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第二章 寝泊り開始編
第四十二話 ブッキング
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綾香を家に泊めることを許してしまった瞬間に、俺は重大なことを忘れていた。
サークルの帰り道、綾香を家に連れて行こうにも、近所に住んでいる愛梨さんと一緒にいつも帰っているので、綾香と一緒に家に向かうことが出来ないことに……!
話し合った結果、俺は愛梨さんといつも通り一緒に帰り、その後、時間差で綾香が俺の家に向かうという作戦になった。
綾香に関しては、先週のパパラッチ問題の件もあるし、俺と二人で歩いているところを見られてしまう可能性も考えると、時間差で向かった方が、彼女の体面も保たれるだろう。
よって、俺は今日も愛梨さんと一緒に、最寄駅からアパートへ向かって歩いていた。
本格的な練習をしたおかげで、身体が疲れ切っているためか足が重く、中々前に進めない。
一方の愛梨さんは、疲れた様子一つ見せずに、ピンピンした調子で元気な声を出しながら、俺との会話を楽しんでいた。
もちろん、愛梨さんの隣を歩いているだけでドキドキするし、胸がざわつく。愛梨さんから言われた、特別という意味についても、まだ具体的にどういうことなのか教えてもらっていない。
色々と聞きたいことは山々あるものの、今日はサークルでの疲れが蓄積しているのと、綾香がこの後泊まりに来るという方に頭を働かせていなければならなかったこともあり、聞き手に回った。といっても、頭があまり働かず、内容をあまりちゃんと聞いていなかった。
俺は聞いている呈で、適当に相槌を打ってしまっていた。
そんなことをしているうちに、アパートに到着して、俺は軽く手を上げて別れのあいさつを交わす。
「じゃあ、愛梨さん。また今度」
「うん、じゃあまた後でね!」
愛梨さんはそう言って、ニコニコ顔で自分の家に向かって歩き出した。なんか、また後でねとか、よく分からない変な別れの挨拶をしてきたが、気にせずに愛梨さんが見えなくなるまで見送ってから、俺は自分の部屋へと入っていった。
部屋に着いて、バックから練習着を取りだして、すぐさま洗濯機の中へ入れ込む。
綾香から、俺の家の最寄り駅に到着したという連絡があったので、俺は急いで今着ている衣服を脱ぎ捨てて、すべて洗濯機の中へと投げ込み、くるっと踵を返して、風呂場のドアを開けてシャワーを浴びる。
中学校で、一応浴びてはきたのだが、綾香が来ることもあり、もう一度綺麗に身体を洗っておきたい気分だった。
シャワーから出て、洗濯機にバスタオルなども全部投入して、洗濯機のタイマーをセットする。
髪をドライヤーで乾かした後、部屋へと戻り、明日の準備を整えておく。
明日は土曜日だから、綾香と一緒に起きて授業に向かえばいいな。
準備を整えて、スマートフォンを見る。綾香が到着するまで、まだ少し時間があったので、歯を磨いておこうと思い、洗面所へ足を運ぼうとした時だった。
ピンポーンとインターフォンが鳴った。
どうやら、もう綾香が到着してしまったらしい。
俺は、玄関の前まで向かい、何も考えずに鍵を回して、ガチャリと玄関の扉を開けた。
だがそこには、予想外の人物が目の前に立っていた。
「やっほ。泊まりに来たよ」
そう言って、俺を見つめてニコニコと微笑みながら手を振る愛梨さんは、季節外れともいえる赤いコートを羽織っていた。
俺は自分の目を疑い、額を叩いてもう一度目の前にいる人物を凝視する。正真正銘、綾香ではなく愛梨さんだった。
口をぽかんと開けて唖然としていると、愛梨さんはキョトンと首を傾げた。
「どうしたの? そんな呆けたような顔して?」
愛梨さんの髪は少々濡れており、顔は普段よりもあどけなさがいつもより際立っている。
どうやら、すっぴんのようで、コートの下には、紺色の寝間着と思われるジャージを着に付けており、ラフな格好にもかかわらず、見惚れてしまいそうなほどに美しかった。
俺は見とれながらも、別れ際の挨拶を思い返す。確かに愛梨さんは「また後でね」と言っていた。
「どうして、ここにいるんですか?」
一応、確認の意を込めて尋ねると、愛梨さんは当たり前といった表情で淡々と口にする。
「だって、さっき帰り際に、『今日家に泊りに行ってもいい?』って聞いたら、『はい』って答えたじゃない」
何ということだ。疲れ切って愛梨さんの話を聞き流し、適当に相槌を打っている間に、そんな重要な話をぶち込まれていたとは、愛梨さん何という策士……じゃなくて俺の失態。
俺が冷や汗を掻いていると、愛梨さんが少し戸惑ったように尋ねてきた。
「ありゃ? さっきはいいって言ったのに、もしかしてダメだった?」
潤んだ瞳で、濡れた髪を揺らして甘えるように見つめてくる愛梨さん。その表情は反則だろ……。
だが今回に関しては、話をちゃんと聞いていなかった俺が悪い。
ここは、何とかして綾香との接触を回避させなくては……!
だが、無慈悲にも、俺の願いはすぐさま打ちしだかれた。
アパートの外階段をトコトコと誰かが登って音が聞こえ、登ってきた人物の姿が徐々に露わになる。
外階段を上がり切った綾香は、俺の存在に気が付き、ニコっと笑みを浮かべたが、その隣に愛梨さんがいることにも気が付き、はっとなって足を止めた。
外階段の一本道、向かい合って睨み合う愛梨さんと綾香。
「あれ、なんで綾香ちゃんがこんなところにいるのかな?」
引きつった声で、愛梨さんが綾香に尋ねる。綾香は一瞬ひるみかけたが、一度深く息を吸うと、人が変わったように、堂々とした佇まいで、少しずつこちらへと歩きながら口を開く。
「愛梨先輩こそ、まだ帰ってなかったんですか? 大地君と随分長い立ち話してましたね。早く帰った方がいいですよ?」
「違うわ。私は今、一回家に帰って着替えてから、もう一度大地君の家に来たの」
「へ、へぇー。一度着替えてまでそんなに大地君とお話ししたかったんですかー。先輩も物好きですね。でもごめんなさい、今日私、大地君の家に泊ることになっているので、お引き取り願いますか?」
「えっ!? 何言ってるの? 今日は私が大地君の家に泊るのよ!」
「えっ……?」
そこで、バチバチとやり合っていた二人の視線が、一気に俺に向けられた。
「大地君?」
「これは、どういうことかしら……」
「あぁ……えっと……あはははは……」
もう言い訳はできない。この美少女二人に睨みつけられ、俺は銃を突きつけられて観念した犯人のように、両手を上げた。
南大地容疑者、最悪のタイミングで美少女のブッキングをしてしまいました。
サークルの帰り道、綾香を家に連れて行こうにも、近所に住んでいる愛梨さんと一緒にいつも帰っているので、綾香と一緒に家に向かうことが出来ないことに……!
話し合った結果、俺は愛梨さんといつも通り一緒に帰り、その後、時間差で綾香が俺の家に向かうという作戦になった。
綾香に関しては、先週のパパラッチ問題の件もあるし、俺と二人で歩いているところを見られてしまう可能性も考えると、時間差で向かった方が、彼女の体面も保たれるだろう。
よって、俺は今日も愛梨さんと一緒に、最寄駅からアパートへ向かって歩いていた。
本格的な練習をしたおかげで、身体が疲れ切っているためか足が重く、中々前に進めない。
一方の愛梨さんは、疲れた様子一つ見せずに、ピンピンした調子で元気な声を出しながら、俺との会話を楽しんでいた。
もちろん、愛梨さんの隣を歩いているだけでドキドキするし、胸がざわつく。愛梨さんから言われた、特別という意味についても、まだ具体的にどういうことなのか教えてもらっていない。
色々と聞きたいことは山々あるものの、今日はサークルでの疲れが蓄積しているのと、綾香がこの後泊まりに来るという方に頭を働かせていなければならなかったこともあり、聞き手に回った。といっても、頭があまり働かず、内容をあまりちゃんと聞いていなかった。
俺は聞いている呈で、適当に相槌を打ってしまっていた。
そんなことをしているうちに、アパートに到着して、俺は軽く手を上げて別れのあいさつを交わす。
「じゃあ、愛梨さん。また今度」
「うん、じゃあまた後でね!」
愛梨さんはそう言って、ニコニコ顔で自分の家に向かって歩き出した。なんか、また後でねとか、よく分からない変な別れの挨拶をしてきたが、気にせずに愛梨さんが見えなくなるまで見送ってから、俺は自分の部屋へと入っていった。
部屋に着いて、バックから練習着を取りだして、すぐさま洗濯機の中へ入れ込む。
綾香から、俺の家の最寄り駅に到着したという連絡があったので、俺は急いで今着ている衣服を脱ぎ捨てて、すべて洗濯機の中へと投げ込み、くるっと踵を返して、風呂場のドアを開けてシャワーを浴びる。
中学校で、一応浴びてはきたのだが、綾香が来ることもあり、もう一度綺麗に身体を洗っておきたい気分だった。
シャワーから出て、洗濯機にバスタオルなども全部投入して、洗濯機のタイマーをセットする。
髪をドライヤーで乾かした後、部屋へと戻り、明日の準備を整えておく。
明日は土曜日だから、綾香と一緒に起きて授業に向かえばいいな。
準備を整えて、スマートフォンを見る。綾香が到着するまで、まだ少し時間があったので、歯を磨いておこうと思い、洗面所へ足を運ぼうとした時だった。
ピンポーンとインターフォンが鳴った。
どうやら、もう綾香が到着してしまったらしい。
俺は、玄関の前まで向かい、何も考えずに鍵を回して、ガチャリと玄関の扉を開けた。
だがそこには、予想外の人物が目の前に立っていた。
「やっほ。泊まりに来たよ」
そう言って、俺を見つめてニコニコと微笑みながら手を振る愛梨さんは、季節外れともいえる赤いコートを羽織っていた。
俺は自分の目を疑い、額を叩いてもう一度目の前にいる人物を凝視する。正真正銘、綾香ではなく愛梨さんだった。
口をぽかんと開けて唖然としていると、愛梨さんはキョトンと首を傾げた。
「どうしたの? そんな呆けたような顔して?」
愛梨さんの髪は少々濡れており、顔は普段よりもあどけなさがいつもより際立っている。
どうやら、すっぴんのようで、コートの下には、紺色の寝間着と思われるジャージを着に付けており、ラフな格好にもかかわらず、見惚れてしまいそうなほどに美しかった。
俺は見とれながらも、別れ際の挨拶を思い返す。確かに愛梨さんは「また後でね」と言っていた。
「どうして、ここにいるんですか?」
一応、確認の意を込めて尋ねると、愛梨さんは当たり前といった表情で淡々と口にする。
「だって、さっき帰り際に、『今日家に泊りに行ってもいい?』って聞いたら、『はい』って答えたじゃない」
何ということだ。疲れ切って愛梨さんの話を聞き流し、適当に相槌を打っている間に、そんな重要な話をぶち込まれていたとは、愛梨さん何という策士……じゃなくて俺の失態。
俺が冷や汗を掻いていると、愛梨さんが少し戸惑ったように尋ねてきた。
「ありゃ? さっきはいいって言ったのに、もしかしてダメだった?」
潤んだ瞳で、濡れた髪を揺らして甘えるように見つめてくる愛梨さん。その表情は反則だろ……。
だが今回に関しては、話をちゃんと聞いていなかった俺が悪い。
ここは、何とかして綾香との接触を回避させなくては……!
だが、無慈悲にも、俺の願いはすぐさま打ちしだかれた。
アパートの外階段をトコトコと誰かが登って音が聞こえ、登ってきた人物の姿が徐々に露わになる。
外階段を上がり切った綾香は、俺の存在に気が付き、ニコっと笑みを浮かべたが、その隣に愛梨さんがいることにも気が付き、はっとなって足を止めた。
外階段の一本道、向かい合って睨み合う愛梨さんと綾香。
「あれ、なんで綾香ちゃんがこんなところにいるのかな?」
引きつった声で、愛梨さんが綾香に尋ねる。綾香は一瞬ひるみかけたが、一度深く息を吸うと、人が変わったように、堂々とした佇まいで、少しずつこちらへと歩きながら口を開く。
「愛梨先輩こそ、まだ帰ってなかったんですか? 大地君と随分長い立ち話してましたね。早く帰った方がいいですよ?」
「違うわ。私は今、一回家に帰って着替えてから、もう一度大地君の家に来たの」
「へ、へぇー。一度着替えてまでそんなに大地君とお話ししたかったんですかー。先輩も物好きですね。でもごめんなさい、今日私、大地君の家に泊ることになっているので、お引き取り願いますか?」
「えっ!? 何言ってるの? 今日は私が大地君の家に泊るのよ!」
「えっ……?」
そこで、バチバチとやり合っていた二人の視線が、一気に俺に向けられた。
「大地君?」
「これは、どういうことかしら……」
「あぁ……えっと……あはははは……」
もう言い訳はできない。この美少女二人に睨みつけられ、俺は銃を突きつけられて観念した犯人のように、両手を上げた。
南大地容疑者、最悪のタイミングで美少女のブッキングをしてしまいました。
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