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三つ巴対決
対面
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「な、なんて強さなの・・・。とても敵う相手じゃない。」
「グハッ!くそ・・動けない。」
「おやおや、まだしゃべれたか。でも、ダークエルフの君は喋らないほうがいいよ。エルフの方はまだ動けるようだけど、君は骨も何本か折れてるはずだし、そこで寝てたほうがいいよ。さて、リクトの元へ連れて行ってもらおうか。」
「させない・・・私はまだ負けてない・・」
「やれやれ面倒な奴だなッ!」
モグリはアイリに詰め寄り殴り飛ばす。
木に何度も激突しながら最後は岩に激突して倒れこんだ。
「これじゃあ。居場所を聞き出せないな。まぁ、いいや。この森探しときゃ見つかるんだろうな。」
「人の森で何をしている。」
モグリが声のほうを向くとそこには男と先ほど倒したダークエルフが立っていた。
「君がリクトか。探したじゃないか。」
「出てきてやったんだ。話くらい聞いてやろう。何の用だ?」
「うーん。簡単に言えば僕達教国について欲しいんだ。金だって払うしいい生活は保証するよ。君なら聖徒になれるかもしれないしね。」
「断る。そんな面倒ごとに俺を巻き込むな。しかも、仲間を傷つけられて黙っていられるか。」
「君もか・・少し面倒くさいな。じゃあ君も力づくでねじ伏させてもらうよ。この娘を人質とるか迷ったけど、この娘はなかなかいい戦いさせてもらったからやめておくよ。僕は君と戦うのを楽しみにしてたんだから。」
「なら話は早い。さっさと始めるぞ。こっちはテメェをぶっ潰したくてしょうがねぇんだ。」
陸斗がそう言い終わるのと同時にモグリが動き出した。陸斗の前まで詰め寄り、拳を振る。が、陸斗は後ろに下がって避ける。そこをモグリは追撃するも陸斗の拳も繰り出される。
両者の拳が激突し突風が巻き起こる。
そして2人は目に見えない速さで移動し何度も激突。その度に衝撃波が発生し辺りの木が悲鳴を上げる。
エイフィーからもらった回復薬で回復したアイリは戦いを見つめながら言う。
「私達とマスターには差があるのは分かっていた。でも、こんなに違うなんて・・」
何度の激突を済ませ両者は地面に着地する。
「こいつ・・強い。さすが十聖徒というだけあるな。」
「僕とここまでやりあうなんて、どこまで僕を楽しませてくれるんだ?」
「くだらんことを言うな。さっさと本気を出せ。こちらもうずうずして仕方がないんだよ。」
「なんだ、ばれてたか。じゃあいいや。もう手加減しないよ。」
両者は先ほどよりも速くそして強い拳でぶつかり合った。途中からは剣も出し金属の激突音が鳴り響く。しかし、次第に戦局は傾き始めた。モグリが押され始めていた。モグリが2回攻撃を加える間に陸斗が3回攻撃を加える。互いの体に傷がつき始めるが、モグリの方が多い。
「どうした?もう終わったなんて言わせないぜ」
「クックックッ!面白い、面白いよ!もっと僕を楽しませてくれ!」
幾多もの拳がモグリに降り注ぐ、モグリも打ち返すもわずかに陸斗のほうが勝っており、モグリが1発くらい態勢を崩したところに追撃を加える。
そして最後に大量の魔力を込めた拳がモグリに降り注ぎ、モグリは倒れた。
「グハッ!くそ・・動けない。」
「おやおや、まだしゃべれたか。でも、ダークエルフの君は喋らないほうがいいよ。エルフの方はまだ動けるようだけど、君は骨も何本か折れてるはずだし、そこで寝てたほうがいいよ。さて、リクトの元へ連れて行ってもらおうか。」
「させない・・・私はまだ負けてない・・」
「やれやれ面倒な奴だなッ!」
モグリはアイリに詰め寄り殴り飛ばす。
木に何度も激突しながら最後は岩に激突して倒れこんだ。
「これじゃあ。居場所を聞き出せないな。まぁ、いいや。この森探しときゃ見つかるんだろうな。」
「人の森で何をしている。」
モグリが声のほうを向くとそこには男と先ほど倒したダークエルフが立っていた。
「君がリクトか。探したじゃないか。」
「出てきてやったんだ。話くらい聞いてやろう。何の用だ?」
「うーん。簡単に言えば僕達教国について欲しいんだ。金だって払うしいい生活は保証するよ。君なら聖徒になれるかもしれないしね。」
「断る。そんな面倒ごとに俺を巻き込むな。しかも、仲間を傷つけられて黙っていられるか。」
「君もか・・少し面倒くさいな。じゃあ君も力づくでねじ伏させてもらうよ。この娘を人質とるか迷ったけど、この娘はなかなかいい戦いさせてもらったからやめておくよ。僕は君と戦うのを楽しみにしてたんだから。」
「なら話は早い。さっさと始めるぞ。こっちはテメェをぶっ潰したくてしょうがねぇんだ。」
陸斗がそう言い終わるのと同時にモグリが動き出した。陸斗の前まで詰め寄り、拳を振る。が、陸斗は後ろに下がって避ける。そこをモグリは追撃するも陸斗の拳も繰り出される。
両者の拳が激突し突風が巻き起こる。
そして2人は目に見えない速さで移動し何度も激突。その度に衝撃波が発生し辺りの木が悲鳴を上げる。
エイフィーからもらった回復薬で回復したアイリは戦いを見つめながら言う。
「私達とマスターには差があるのは分かっていた。でも、こんなに違うなんて・・」
何度の激突を済ませ両者は地面に着地する。
「こいつ・・強い。さすが十聖徒というだけあるな。」
「僕とここまでやりあうなんて、どこまで僕を楽しませてくれるんだ?」
「くだらんことを言うな。さっさと本気を出せ。こちらもうずうずして仕方がないんだよ。」
「なんだ、ばれてたか。じゃあいいや。もう手加減しないよ。」
両者は先ほどよりも速くそして強い拳でぶつかり合った。途中からは剣も出し金属の激突音が鳴り響く。しかし、次第に戦局は傾き始めた。モグリが押され始めていた。モグリが2回攻撃を加える間に陸斗が3回攻撃を加える。互いの体に傷がつき始めるが、モグリの方が多い。
「どうした?もう終わったなんて言わせないぜ」
「クックックッ!面白い、面白いよ!もっと僕を楽しませてくれ!」
幾多もの拳がモグリに降り注ぐ、モグリも打ち返すもわずかに陸斗のほうが勝っており、モグリが1発くらい態勢を崩したところに追撃を加える。
そして最後に大量の魔力を込めた拳がモグリに降り注ぎ、モグリは倒れた。
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