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20話 腹黒男子の供述+生徒会役員の日常①
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手を置いた後、葵くんは私の肩を肘でゴリゴリと抉ってきた。
「◎$♪×△¥●&#~~~~~~~!!!」
「あはは・・・!先輩?何言ってるか分からないんですけど・・・。」
見上げるとそこには、S顔で微笑んでいる葵くんの顔があった。この野郎・・・!
「こんの・・・!謀ったな!ドSが!っででで!」
「え?某ペンギンの大王ですか?」
「そんなしょうもない小ネタを挟まなくていいから!ホントに死ぬ!」
私は涙を浮かべ、痛みに耐えていた。
「・・・。何してんのお前ら・・・?」
入口の方から聞きなれた呆れた声が聞こえてきた。金沢だ。いつの間にか生徒会室に着いた金沢が、私達の現状を見て、呆れていたのだ。
「金沢!いじめられてる!助けて!」
「センパイ・・・。誤解を生む発言は良くないですよ・・・。僕はマッサージをしてるんですから・・・。」
葵くんは耳元で囁いた後、フーッと息をかけた。すると背筋がゾクッとして、虫が背中を這ったような感覚に襲われた。
「嘘つけぇ!楽しんでるだろ!」
「はいはい、わかったわかった・・・。」
金沢はどうどうと宥めるように手を動かした後、葵くんの襟首を掴み、ズルズルと引きずって、先程まで葵くんが使っていた椅子に連れ戻した。
「あー・・・死ぬかと思った・・・。」
私はぐったりと机に突っ伏した。
「あーあ。金沢先輩もう来たんですか・・・。」
葵くんは口を尖らせて、残念そうにしている。
「心底楽しそうだったなお前。」
金沢は壁に立てかけてあるパイプイスを、机まで運びながらため息をついていた。
「そりゃ、女性の歪んだ表情ってゾクゾクしませんか・・・?」
葵くんはこの上なく楽しそうな顔(S顔)をしながら、危ない発言をしていた。
・・・R指定かけた方がいいぞこの作品。
「「うわぁ・・・。」」
私と金沢は同じタイミングでドン引きしていた。多分考えてる事は一緒だろう。
((こいつやべぇ奴だ。))
「彼女とか監禁するタイプだ。」
「ムチとかで甚振りそう。」
「挙句に○○○○○○とかやりそう。」
「あーやりそう。」
私と金沢は口々にそう言った。ちなみに私の発言はR指定がかかりそう(と作者が判断した)ので伏せられました(泣)。
「ってか、俺は何しに呼ばれた訳?用ないなら帰るよ。」
金沢が、本来の目的を私達に問いかけてくれたおかげで、私は仕事を思い出すことが出来た。
いやぁ、すっかり忘れてたわ。てへっ(笑)。
「臨時で入った体育祭の資料のチェック。会議の予定作成。議案書の清書・・・。そんくらいかな?」
私は書類に書いてある内容をつらつらと読み上げていった。
「・・・お前ら今まで何してたの?」
金沢は、白地に大きなため息をついて、私達に呆れていた。
これは弁明しないとだな・・・。我々はちゃんと任務を遂行していたのだから。
「えー、私達はちゃんと仕事・・・」
「先輩はサボってました。こんなに仕事が多いのは先輩のせいです。」
「おー。紫乃。覚えとけよ・・・。」
唐突に葵くんに裏切られ、金沢から謎の恨みを買ってしまった私は、とりあえず葵くんを呪うことにしました。まぁ、完全なる逆恨みなんだけどね♪
「え・・・琥珀くん・・・。覚えとけって・・・。そんな・・・激しくしないでね・・・。」
私はブラウスの襟元に人差し指をかけ、恥ずかしそう(嘘)に照れながら、そういう声(意味深)をあげた。
「お前マジで永遠に黙っててくんねぇかな。」
冗談のつもりだったのに、金沢くんの久々マジトーン来ました。
目怖っ。顔怖っ。声怖っ。三大怖じゃん(?)
高松紫乃、反省致します。
「誠に申し訳ございませんでした・・・。」
「はぁ・・・。お前さぁ・・・そんな声を簡単にあげんなよ・・・。宮崎なんて・・・。」
「金沢センパイ?これ以上言ったら、どうなるか・・・分かりますよね?」
金沢はため息混じりに葵くんについて何かを言おうとしていたが、葵くんの謎の圧力により、何も無かったかのように作業を再開していた。
・・・?何この図?葵くんは目が笑ってないのに口元笑ってるし、金沢は見てはいけないものを見た後のようなリアクリョンをしている。ていうか、金沢は汗ダラダラだけど、大丈夫だろうか・・・?
「あ。定時だ。帰ろ。」
徐ろに時計を見ると、既に17時過ぎだった。うちの生徒会室の時計未だにアナログなんだよなぁ・・・。たまに死んでるし。早く変えたいんだけどなぁ・・・。生徒会にそんな予算ないんだけど。
さて、定時の17時を過ぎました。定時とは完全下校時間の事。うちの学校は、普通科の後に定時制がある学校なので、普通科の生徒は17時前までに帰らないといけないのだ。
さて、今日もいい一日でしたね。悔いなく活動出来ました。それでは私はお家に帰るとしますか。暖かい我が家が待ってるしね。私はひっそりと帰る支度を初め、ひっそりと帰ろうとしたが、流石は生徒会役員。ぬかりは無かった・・・。
「おい・・・?なに帰ろうとしてるんだよ・・・?」
「センパイ・・・?まさか帰るなんて言いませんよね・・・?」
後ろから2人の冷ややかな声が聞こえた・・・。
・・・バレた。即バレだ・・・。しかし、私にだってちゃんとした理由がある!
「いや!私は間違った事はしていない!私は完全下校時刻に帰ろうとしてるだけだ!サラリーマンで言うなら、定時で帰るだけだ!残業して給料が増えないなんてあまりに残酷だ!ブラックだ!働き方改革に反している!よって、私は・・・」
「帰らせねぇよ?」
「帰らせませんよ?」
双方からの攻撃。合計アタックポイントは53万。紫乃は倒れた。
「うぐっ・・・なんで・・・。」
涙を使って抗議したが、2人の心には届かず、さらに追い討ちをかけられた。
「センパイ。うちの学校の制度知ってます?」
「うちの学校の制度により、生徒の為の活動をしている生徒会は、定時制の授業が終わる22時まで活動していいんだよ・・・。」
「知らねぇよ!なんだそのブラック制度!普通じゃありえねぇだろ!もういい!校長に物議を醸したるわ!」
私が勢いよく扉を開けると、そこには今まさに生徒会室に入ろうと扉に手をかけていた人影があった。
「◎$♪×△¥●&#~~~~~~~!!!」
「あはは・・・!先輩?何言ってるか分からないんですけど・・・。」
見上げるとそこには、S顔で微笑んでいる葵くんの顔があった。この野郎・・・!
「こんの・・・!謀ったな!ドSが!っででで!」
「え?某ペンギンの大王ですか?」
「そんなしょうもない小ネタを挟まなくていいから!ホントに死ぬ!」
私は涙を浮かべ、痛みに耐えていた。
「・・・。何してんのお前ら・・・?」
入口の方から聞きなれた呆れた声が聞こえてきた。金沢だ。いつの間にか生徒会室に着いた金沢が、私達の現状を見て、呆れていたのだ。
「金沢!いじめられてる!助けて!」
「センパイ・・・。誤解を生む発言は良くないですよ・・・。僕はマッサージをしてるんですから・・・。」
葵くんは耳元で囁いた後、フーッと息をかけた。すると背筋がゾクッとして、虫が背中を這ったような感覚に襲われた。
「嘘つけぇ!楽しんでるだろ!」
「はいはい、わかったわかった・・・。」
金沢はどうどうと宥めるように手を動かした後、葵くんの襟首を掴み、ズルズルと引きずって、先程まで葵くんが使っていた椅子に連れ戻した。
「あー・・・死ぬかと思った・・・。」
私はぐったりと机に突っ伏した。
「あーあ。金沢先輩もう来たんですか・・・。」
葵くんは口を尖らせて、残念そうにしている。
「心底楽しそうだったなお前。」
金沢は壁に立てかけてあるパイプイスを、机まで運びながらため息をついていた。
「そりゃ、女性の歪んだ表情ってゾクゾクしませんか・・・?」
葵くんはこの上なく楽しそうな顔(S顔)をしながら、危ない発言をしていた。
・・・R指定かけた方がいいぞこの作品。
「「うわぁ・・・。」」
私と金沢は同じタイミングでドン引きしていた。多分考えてる事は一緒だろう。
((こいつやべぇ奴だ。))
「彼女とか監禁するタイプだ。」
「ムチとかで甚振りそう。」
「挙句に○○○○○○とかやりそう。」
「あーやりそう。」
私と金沢は口々にそう言った。ちなみに私の発言はR指定がかかりそう(と作者が判断した)ので伏せられました(泣)。
「ってか、俺は何しに呼ばれた訳?用ないなら帰るよ。」
金沢が、本来の目的を私達に問いかけてくれたおかげで、私は仕事を思い出すことが出来た。
いやぁ、すっかり忘れてたわ。てへっ(笑)。
「臨時で入った体育祭の資料のチェック。会議の予定作成。議案書の清書・・・。そんくらいかな?」
私は書類に書いてある内容をつらつらと読み上げていった。
「・・・お前ら今まで何してたの?」
金沢は、白地に大きなため息をついて、私達に呆れていた。
これは弁明しないとだな・・・。我々はちゃんと任務を遂行していたのだから。
「えー、私達はちゃんと仕事・・・」
「先輩はサボってました。こんなに仕事が多いのは先輩のせいです。」
「おー。紫乃。覚えとけよ・・・。」
唐突に葵くんに裏切られ、金沢から謎の恨みを買ってしまった私は、とりあえず葵くんを呪うことにしました。まぁ、完全なる逆恨みなんだけどね♪
「え・・・琥珀くん・・・。覚えとけって・・・。そんな・・・激しくしないでね・・・。」
私はブラウスの襟元に人差し指をかけ、恥ずかしそう(嘘)に照れながら、そういう声(意味深)をあげた。
「お前マジで永遠に黙っててくんねぇかな。」
冗談のつもりだったのに、金沢くんの久々マジトーン来ました。
目怖っ。顔怖っ。声怖っ。三大怖じゃん(?)
高松紫乃、反省致します。
「誠に申し訳ございませんでした・・・。」
「はぁ・・・。お前さぁ・・・そんな声を簡単にあげんなよ・・・。宮崎なんて・・・。」
「金沢センパイ?これ以上言ったら、どうなるか・・・分かりますよね?」
金沢はため息混じりに葵くんについて何かを言おうとしていたが、葵くんの謎の圧力により、何も無かったかのように作業を再開していた。
・・・?何この図?葵くんは目が笑ってないのに口元笑ってるし、金沢は見てはいけないものを見た後のようなリアクリョンをしている。ていうか、金沢は汗ダラダラだけど、大丈夫だろうか・・・?
「あ。定時だ。帰ろ。」
徐ろに時計を見ると、既に17時過ぎだった。うちの生徒会室の時計未だにアナログなんだよなぁ・・・。たまに死んでるし。早く変えたいんだけどなぁ・・・。生徒会にそんな予算ないんだけど。
さて、定時の17時を過ぎました。定時とは完全下校時間の事。うちの学校は、普通科の後に定時制がある学校なので、普通科の生徒は17時前までに帰らないといけないのだ。
さて、今日もいい一日でしたね。悔いなく活動出来ました。それでは私はお家に帰るとしますか。暖かい我が家が待ってるしね。私はひっそりと帰る支度を初め、ひっそりと帰ろうとしたが、流石は生徒会役員。ぬかりは無かった・・・。
「おい・・・?なに帰ろうとしてるんだよ・・・?」
「センパイ・・・?まさか帰るなんて言いませんよね・・・?」
後ろから2人の冷ややかな声が聞こえた・・・。
・・・バレた。即バレだ・・・。しかし、私にだってちゃんとした理由がある!
「いや!私は間違った事はしていない!私は完全下校時刻に帰ろうとしてるだけだ!サラリーマンで言うなら、定時で帰るだけだ!残業して給料が増えないなんてあまりに残酷だ!ブラックだ!働き方改革に反している!よって、私は・・・」
「帰らせねぇよ?」
「帰らせませんよ?」
双方からの攻撃。合計アタックポイントは53万。紫乃は倒れた。
「うぐっ・・・なんで・・・。」
涙を使って抗議したが、2人の心には届かず、さらに追い討ちをかけられた。
「センパイ。うちの学校の制度知ってます?」
「うちの学校の制度により、生徒の為の活動をしている生徒会は、定時制の授業が終わる22時まで活動していいんだよ・・・。」
「知らねぇよ!なんだそのブラック制度!普通じゃありえねぇだろ!もういい!校長に物議を醸したるわ!」
私が勢いよく扉を開けると、そこには今まさに生徒会室に入ろうと扉に手をかけていた人影があった。
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