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始まりのきっかけはエロ同人誌から
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古臭いボロアパートに1人の中年の男がいた。
彼の名はチンカス。今年で50歳となった男だ。こんな年齢になっても結婚はおろか、女性との交友でさえ仕事場でしかなく、性経験すらない真っ青な童貞。
特にこれといった趣味などはなく、毎日、生産性のない自堕落な日常を過ごしていた。
仕事して、食っては寝て、起きてはまた仕事。そんな生活だ。
(もう夜も遅い。オナニーでもして、そろそろ寝るか)
ティッシュ数枚とエロ同人誌を手元に今日のオカズを探しページをめくった。お目当てのシーンを見つけるやいなや、そこのコマに神経を集中させ、股関にある右手を動かした。
世間の娯楽など何の面白さも感じない自分だが、唯一これだけが自分にとって楽しいと思える瞬間だった。
そろそろ絶頂を迎える彼は余っている手でティッシュを持ち、チンコに被せ、掴んでいる手のスピードを上げた。
「うっ・・・・・」
射精した彼はしばらくの間、余韻に浸り被せていたティッシュをはずした。
白く粘つくドロっとした物を見て、彼は毎度のことよくこんなに出るなと、そう思った。
出すもの出した後、寝て、起きては仕事。それが今の彼の人生。こうして自分の代わり映えのない、新しい1日が始まる。
用済みとなったティッシュをゴミ箱に捨てようとした瞬間ーーーーー
「あーーー、勿体ない」
どこからか、謎の声が聞こえてきた。後ろに振り向くと、何もいない。この家には自分1人しかいないので、もちろん自分以外の人物がいるはずもない。
(オナニーのやりすぎか?それとも長い間、孤独だったせいで他者を求めるあまり、ついには幻聴を聞こえるようにまでなっちまったか。)
「おーい、こっちこっち」
今度こそ幻聴ではない、耳を澄ませ声のした方向に振り返ると、そこにあるのは今さっき彼がオカズにしていたエロ同人誌。まさかーーーーー
そう思った瞬間、エロ本から白い煙が巻き起こった。
「な、何だ?」
突然の出来事に反射で後ろの方へ倒れてしまった。謎の煙によって、視界が遮られ、前が見えなかったが、だんだんと煙が立ち退き、黒いシルエットが見えてきた。
細い体。曲がった角と大きな翼。そして一番目を疑ったのが、異様にも大きな2つの塊。そしてしばらくして全貌が見えた彼は目を限界にまで見開いた。向こうも相手の姿を視認したのか、大きな胸と黒い翼を持つ美女は口を開いた。
「こんにちは、人間さん。魔界からやって来たサキュバスのルルーアです」
栗色の長髪の女性はサキュバスと言った。サキュバスだって!いやでも何故ここに!
もしかして夢か?あまりの現実のなさに思いっきり頬をつねってみたが、痛いだけで、逆に眠気が吹っ飛んでしまった。
「あれ、まだ夜中だからこんばんは。だったけかな?・・・・・って、それよりもおじさん、まだ私を疑ってるの?まぁ無理もないよね」
顎に手を当て首を傾げる彼女。そんなグラマラスな美女に彼は見惚れていた。あの豊満な胸に今すぐにでもしゃぶりつきたい!そんな感情が彼の思考を端から支配していった。
だが、それ以上にも彼女への不信感が勝った。彼は恐る恐る、目の前の淫魔に問いかけた。
「お、お前の目的は何だ!?」
睨みつけるが、サキュバスは意に介さず、微笑んだ
「目的って、そんなに怖がらくていいよ。ただ私はーーーーー」
倒れている彼を覗き込むように、前屈みになって淫魔はこう話した。
「おじさん。アナタの精液を売ってみせんか?」
彼の名はチンカス。今年で50歳となった男だ。こんな年齢になっても結婚はおろか、女性との交友でさえ仕事場でしかなく、性経験すらない真っ青な童貞。
特にこれといった趣味などはなく、毎日、生産性のない自堕落な日常を過ごしていた。
仕事して、食っては寝て、起きてはまた仕事。そんな生活だ。
(もう夜も遅い。オナニーでもして、そろそろ寝るか)
ティッシュ数枚とエロ同人誌を手元に今日のオカズを探しページをめくった。お目当てのシーンを見つけるやいなや、そこのコマに神経を集中させ、股関にある右手を動かした。
世間の娯楽など何の面白さも感じない自分だが、唯一これだけが自分にとって楽しいと思える瞬間だった。
そろそろ絶頂を迎える彼は余っている手でティッシュを持ち、チンコに被せ、掴んでいる手のスピードを上げた。
「うっ・・・・・」
射精した彼はしばらくの間、余韻に浸り被せていたティッシュをはずした。
白く粘つくドロっとした物を見て、彼は毎度のことよくこんなに出るなと、そう思った。
出すもの出した後、寝て、起きては仕事。それが今の彼の人生。こうして自分の代わり映えのない、新しい1日が始まる。
用済みとなったティッシュをゴミ箱に捨てようとした瞬間ーーーーー
「あーーー、勿体ない」
どこからか、謎の声が聞こえてきた。後ろに振り向くと、何もいない。この家には自分1人しかいないので、もちろん自分以外の人物がいるはずもない。
(オナニーのやりすぎか?それとも長い間、孤独だったせいで他者を求めるあまり、ついには幻聴を聞こえるようにまでなっちまったか。)
「おーい、こっちこっち」
今度こそ幻聴ではない、耳を澄ませ声のした方向に振り返ると、そこにあるのは今さっき彼がオカズにしていたエロ同人誌。まさかーーーーー
そう思った瞬間、エロ本から白い煙が巻き起こった。
「な、何だ?」
突然の出来事に反射で後ろの方へ倒れてしまった。謎の煙によって、視界が遮られ、前が見えなかったが、だんだんと煙が立ち退き、黒いシルエットが見えてきた。
細い体。曲がった角と大きな翼。そして一番目を疑ったのが、異様にも大きな2つの塊。そしてしばらくして全貌が見えた彼は目を限界にまで見開いた。向こうも相手の姿を視認したのか、大きな胸と黒い翼を持つ美女は口を開いた。
「こんにちは、人間さん。魔界からやって来たサキュバスのルルーアです」
栗色の長髪の女性はサキュバスと言った。サキュバスだって!いやでも何故ここに!
もしかして夢か?あまりの現実のなさに思いっきり頬をつねってみたが、痛いだけで、逆に眠気が吹っ飛んでしまった。
「あれ、まだ夜中だからこんばんは。だったけかな?・・・・・って、それよりもおじさん、まだ私を疑ってるの?まぁ無理もないよね」
顎に手を当て首を傾げる彼女。そんなグラマラスな美女に彼は見惚れていた。あの豊満な胸に今すぐにでもしゃぶりつきたい!そんな感情が彼の思考を端から支配していった。
だが、それ以上にも彼女への不信感が勝った。彼は恐る恐る、目の前の淫魔に問いかけた。
「お、お前の目的は何だ!?」
睨みつけるが、サキュバスは意に介さず、微笑んだ
「目的って、そんなに怖がらくていいよ。ただ私はーーーーー」
倒れている彼を覗き込むように、前屈みになって淫魔はこう話した。
「おじさん。アナタの精液を売ってみせんか?」
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