たる説だ。
これからはイヤな予感をしない修行をしよう。
スキルのレベル上げより重要な気がする。
「ちょっと、スト―――ップ!!」
「あれ? アーサーじゃない!」
サルビアが驚く。
いや、こっちの方が驚いてるからね?
「あ、本当ですね。どうしたんですか?」
「どうもこうも、二人が戦ってるから止めに来たんだよ」
「私たちもやめたいんですけど、やめられないんです」
「そうそう、さっきから手抜きで戦ってるフリだけしてるのよ」
「え? どういうこと? やめればいいんじゃないの?」
「いえ、私は、王の勅命を受けているのでやめられないんです」
「私は家族を人質に取られてるからやめられないのよ」
なるほど、じゃあ、こうしよう。
「ガーベラ・ストライク!王の勅命を伝令します!」
「はい!」
「サルビアと戦ってはいけません!」
「あのー、アーサー? 大丈夫ですか? 王の勅命を偽ったとあれば息子であろうと死罪は免れませんよ?」
「ああ、大丈夫だよ。後で、お父様はそう言ったと信じるから」
「なるほど『ピュア』ですね」
ガーベラは『ピュア』のことを少し知っている。
さすがに『催眠術』の詳細は説明していない。
何となく知っているのはアイリスだけだ。
「サルビアも家族を助けに行こう。どこにいるんだい?」
「場所はわからないの。でも、アウグスト公爵が知ってると思う」
うん、それは聞かなくても知ってた。
そこまで行くのが大変だから、近くに知ってるヤツいない? って質問だったんだよ?
相変わらずどこか抜けてるよな。
誰が知ってるかはわからないし、偉そうにしてるやつから適当に『ピュア』で吐かせるか。
「よし、じゃあ、今からサルビアは人質ね。それで、ガーベラとサイトとアイリスで僕たちを守って」
「かしこまりました」
「わかりました。そのまま本陣へ行くのですね」
「イエーースゥ!レッゴー!」
「わかったわ。誰か攻撃してきたらやり返してもいいよね?」
「多分ね。僕にやらされているというフリでなら大丈夫じゃないかな?」
「やったー!やっとまともに魔法使えるー!」
あれ? さっきまでの砲撃は違ったの?
かなり城は揺れたよ?
「さあ、早く終わらせて寝ましょう。私は眠いです」
ガーベラが本音を語りだした。
ガーベラは朝が早いもんな。
実家にいるころは、早朝からトレーニングして、それから僕の家へ稽古にきてくれたものだ。
「そうだな。さっさと終わらせよう」
僕たちはサルビアを盾にしてどんどん進んでいった。
と、いうか、サルビアが移動砲台となって、蹴散らしていった。
サルビアは「キャー、助けてー!」と言いながらも、敵兵の多いところへ巨大なファイアボールをどんどん打ちまくった。
着弾するたびに、どぉぉぉおおおおおーーーん! と、轟音が響く。
さっきの城への砲撃の犯人も彼女だ。
サルビアは人質という建前を使っているので、追い打ちまではかけられない。
そこをガーベラが丁寧に切り伏せていく。
サイトと、アイリスは僕とサルビアの護衛というポジションだ。
サルビアの砲撃が派手なので、ほとんど襲いかかられることはなかった。
たまに来ても、サイトが切り伏せるか、『盾』スキルでガードされていた。
僕は戦いはよくわからないが、どうも、敵兵の動きが素人臭い。
服装なんかも鎧じゃなくて、その辺の町の人って感じがする。
武器も農具を持ってる人がいるくらいだ。
これ、ひょっとして、自分の領民を連れて来たんじゃないだろうな?
さすがに、その人たちを全滅させるのは気が引けるな。
いや、敵は敵だな。
兵だったとしても敵だし。
とりあえず、全殺しでいいか。
ガーベラは完全に血に飢えた狼状態だし、サルビアも魔法に酔ってる気がする。
僕の妻でまともなのはアイリスくらいだな。
「アイリス、ちょっと、よしよしさせて」
「かしこまりました」
アイリスの頭を撫でる。
おしりも撫でたかったけど、できない。
僕は受け身の人間なんだ。
自分からはできない。
「アーサー様、これも内緒でよろしかったですか?」
「うーん、これくらいは言っても大丈夫だよ」
「承知しました」
アイリスはよくわかっている。
僕が目立ったり、変態だと言われることを嫌っていることを。
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