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08.海女~武器更新
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「腕前と、お尻……?」
海女の言うことは、全く予想外だった。
「そうだぜ。海女にしろ漁師にしろ、デキる奴はいい尻してるんだ。もちろん冒険者だってそうだぜ。さあて今夜はその最高の尻にあやからせてもらうとするか」
「えっ……ああっ」
師匠もあたしも海女に囲まれて、タオルで後ろ手に縛られてしまった。そして湯船を囲む岩の上に上体を俯せにされて、海女たちにお尻を向けた恰好にさせられてしまった。
「くくく……小さい嬢ちゃんのツンツンした尻もたまんねえけど、こっちの嬢ちゃんのプリップリの尻も美味そうだぜ。こんな尻で誘惑しやがって、もう勘弁ならねえ」
二人とも温泉のお湯で浣腸されてしまった。
「だ、だめぇ……彼女、すごく敏感なんです。お願い、お仕置きは私に……」
「ビンカンなのかい? それを聞いちゃあなおさらやめられねえなあ。心配すんなって。失神しねえように加減して、最後まで悦ばせてやるぜ」
「師匠、師匠おおお」
師匠もあたしも声を上げて泣いた。切なさのあまり真っ白になって悶え抜いた。
だんだん正気に戻ってくると、師匠とあたしは岩の上で膝立ちになって向き合い、お互いの胸をこすり合わせながらキスして慰め合っていた。
「ごちそうさん。二人とも最高に美味かったぜ」
海女は手を縛っていたタオルを解くと、海岸伝いに入り江から出て東の方へ歩いて行った。魔力中枢のあたりがジンジンして、激しく責められた余韻が残ってる。
「はっ……師匠」
「ひどい目に遭ってしまいましたね。大丈夫ですか」
「だ、大丈夫です」
もしかしてこれも特訓の一環なんだろうか。なにしろ魔物にカラダを任せるほどだ。これくらい全然あり得る。しかも師匠とあたしが同時に特訓を受けられて一石二鳥だ。
それにしても泣いてる師匠はかわいくてエッチだった。普段はあんなに落ち着いてるのに、責められてる時は歳相応の小娘になってしまう。今度はあたしがあんな風に師匠を悦ばせてあげたい……。
次の日は朝市で買った朝食をその場で食べて、この郡の中心にある街に向かった。そこに師匠が所属するギルド支部があるそうだ。
街に着くとギルドには寄らずに、材木屋らしき場所に来た。
「手持ちの矢はほとんど燃えてしまったんですよね。まだ残っていますか?」
「はい、あります」
「では、新しい矢を作ってもらいましょう」
師匠に預けてあった矢筒を出してもらい、そこから矢を取り出すと、それを持って材木屋に入った。
「こんにちは。以前作ってもらったメイプルの丸棒、また作って欲しいんですが」
「ああ。材料はあるぜ。寸法は前と同じでいいのか」
「いえ。今回はこれと同じ寸法でお願いします」
「分かった。根に近い方に印を付けとけばいいんだな」
「はい。出来上がったら弓工房に収めてもらえますか」
「ああ、いいぜ」
丸棒の代金を払って材木屋を出た。今注文した丸棒が矢の軸になるらしい。それにしてもメイプル材を指定するなんて初めて聞いた。どんな意味があるんだろう。
それからあたしたちはギルドに来た。あたしの地元にある支部と、規模も造りも変わらない。
「ここで新しい弓を買いましょう」
ギルドの中にある道具屋に入った。
「よう嬢ちゃん。今回の遠征はバジリスクだったか」
「はい、倒してきました。弓を見せてもらっていいですか」
「ああ。いいぜ」
棚には量産品の弓が並んでいる。弱い弓から強い弓まで揃ってるけど、意匠が全く凝ってなくて、ランクアップしても見た目が初心者用と変わらないから、ランクが上がって稼げるようになった冒険者は専門の工房で買うのが普通だ。あたしも鯱で稼いだお金があるからそれくらいは出せる。でも師匠がここで買おうって言うからには理由があるんだろう。
比較のために今まで使ってた弓を引いてみると、今のあたしにはあまりにも弱すぎた。まったく情けなくなってくる。これじゃあPTをクビになっても仕方ない。
それから棚の弓を取って引いてみる。なんと、今までの弓から二ランクアップ相当の弓が引けるようになっていた。上級者の領域だ。しかも値段がすごく安い。
「この弓にちょうどいい鏃ありますか?」
「ああ。五番の弓には五番の鏃が普通だな」
「じゃあ五番と六番を一個ずつください」
弓と鏃を買って道具屋から出ると、ホールの打ち合わせ用テーブルで師匠は自分の矢を出した。そして鏃を取り外し、代わりに今買った鏃を取り付けた。取り外した鏃は明らかに今買ったのより重そうだ。形も仕上げも全然違う。
「それじゃ裏で試射をしましょう。こっちが五番、こっちが六番です」
ギルド裏の射場もあたしの地元と変わらない。まず五番の鏃を付けた矢から試射した。師匠の矢はあたしのとは微妙に長さが違うけど、テストは十分可能だ。今までの弓とは威力が全然違う。
次は六番だ。これは少し鏃が重い感じで、五番に比べると軌道が山なりになる。
「さて、弓師には風魔法がおすすめだと言った理由ですが」
「は、はいっ」
「この矢に風の魔力を込めてみてください。ここを鏃から羽根の方へなぞりながら」
「は、はい……」
矢の軸をなぞるのは、あの時師匠がやっていた動作だ。それにしても矢に魔力を込めるなんて初めて聞いた。一体どうなるんだろう。
海女の言うことは、全く予想外だった。
「そうだぜ。海女にしろ漁師にしろ、デキる奴はいい尻してるんだ。もちろん冒険者だってそうだぜ。さあて今夜はその最高の尻にあやからせてもらうとするか」
「えっ……ああっ」
師匠もあたしも海女に囲まれて、タオルで後ろ手に縛られてしまった。そして湯船を囲む岩の上に上体を俯せにされて、海女たちにお尻を向けた恰好にさせられてしまった。
「くくく……小さい嬢ちゃんのツンツンした尻もたまんねえけど、こっちの嬢ちゃんのプリップリの尻も美味そうだぜ。こんな尻で誘惑しやがって、もう勘弁ならねえ」
二人とも温泉のお湯で浣腸されてしまった。
「だ、だめぇ……彼女、すごく敏感なんです。お願い、お仕置きは私に……」
「ビンカンなのかい? それを聞いちゃあなおさらやめられねえなあ。心配すんなって。失神しねえように加減して、最後まで悦ばせてやるぜ」
「師匠、師匠おおお」
師匠もあたしも声を上げて泣いた。切なさのあまり真っ白になって悶え抜いた。
だんだん正気に戻ってくると、師匠とあたしは岩の上で膝立ちになって向き合い、お互いの胸をこすり合わせながらキスして慰め合っていた。
「ごちそうさん。二人とも最高に美味かったぜ」
海女は手を縛っていたタオルを解くと、海岸伝いに入り江から出て東の方へ歩いて行った。魔力中枢のあたりがジンジンして、激しく責められた余韻が残ってる。
「はっ……師匠」
「ひどい目に遭ってしまいましたね。大丈夫ですか」
「だ、大丈夫です」
もしかしてこれも特訓の一環なんだろうか。なにしろ魔物にカラダを任せるほどだ。これくらい全然あり得る。しかも師匠とあたしが同時に特訓を受けられて一石二鳥だ。
それにしても泣いてる師匠はかわいくてエッチだった。普段はあんなに落ち着いてるのに、責められてる時は歳相応の小娘になってしまう。今度はあたしがあんな風に師匠を悦ばせてあげたい……。
次の日は朝市で買った朝食をその場で食べて、この郡の中心にある街に向かった。そこに師匠が所属するギルド支部があるそうだ。
街に着くとギルドには寄らずに、材木屋らしき場所に来た。
「手持ちの矢はほとんど燃えてしまったんですよね。まだ残っていますか?」
「はい、あります」
「では、新しい矢を作ってもらいましょう」
師匠に預けてあった矢筒を出してもらい、そこから矢を取り出すと、それを持って材木屋に入った。
「こんにちは。以前作ってもらったメイプルの丸棒、また作って欲しいんですが」
「ああ。材料はあるぜ。寸法は前と同じでいいのか」
「いえ。今回はこれと同じ寸法でお願いします」
「分かった。根に近い方に印を付けとけばいいんだな」
「はい。出来上がったら弓工房に収めてもらえますか」
「ああ、いいぜ」
丸棒の代金を払って材木屋を出た。今注文した丸棒が矢の軸になるらしい。それにしてもメイプル材を指定するなんて初めて聞いた。どんな意味があるんだろう。
それからあたしたちはギルドに来た。あたしの地元にある支部と、規模も造りも変わらない。
「ここで新しい弓を買いましょう」
ギルドの中にある道具屋に入った。
「よう嬢ちゃん。今回の遠征はバジリスクだったか」
「はい、倒してきました。弓を見せてもらっていいですか」
「ああ。いいぜ」
棚には量産品の弓が並んでいる。弱い弓から強い弓まで揃ってるけど、意匠が全く凝ってなくて、ランクアップしても見た目が初心者用と変わらないから、ランクが上がって稼げるようになった冒険者は専門の工房で買うのが普通だ。あたしも鯱で稼いだお金があるからそれくらいは出せる。でも師匠がここで買おうって言うからには理由があるんだろう。
比較のために今まで使ってた弓を引いてみると、今のあたしにはあまりにも弱すぎた。まったく情けなくなってくる。これじゃあPTをクビになっても仕方ない。
それから棚の弓を取って引いてみる。なんと、今までの弓から二ランクアップ相当の弓が引けるようになっていた。上級者の領域だ。しかも値段がすごく安い。
「この弓にちょうどいい鏃ありますか?」
「ああ。五番の弓には五番の鏃が普通だな」
「じゃあ五番と六番を一個ずつください」
弓と鏃を買って道具屋から出ると、ホールの打ち合わせ用テーブルで師匠は自分の矢を出した。そして鏃を取り外し、代わりに今買った鏃を取り付けた。取り外した鏃は明らかに今買ったのより重そうだ。形も仕上げも全然違う。
「それじゃ裏で試射をしましょう。こっちが五番、こっちが六番です」
ギルド裏の射場もあたしの地元と変わらない。まず五番の鏃を付けた矢から試射した。師匠の矢はあたしのとは微妙に長さが違うけど、テストは十分可能だ。今までの弓とは威力が全然違う。
次は六番だ。これは少し鏃が重い感じで、五番に比べると軌道が山なりになる。
「さて、弓師には風魔法がおすすめだと言った理由ですが」
「は、はいっ」
「この矢に風の魔力を込めてみてください。ここを鏃から羽根の方へなぞりながら」
「は、はい……」
矢の軸をなぞるのは、あの時師匠がやっていた動作だ。それにしても矢に魔力を込めるなんて初めて聞いた。一体どうなるんだろう。
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