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第1章 俺もチートキャラになりたいんですけど…
8話 女騎士シャーロット
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「すまない。そこの君、少し話を聞いて良いだろうか。」
「うむ。何か用かの。」
「ああ、実は人が降って来たのを確認しに行った自治兵が恐ろしいエルフの少女がいると言って逃げて来たのだ。何か知らないだろうか?」
「ふむ。妾達には関係がない話のようじゃな。」
「そうか?後ろの二人も見慣れない服装をしているし、君のドレスも立派な仕立てだ。さぞや力のあるエルフとその従者だとお見受けするが?」
むう。面倒じゃの。
こやつも威嚇して追い払ってしまいたいがマイにああ言われた手前そうもいかぬ。
よし、ここは幼い時にメイド長を誤魔化す時に使ったあの技を使うか。
あれは堅物にこそ効き目がある。
「そ、そのじゃの。妾は世界を知るために旅を後ろの従者二人としておるのだが、道中魔物に襲われ荷物全てを失ってしまいようやくこの街にたどり着いたのじゃ。そんな時に兵士にあらぬ疑いをかけられて妾達も困っておったのだ。どうか、妾の事を信じくれんかの?だ、だめじゃろうか?」
どうじゃ?この計算され尽くした上目遣い。
たかが人間ごときが妾のこの愛らしい仕草に耐えられるはずもあるまい。
ふふふ、妾もまだまだ可愛い路線でもいけるの。
わかったらさっさと道を開けるが良い。
「か、かか、」
「か?」
「きゃっわいぃぃぃぃぃぃーー!!」
き、効きすぎじゃろーーーーーー!???
_______________________________________________
ローズが奇声を挙げた女騎士さんに抱きつかれている。
いったい何をしたらそんな状態になるんだよ。
「おーい。どうしたんだ?ローズ。」
「わ、妾にも分からん。妾の話を信じてくれと頼んだらこうなったのじゃ」
『そうか。そうか。大変だったな。君の名前はなんというのだ?私が面倒を見てやるからもう安心だぞ。どれ、まずは私の家に行って風呂に入れてやろう!!』
「その女騎士さんはなんて言ってるのかしら?」
「なんか面倒を見てやるとか、家に来いとか、風呂に入れてやるとか言っておるのじゃ。」
「おお、そうかそれは助かるな。さすがローズ凄い交渉力だ。」
「ち、違う!!こいつの目は変質者のそれじゃ。た、助けてくれ!!こいつ嫌に力が強くて逃げられぬ。」
『もう、そんなに暴れてどうしたのだ?お腹が空いたのか?どれ、私が料理を作って食べさせてやろう。』
ローズは女騎士さんにがっちりと抱きしめられ頬ずりをされている。
ローズはどうにか逃げ出そうとしているが腕力で敵わず逃げられないようだ。
ああ、この女騎士さんってもしかして、
「ねえ、高音くん。彼女ってあれじゃないかしら?」
「丁度俺もそう思っていたところだ。」
「ロリコンだな。」「ロリコンね。」
確かにローズは身長140センチほどの小柄な体型だし、美しい金髪で結構整った容姿をしている。
そこらの界隈の皆さんからすると、女神や天使に見えるのかもしれない。
「さて、どうしたもんかな。」
「そうね、私に任せないさい。」
『ああ、なんて君は可愛いんだ。』
『おい、こら、離せ!』
「ねえ、ローズちゃん。」
「おお、マイ。すまぬ。助けてくてくれ!!」
「わかったわローズちゃん。とりあえず彼女の名前はなんて言うのか聞いて頂戴。」
「わ、わかった。」
『おい、お前!名はなんという!』
『私か?私の名はシャーロットだ。可愛い君の名はなんというのだ?』
『妾はローズだ。』
「こいつの名はシャーロットというそうだ。」
「それじゃあシャーロットさんにもっと優しくして欲しいな。お姉さんちょっと怖い。と言って頂戴。」
「そ、それを言わんとダメなのか?」
「ええ、助かるためよ。ちゃんと可愛く言いなさい。」
土御門さん笑いこらえてるし絶対楽しんでるだろ。
「ぐ、仕方あるまい。」
『なあ、シャーロット。』
『なんだ?ローズたん?』
『たん?まあ良い。その、妾、シャーロットにはもっと優しくして欲しいのじゃ。その今のお主は少し怖い。一度離してくれ。だ、ダメかの?』
ローズが何と言っているかはわからないが可愛いらしい声で上目遣いをしている。
おいおい。マジでやったのかよ。
一方シャーロットさんはローズに何か言われてからピタッと動きを止めている。
『きゃ、きゃきゃ、きゃっわいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!勿論だローズたん。私はローズたんのお願いならなんでも聞くぞっ!!』
うおっ!?びっくりした。
なんか女騎士さんが急に叫んだと思ったらローズから離れたぞ。
おいおい。マジで上手く言ったのかよ。冗談だろ。
「ふう、さ、作戦通りね。ププッ」
いやいやいや。
土御門さんもうお腹抱えて笑っちゃってんじゃん。
よく言うよ。
「ローズ大丈夫かー?」
そう俺が尋ねるとローズはこちらに走ってやってきて俺に抱きついてきた。
「こ、怖かったのじゃ。もうダメかと思ったのじゃ。妾魔王なのに。魔王なのに。」
おいおい。ガチ泣きじゃないですか。
どんだけ怯えてんだよ。
どんどんこいつが千年を生きる魔王には見えなくなってくぞ。
体に引っ張られて精神年齢も下がってるのか?それにしても威厳なさすぎだろ。
俺がそんな事を考えながらローズの頭を撫でて慰めていると、女騎士さんがもの凄い顔でこちらを見ている事に気付いた。
「お、おい。ローズ?もういいだろ?そろそろ離してくれ。」
「イヤじゃ。イヤじゃ。妾は怖いのじゃ。」
「わ、わかったから、裾掴んでていいから。とりあえず抱きつくのはよしてくれ。な?」
「う、うむ。」
そう言うとローズは俺の後ろに周り制服の裾をキュッと掴んだ。
まだ少し俯いてグズっている。
あらこの娘可愛い。
一方女騎士さんはと言うと、まだ羨ましそうな顔でこっちを睨んでくるがさっきよりはまあいいだろう。
土御門さんはさっきから腹を抱えて笑いっぱなしだし、俺がなんとかしなくては。
「なあ、ローズ?」
「なんじゃ?」
「シャーロットさんに街に入れてくれるよう頼んでくれないか?」
「イヤじゃ。あやつは怖い。叔母上と同じような雰囲気がするのじゃ。妾にはできぬ。」
「大丈夫だって。お前は魔王なんだろ?俺もついてるから頑張ってみようぜ?な?」
そう俺が励ますとローズは渋々と言った感じで頷いた。
『なあ、シャーロット。』
『なんだい?ローズたん?』
うわ、ローズが話しかけた途端に笑顔になったよ。
ガチロリコンじゃん、この女騎士。
『その、街に入れとくれんかの?』
『勿論だとも。さあ私の後をついてくるんだ。手を繋いだって構わないんだよ?』
『嫌じゃ!!』
うわっ。
急にローズの掴む力が強くなった。
この女騎士ローズになんて言ったんだよ。
ともかく、シャーロットさんは俺たちを街に入れてくれるようだ。
ここまででなんだかどっと疲れた。
そうして俺達がシャーロットさんに連れらて門の前に来たらガタイのいいおっさんがシャーロットさんに声をかけて何やら話し始めた。
「なあ、ローズ。あの二人何話してるんだ。」
「うむ。あの女騎士が妾達は街に入れても特に問題がないと男に説明しておるな。あの男は女騎士の上司のようじゃ。」
「そうか。それじゃあやっと街の中に入れるのか。」
ローズがシャーロットさんの事をもう名前で呼ばなくなってる。
どんだけ苦手なんだよ。
そのまま俺達が突っ立ってるといきなりシャーロットさんがおっさんにげんこつを落とされた。
「なあ、あれどうしたんだ?」
「うむ。どうやら妾にしたことがバレたようじゃな。いい気味じゃ。」
「ああ、そう。」
シャーロットさんがローズにしたことがバレるということは、彼女は常習犯なのかもしれない。
俺とローズがそんなことを考えているとおっさんがこっちにやって来て話しかけて来た。
『嬢ちゃん達、ウチの馬鹿がすまなかったな。』
『ふん、まったくじゃ。』
『まあ許してくれや。3人分の入街税はあいつの給料から引いとくからよ。』
『もう良い。妾は疲れた。入って良いなら街に入らせてもらうぞ。』
『おう、嬢ちゃん達は悪人には見えないし構わないぞ。ようこそソレイドの街へ』
『うむ。』
相変わらず何んと言っているのかわからないが、何やらおっさんが通してくれるようなので俺と土御門さんは会釈して門をくぐった。
シャーロットさんが何やら声をかけながらブンブン手を振っている。見送りだろうか。
「なあ、街に入るのに税金はかからないのか?」
「ああ、あの女騎士の給料から引かれるそうじゃ。」
「ああ、さいですか。」
こうして俺たちはなんとか冒険者の街ソレイドに入れたのである。
因みに土御門さんは街に入るまで終始笑ってました。
「うむ。何か用かの。」
「ああ、実は人が降って来たのを確認しに行った自治兵が恐ろしいエルフの少女がいると言って逃げて来たのだ。何か知らないだろうか?」
「ふむ。妾達には関係がない話のようじゃな。」
「そうか?後ろの二人も見慣れない服装をしているし、君のドレスも立派な仕立てだ。さぞや力のあるエルフとその従者だとお見受けするが?」
むう。面倒じゃの。
こやつも威嚇して追い払ってしまいたいがマイにああ言われた手前そうもいかぬ。
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どうじゃ?この計算され尽くした上目遣い。
たかが人間ごときが妾のこの愛らしい仕草に耐えられるはずもあるまい。
ふふふ、妾もまだまだ可愛い路線でもいけるの。
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「か、かか、」
「か?」
「きゃっわいぃぃぃぃぃぃーー!!」
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いったい何をしたらそんな状態になるんだよ。
「おーい。どうしたんだ?ローズ。」
「わ、妾にも分からん。妾の話を信じてくれと頼んだらこうなったのじゃ」
『そうか。そうか。大変だったな。君の名前はなんというのだ?私が面倒を見てやるからもう安心だぞ。どれ、まずは私の家に行って風呂に入れてやろう!!』
「その女騎士さんはなんて言ってるのかしら?」
「なんか面倒を見てやるとか、家に来いとか、風呂に入れてやるとか言っておるのじゃ。」
「おお、そうかそれは助かるな。さすがローズ凄い交渉力だ。」
「ち、違う!!こいつの目は変質者のそれじゃ。た、助けてくれ!!こいつ嫌に力が強くて逃げられぬ。」
『もう、そんなに暴れてどうしたのだ?お腹が空いたのか?どれ、私が料理を作って食べさせてやろう。』
ローズは女騎士さんにがっちりと抱きしめられ頬ずりをされている。
ローズはどうにか逃げ出そうとしているが腕力で敵わず逃げられないようだ。
ああ、この女騎士さんってもしかして、
「ねえ、高音くん。彼女ってあれじゃないかしら?」
「丁度俺もそう思っていたところだ。」
「ロリコンだな。」「ロリコンね。」
確かにローズは身長140センチほどの小柄な体型だし、美しい金髪で結構整った容姿をしている。
そこらの界隈の皆さんからすると、女神や天使に見えるのかもしれない。
「さて、どうしたもんかな。」
「そうね、私に任せないさい。」
『ああ、なんて君は可愛いんだ。』
『おい、こら、離せ!』
「ねえ、ローズちゃん。」
「おお、マイ。すまぬ。助けてくてくれ!!」
「わかったわローズちゃん。とりあえず彼女の名前はなんて言うのか聞いて頂戴。」
「わ、わかった。」
『おい、お前!名はなんという!』
『私か?私の名はシャーロットだ。可愛い君の名はなんというのだ?』
『妾はローズだ。』
「こいつの名はシャーロットというそうだ。」
「それじゃあシャーロットさんにもっと優しくして欲しいな。お姉さんちょっと怖い。と言って頂戴。」
「そ、それを言わんとダメなのか?」
「ええ、助かるためよ。ちゃんと可愛く言いなさい。」
土御門さん笑いこらえてるし絶対楽しんでるだろ。
「ぐ、仕方あるまい。」
『なあ、シャーロット。』
『なんだ?ローズたん?』
『たん?まあ良い。その、妾、シャーロットにはもっと優しくして欲しいのじゃ。その今のお主は少し怖い。一度離してくれ。だ、ダメかの?』
ローズが何と言っているかはわからないが可愛いらしい声で上目遣いをしている。
おいおい。マジでやったのかよ。
一方シャーロットさんはローズに何か言われてからピタッと動きを止めている。
『きゃ、きゃきゃ、きゃっわいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!勿論だローズたん。私はローズたんのお願いならなんでも聞くぞっ!!』
うおっ!?びっくりした。
なんか女騎士さんが急に叫んだと思ったらローズから離れたぞ。
おいおい。マジで上手く言ったのかよ。冗談だろ。
「ふう、さ、作戦通りね。ププッ」
いやいやいや。
土御門さんもうお腹抱えて笑っちゃってんじゃん。
よく言うよ。
「ローズ大丈夫かー?」
そう俺が尋ねるとローズはこちらに走ってやってきて俺に抱きついてきた。
「こ、怖かったのじゃ。もうダメかと思ったのじゃ。妾魔王なのに。魔王なのに。」
おいおい。ガチ泣きじゃないですか。
どんだけ怯えてんだよ。
どんどんこいつが千年を生きる魔王には見えなくなってくぞ。
体に引っ張られて精神年齢も下がってるのか?それにしても威厳なさすぎだろ。
俺がそんな事を考えながらローズの頭を撫でて慰めていると、女騎士さんがもの凄い顔でこちらを見ている事に気付いた。
「お、おい。ローズ?もういいだろ?そろそろ離してくれ。」
「イヤじゃ。イヤじゃ。妾は怖いのじゃ。」
「わ、わかったから、裾掴んでていいから。とりあえず抱きつくのはよしてくれ。な?」
「う、うむ。」
そう言うとローズは俺の後ろに周り制服の裾をキュッと掴んだ。
まだ少し俯いてグズっている。
あらこの娘可愛い。
一方女騎士さんはと言うと、まだ羨ましそうな顔でこっちを睨んでくるがさっきよりはまあいいだろう。
土御門さんはさっきから腹を抱えて笑いっぱなしだし、俺がなんとかしなくては。
「なあ、ローズ?」
「なんじゃ?」
「シャーロットさんに街に入れてくれるよう頼んでくれないか?」
「イヤじゃ。あやつは怖い。叔母上と同じような雰囲気がするのじゃ。妾にはできぬ。」
「大丈夫だって。お前は魔王なんだろ?俺もついてるから頑張ってみようぜ?な?」
そう俺が励ますとローズは渋々と言った感じで頷いた。
『なあ、シャーロット。』
『なんだい?ローズたん?』
うわ、ローズが話しかけた途端に笑顔になったよ。
ガチロリコンじゃん、この女騎士。
『その、街に入れとくれんかの?』
『勿論だとも。さあ私の後をついてくるんだ。手を繋いだって構わないんだよ?』
『嫌じゃ!!』
うわっ。
急にローズの掴む力が強くなった。
この女騎士ローズになんて言ったんだよ。
ともかく、シャーロットさんは俺たちを街に入れてくれるようだ。
ここまででなんだかどっと疲れた。
そうして俺達がシャーロットさんに連れらて門の前に来たらガタイのいいおっさんがシャーロットさんに声をかけて何やら話し始めた。
「なあ、ローズ。あの二人何話してるんだ。」
「うむ。あの女騎士が妾達は街に入れても特に問題がないと男に説明しておるな。あの男は女騎士の上司のようじゃ。」
「そうか。それじゃあやっと街の中に入れるのか。」
ローズがシャーロットさんの事をもう名前で呼ばなくなってる。
どんだけ苦手なんだよ。
そのまま俺達が突っ立ってるといきなりシャーロットさんがおっさんにげんこつを落とされた。
「なあ、あれどうしたんだ?」
「うむ。どうやら妾にしたことがバレたようじゃな。いい気味じゃ。」
「ああ、そう。」
シャーロットさんがローズにしたことがバレるということは、彼女は常習犯なのかもしれない。
俺とローズがそんなことを考えているとおっさんがこっちにやって来て話しかけて来た。
『嬢ちゃん達、ウチの馬鹿がすまなかったな。』
『ふん、まったくじゃ。』
『まあ許してくれや。3人分の入街税はあいつの給料から引いとくからよ。』
『もう良い。妾は疲れた。入って良いなら街に入らせてもらうぞ。』
『おう、嬢ちゃん達は悪人には見えないし構わないぞ。ようこそソレイドの街へ』
『うむ。』
相変わらず何んと言っているのかわからないが、何やらおっさんが通してくれるようなので俺と土御門さんは会釈して門をくぐった。
シャーロットさんが何やら声をかけながらブンブン手を振っている。見送りだろうか。
「なあ、街に入るのに税金はかからないのか?」
「ああ、あの女騎士の給料から引かれるそうじゃ。」
「ああ、さいですか。」
こうして俺たちはなんとか冒険者の街ソレイドに入れたのである。
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