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第四章 ― 革命 ―
第144話 十字架を背負いし者は何をみるか
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渡辺は完全に思考を停止させていた。
騎士の命を奪った拳の内側が汗でジットリと濡れる。
渡辺の右目は死体を捉えている。
だが、脳がその事実を受け入れようとしない。
「……ハァ……ハァ!」
呼吸が乱れていく。
瞳も焦点が合わせられずに震える。
これまで考えないようにしていた。
今まで殴り飛ばしてきた騎士の生死を。
どこかで、『どうせ生きてる』と、自分に言い聞かせていた。
地に伏せている連中も、ただ気を失っているだけ、死んじゃいない。
そう思うようにしていた。
だが、今。
言い逃れの叶わぬ事実が目の前に転がっていた。
俺が、人を、殺した。
その文字列が頭に浮かんだ時、何故か渡辺は前の世界の友人たちを思い出していた。
栄島、相ノ山。
自分を疑心暗鬼の淵から救ってくれた親友たちの笑顔。
二人の他に仲の良かったクラスメイトたちとの何気ない会話。
それら記憶のアルバムが、引き裂かれていくのを自覚する。
どこかでまだ前の世界の延長線上にいるのだと思っていた。
クラスメイトの一人であった市川がこの世界に転生したことで、渡辺の中には改めて、そんな考えが生まれていた。
遠く離れても彼らとは繋がっていると。
しかし、今この瞬間、決定的にその繋がりの糸は断ち切られた。
異世界や転生は関係ない。
人の命を奪った。
彼らとは完全に住む世界が変わってしまった。
「……母……さん……俺――」
「ウガアアアァァァ!!!」
また別の騎士が飢えた獣みたく渡辺へ飛びかかり、殴ってきた。
渡辺はそれを避けずに、もろに食らう。
それも一人や二人ではない。
二足歩行で立っている騎士たちの脇から、ヒトでありながら四足歩行する者たちが次々矢となって渡辺へ突撃していく。
森の木陰から、千頭がその様子を確認する。
「あの騎士たちのただならぬ様子……間違いない。フィオレンツァが言っていたドロップスカイの手札の1つ、“解放剤”か。服用した者の攻撃性を極限まで高めると同時に、人間が普段無意識に制限している力まで解放するという。戦う者にとって魅力的な薬物だが……」
渡辺に殴る蹴るを行った騎士らの指や足が異様な方向に曲がる。
骨折しているのだ。
「人間が普段から力をセーブしてるのは自分の力で自分を傷つけないためだ。それを取っ払ってしまえば当然ああなる」
千頭がやれやれと肩を竦めて語る一方で、退魔の六騎士の一人である髪使いの女は楽しそうに微笑を浮かべていた。
「ウフフ、流石は“ネトレイト”の部下たち。頑張りが違います。ワタクシも手伝わないと」
女は自身の髪を『髪の生動』で操り始めると、縦ロールの髪型を作り出した。
「相手をぐりぐりと抉るなら、この髪型に決まりですわ」
桃色の髪がドリルとなって回転しながら渡辺へと伸び、襲い掛かった。
これに対しても渡辺は一切の抵抗を示さず、ただされるがまま攻撃を受ける。
千頭の表情はますます渋いものになる。
渡辺はルーズルーの『防御支援』で高い防御力を得ているが、それも無限ではない。弱い攻撃でも魔力の鎧は少しずつ剥がれる。故に可能な限り敵の攻撃は避けなくてはいけない。にもかかわらず、渡辺はノーガードで反撃をしようともしなかった。
「……恐れていた事態になったようだね」
千頭が『精神感応』の魔法石を使って渡辺に呼びかける。
『おい! しっかりしろ! そのまま無抵抗でいたら殺されるぞ!』
「…………」
『君の守りたいものも守れなくなる! それでいいのか?!』
「…………」
返事はなかった。
渡辺は思考の海で溺死しかけていた。
……人を殺した。
『お前、普通じゃねぇよ!』違う『父親がいなくて苦労してるのはわかるがな』違う『人を石で殴るなんてこと、しちゃいけないって常識で考えたらわかるでしょ!』 違う! 『人を石で殴るなんてこと――』 『人を殺すなんてこと――しちゃいけないって常識で考えたらわかるでしょ!』
間違ってない俺は正しい! 正しかったから正しい行いをしたから! 俺はアイツらに殺されなかったんだ! だからもう一人の人間も救えたんだ!
『ガチ? 渡辺、ヤっちゃったん? ないわー』
英島?!
『もしかしたらって思ってたけど。ワー君、噂通りの危ない人だったのかよ』
相ノ山まで! 待ってくれ! 俺の話を聴いてくれ!
『渡辺君……』
ッ! 市川!
『怖いよ……人の命を奪える人のそばになんて……いたくない』
「あ……あ…………」
抱いた恐怖が、なおも渡辺の戦意を喪失させる。
「あらあら、これだけ叩いても無傷だなんて、本当に頑丈ですこと。では、こういった趣向はいかがかしら?」
桃色の髪がドリルの形を崩して渡辺の上半身にグルグルと巻き付いた。
女が首をグルンと回すと、巻き付いた髪が渡辺を引っ張ってうつ伏せに倒れさせた。
「「 ガアアァァァ!!! 」」
渡辺を上から押し潰すように、30を超える数の暴走した騎士たちが雪崩となってのしかかっていく。
「いくら防御力が高くても、呼吸ができなければ死んでしまうでしょう?」
騎士らの体重で肺は圧迫され、騎士らが吐き出す二酸化炭素が呼吸を妨げる。
「グ……ウ……」「ガ……」
しかしながら、この作戦は騎士自身にも死のリスクを伴う。下の方の騎士にも体重がかかり息苦しさがあるのだから当然だ。
それでも。
自分が死んでも。
殺す。
圧倒的なまでの殺意だった。
渡辺は、その殺意にも潰されかけていた。
……こいつらは何でそこまでする……自分の身体を傷つけてまで……それだけの価値が王国にはあるって言うのか?……そんな……わけ…………。
信じてきた正義が揺らぐ。
何があろうと相手を許さない。決して受け入れない。
敵はそんな殺気を放っている。
そして、それは渡辺が放つ殺気と非常に似ていた。
これまで自分が相手に与えてきた圧迫感を、今自分自身が受けているのだ。
相手も自分と同じ様に怒っている。
……俺が……間違ってるのか?……俺の……方が…………。
海の中で渡辺はもがき苦しむ。
何とか海面へ顔を出そうと手足を激しく動かすが、皆が言う常識と敵の正義に足を掴まれて海底へ引っ張られる。
呼吸ができず意識が遠のいていく。
渡辺は必死に探す。自分を沈める軛から逃れる方法を。
何でもいい…………何でもいいから、俺に、正しさをくれ…………。
『渡辺 勝麻君! 君はいつまでキレイであろうとしているんだ!』
「……!」
千頭の呼びかけが海の水を揺らし、渡辺の沈みかけた意識を引き上げる。
『僕の勝手な想像だけどね! 君は知っているんだろう?! キレイなままでは守れないモノもあるんだと!』
『……千頭』
『そもそも汚れの無い人間なんて異世界だろうが地球だろうがどこにもいやしない! 人は生まれた瞬間から誰かの居場所を奪って生きているんだ! 汚くて結構じゃないか! 醜さは生きている証だ!』
『醜くても……いい……』
ふと、渡辺は初めて千頭と出会った時のことを思い出す。
バミューダで彼が語った話だ。
“渡辺君、モラルやルールを守るというのは余裕の表れだ。余裕があるから、選択肢が他にもあるから、それを対価にしてルールを守ることができる。だけど、余裕が無く選択肢が一つしかなければ、ルールなんて関係なくなる”
醜い考え方だと思った。共感できるわけがない。神経を疑った。
しかし、今は、
『……千頭、前にお前が俺に言った言葉。今なら理解できる……』
千頭から伝えられた意思が、渡辺を軛から解き放つ。
思考の海から飛び出すのと同時に、渡辺は体に巻き付いていた髪を力ずくで引き千切り、のしかかっていた騎士全員を押し上げた。
騎士たちは吹き飛び、騎士の山に隠れていた渡辺の姿がまた戦場に現れる。
渡辺は不足した酸素を取り戻すべく大きく深呼吸をした後、前を見据えた。
「今の俺に、モラルを守る余裕なんてない! お前らを殺す正義は、大切な人を救うので十分だ!」
声高らかに、宣言した。
突然の大声に、王国軍勢は度肝を抜かれる。
だが、それは騎士たちに向けた言葉ではなく、自分に言い聞かせるものだった。
そんな渡辺の様子を双眼鏡で確認した千頭もまた、呟く。
「それでいい。君の居場所と彼女たちの居場所を守るために、誰かの居場所を奪え。闘え。前へ進み続けろ。――僕も一緒に手を汚してやる」
騎士の命を奪った拳の内側が汗でジットリと濡れる。
渡辺の右目は死体を捉えている。
だが、脳がその事実を受け入れようとしない。
「……ハァ……ハァ!」
呼吸が乱れていく。
瞳も焦点が合わせられずに震える。
これまで考えないようにしていた。
今まで殴り飛ばしてきた騎士の生死を。
どこかで、『どうせ生きてる』と、自分に言い聞かせていた。
地に伏せている連中も、ただ気を失っているだけ、死んじゃいない。
そう思うようにしていた。
だが、今。
言い逃れの叶わぬ事実が目の前に転がっていた。
俺が、人を、殺した。
その文字列が頭に浮かんだ時、何故か渡辺は前の世界の友人たちを思い出していた。
栄島、相ノ山。
自分を疑心暗鬼の淵から救ってくれた親友たちの笑顔。
二人の他に仲の良かったクラスメイトたちとの何気ない会話。
それら記憶のアルバムが、引き裂かれていくのを自覚する。
どこかでまだ前の世界の延長線上にいるのだと思っていた。
クラスメイトの一人であった市川がこの世界に転生したことで、渡辺の中には改めて、そんな考えが生まれていた。
遠く離れても彼らとは繋がっていると。
しかし、今この瞬間、決定的にその繋がりの糸は断ち切られた。
異世界や転生は関係ない。
人の命を奪った。
彼らとは完全に住む世界が変わってしまった。
「……母……さん……俺――」
「ウガアアアァァァ!!!」
また別の騎士が飢えた獣みたく渡辺へ飛びかかり、殴ってきた。
渡辺はそれを避けずに、もろに食らう。
それも一人や二人ではない。
二足歩行で立っている騎士たちの脇から、ヒトでありながら四足歩行する者たちが次々矢となって渡辺へ突撃していく。
森の木陰から、千頭がその様子を確認する。
「あの騎士たちのただならぬ様子……間違いない。フィオレンツァが言っていたドロップスカイの手札の1つ、“解放剤”か。服用した者の攻撃性を極限まで高めると同時に、人間が普段無意識に制限している力まで解放するという。戦う者にとって魅力的な薬物だが……」
渡辺に殴る蹴るを行った騎士らの指や足が異様な方向に曲がる。
骨折しているのだ。
「人間が普段から力をセーブしてるのは自分の力で自分を傷つけないためだ。それを取っ払ってしまえば当然ああなる」
千頭がやれやれと肩を竦めて語る一方で、退魔の六騎士の一人である髪使いの女は楽しそうに微笑を浮かべていた。
「ウフフ、流石は“ネトレイト”の部下たち。頑張りが違います。ワタクシも手伝わないと」
女は自身の髪を『髪の生動』で操り始めると、縦ロールの髪型を作り出した。
「相手をぐりぐりと抉るなら、この髪型に決まりですわ」
桃色の髪がドリルとなって回転しながら渡辺へと伸び、襲い掛かった。
これに対しても渡辺は一切の抵抗を示さず、ただされるがまま攻撃を受ける。
千頭の表情はますます渋いものになる。
渡辺はルーズルーの『防御支援』で高い防御力を得ているが、それも無限ではない。弱い攻撃でも魔力の鎧は少しずつ剥がれる。故に可能な限り敵の攻撃は避けなくてはいけない。にもかかわらず、渡辺はノーガードで反撃をしようともしなかった。
「……恐れていた事態になったようだね」
千頭が『精神感応』の魔法石を使って渡辺に呼びかける。
『おい! しっかりしろ! そのまま無抵抗でいたら殺されるぞ!』
「…………」
『君の守りたいものも守れなくなる! それでいいのか?!』
「…………」
返事はなかった。
渡辺は思考の海で溺死しかけていた。
……人を殺した。
『お前、普通じゃねぇよ!』違う『父親がいなくて苦労してるのはわかるがな』違う『人を石で殴るなんてこと、しちゃいけないって常識で考えたらわかるでしょ!』 違う! 『人を石で殴るなんてこと――』 『人を殺すなんてこと――しちゃいけないって常識で考えたらわかるでしょ!』
間違ってない俺は正しい! 正しかったから正しい行いをしたから! 俺はアイツらに殺されなかったんだ! だからもう一人の人間も救えたんだ!
『ガチ? 渡辺、ヤっちゃったん? ないわー』
英島?!
『もしかしたらって思ってたけど。ワー君、噂通りの危ない人だったのかよ』
相ノ山まで! 待ってくれ! 俺の話を聴いてくれ!
『渡辺君……』
ッ! 市川!
『怖いよ……人の命を奪える人のそばになんて……いたくない』
「あ……あ…………」
抱いた恐怖が、なおも渡辺の戦意を喪失させる。
「あらあら、これだけ叩いても無傷だなんて、本当に頑丈ですこと。では、こういった趣向はいかがかしら?」
桃色の髪がドリルの形を崩して渡辺の上半身にグルグルと巻き付いた。
女が首をグルンと回すと、巻き付いた髪が渡辺を引っ張ってうつ伏せに倒れさせた。
「「 ガアアァァァ!!! 」」
渡辺を上から押し潰すように、30を超える数の暴走した騎士たちが雪崩となってのしかかっていく。
「いくら防御力が高くても、呼吸ができなければ死んでしまうでしょう?」
騎士らの体重で肺は圧迫され、騎士らが吐き出す二酸化炭素が呼吸を妨げる。
「グ……ウ……」「ガ……」
しかしながら、この作戦は騎士自身にも死のリスクを伴う。下の方の騎士にも体重がかかり息苦しさがあるのだから当然だ。
それでも。
自分が死んでも。
殺す。
圧倒的なまでの殺意だった。
渡辺は、その殺意にも潰されかけていた。
……こいつらは何でそこまでする……自分の身体を傷つけてまで……それだけの価値が王国にはあるって言うのか?……そんな……わけ…………。
信じてきた正義が揺らぐ。
何があろうと相手を許さない。決して受け入れない。
敵はそんな殺気を放っている。
そして、それは渡辺が放つ殺気と非常に似ていた。
これまで自分が相手に与えてきた圧迫感を、今自分自身が受けているのだ。
相手も自分と同じ様に怒っている。
……俺が……間違ってるのか?……俺の……方が…………。
海の中で渡辺はもがき苦しむ。
何とか海面へ顔を出そうと手足を激しく動かすが、皆が言う常識と敵の正義に足を掴まれて海底へ引っ張られる。
呼吸ができず意識が遠のいていく。
渡辺は必死に探す。自分を沈める軛から逃れる方法を。
何でもいい…………何でもいいから、俺に、正しさをくれ…………。
『渡辺 勝麻君! 君はいつまでキレイであろうとしているんだ!』
「……!」
千頭の呼びかけが海の水を揺らし、渡辺の沈みかけた意識を引き上げる。
『僕の勝手な想像だけどね! 君は知っているんだろう?! キレイなままでは守れないモノもあるんだと!』
『……千頭』
『そもそも汚れの無い人間なんて異世界だろうが地球だろうがどこにもいやしない! 人は生まれた瞬間から誰かの居場所を奪って生きているんだ! 汚くて結構じゃないか! 醜さは生きている証だ!』
『醜くても……いい……』
ふと、渡辺は初めて千頭と出会った時のことを思い出す。
バミューダで彼が語った話だ。
“渡辺君、モラルやルールを守るというのは余裕の表れだ。余裕があるから、選択肢が他にもあるから、それを対価にしてルールを守ることができる。だけど、余裕が無く選択肢が一つしかなければ、ルールなんて関係なくなる”
醜い考え方だと思った。共感できるわけがない。神経を疑った。
しかし、今は、
『……千頭、前にお前が俺に言った言葉。今なら理解できる……』
千頭から伝えられた意思が、渡辺を軛から解き放つ。
思考の海から飛び出すのと同時に、渡辺は体に巻き付いていた髪を力ずくで引き千切り、のしかかっていた騎士全員を押し上げた。
騎士たちは吹き飛び、騎士の山に隠れていた渡辺の姿がまた戦場に現れる。
渡辺は不足した酸素を取り戻すべく大きく深呼吸をした後、前を見据えた。
「今の俺に、モラルを守る余裕なんてない! お前らを殺す正義は、大切な人を救うので十分だ!」
声高らかに、宣言した。
突然の大声に、王国軍勢は度肝を抜かれる。
だが、それは騎士たちに向けた言葉ではなく、自分に言い聞かせるものだった。
そんな渡辺の様子を双眼鏡で確認した千頭もまた、呟く。
「それでいい。君の居場所と彼女たちの居場所を守るために、誰かの居場所を奪え。闘え。前へ進み続けろ。――僕も一緒に手を汚してやる」
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