51 / 66
第二章:視点はおそらく李千里
私がオオカミ!
しおりを挟む
作り終わった料理をリビングのテーブル上に並べていく。
厨房にいた四人以外は全員すでに席についていたため、目の前にそれぞれナポリタンを置いていく。
昨日の夕食でのことを意識してか、多くの人が目の前の料理よりも、厨房へとつながる扉と、ホールへと通じる扉を不安げに盗み見ている。ただし、オオカミ使いが負傷していることや、黒子の正体を分かっている波布などは、扉ではなく橘に対し不審げな視線を流し続けているが。
「チーズやタバスコを使いたい人は私に声をかけてください」
食事の準備を終えた千谷が、ソファに腰かけながら言う。
李と空条もそれぞれ空いているスペースに腰かける。
音田が大きな声で「いただきます!」と言って猛烈な勢いで食べ始めると、音田に倣って全員が手を付けていった。
今回も、先の夕食の時と同じように静かなまま食事が進むかと思われたが、以外にも会話があちこちで行われた。というのも、食事が始まって早々に伊吹がある質問を皆に投げかけたからだ。曰く「もしここから助かったら何をするか」という質問。
毎度のこととして波布が、「こんな状況でそんな話できねぇよ」とわめいたが、「こんな状況だからこそ少しでも明るくなる話題をするべき」と伊吹に論破された。
そして今、比較的穏やかな雰囲気のまま昼食が続けられている。
「そうだなー、私は今回のことを記事にして一気に有名ライターになるでしょ。それから小説として今回の話を売り出して一躍作家デビュー。で、テレビ出演とかもして……」
「もう完全にただの妄想になってるじゃないですか。でもそういうポジティブな思考っていいですね。私も何か楽しい想像を……」
「十億もありゃあもう働かなくて大丈夫だな。大学もさくっとやめて、毎日豪遊三昧してやるぜ」
「そもそも十億は本当にもらえるのでしょうか? ここまでのことをしておきながら一切報酬無しというのは考えたくありませんが、律儀に約束を守ってもらえるのかは不安ですね」
――そんな周りの会話を聞き流しながら、李はじっと音田の様子を窺っていた。
話しかけられた時だけ短く答え、それ以外は一心不乱にパスタを食べ続けている音田。
猛烈な勢いでパスタを口に運んでいる彼女からは、今の状況に対する気負いや憂鬱さは全く感じられない。だが、こんな状況の中、本当にそういった負の感情を持たないでいられるものだろうか。
と、李の横に座っていた星野が、ぼそぼそした小さな声で話しかけてきた。
「李さんも、やっぱり音田さんのことが気になってますか?」
「気にするなという方が無理だろうな」
突然の問いかけに動揺した様子もなく李が答える。
フォークでくるくるとパスタを巻きながら、星野は言葉を続けた。
「そう、ですよね。前にも言いましたけど、彼女の行動はどこか演技がかっているように思えます。でも、その……演技は演技でも、彼女のやってることは皆を暗くさせないようにするために見えて……」
「お前の言いたいことは分かる。音田がただの羊側には見えないが、かといってオオカミ使い側だとも思えないってことだろう」
「は、はい。前に李さんが言っていた、オオカミ使いから指示を受けた羊がいるという考え。きっと音田さんはその指示を受けた羊だと思うのですが……。でも、具体的にどんな指示を受けているのか全然想像もできません。それに、皆を明るい雰囲気に保たせろなんていう指示をオオカミ使いがするとも思えませんし……」
李はコップに注がれた水を飲み干すと、星野に目をやった。
「オオカミ使いが指示するはずない、か。ところで、お前はどうしてオオカミ使いがあの状況から逃げられたと思う」
李は急に話題を変えた。唐突な話題の転換に驚いた様子ながらも、星野はもごもごと口を動かして答える。
「へ! あ、はい、私はその……やっぱり橘さんが手を貸したんじゃないかと……。すみません、怒りましたか?」
「俺と礼人が知り合いであることを気にかけているのなら無用の心配だ。確かに俺と礼人は高校のころからの付き合いだが、それで無条件にあいつを信頼したりはしない」
「そ、そうですか。その、私から見た橘さんはどうにも行動に一貫性が無いように思えます。何というか、場を乱したいのか、それともまとめようとしているのか分からないちぐはぐなイメージで……。今だって自分が皆から疑いの視線を向けられることに対して反発したり、かといって認めたりもせず黙ったまま。
自分がオオカミじゃないって訴えかけたら余計な論争が起こるから黙っているの? それともオオカミじゃないって反論したら余計疑われると思っている? オオカミだと明言しないで黙っているのは本当にオオカミじゃないから? このゲームについて全く知らないとは思えない。でも、それにしては……」
ぶつぶつと呟きながら、星野が自分の思索の中に入って行く。
普段の寡黙――いや、沈鬱そうな姿と違い、どこか知性のようなものが彼女の周りを漂っている。一つのことに集中すると周りに目がいかなくなるタイプなのか。李がその様子を意外そうにじっと眺めていると、星野はハッと顔を上げた。李が自分を見ていることに気づくとすぐに顔を赤らめ、恥ずかしそうにうつむいてしまう。
「す、すみません。私って考え事をしてるとき、周りが見えずに独り言を呟いてしまう癖があって……。き、気持ち悪かったですよね……?」
ビクビクした表情で星野が見上げてくる。そんな星野にいつもと変わらぬ冷たい表情を向け、李は「ふん」と鼻を鳴らした。
「お前がどうして真目に好かれているのかようやく分かった気がするな。それと、独り言程度で気持ち悪いなどと言っていたら、俺の周囲の奴は全員気違いということになるぞ。わけもなく唐突に叫びだす奴や、ちょっとしたことで白目をむいて気絶する奴らだからな、俺の周りにいる奴らは。もしその程度のことで自分のことを蔑んでいるのなら愚の極みだ。言っておくがお前のそれは長所だ。周りの馬鹿どもの言うことなんかに耳を貸す必要はないぞ」
「あ、えと、もしかして慰めてくれてますか?」
「別に慰めてるつもりはない。思ったことを言っただけだ」
「そ、そうですよね……。でも、有り難うございます」
もじもじと体を揺らしながら星野が礼を言う。
いささか気まずい雰囲気になってしまったため、お互いに黙り込んで食事を再開した。
――それから約十分後。
目の前の食器が空になったのを見計らい、波布が扉に目をやりながら口を開いた。
「昨日の夕食んときは、このくらいのタイミングでオオカミ使いがやってきたよな。さすがに今日は何もねぇと信じたいが」
「大丈夫じゃないでしょうか。相手だって僕たちが警戒していることは知っているはずですし、オオカミ使いは少なからず腕を負傷してますから。これだけ人が集まっているときに襲ってくるようなことはしないと思いますよ。もちろん警戒を解くわけにはいきませんが」
比較的リラックスした声で速見が答える。
食べ終わった食器を千谷や望月が厨房へと下げていく。念のため厨房に通じる扉は開けておき、オオカミ使いが現れたときに備えておく。
一通りの片付けが済み、千谷たちがリビングに戻ってくると、再び波布が切り出してきた。
「腹ごしらえも済んだし、これからのこと話し合おうぜ。つうかよ、何かオオカミ使いを捕まえる方法、一つくらいは思いついたんだろうな」
じろりと目を怒らせて、波布が元館部隊のメンバーに視線を送る。
残念ながら何も思い浮かんでいなかったらしい彼らは、できるだけ視線を合わせないようにそっぽを向いた。
その反応事態は予想していたらしく、波布は馬鹿にしたようにフンと鼻を鳴らすと、李の方を向いた。
「お前はどうなんだよ李。オオカミ使いをおびき出すための策、なんか思いついてねぇのか」
「悪いが今は思いつかない」
そっけなく李が言う。
波布は落胆したように肩を落とすと、体をソファにぐったりと預けた。
「また手詰まりかよ。マジでいい加減にしてほし――」
「大丈夫ですよ波布さん」
波布の言葉を遮り、音田がぴょんとソファの上で立ち上がった。
皆より少し上の目線になり、全員を軽く見まわす。そして、声を張り上げて言った。
「手詰まりなんてとんでもありません! ワタクシ、音田千夏。今ここにオオカミであることを宣言いたします!」
呆気にとられる皆を前に、音田は高らかに――高らかにそう宣言した。
厨房にいた四人以外は全員すでに席についていたため、目の前にそれぞれナポリタンを置いていく。
昨日の夕食でのことを意識してか、多くの人が目の前の料理よりも、厨房へとつながる扉と、ホールへと通じる扉を不安げに盗み見ている。ただし、オオカミ使いが負傷していることや、黒子の正体を分かっている波布などは、扉ではなく橘に対し不審げな視線を流し続けているが。
「チーズやタバスコを使いたい人は私に声をかけてください」
食事の準備を終えた千谷が、ソファに腰かけながら言う。
李と空条もそれぞれ空いているスペースに腰かける。
音田が大きな声で「いただきます!」と言って猛烈な勢いで食べ始めると、音田に倣って全員が手を付けていった。
今回も、先の夕食の時と同じように静かなまま食事が進むかと思われたが、以外にも会話があちこちで行われた。というのも、食事が始まって早々に伊吹がある質問を皆に投げかけたからだ。曰く「もしここから助かったら何をするか」という質問。
毎度のこととして波布が、「こんな状況でそんな話できねぇよ」とわめいたが、「こんな状況だからこそ少しでも明るくなる話題をするべき」と伊吹に論破された。
そして今、比較的穏やかな雰囲気のまま昼食が続けられている。
「そうだなー、私は今回のことを記事にして一気に有名ライターになるでしょ。それから小説として今回の話を売り出して一躍作家デビュー。で、テレビ出演とかもして……」
「もう完全にただの妄想になってるじゃないですか。でもそういうポジティブな思考っていいですね。私も何か楽しい想像を……」
「十億もありゃあもう働かなくて大丈夫だな。大学もさくっとやめて、毎日豪遊三昧してやるぜ」
「そもそも十億は本当にもらえるのでしょうか? ここまでのことをしておきながら一切報酬無しというのは考えたくありませんが、律儀に約束を守ってもらえるのかは不安ですね」
――そんな周りの会話を聞き流しながら、李はじっと音田の様子を窺っていた。
話しかけられた時だけ短く答え、それ以外は一心不乱にパスタを食べ続けている音田。
猛烈な勢いでパスタを口に運んでいる彼女からは、今の状況に対する気負いや憂鬱さは全く感じられない。だが、こんな状況の中、本当にそういった負の感情を持たないでいられるものだろうか。
と、李の横に座っていた星野が、ぼそぼそした小さな声で話しかけてきた。
「李さんも、やっぱり音田さんのことが気になってますか?」
「気にするなという方が無理だろうな」
突然の問いかけに動揺した様子もなく李が答える。
フォークでくるくるとパスタを巻きながら、星野は言葉を続けた。
「そう、ですよね。前にも言いましたけど、彼女の行動はどこか演技がかっているように思えます。でも、その……演技は演技でも、彼女のやってることは皆を暗くさせないようにするために見えて……」
「お前の言いたいことは分かる。音田がただの羊側には見えないが、かといってオオカミ使い側だとも思えないってことだろう」
「は、はい。前に李さんが言っていた、オオカミ使いから指示を受けた羊がいるという考え。きっと音田さんはその指示を受けた羊だと思うのですが……。でも、具体的にどんな指示を受けているのか全然想像もできません。それに、皆を明るい雰囲気に保たせろなんていう指示をオオカミ使いがするとも思えませんし……」
李はコップに注がれた水を飲み干すと、星野に目をやった。
「オオカミ使いが指示するはずない、か。ところで、お前はどうしてオオカミ使いがあの状況から逃げられたと思う」
李は急に話題を変えた。唐突な話題の転換に驚いた様子ながらも、星野はもごもごと口を動かして答える。
「へ! あ、はい、私はその……やっぱり橘さんが手を貸したんじゃないかと……。すみません、怒りましたか?」
「俺と礼人が知り合いであることを気にかけているのなら無用の心配だ。確かに俺と礼人は高校のころからの付き合いだが、それで無条件にあいつを信頼したりはしない」
「そ、そうですか。その、私から見た橘さんはどうにも行動に一貫性が無いように思えます。何というか、場を乱したいのか、それともまとめようとしているのか分からないちぐはぐなイメージで……。今だって自分が皆から疑いの視線を向けられることに対して反発したり、かといって認めたりもせず黙ったまま。
自分がオオカミじゃないって訴えかけたら余計な論争が起こるから黙っているの? それともオオカミじゃないって反論したら余計疑われると思っている? オオカミだと明言しないで黙っているのは本当にオオカミじゃないから? このゲームについて全く知らないとは思えない。でも、それにしては……」
ぶつぶつと呟きながら、星野が自分の思索の中に入って行く。
普段の寡黙――いや、沈鬱そうな姿と違い、どこか知性のようなものが彼女の周りを漂っている。一つのことに集中すると周りに目がいかなくなるタイプなのか。李がその様子を意外そうにじっと眺めていると、星野はハッと顔を上げた。李が自分を見ていることに気づくとすぐに顔を赤らめ、恥ずかしそうにうつむいてしまう。
「す、すみません。私って考え事をしてるとき、周りが見えずに独り言を呟いてしまう癖があって……。き、気持ち悪かったですよね……?」
ビクビクした表情で星野が見上げてくる。そんな星野にいつもと変わらぬ冷たい表情を向け、李は「ふん」と鼻を鳴らした。
「お前がどうして真目に好かれているのかようやく分かった気がするな。それと、独り言程度で気持ち悪いなどと言っていたら、俺の周囲の奴は全員気違いということになるぞ。わけもなく唐突に叫びだす奴や、ちょっとしたことで白目をむいて気絶する奴らだからな、俺の周りにいる奴らは。もしその程度のことで自分のことを蔑んでいるのなら愚の極みだ。言っておくがお前のそれは長所だ。周りの馬鹿どもの言うことなんかに耳を貸す必要はないぞ」
「あ、えと、もしかして慰めてくれてますか?」
「別に慰めてるつもりはない。思ったことを言っただけだ」
「そ、そうですよね……。でも、有り難うございます」
もじもじと体を揺らしながら星野が礼を言う。
いささか気まずい雰囲気になってしまったため、お互いに黙り込んで食事を再開した。
――それから約十分後。
目の前の食器が空になったのを見計らい、波布が扉に目をやりながら口を開いた。
「昨日の夕食んときは、このくらいのタイミングでオオカミ使いがやってきたよな。さすがに今日は何もねぇと信じたいが」
「大丈夫じゃないでしょうか。相手だって僕たちが警戒していることは知っているはずですし、オオカミ使いは少なからず腕を負傷してますから。これだけ人が集まっているときに襲ってくるようなことはしないと思いますよ。もちろん警戒を解くわけにはいきませんが」
比較的リラックスした声で速見が答える。
食べ終わった食器を千谷や望月が厨房へと下げていく。念のため厨房に通じる扉は開けておき、オオカミ使いが現れたときに備えておく。
一通りの片付けが済み、千谷たちがリビングに戻ってくると、再び波布が切り出してきた。
「腹ごしらえも済んだし、これからのこと話し合おうぜ。つうかよ、何かオオカミ使いを捕まえる方法、一つくらいは思いついたんだろうな」
じろりと目を怒らせて、波布が元館部隊のメンバーに視線を送る。
残念ながら何も思い浮かんでいなかったらしい彼らは、できるだけ視線を合わせないようにそっぽを向いた。
その反応事態は予想していたらしく、波布は馬鹿にしたようにフンと鼻を鳴らすと、李の方を向いた。
「お前はどうなんだよ李。オオカミ使いをおびき出すための策、なんか思いついてねぇのか」
「悪いが今は思いつかない」
そっけなく李が言う。
波布は落胆したように肩を落とすと、体をソファにぐったりと預けた。
「また手詰まりかよ。マジでいい加減にしてほし――」
「大丈夫ですよ波布さん」
波布の言葉を遮り、音田がぴょんとソファの上で立ち上がった。
皆より少し上の目線になり、全員を軽く見まわす。そして、声を張り上げて言った。
「手詰まりなんてとんでもありません! ワタクシ、音田千夏。今ここにオオカミであることを宣言いたします!」
呆気にとられる皆を前に、音田は高らかに――高らかにそう宣言した。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
警狼ゲーム
如月いさみ
ミステリー
東大路将はIT業界に憧れながらも警察官の道へ入ることになり、警察学校へいくことになった。しかし、現在の警察はある組織からの人間に密かに浸食されており、その歯止めとして警察学校でその組織からの人間を更迭するために人狼ゲームを通してその人物を炙り出す計画が持ち上がっており、その実行に巻き込まれる。
警察と組織からの狼とが繰り広げる人狼ゲーム。それに翻弄されながら東大路将は狼を見抜くが……。
魔女の虚像
睦月
ミステリー
大学生の星井優は、ある日下北沢で小さな出版社を経営しているという女性に声をかけられる。
彼女に頼まれて、星井は13年前に裕福な一家が焼死した事件を調べることに。
事件の起こった村で、当時働いていたというメイドの日記を入手する星井だが、そこで知ったのは思いもかけない事実だった。
●エブリスタにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる