ヲタクで腐女子な私にリアル乙女ゲームは攻略不可

12話 夢ならばどれほどよかったでしょう･･･

「あんたがいるといっつも邪魔されるの！迷惑だからどっか行って！」

私･･･何かした･･･？

「分からないんだ。あんな酷いことしといて。」
「人としての感情がないんじゃない？」

感情がないと･･･友達じゃないの？

「そうよ、あんたなんか友達なんかじゃない。」
「あんたなんか、いらないから。」

私は･･･いらない･･･？
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「っ･･･はぁっ！！！はぁ･･･はぁ･･･。」
危ない危ない。朝から呼吸困難とか笑えない。
グッドモーニングおはよう。
朝から変な夢を見てしまったおかげで今日は最悪の目覚めでしたよ。
あー喉乾いた･･･。夜中に汗をかきすぎた･･･。脱水で死ぬ･･･。
だるおも～な体を無理やりにでも起こして、私はリビングに向かった。
「だぁー喉乾いた･･･」
キッチンに向かう途中でソファに人がいることに気づいた･･･。
ソファでは金沢がすやすやと寝ていた。こいつ･･･いつか絶対訴えてやるわ。
てか、なにこれ？一応お泊まりってことかな？飯を寄越せと催促し、夜通しゲームに付き合わされ･･･。いや違う。お泊まりじゃないわこれ。ただの迷惑行為だったわ。
「おーい起きろー。起きてくれー。」
ゆさゆさと金沢の体を揺する。
「ん･･･んっ。眠い･･･。」
「眠いけど起きて。頑張れ。」
「何時･･･？」
「えっと･･･8時･･･、8時！？」
嘘！？学校始まるまであと30分もない！いつも歩いて30分程度･･･。やばい！支度したないと！
「耳元ででけぇ声出すなよ･･･。」
「時間ない！遅刻する！」
やばいやばい！今まで無遅刻無欠席だったのに･･･！こんな所で記録を止める訳にはいかない！
「1回くらいいいだろ･･･。」
「良くない！なんか連覇を止めるのって悔しいから嫌！そして起きて！家に戻れ！」
「わあったよもう･･･。」
金沢はトロトロと自宅へ戻って行った。あいつこそ急ぐべきだと思うが･･･。
って、人のこと気にしてる場合じゃない！急げ！