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アリシア編
新しい勇気
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復職初日に早退をキメた俺は、流石に反省をしながら町中を歩いている。
「らしくないなぁ。やっぱり完治してないのか」
ギルドで同情されたことでキレてしまったが、俺らしくない。
いつもの俺なら、怒るどころか利用しようとしたはずだ。
同情なんて止めだと思わせる幼稚な煽りもあっただろう。
「あ~、何で冒険者活動するなんて言っちまったんだ」
割と固めな決意もふわっとするくらいには落ち着いたところで、帰り際のギルド長の言葉を思い出した。
「ドーレンって誰だっけ……あっ、鍛冶屋の頑固じじいか!!」
『あぁ、口喧嘩の末に買ったんだったね』
「メンテナンスにすら出してなかったわ。そりゃ砕け散るか!!」
『新しい剣を買わないとね。手ぶらじゃ戦士は名乗れない』
「名乗ったことないんだけどな」
鍛冶屋を訪ねた俺は、鉄の匂いと熱気を胸いっぱいに吸い込んで、元気よく挨拶した。
「頑固じじい~っ!! 剣売ってくれ~!!」
「……来たか。少し見ない間に随分とみすぼらしい姿になったもんだな」
「白ひげの仏頂面に言われたくない。痩せたと言え。そんなことより剣売ってくれ」
「いいぞ」
「やけに素直だな。お前本当に頑固じじいか?」
「マンティコアを狩った冒険者に売らんわけがない。剣が砕け散ったと聞いたときは耳を疑ったが、まさかそのまま手ぶらで過ごすとは思わなかった」
「いや……ほら……僕ちゃん魔術師だし……?」
「じゃあいらんのか? せっかくお前のために打ってやったのに」
「いるいる!! とりあえず見せて」
「ふん、これだ。お前のために作った最高の剣だ」
鞘から半分抜いて置かれた剣身は、黒みがかった灰色だった。
材質が鋼ならギラギラした輝きだし、ミスリルなら銀色だ。
黒い材質と言えば――。
「まさかこれオリハルコンか?」
「混ぜものじゃがな」
「充分だよ。でもこれ、お高いんでしょ?」
「金はいらん。お前にくれてやる」
「いやいや、オリハルコンを無料で貰うわけにはいかないだろ」
「材料費はかかっとらん。お前がヘルムを倒したとき、こっそり拝借したものだ」
「悪人大好き」
鞘から抜き去った剣を掲げて見つめる……。
元は金持ちの坊っちゃんの訓練用に作られたかつての愛剣より、一回り長い。
それでもやや短いが、これならショートソードと呼んでもいいかもしれない。
ヘルムの体や、ハゲの持つ聖遺物と比べると薄い色だ。
純度の違いから、打ち合えばこっちが先に欠けるだろう。
しかし、どうしようもなく気に入った。
いいじゃないか、俺らしくて。
「……これが新しい俺の勇気か」
「ふっ、若造の癖になかなか分かったことを言う」
頑固じじいとおっさんがニヤつく光景は犯罪であるが、今この瞬間だけは神も見逃してくれるだろう。
「大事に使わないとな。また砕け散ったら立ち直れないかもしれない」
「お前が妙なスキルを使うのは聞いている。オリハルコンの性質があれば、もう砕け散ることはないじゃろう」
「そっか。ルークの槍みたいに、俺のスキルに耐えきれなかったのか」
「戦う相手も悪かった。護身用に作られた剣であんな化け物と戦うなどどうかしとる。メンテナンスをしていても変わらなかったじゃろうな。メンテナンスに一度も出さないのはどうかと思うが」
「こ、これからは定期的に出すから……」
小言炸裂しても許しちゃう。
やっぱり剣はいい。男のロマンだ。
この剣があれば、もうちょっとだけやる気が出るかもしれない。
「もうひとつ、お前にこれを渡しておく。お前にしか使えない代物だ」
それは灰色の鎖のペンダントだった。
鎖の材質は剣と同じく混ぜもののオリハルコンだろう。
その一言で片付くほど、魔石の存在感が凄かった。
黒と白が混ざり合い、混沌を彷彿とさせる。
これだけ立派な魔石は、市場には流れないはずだが……。
「こ、これ……まさか……」
「そのまさかだ。お前の友を食らったマンティコアの魔石だ。思うところはあるだろうが、姿かたちを変えてもお前を助けてくれるだろう」
「マンティコアの素材は、全部売ったはずだぞ……」
「これを買い取った人がおってな。お前へのプレゼントだそうだ」
「誰だろう……随分と気前のいい人っぽいが……」
「分からんか? お前は既に会っている」
「いやぁ、心当たりがありすぎて……」
「ありすぎるんかい!?」
「えへへ……で、誰なんだ?」
「生ける伝説の鍛冶職人。打てば鉄くずも国宝となる。全てのドワーフの憧れ。ドグマ様じゃ!!」
「あぁ、シルバタイトのときの親方か。あのじいさん、鉄くずは鉄くずって言ってたぞ」
「何じゃその薄い反応は!! それだけの腕を持つということだ。ドグマ様がおらねばこのペンダントは完成しなかったというのに……」
そんなに凄い人だったとは知らんかった。
このペンダント、貰って良いんだろうか……。
そう考えたところで、あの人の性格を思い出した。
この魔石は貴重らしい。作るだけ作って満足したんだろうな。
お礼を言おうにも未知の鉱物を求めてまたどこかへ旅に出てるはずだし、道中の安全をちょびっとだけ祈っておこう。
そんなことよりも、問題がひとつある。
このペンダントはどう考えても高い。また命を狙われるのは勘弁して欲しい。
「安心せい。その魔石は極めて珍しいものじゃが、それだけじゃ。光と闇の適正を持つお前にしか使いこなせん」
「あぁ、確かに。ぶっちゃけ、大した値段も付かなかったのか?」
「じゃろうな。良かったな、不遇職で」
「闇は最強だから。で、このペンダントどれくらいの価値があると思う?」
「伝説のドグマ様の作品じゃから、魔石込みで白金貨2枚くらいか」
「2億!? 2億!? 俺2億を首からぶら下げてんの!? どう考えても命狙われるじゃねーか!!」
「落ち着け。世に2つとない代物じゃから、よほどのアホしか狙わんわい。軽く蹴散らしてやればいい」
「そ、そう……? 念のために聞くけど、こっちの剣の価値は……?」
「白金貨1枚じゃ。ほとんどオリハルコンの価値じゃがな」
「たっっっっっか!!」
「混ざり物とは言え、オリハルコンのショートソードも世界に1本しかない。ショートソードを使う強者など普通はおらんからな。ロングソードで作っておれば、市場価値は上がるがお前には合わん」
「そ、そっか。色々とありがとね。怖いから帰るね。困ったことがあったら相談してね……」
「堂々と歩けば良い。わしもオリハルコンを打てて楽しかったし、ドグマ様の神技をこの目で見れた。感謝しとる。お前の武勇伝も期待しとるぞ」
おかしい。勇気を手に入れたはずなのに、むしろ怖い。
ファウスト……俺に力を貸してくれ……。
『言い方!! タイミング!!』
合計3億の男は、冷や汗をかきながら帰路についた……。
【混沌のペンダント】
合成獣マンティアの種族特性と、魔物の力を身に宿すファウストの力が同化し、奇跡的に生まれた混沌の大魔石。
世に2つとないこの魔石の力を完璧に引き出せる者は存在しないはずだった。
全ステータスと、光・闇属性のスキル効果を10%上昇させる。
「らしくないなぁ。やっぱり完治してないのか」
ギルドで同情されたことでキレてしまったが、俺らしくない。
いつもの俺なら、怒るどころか利用しようとしたはずだ。
同情なんて止めだと思わせる幼稚な煽りもあっただろう。
「あ~、何で冒険者活動するなんて言っちまったんだ」
割と固めな決意もふわっとするくらいには落ち着いたところで、帰り際のギルド長の言葉を思い出した。
「ドーレンって誰だっけ……あっ、鍛冶屋の頑固じじいか!!」
『あぁ、口喧嘩の末に買ったんだったね』
「メンテナンスにすら出してなかったわ。そりゃ砕け散るか!!」
『新しい剣を買わないとね。手ぶらじゃ戦士は名乗れない』
「名乗ったことないんだけどな」
鍛冶屋を訪ねた俺は、鉄の匂いと熱気を胸いっぱいに吸い込んで、元気よく挨拶した。
「頑固じじい~っ!! 剣売ってくれ~!!」
「……来たか。少し見ない間に随分とみすぼらしい姿になったもんだな」
「白ひげの仏頂面に言われたくない。痩せたと言え。そんなことより剣売ってくれ」
「いいぞ」
「やけに素直だな。お前本当に頑固じじいか?」
「マンティコアを狩った冒険者に売らんわけがない。剣が砕け散ったと聞いたときは耳を疑ったが、まさかそのまま手ぶらで過ごすとは思わなかった」
「いや……ほら……僕ちゃん魔術師だし……?」
「じゃあいらんのか? せっかくお前のために打ってやったのに」
「いるいる!! とりあえず見せて」
「ふん、これだ。お前のために作った最高の剣だ」
鞘から半分抜いて置かれた剣身は、黒みがかった灰色だった。
材質が鋼ならギラギラした輝きだし、ミスリルなら銀色だ。
黒い材質と言えば――。
「まさかこれオリハルコンか?」
「混ぜものじゃがな」
「充分だよ。でもこれ、お高いんでしょ?」
「金はいらん。お前にくれてやる」
「いやいや、オリハルコンを無料で貰うわけにはいかないだろ」
「材料費はかかっとらん。お前がヘルムを倒したとき、こっそり拝借したものだ」
「悪人大好き」
鞘から抜き去った剣を掲げて見つめる……。
元は金持ちの坊っちゃんの訓練用に作られたかつての愛剣より、一回り長い。
それでもやや短いが、これならショートソードと呼んでもいいかもしれない。
ヘルムの体や、ハゲの持つ聖遺物と比べると薄い色だ。
純度の違いから、打ち合えばこっちが先に欠けるだろう。
しかし、どうしようもなく気に入った。
いいじゃないか、俺らしくて。
「……これが新しい俺の勇気か」
「ふっ、若造の癖になかなか分かったことを言う」
頑固じじいとおっさんがニヤつく光景は犯罪であるが、今この瞬間だけは神も見逃してくれるだろう。
「大事に使わないとな。また砕け散ったら立ち直れないかもしれない」
「お前が妙なスキルを使うのは聞いている。オリハルコンの性質があれば、もう砕け散ることはないじゃろう」
「そっか。ルークの槍みたいに、俺のスキルに耐えきれなかったのか」
「戦う相手も悪かった。護身用に作られた剣であんな化け物と戦うなどどうかしとる。メンテナンスをしていても変わらなかったじゃろうな。メンテナンスに一度も出さないのはどうかと思うが」
「こ、これからは定期的に出すから……」
小言炸裂しても許しちゃう。
やっぱり剣はいい。男のロマンだ。
この剣があれば、もうちょっとだけやる気が出るかもしれない。
「もうひとつ、お前にこれを渡しておく。お前にしか使えない代物だ」
それは灰色の鎖のペンダントだった。
鎖の材質は剣と同じく混ぜもののオリハルコンだろう。
その一言で片付くほど、魔石の存在感が凄かった。
黒と白が混ざり合い、混沌を彷彿とさせる。
これだけ立派な魔石は、市場には流れないはずだが……。
「こ、これ……まさか……」
「そのまさかだ。お前の友を食らったマンティコアの魔石だ。思うところはあるだろうが、姿かたちを変えてもお前を助けてくれるだろう」
「マンティコアの素材は、全部売ったはずだぞ……」
「これを買い取った人がおってな。お前へのプレゼントだそうだ」
「誰だろう……随分と気前のいい人っぽいが……」
「分からんか? お前は既に会っている」
「いやぁ、心当たりがありすぎて……」
「ありすぎるんかい!?」
「えへへ……で、誰なんだ?」
「生ける伝説の鍛冶職人。打てば鉄くずも国宝となる。全てのドワーフの憧れ。ドグマ様じゃ!!」
「あぁ、シルバタイトのときの親方か。あのじいさん、鉄くずは鉄くずって言ってたぞ」
「何じゃその薄い反応は!! それだけの腕を持つということだ。ドグマ様がおらねばこのペンダントは完成しなかったというのに……」
そんなに凄い人だったとは知らんかった。
このペンダント、貰って良いんだろうか……。
そう考えたところで、あの人の性格を思い出した。
この魔石は貴重らしい。作るだけ作って満足したんだろうな。
お礼を言おうにも未知の鉱物を求めてまたどこかへ旅に出てるはずだし、道中の安全をちょびっとだけ祈っておこう。
そんなことよりも、問題がひとつある。
このペンダントはどう考えても高い。また命を狙われるのは勘弁して欲しい。
「安心せい。その魔石は極めて珍しいものじゃが、それだけじゃ。光と闇の適正を持つお前にしか使いこなせん」
「あぁ、確かに。ぶっちゃけ、大した値段も付かなかったのか?」
「じゃろうな。良かったな、不遇職で」
「闇は最強だから。で、このペンダントどれくらいの価値があると思う?」
「伝説のドグマ様の作品じゃから、魔石込みで白金貨2枚くらいか」
「2億!? 2億!? 俺2億を首からぶら下げてんの!? どう考えても命狙われるじゃねーか!!」
「落ち着け。世に2つとない代物じゃから、よほどのアホしか狙わんわい。軽く蹴散らしてやればいい」
「そ、そう……? 念のために聞くけど、こっちの剣の価値は……?」
「白金貨1枚じゃ。ほとんどオリハルコンの価値じゃがな」
「たっっっっっか!!」
「混ざり物とは言え、オリハルコンのショートソードも世界に1本しかない。ショートソードを使う強者など普通はおらんからな。ロングソードで作っておれば、市場価値は上がるがお前には合わん」
「そ、そっか。色々とありがとね。怖いから帰るね。困ったことがあったら相談してね……」
「堂々と歩けば良い。わしもオリハルコンを打てて楽しかったし、ドグマ様の神技をこの目で見れた。感謝しとる。お前の武勇伝も期待しとるぞ」
おかしい。勇気を手に入れたはずなのに、むしろ怖い。
ファウスト……俺に力を貸してくれ……。
『言い方!! タイミング!!』
合計3億の男は、冷や汗をかきながら帰路についた……。
【混沌のペンダント】
合成獣マンティアの種族特性と、魔物の力を身に宿すファウストの力が同化し、奇跡的に生まれた混沌の大魔石。
世に2つとないこの魔石の力を完璧に引き出せる者は存在しないはずだった。
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