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目覚め
新たな動き
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「ベアールを単身で狩るとは・・。これは確かに報告せねばな。」
隆文達の受付をした女が謎の男と話をしていた。その男はギルド長ではない。
隆文の周りで動きがあるとは彼らは気づいていなかった。
「うぅ・・頭が痛い・・・」
「全く!飲みすぎるなと言ったでしょ!」
「すまない、俺も少し頭が痛い・・」
「タカフミまで!!まぁ、昨日は隆文に助けられたし、あんまり文句は言えないけど・・」
「「あんまりだぁ~」」
エリとガロンはホルンにそのまま叱られていた。まぁ、あの2人の暴れようは酷かったな。大声で騒ぐし、酒の瓶振り回すし、俺も少し頭が痛い。早く治れば・・
「ん?回復魔法使えば治るか?」
試しにヒールを軽めにかけてみたがあっという間に治った。
「おっ、二日酔いにも効くのかヒール。こりゃ便利だな。」
あの2人にも掛けてあげようということで俺は3人の元へと向かった。
「ふぅ~助かったぜタカフミ~」
「回復魔法ってこんなことに使えるとはね~」
「魔法を二日酔いなんかに・・」
エリとガロンには感謝されたがホルンには魔法をそんなことに使うなと怒られた。やはり魔法使いだしそういうのはストイックなんだな。
今日は休みにしようということで俺達はゆっくりするつもりだったのだが、
トントン
突然、ドアが叩かれた。
「は~い。」
エリがドアを開けるとそこには数人のギルドの職員がいた。
「すみませんが、タカフミ様はいらっしゃいますか?」
「あぁ、いますよ。タカフミ~!ギルドの人があんたに用があるそうよ~」
エリの声を聞いて俺はドアの方へと向かった。
「はい、俺がタカフミですが。」
「あなたと話がしたい人がいまして、少し時間をいただけないでしょうか?」
何故、ここまで敬語?と思ったが俺は特に忙しくなかったので付いていくことにした。
「少し、忙しいようなので15分ほどここでお待ちしてください、呼んできますので。」
俺が通されたのはギルドの建物の一室で来賓用の部屋だった。
職員が部屋を出ていってから、俺は机のお菓子に手を出したが
「美味い、これ絶対に高いやつだろ」
高いものを食べたことはそんなにないがこれは食べてすぐに分かるやつだった。
そしてそれから間も無くして人が入ってきた。
「やぁ、君がタカフミ君だね?」
「あぁ、そうですよ。で、今日は一体?」
一目見てこの人は只者じゃないと分かった。恐らく実力も階級も高い人間だと。
「少し話がしたくてね、君、下がって構わないよ。」
そう言って彼は近くにいた職員を部屋から出させた。
2人きりになった部屋で彼は言った。
「さて、君の今回の活躍は聞いているよ。倒したものを見せてもらったがあれは大物だ。」
「いやいや、そんなこと・・」
「謙遜する必要はないだろ?何せ、クリスタルベアールを倒したんだから」
隆文達の受付をした女が謎の男と話をしていた。その男はギルド長ではない。
隆文の周りで動きがあるとは彼らは気づいていなかった。
「うぅ・・頭が痛い・・・」
「全く!飲みすぎるなと言ったでしょ!」
「すまない、俺も少し頭が痛い・・」
「タカフミまで!!まぁ、昨日は隆文に助けられたし、あんまり文句は言えないけど・・」
「「あんまりだぁ~」」
エリとガロンはホルンにそのまま叱られていた。まぁ、あの2人の暴れようは酷かったな。大声で騒ぐし、酒の瓶振り回すし、俺も少し頭が痛い。早く治れば・・
「ん?回復魔法使えば治るか?」
試しにヒールを軽めにかけてみたがあっという間に治った。
「おっ、二日酔いにも効くのかヒール。こりゃ便利だな。」
あの2人にも掛けてあげようということで俺は3人の元へと向かった。
「ふぅ~助かったぜタカフミ~」
「回復魔法ってこんなことに使えるとはね~」
「魔法を二日酔いなんかに・・」
エリとガロンには感謝されたがホルンには魔法をそんなことに使うなと怒られた。やはり魔法使いだしそういうのはストイックなんだな。
今日は休みにしようということで俺達はゆっくりするつもりだったのだが、
トントン
突然、ドアが叩かれた。
「は~い。」
エリがドアを開けるとそこには数人のギルドの職員がいた。
「すみませんが、タカフミ様はいらっしゃいますか?」
「あぁ、いますよ。タカフミ~!ギルドの人があんたに用があるそうよ~」
エリの声を聞いて俺はドアの方へと向かった。
「はい、俺がタカフミですが。」
「あなたと話がしたい人がいまして、少し時間をいただけないでしょうか?」
何故、ここまで敬語?と思ったが俺は特に忙しくなかったので付いていくことにした。
「少し、忙しいようなので15分ほどここでお待ちしてください、呼んできますので。」
俺が通されたのはギルドの建物の一室で来賓用の部屋だった。
職員が部屋を出ていってから、俺は机のお菓子に手を出したが
「美味い、これ絶対に高いやつだろ」
高いものを食べたことはそんなにないがこれは食べてすぐに分かるやつだった。
そしてそれから間も無くして人が入ってきた。
「やぁ、君がタカフミ君だね?」
「あぁ、そうですよ。で、今日は一体?」
一目見てこの人は只者じゃないと分かった。恐らく実力も階級も高い人間だと。
「少し話がしたくてね、君、下がって構わないよ。」
そう言って彼は近くにいた職員を部屋から出させた。
2人きりになった部屋で彼は言った。
「さて、君の今回の活躍は聞いているよ。倒したものを見せてもらったがあれは大物だ。」
「いやいや、そんなこと・・」
「謙遜する必要はないだろ?何せ、クリスタルベアールを倒したんだから」
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