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2話 ドSな王子様キャラは2次元だけで十分だと思う
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「あっ、えっ、先生・・・。何故ここに?」
突然家の前に立っていた生徒指導の盛岡先生に、私は質問をした。
すると先生は、私の姿を見て目を大きく見開き、表札と私を交互に見ていた。
「えっと・・・君。高松さん?2年の・・・。」
目を泳がせながら先生は私に名前を聞いた。
先生めっちゃたじろいでるじゃないですか!そんなにびっくりしますかねぇ?
まぁ、びっくりするのも無理はない。私の私服(装備付き)を見れば誰だって言葉を失うであろう。いつもジーンズ履いている奴が、いきなりワンピースとか・・・。もう微笑みの爆弾どころか爆笑の核兵器レベル。
ところで、先生は何故ウチに来たのであろう?
理由はともあれ、私の戦争の邪魔をさせる訳にはいかない!新刊を買うために学校を犠牲にしたと言っても過言ではない!
幸いにも先生は、私が三つ編みメガネの高松さんだとは思っていないようだから、ここはとぼけてやり過ごそう。
「えっと・・・。すみません。私は高松ですけれど、2年生?ではないです。学校には通ってないので・・・。」
あたし、完璧っ!服装どころか声も変えた私の真の姿を見破ろうなど片腹痛し!
元声優志望をなめんなよ!
「そうですか・・・。残念です。あぁ・・・すいません。ウチの生徒で高松という生徒がおりまして・・・。その生徒がすごくアニメ好きなもので。本日学校を休んでいたので、お見舞いに6つ子のミニフィギュアを持ってきたのですが・・・。」
な、んだ、と・・・。6つ子のミニフィギュアだと!?特に青と紫が手に入りにくいあの6つ子のミニフィギュアだとっ!?
「せっ、せせせせ、先生!?ど、どうやって・・・。そのようなお宝をっ!?」
「やっぱり、そうですか・・・。」
ニヤリと先生は悪い笑顔をを見せて、私の腕を掴んだ。
そして玄関を開け、私の家に入ると、先生はいつもとは変わった口調で言った。
「これから、高松紫乃の家庭訪問を行う。生徒指導のセンセイとして・・・。徹底的に指導をしてやる。」
そう言ったあと、私の家の鍵を閉めた。
カチャリという冷たい音が家の中に響いた。
突然家の前に立っていた生徒指導の盛岡先生に、私は質問をした。
すると先生は、私の姿を見て目を大きく見開き、表札と私を交互に見ていた。
「えっと・・・君。高松さん?2年の・・・。」
目を泳がせながら先生は私に名前を聞いた。
先生めっちゃたじろいでるじゃないですか!そんなにびっくりしますかねぇ?
まぁ、びっくりするのも無理はない。私の私服(装備付き)を見れば誰だって言葉を失うであろう。いつもジーンズ履いている奴が、いきなりワンピースとか・・・。もう微笑みの爆弾どころか爆笑の核兵器レベル。
ところで、先生は何故ウチに来たのであろう?
理由はともあれ、私の戦争の邪魔をさせる訳にはいかない!新刊を買うために学校を犠牲にしたと言っても過言ではない!
幸いにも先生は、私が三つ編みメガネの高松さんだとは思っていないようだから、ここはとぼけてやり過ごそう。
「えっと・・・。すみません。私は高松ですけれど、2年生?ではないです。学校には通ってないので・・・。」
あたし、完璧っ!服装どころか声も変えた私の真の姿を見破ろうなど片腹痛し!
元声優志望をなめんなよ!
「そうですか・・・。残念です。あぁ・・・すいません。ウチの生徒で高松という生徒がおりまして・・・。その生徒がすごくアニメ好きなもので。本日学校を休んでいたので、お見舞いに6つ子のミニフィギュアを持ってきたのですが・・・。」
な、んだ、と・・・。6つ子のミニフィギュアだと!?特に青と紫が手に入りにくいあの6つ子のミニフィギュアだとっ!?
「せっ、せせせせ、先生!?ど、どうやって・・・。そのようなお宝をっ!?」
「やっぱり、そうですか・・・。」
ニヤリと先生は悪い笑顔をを見せて、私の腕を掴んだ。
そして玄関を開け、私の家に入ると、先生はいつもとは変わった口調で言った。
「これから、高松紫乃の家庭訪問を行う。生徒指導のセンセイとして・・・。徹底的に指導をしてやる。」
そう言ったあと、私の家の鍵を閉めた。
カチャリという冷たい音が家の中に響いた。
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