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第26話 容疑者
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王城に着いた。
このあとはお父様に話しに行くだけだ。
それだけのことなのに、何か引っかかる気がした。
「アーサー様、ようこそおいでくださいました」
先触れに手紙を持たせたため、宰相が待ってくれていた。
彼はきっと手紙を読んでお出迎えをしてくれているのだろう。
僕のスキル発現に喜んでくれているのだろう。
元々、僕はそれほど乗り気ではないけど、今は仕方ない。
ガーベラとサルビアのためだ。
我慢しよう。
「出迎えご苦労様です」
「滅相もない。アーサー様、おめでとうございます」
「いえいえ。これまで迷惑かけてきたので罪滅ぼしをします」
「とんでもない。これからも『勇者』『剣聖』としてよろしくお願いしますね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「さて、王もお待ちかねです。イザベラ様もいらっしゃってます」
「お母様も?」
「ええ。突然、アーサー様が顔色を変えて帰ってきたかと思うと飛び出して行かれたと心配されていました。スキルのことで不安だったんですね。今は落ち着いておられます」
「よかった」
謁見の間に通された。
親子の会談でこの場はいつもと違う。
スキル発現の祝いの言葉でもあるのかな?
流石に叙爵式はしないだろうしな?
中から声がする。
「アーサー様がお見えになられました」
「通せ」
「はっ」
扉が開く。
儀仗兵が並べられている。
玉座にはお父様が、その横にはお母様が。
僕と宰相は進む。
いつも通りの場所で片膝をつく。
「第六王子アーサー様をお連れしました」
「うむ。ご苦労であった。下がれ」
「はっ」
宰相はお母様とは反対側のお父様の側に立った。
「さて、アーサーよ、大儀であった」
「はい」
「しかし、アーサーよ、嘘であると言ってくれ」
「はい?」
「お前が反逆者であるというのは本当か?」
「え?」
「お前は軍の訓練中に逃げ出した。そうだな?」
「はい」
「お前はセージ家に泊まり込み、情報収集をした。違うか?」
「ええ。泊まりはしました」
「お前はセージ家に血縁のあるラムダン家と結託して国家転覆を企てた」
「いいえ。違います」
「お前はラムダン家と結託してセージ家を救済しようとした。このお前からの手紙が証拠だ」
「間違いではありません」
え?
ちょっと待って?
僕が国家反逆罪?
そんなわけない。
ただ、セージ家を救済してサルビアと結婚したかっただけだ。
そして、ガーベラとサルビアのW結婚式をする予定だったんだ。
そうだ、ストライク家が証人になってくれる。
「あの、ライオネラ・ストライクさんが証人になってくれます」
「私もそれは考えた。しかし、行方不明だ」
「そんな! 昨日会ったところなのに?」
「やはりお前が……。ライオネラまで」
「違う。そんなはずはないでしょう? 僕は『勇者』で『剣聖』ですよ?」
「その力を使ってライオネラの口を封じたのであろう!」
ん?
何か引っかかるな。
なんだろう?
まず、情報が筒抜けすぎだろ。
内通者?
それは今は特定できないな。
まず、確実なツッコミどころからだな。
「あの、僕のスキルを聞いて驚かないのはなぜですか?」
「スキル? 手紙に書いてあったからであろう?」
「いえ、手紙には『勇者』スキルのことしか書きませんでしたよ?」
「ん? 本当だな。どこでだったか? 誰かから報告で聞いたな」
「僕は『剣聖』のスキルについては数人にしか話していません。漏れているとしたらその数名です」
「その数名は思い出せるか?」
「そうですね。サイト様と、ガーベラと、アイリスと、ライオネラさん、あと、セージ家の皆さん。あ、あと、城下町の鑑定屋のお姉さんですね」
「わかった。その辺りから探りを入れてみよう」
『ピュア』『催眠術』「個人的には、鑑定屋のお姉さんが怪しいと思います」
「そうだな。私もそう思うよ」
『ピュア』『催眠術』「お父様、だから僕は反逆者ではありませんよ!」
「わかった。何かの間違いだったのだろう。詳しく調べるから、調べが終わるまでは城で待機してくれ」
『ピュア』『催眠術』「お母様も安心してくださいね。僕は無実です」
「わかりました。証明されることを待っています」
ゴリゴリにゴリ押した。
まぁ、これでお父様は信じてくれるだろう。
あとは、これの黒幕だな。
僕をハメようとしている人間がいるな。
この前の勇者暗殺未遂といい、城内は怪しい人ばっかりだな。
まぁ、これで、しばらくは城内でダラダラできるな。
それはそれで美味しいな。
暗殺される恐れもあることから、僕は個室に軟禁状態にあった。
しかし、僕は引きこもることは得意だ。
それに、『勇者』スキルを使って剣を振るのも楽しいので、室内にも関わらず剣を振り続けた。
一度だけ、『剣聖』の動きで剣を振ってみたが、部屋中がぐちゃぐちゃになったので、それ以降は使わなかった。
スキル自体はパッシブなので、油断するとすぐに使いそうになる。
手加減してゆっくり振るトレーニングはどこかバカみたいに見えた。
それでも、続けてゆっくりと剣を振り続けることで、コツが掴めた気がした。
タッタラー
タッタラー
これは完全に『勇者』スキルだろうな。
自分の手を見つめながら『鑑定』する
『鑑定結果 アーサー・ド・サリューム14歳 男 スキル【ドラゴンハート レベル2】【ピュア レベル6】(剣聖 レベル1)(催眠術 レベル2)(勇者 レベル2)』
これが僕の実力か。
ガーベラは『剣聖』600くらいとか言ってたな。
サイトは『勇者』が11になっていた。
まだまだだな。
コンコンコン
突然ノックが鳴った。
「はい。誰ですか?」
「アーサー様、無罪が確定しましたので、謁見の間へご移動願います」
「わかりました」
謁見の間へ行くことになった。
このあとはお父様に話しに行くだけだ。
それだけのことなのに、何か引っかかる気がした。
「アーサー様、ようこそおいでくださいました」
先触れに手紙を持たせたため、宰相が待ってくれていた。
彼はきっと手紙を読んでお出迎えをしてくれているのだろう。
僕のスキル発現に喜んでくれているのだろう。
元々、僕はそれほど乗り気ではないけど、今は仕方ない。
ガーベラとサルビアのためだ。
我慢しよう。
「出迎えご苦労様です」
「滅相もない。アーサー様、おめでとうございます」
「いえいえ。これまで迷惑かけてきたので罪滅ぼしをします」
「とんでもない。これからも『勇者』『剣聖』としてよろしくお願いしますね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「さて、王もお待ちかねです。イザベラ様もいらっしゃってます」
「お母様も?」
「ええ。突然、アーサー様が顔色を変えて帰ってきたかと思うと飛び出して行かれたと心配されていました。スキルのことで不安だったんですね。今は落ち着いておられます」
「よかった」
謁見の間に通された。
親子の会談でこの場はいつもと違う。
スキル発現の祝いの言葉でもあるのかな?
流石に叙爵式はしないだろうしな?
中から声がする。
「アーサー様がお見えになられました」
「通せ」
「はっ」
扉が開く。
儀仗兵が並べられている。
玉座にはお父様が、その横にはお母様が。
僕と宰相は進む。
いつも通りの場所で片膝をつく。
「第六王子アーサー様をお連れしました」
「うむ。ご苦労であった。下がれ」
「はっ」
宰相はお母様とは反対側のお父様の側に立った。
「さて、アーサーよ、大儀であった」
「はい」
「しかし、アーサーよ、嘘であると言ってくれ」
「はい?」
「お前が反逆者であるというのは本当か?」
「え?」
「お前は軍の訓練中に逃げ出した。そうだな?」
「はい」
「お前はセージ家に泊まり込み、情報収集をした。違うか?」
「ええ。泊まりはしました」
「お前はセージ家に血縁のあるラムダン家と結託して国家転覆を企てた」
「いいえ。違います」
「お前はラムダン家と結託してセージ家を救済しようとした。このお前からの手紙が証拠だ」
「間違いではありません」
え?
ちょっと待って?
僕が国家反逆罪?
そんなわけない。
ただ、セージ家を救済してサルビアと結婚したかっただけだ。
そして、ガーベラとサルビアのW結婚式をする予定だったんだ。
そうだ、ストライク家が証人になってくれる。
「あの、ライオネラ・ストライクさんが証人になってくれます」
「私もそれは考えた。しかし、行方不明だ」
「そんな! 昨日会ったところなのに?」
「やはりお前が……。ライオネラまで」
「違う。そんなはずはないでしょう? 僕は『勇者』で『剣聖』ですよ?」
「その力を使ってライオネラの口を封じたのであろう!」
ん?
何か引っかかるな。
なんだろう?
まず、情報が筒抜けすぎだろ。
内通者?
それは今は特定できないな。
まず、確実なツッコミどころからだな。
「あの、僕のスキルを聞いて驚かないのはなぜですか?」
「スキル? 手紙に書いてあったからであろう?」
「いえ、手紙には『勇者』スキルのことしか書きませんでしたよ?」
「ん? 本当だな。どこでだったか? 誰かから報告で聞いたな」
「僕は『剣聖』のスキルについては数人にしか話していません。漏れているとしたらその数名です」
「その数名は思い出せるか?」
「そうですね。サイト様と、ガーベラと、アイリスと、ライオネラさん、あと、セージ家の皆さん。あ、あと、城下町の鑑定屋のお姉さんですね」
「わかった。その辺りから探りを入れてみよう」
『ピュア』『催眠術』「個人的には、鑑定屋のお姉さんが怪しいと思います」
「そうだな。私もそう思うよ」
『ピュア』『催眠術』「お父様、だから僕は反逆者ではありませんよ!」
「わかった。何かの間違いだったのだろう。詳しく調べるから、調べが終わるまでは城で待機してくれ」
『ピュア』『催眠術』「お母様も安心してくださいね。僕は無実です」
「わかりました。証明されることを待っています」
ゴリゴリにゴリ押した。
まぁ、これでお父様は信じてくれるだろう。
あとは、これの黒幕だな。
僕をハメようとしている人間がいるな。
この前の勇者暗殺未遂といい、城内は怪しい人ばっかりだな。
まぁ、これで、しばらくは城内でダラダラできるな。
それはそれで美味しいな。
暗殺される恐れもあることから、僕は個室に軟禁状態にあった。
しかし、僕は引きこもることは得意だ。
それに、『勇者』スキルを使って剣を振るのも楽しいので、室内にも関わらず剣を振り続けた。
一度だけ、『剣聖』の動きで剣を振ってみたが、部屋中がぐちゃぐちゃになったので、それ以降は使わなかった。
スキル自体はパッシブなので、油断するとすぐに使いそうになる。
手加減してゆっくり振るトレーニングはどこかバカみたいに見えた。
それでも、続けてゆっくりと剣を振り続けることで、コツが掴めた気がした。
タッタラー
タッタラー
これは完全に『勇者』スキルだろうな。
自分の手を見つめながら『鑑定』する
『鑑定結果 アーサー・ド・サリューム14歳 男 スキル【ドラゴンハート レベル2】【ピュア レベル6】(剣聖 レベル1)(催眠術 レベル2)(勇者 レベル2)』
これが僕の実力か。
ガーベラは『剣聖』600くらいとか言ってたな。
サイトは『勇者』が11になっていた。
まだまだだな。
コンコンコン
突然ノックが鳴った。
「はい。誰ですか?」
「アーサー様、無罪が確定しましたので、謁見の間へご移動願います」
「わかりました」
謁見の間へ行くことになった。
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