欲しいものはガチャで引け！～異世界召喚されましたが自由に生きます～

仮面の男、襲撃

仮面の男現る！？

「なるほど・・つまりその仮面の男って言う奴が一人で教国をね・・」
「まぁ、仮面の男って言っても私達が勝手に呼んでるだけで・・全く正体が掴めないんですよ・・」
「随分と面倒だな・・一度会えば分かると思うんだが・・」



ちょうどその頃、スレイムから少し離れた場所にいたフィル達幸運の星ラッキースターのメンバー達は、
「ん？今あの辺に変な気配しなかったか？」
「確かに・・空間が歪んだ感じが・・！？」
突然その空間が歪んだかと思うとそこから謎の攻撃が繰り出された。
「危ない！！」
フィルの合図によって誰も攻撃は食らわなかったが・・
「あんた・・何者・・」

そこには仮面をつけた男がいた。
「ん？少し離れた場所に出てきてしまったか・・まぁ、いい。さっさと・・」
「おい・・」
フィルが全身から魔力を溢れ出させていた。
だが、その男は特に臆する様子もなく・・
「中々強そうだな。少し戦ってみるか。」
そう言って仮面の男はフィルに襲いかかる。
(来る！！)
バシッ！！！
(あれ・・そこまで強くない・・？)
フィルはその男の攻撃力に少し違和感を感じた。
「チッ、あっさり止められたか・・」
「次はこっちからね。ハッ！！」
フィルはその男に攻撃を加えた。

「グハッ！！・・これ程までとは・・」
男はあっさり攻撃を食らった。違和感を感じながらもフィルは蹴りを入れて吹き飛ばした。
「おかしい・・」
「クックックッ、中々の強さだ。こちらも本気を出すか・・ハァッ！！」
男が魔力を解き放つが、
(やっぱり・・そんなに強くない・・)
二人は拳をぶつけ、力比べとなるが・
あっさりとフィルが打ち勝つ。
そのままラッシュを繰り出すがまるで防ぎきれていなかった。

「やはりまだまだ差があるな・・・」
男は圧倒的に押されているのにも関わらず、余裕を見せていた。
(こいつの余裕はどこから・・)
「ハァッ！！」
男は再び、魔力を解き放ちこちらへ向かって来た。
バシッ！！！ドガガガ！！
先ほどよりは強くなっているがやはりまだまだだった。
「ハンドレッドストローク！！」
フィルはスキルを発動させそのまま吹き飛ばしたが・・
「！！！」
男は空間の中に消えていった。
「逃げられた・・・」

「フィルさん・・今のは・・」
「分からない、でもマスターに伝える必要があるわ。急いで戻りましょ」
フィル達は陸斗の元へと向かった。


「・・マスター気づきましたか？」
「あぁ、もう消えたがあれほどの気配に気づかないはずがない。」
「えっ？どうしたんですか・・？」
「謎の気配がさっきまで存在してた。恐らくお前たちの言っていた仮面の男なんじゃないか？」
「そんな！！仮面の男が現れたなんて・・」
「まだ確信は持てないがな。恐らくメンバーの誰かが戦ったんだろ。もうすぐ来ると思うから待とう」

それから間も無くしてフィル達が到着した。