167 / 203
激突!悪魔編!
ゴーストタウンへ
しおりを挟む
俺が戻ると創一とバロスが俺のところへやってきた。
「どうだった?オッケーはもらえたか。」
「あぁ、貰えたぜ。向こうからもお願いしますって言われたくらいだからな。」
「まぁ、当然といったら当然ですね。」
創一にとっては想定通りということか。
「ところでメンバーは誰を連れて行くんだ?」
「ん?それは俺とお前とクリス、後はリザードマン数人連れて行くか?」
「マスター、向こうは悪魔の拠点なんですよね?それならもう少しメンバー層を厚くすべきです。彼らは探知に引っかかりませんので。」
それは初耳だな。なら、メンバーを変えるか。それから俺達は一時間ほどメンバーについて話し合った。
「じゃあ、行ってくるぜ。」
「行ってらっしゃいませ、マスター。」
そう言って俺達は山を登って行った。結局メンバーは俺、クリス、エイフィー、アイン、フィル、ベルル、ステイン、そしてリザードマン10人だ。
「何か、遠足みたいだね。」
「クリス、これは遠足じゃない。立派なクエストだ。気を抜くなよ。奴らは探知に引っかからないらしいからな。」
「ごめん、じゃあ気を引き締めて行くよ。」
そう言うとクリスの顔が引き締まった感じがした。先ほどの遠足気分は消え、真剣な顔になっている。
こいつもだんだんと成長してきているんだな。
「俺をこのチームに入れてくれるとはな。流石リクト!感謝してるぜ。」
うるさい奴が1人いるな。
「マスターを馴れ馴れしく呼ぶな。」
エイフィーがステインの首に剣を突きたてようとしていた。
「おいっ!エイフィー!やりすぎだ!」
「おぉ、怖い怖い。だがなそんなもんじゃ甘いぜ。」
そう言うとエイフィーが一瞬で体勢を崩されて立場が知らない間に逆転しておりステインはエイフィーの首に剣を置いた。
「リクトを守りたいっていう気持ちは分かるがそんな実力じゃ俺にすら勝てねぇぞ。」
俺にすらとか言っているがあいつと俺はほぼ互角だ。場合によっては俺が負ける可能性もある。そんなことを考えているとエイフィーが立ち上がった。
「でも、私は諦めません!命をかけてまでマスターを守ります。」
「だから、その程度じゃ守ることも出来ないね。足手まといでしか・・」
その瞬間、エイフィーがステインに殴りかかった。
ズガン!!!
俺がギリギリ割り込みエイフィーの拳を受け止めた。
「エイフィー、ここでは力を抑えろ。仲間内で争っていても意味はない。競うと争うは違うぞ。」
そう言うとエイフィーは悔しそうな顔をしながら拳を下ろした。
「すまないな、ステイン。」
「いや、俺も言い過ぎたな。気にしないでくれ。」
確かにステインは言い過ぎだ。だが、それが間違っていない。エイフィーにはかなり響いただろう。焦らないでくれるといいのだが。
そんなことを考えながらも俺らはゴーストタウンへと到着した。
「どうだった?オッケーはもらえたか。」
「あぁ、貰えたぜ。向こうからもお願いしますって言われたくらいだからな。」
「まぁ、当然といったら当然ですね。」
創一にとっては想定通りということか。
「ところでメンバーは誰を連れて行くんだ?」
「ん?それは俺とお前とクリス、後はリザードマン数人連れて行くか?」
「マスター、向こうは悪魔の拠点なんですよね?それならもう少しメンバー層を厚くすべきです。彼らは探知に引っかかりませんので。」
それは初耳だな。なら、メンバーを変えるか。それから俺達は一時間ほどメンバーについて話し合った。
「じゃあ、行ってくるぜ。」
「行ってらっしゃいませ、マスター。」
そう言って俺達は山を登って行った。結局メンバーは俺、クリス、エイフィー、アイン、フィル、ベルル、ステイン、そしてリザードマン10人だ。
「何か、遠足みたいだね。」
「クリス、これは遠足じゃない。立派なクエストだ。気を抜くなよ。奴らは探知に引っかからないらしいからな。」
「ごめん、じゃあ気を引き締めて行くよ。」
そう言うとクリスの顔が引き締まった感じがした。先ほどの遠足気分は消え、真剣な顔になっている。
こいつもだんだんと成長してきているんだな。
「俺をこのチームに入れてくれるとはな。流石リクト!感謝してるぜ。」
うるさい奴が1人いるな。
「マスターを馴れ馴れしく呼ぶな。」
エイフィーがステインの首に剣を突きたてようとしていた。
「おいっ!エイフィー!やりすぎだ!」
「おぉ、怖い怖い。だがなそんなもんじゃ甘いぜ。」
そう言うとエイフィーが一瞬で体勢を崩されて立場が知らない間に逆転しておりステインはエイフィーの首に剣を置いた。
「リクトを守りたいっていう気持ちは分かるがそんな実力じゃ俺にすら勝てねぇぞ。」
俺にすらとか言っているがあいつと俺はほぼ互角だ。場合によっては俺が負ける可能性もある。そんなことを考えているとエイフィーが立ち上がった。
「でも、私は諦めません!命をかけてまでマスターを守ります。」
「だから、その程度じゃ守ることも出来ないね。足手まといでしか・・」
その瞬間、エイフィーがステインに殴りかかった。
ズガン!!!
俺がギリギリ割り込みエイフィーの拳を受け止めた。
「エイフィー、ここでは力を抑えろ。仲間内で争っていても意味はない。競うと争うは違うぞ。」
そう言うとエイフィーは悔しそうな顔をしながら拳を下ろした。
「すまないな、ステイン。」
「いや、俺も言い過ぎたな。気にしないでくれ。」
確かにステインは言い過ぎだ。だが、それが間違っていない。エイフィーにはかなり響いただろう。焦らないでくれるといいのだが。
そんなことを考えながらも俺らはゴーストタウンへと到着した。
3
お気に入りに追加
5,175
あなたにおすすめの小説
死んだと思ったら異世界に
トワイライト
ファンタジー
18歳の時、世界初のVRMMOゲーム『ユグドラシルオンライン』を始めた事がきっかけで二つの世界を救った主人公、五十嵐祐也は一緒にゲームをプレイした仲間達と幸せな日々を過ごし…そして死んだ。
祐也は家族や親戚に看取られ、走馬灯の様に流れる人生を振り替える。
だが、死んだはず祐也は草原で目を覚ました。
そして自分の姿を確認するとソコにはユグドラシルオンラインでの装備をつけている自分の姿があった。
その後、なんと体は若返り、ゲーム時代のステータス、装備、アイテム等を引き継いだ状態で異世界に来たことが判明する。
20年間プレイし続けたゲームのステータスや道具などを持った状態で異世界に来てしまった祐也は異世界で何をするのか。
「取り敢えず、この世界を楽しもうか」
この作品は自分が以前に書いたユグドラシルオンラインの続編です。
異世界ハーレム漫遊記
けんもも
ファンタジー
ある日、突然異世界に紛れ込んだ主人公。
異世界の知識が何もないまま、最初に出会った、兎族の美少女と旅をし、成長しながら、異世界転移物のお約束、主人公のチート能力によって、これまたお約束の、ハーレム状態になりながら、転生した異世界の謎を解明していきます。
転生したら、犬だったらよかったのに……9割は人間でした。
真白 悟
ファンタジー
なんかよくわからないけど、神さまの不手際で転生する世界を間違えられてしまった僕は、好きなものに生まれ変われることになった。
そのついでに、さまざまなチート能力を提示されるが、どれもチートすぎて、人生が面白く無くなりそうだ。そもそも、人間であることには先の人生で飽きている。
だから、僕は神さまに願った。犬になりたいと。犬になって、犬達と楽しい暮らしをしたい。
チート能力を無理やり授けられ、犬(獣人)になった僕は、世界の運命に、飲み込まれていく。
犬も人間もいない世界で、僕はどうすればいいのだろう……まあ、なんとかなるか……犬がいないのは残念極まりないけど
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
許すかどうかは、あなたたちが決めることじゃない。ましてや、わざとやったことをそう簡単に許すわけがないでしょう?
珠宮さくら
恋愛
婚約者を我がものにしようとした義妹と義母の策略によって、薬品で顔の半分が酷く爛れてしまったスクレピア。
それを知って見舞いに来るどころか、婚約を白紙にして義妹と婚約をかわした元婚約者と何もしてくれなかった父親、全員に復讐しようと心に誓う。
※全3話。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
異世界でチート能力貰えるそうなので、のんびり牧場生活(+α)でも楽しみます
ユーリ
ファンタジー
仕事帰り。毎日のように続く多忙ぶりにフラフラしていたら突然訪れる衝撃。
何が起こったのか分からないうちに意識を失くし、聞き覚えのない声に起こされた。
生命を司るという女神に、自分が死んだことを聞かされ、別の世界での過ごし方を聞かれ、それに答える
そして気がつけば、広大な牧場を経営していた
※不定期更新。1話ずつ完成したら更新して行きます。
7/5誤字脱字確認中。気づいた箇所あればお知らせください。
5/11 お気に入り登録100人!ありがとうございます!
8/1 お気に入り登録200人!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる