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アリシア編
アウェイすぎてクロノ死す
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今日はギルド職員として復帰する日だ。
早起きは久しぶりで、朝の冷えた空気に懐かしさを覚えた。
久々のギルドはちょっと緊張したが、建物に入って3歩で忘れた。
「おはようございまーす。クロノでーす」
人の姿はまだなく、厨房の奥から微かに音が聞こえる……。
「ハゲは厨房で仕込み中か。相変わらず早いな」
「誰がハゲだこの野郎……おぉ!? ブサクロノじゃねぇか!! 元気だったか? その、あれだ、調子はどうだ?」
「似たようなこと聞くなよ。今もリハビリ中で、事務員クロノだ」
「それでも助かるぜ。受付を頼んだ」
「受付嬢まだ雇ってないのか……」
「お試しで何人か雇ったぜ? 雇ったんだが、野郎どもが口説きまくって業務が進まなかった。残念ながらクビだ」
「既婚者を雇えば……」
「お前ならそう言うと思って、試したぜ。だが、『既婚者でも構わない』とほざく輩が居たからぶっ飛ばした。嬢は身の危険を感じるって辞めちまったよ」
「もう男を雇え!!」
「それが冒険者に憧れて、並ぶ側になっちまったよ」
「仕事増えてるじゃねーか!!」
「へへっ、嬉しい誤算ってやつだな。男は最強を目指す気持ちは分かる。俺もそうだった。止めちまうのは野暮ってもんだろ」
「俺のときはパワハラだったのに……副ギルド長のロレンスさんは?」
「実家のゴリ押しで、商人とギルド職員を半々だな。王都の業者と素材の買い取り価格の交渉とかロレンスにしか出来ないことをして貰ってる」
「流石はアニキだ……しゃーない。俺が受付するよ」
「頼んだぜ。新人も増えたが、いつもの感じであしらってくれや」
「いや久々なんだが……?」
「細かいことは気にするな。お前なら大丈夫だって!!」
ハゲは足早に厨房に戻ってしまった。
言われた通り受付として立っていると、まばらに人が入ってきた。
見知った顔だ。王都行きを諦めたベテラン組のおっさんが近寄ってくる。
「おう、久々じゃねーか。今日から復帰か?」
「何と言ったらいいかなぁ。どう伝わってる?」
「指名依頼で公傷でしばらく休むって聞いたぜ。その様子じゃ、納得だな。こちら側へようこそ」
「そりゃどういう意味だよ。そんなに老け込んで見えるか?」
「いや、生きて帰ったのは立派だと思うぜ。だが代償も大きい。その傷じゃかつてのようには活動出来ないだろ」
「俺は魔術師だぞ。たかが左腕一本無くしただけで引退扱いするな」
「がはは、若いな。坊主と呼んでやろう。気持ちは分かるが、身の振り方ってやつを考えたほうがいいな。まっ、お前はヒーラーだから生活に困ることはねぇか」
「親切にどーも。人の話を聞かないのはお互い様だ。何なら、今は魔術師ですらない」
「そりゃどういう意味だ?」
「んー、使ってはいけないスキルって知ってるか?」
「あぁ、聞いたことがある。使うとろくでもない目に合うらしい。ある日突然、ガラッと人が変わっちまう場合は、それ絡みだって噂だ。まさか、坊主がか?」
ただのくたびれたおっさんかと思えば、意外と物知りだ。
朝っぱらから酒飲んだりしてなきゃ、先輩とでも呼ぶんだが。
「あぁ、そういうことだ。使わざるを得なかった」
「ふぅん。見た感じ、話した感じ、まともに見えるがな。それで休んでたのか」
「ほとんどそのせいだ。腕の方は数日で慣れた」
「どんな感じか聞いてもいいか? 若い連中にそれとなく注意してやらないといけねぇ気がするんだ。坊主が直接説明すると、居心地も悪いだろ」
おっさんの言うことにも一理ある。ただでさえやべー見た目なのに、禁忌スキルを使ってキレやすいです、仲良くしてね!! なんて言えるわけないし。
ここは提案に乗っかって、噂のひとつとしてマイルドに匂わせて貰うか。
「感情の制御が難しい。しばらくずっと怒りっぽくなったし、自分じゃない誰かが指図してくる感じだ。最近やっと普通に生活出来るようになったが、油断出来ない」
「……難儀なもんだな。使わなきゃ死んじまうし、使えば自分じゃなくなるってところか」
「一度使っただけでこれだ。二度三度と使えば、あんたが噂で聞いた通りの別人が出来上がるんだろうな」
「おっかない話だぜ。まぁ、坊主なら乗り切れるだろう。弱っちかったくせに、あっという間にCランクになったブタ野郎だからな、がはは」
「おいおい、チャレンジャーだな。キレるか試したな? それくらいじゃ何ともないからギルド長から復職の話を受けたんだぞ」
「平気そうじゃねぇか。もう完治したんじゃないか? 俺の勇気に感謝するこった」
「表面上はな……実は、今の俺はスキルが使えない。使えば頭の中が騒がしくなる」
「そいつぁ……深刻だな。ヒーラーもお休みか?」
「無理だ。おかげであの日から一切スキルを使ってない。こっちも気合でどうにかするが、まだ時間がかかりそうだ」
「分かった。そこも俺が広めとくぜ。坊主も何度も聞かれちゃ鬱陶しいだろうからな。俺からの復帰祝いってやつだ。じゃあな!!」
任せて良いのだろうか。とても大事なことなのだが……。
まぁ、腐ってもベテランだし、ちゃんと伝えてくれるだろう。
そう思ったが、微妙に違う結果になっていた。
「聞いたぜ。禁忌スキルのせいでスキルが使えないんだってな……」
「スキルが使えなくなったんだって? 夜道に気を付けな」
「護衛が欲しかったら言ってくれよな。割増しで引き受けるぜ」
「酒飲むと暴れ出すんだって? 出禁になっちまうぞ?」
伝言ゲームで禁忌スキルの代償でスキルが使えないことにされていた。
間違いじゃないんだけど……実際使えないけど……。
それよりも、他のはもう何なのか。可愛いお姉ちゃんたちと楽しむ店は元から出禁だし。
「もういいか。好きに言わせておこう……」
この騒ぎもどこか懐かしい。不思議とほっこりしていると、別の騒ぎが起きた。
ギルドの扉が開かれ、弱々しい足取りで入ってきた冒険者は、腕を抑えて呻いている。
「あ、あんた……ブサイクロノさんじゃないか。頼む!! ヒールをかけてくれ!!」
知らない顔だ。新人だろうか。俺は目立つらしいし、誰かからヒーラーとして聞いていたのだろう。
「お、俺は――」
「油断して深くやっちまって……金なら払うよ。お願いだ!!」
布を当てて強く抑え込んだ腕から、新たに滲む血を見てしまった。
咄嗟にヒールを唱えかけたが、口を閉じる。
「悪い。無理なんだ……今の俺はスキルが使えないんだ」
「冗談だろ!? 凄く痛いんだよ。なぁ、頼むよ!!」
「ごめん……っ、ごめんな……許してくれ……っ」
「そんな……っ」
「おい!! その程度の怪我でピーピー喚くな。ポーションぶっかけて大人しく寝てろ!!」
助け舟を出してくれたのは、ベテランだった。
怪我人を隅に連れていき、血で張り付いた布を強引に引き剥がす。
傷口を見たあと、水で洗い流して直接ポーションをかけている。
しばらく痛みに苦しんでいた新人冒険者は、どうにか落ち着きを取り戻した。
しかし体調が優れないようで、宿に帰って行った。
「……助かった。見事な手際だったよ。流石はベテラン様だ」
「大したことじゃないさ。ルーキーはちょっと怪我しただけで大事にし過ぎる」
「俺がスキルが使えれば良かったんだけどな……」
「坊主の優しさはよーく分かったが、深く考えすぎないことだ。今は自分のことだけ考えるんだな」
「……あぁ、気を付けるよ」
あー、やだやだ。出来ることが出来なくなるって、ストレスが半端じゃない。
しかし諦めて切り替えなきゃいけない。
そもそも、俺は事務員として復帰したんだから、そこに本気出そうじゃないか。
新しい依頼の束を掴み、ボードに張り出そうとして、手から一枚の紙が滑り落ちた。
慌てて左手を伸ばし……空を切る。そのまま体勢を崩し、地面に突っ伏した。
「左腕が無いの忘れてた……」
あたしってほんとバカ。そんなノリで笑い飛ばすと、賑やかだったギルドが静まり返った。
「どうした、ドジだなって笑うところだろ?」
「……無理しなくていいんだぜ。あんたを笑うやつが居たらぶっ飛ばしちまうところだった」
「……はぁ?」
何だこれは。まさか、この俺が同情されているのか?
たった一本、たかが左腕をなくしただけで、憐れまれる存在だと?
それを理解したとき、無性に腹が立った。
久しく感じていなかった怒りだ。その矛先は、自分自身に対してだ。
何と不甲斐ない。こんなことでは本当に死んでしまうじゃないか。
俺はやれる。しょーもないことで腐っていられるか。
大人しくするつもりだったが、もう止めだ。
やってやる、冒険者活動!!
歯を食いしばって立ち上がると、物陰から心配そうに見つめるギルド長が居た。
少し髪がはねていたので、理由は察した。
「手を貸そうと思ったのだがね」
「結構です。俺、冒険者活動を再開します。申し訳ないですが、今日は帰ります」
「……そうか。君は本当に強い子だ。ドーレンさんを訪ねてみなさい。必ず、君の力になってくれるだろう」
ドーレン……誰だっけ?
早起きは久しぶりで、朝の冷えた空気に懐かしさを覚えた。
久々のギルドはちょっと緊張したが、建物に入って3歩で忘れた。
「おはようございまーす。クロノでーす」
人の姿はまだなく、厨房の奥から微かに音が聞こえる……。
「ハゲは厨房で仕込み中か。相変わらず早いな」
「誰がハゲだこの野郎……おぉ!? ブサクロノじゃねぇか!! 元気だったか? その、あれだ、調子はどうだ?」
「似たようなこと聞くなよ。今もリハビリ中で、事務員クロノだ」
「それでも助かるぜ。受付を頼んだ」
「受付嬢まだ雇ってないのか……」
「お試しで何人か雇ったぜ? 雇ったんだが、野郎どもが口説きまくって業務が進まなかった。残念ながらクビだ」
「既婚者を雇えば……」
「お前ならそう言うと思って、試したぜ。だが、『既婚者でも構わない』とほざく輩が居たからぶっ飛ばした。嬢は身の危険を感じるって辞めちまったよ」
「もう男を雇え!!」
「それが冒険者に憧れて、並ぶ側になっちまったよ」
「仕事増えてるじゃねーか!!」
「へへっ、嬉しい誤算ってやつだな。男は最強を目指す気持ちは分かる。俺もそうだった。止めちまうのは野暮ってもんだろ」
「俺のときはパワハラだったのに……副ギルド長のロレンスさんは?」
「実家のゴリ押しで、商人とギルド職員を半々だな。王都の業者と素材の買い取り価格の交渉とかロレンスにしか出来ないことをして貰ってる」
「流石はアニキだ……しゃーない。俺が受付するよ」
「頼んだぜ。新人も増えたが、いつもの感じであしらってくれや」
「いや久々なんだが……?」
「細かいことは気にするな。お前なら大丈夫だって!!」
ハゲは足早に厨房に戻ってしまった。
言われた通り受付として立っていると、まばらに人が入ってきた。
見知った顔だ。王都行きを諦めたベテラン組のおっさんが近寄ってくる。
「おう、久々じゃねーか。今日から復帰か?」
「何と言ったらいいかなぁ。どう伝わってる?」
「指名依頼で公傷でしばらく休むって聞いたぜ。その様子じゃ、納得だな。こちら側へようこそ」
「そりゃどういう意味だよ。そんなに老け込んで見えるか?」
「いや、生きて帰ったのは立派だと思うぜ。だが代償も大きい。その傷じゃかつてのようには活動出来ないだろ」
「俺は魔術師だぞ。たかが左腕一本無くしただけで引退扱いするな」
「がはは、若いな。坊主と呼んでやろう。気持ちは分かるが、身の振り方ってやつを考えたほうがいいな。まっ、お前はヒーラーだから生活に困ることはねぇか」
「親切にどーも。人の話を聞かないのはお互い様だ。何なら、今は魔術師ですらない」
「そりゃどういう意味だ?」
「んー、使ってはいけないスキルって知ってるか?」
「あぁ、聞いたことがある。使うとろくでもない目に合うらしい。ある日突然、ガラッと人が変わっちまう場合は、それ絡みだって噂だ。まさか、坊主がか?」
ただのくたびれたおっさんかと思えば、意外と物知りだ。
朝っぱらから酒飲んだりしてなきゃ、先輩とでも呼ぶんだが。
「あぁ、そういうことだ。使わざるを得なかった」
「ふぅん。見た感じ、話した感じ、まともに見えるがな。それで休んでたのか」
「ほとんどそのせいだ。腕の方は数日で慣れた」
「どんな感じか聞いてもいいか? 若い連中にそれとなく注意してやらないといけねぇ気がするんだ。坊主が直接説明すると、居心地も悪いだろ」
おっさんの言うことにも一理ある。ただでさえやべー見た目なのに、禁忌スキルを使ってキレやすいです、仲良くしてね!! なんて言えるわけないし。
ここは提案に乗っかって、噂のひとつとしてマイルドに匂わせて貰うか。
「感情の制御が難しい。しばらくずっと怒りっぽくなったし、自分じゃない誰かが指図してくる感じだ。最近やっと普通に生活出来るようになったが、油断出来ない」
「……難儀なもんだな。使わなきゃ死んじまうし、使えば自分じゃなくなるってところか」
「一度使っただけでこれだ。二度三度と使えば、あんたが噂で聞いた通りの別人が出来上がるんだろうな」
「おっかない話だぜ。まぁ、坊主なら乗り切れるだろう。弱っちかったくせに、あっという間にCランクになったブタ野郎だからな、がはは」
「おいおい、チャレンジャーだな。キレるか試したな? それくらいじゃ何ともないからギルド長から復職の話を受けたんだぞ」
「平気そうじゃねぇか。もう完治したんじゃないか? 俺の勇気に感謝するこった」
「表面上はな……実は、今の俺はスキルが使えない。使えば頭の中が騒がしくなる」
「そいつぁ……深刻だな。ヒーラーもお休みか?」
「無理だ。おかげであの日から一切スキルを使ってない。こっちも気合でどうにかするが、まだ時間がかかりそうだ」
「分かった。そこも俺が広めとくぜ。坊主も何度も聞かれちゃ鬱陶しいだろうからな。俺からの復帰祝いってやつだ。じゃあな!!」
任せて良いのだろうか。とても大事なことなのだが……。
まぁ、腐ってもベテランだし、ちゃんと伝えてくれるだろう。
そう思ったが、微妙に違う結果になっていた。
「聞いたぜ。禁忌スキルのせいでスキルが使えないんだってな……」
「スキルが使えなくなったんだって? 夜道に気を付けな」
「護衛が欲しかったら言ってくれよな。割増しで引き受けるぜ」
「酒飲むと暴れ出すんだって? 出禁になっちまうぞ?」
伝言ゲームで禁忌スキルの代償でスキルが使えないことにされていた。
間違いじゃないんだけど……実際使えないけど……。
それよりも、他のはもう何なのか。可愛いお姉ちゃんたちと楽しむ店は元から出禁だし。
「もういいか。好きに言わせておこう……」
この騒ぎもどこか懐かしい。不思議とほっこりしていると、別の騒ぎが起きた。
ギルドの扉が開かれ、弱々しい足取りで入ってきた冒険者は、腕を抑えて呻いている。
「あ、あんた……ブサイクロノさんじゃないか。頼む!! ヒールをかけてくれ!!」
知らない顔だ。新人だろうか。俺は目立つらしいし、誰かからヒーラーとして聞いていたのだろう。
「お、俺は――」
「油断して深くやっちまって……金なら払うよ。お願いだ!!」
布を当てて強く抑え込んだ腕から、新たに滲む血を見てしまった。
咄嗟にヒールを唱えかけたが、口を閉じる。
「悪い。無理なんだ……今の俺はスキルが使えないんだ」
「冗談だろ!? 凄く痛いんだよ。なぁ、頼むよ!!」
「ごめん……っ、ごめんな……許してくれ……っ」
「そんな……っ」
「おい!! その程度の怪我でピーピー喚くな。ポーションぶっかけて大人しく寝てろ!!」
助け舟を出してくれたのは、ベテランだった。
怪我人を隅に連れていき、血で張り付いた布を強引に引き剥がす。
傷口を見たあと、水で洗い流して直接ポーションをかけている。
しばらく痛みに苦しんでいた新人冒険者は、どうにか落ち着きを取り戻した。
しかし体調が優れないようで、宿に帰って行った。
「……助かった。見事な手際だったよ。流石はベテラン様だ」
「大したことじゃないさ。ルーキーはちょっと怪我しただけで大事にし過ぎる」
「俺がスキルが使えれば良かったんだけどな……」
「坊主の優しさはよーく分かったが、深く考えすぎないことだ。今は自分のことだけ考えるんだな」
「……あぁ、気を付けるよ」
あー、やだやだ。出来ることが出来なくなるって、ストレスが半端じゃない。
しかし諦めて切り替えなきゃいけない。
そもそも、俺は事務員として復帰したんだから、そこに本気出そうじゃないか。
新しい依頼の束を掴み、ボードに張り出そうとして、手から一枚の紙が滑り落ちた。
慌てて左手を伸ばし……空を切る。そのまま体勢を崩し、地面に突っ伏した。
「左腕が無いの忘れてた……」
あたしってほんとバカ。そんなノリで笑い飛ばすと、賑やかだったギルドが静まり返った。
「どうした、ドジだなって笑うところだろ?」
「……無理しなくていいんだぜ。あんたを笑うやつが居たらぶっ飛ばしちまうところだった」
「……はぁ?」
何だこれは。まさか、この俺が同情されているのか?
たった一本、たかが左腕をなくしただけで、憐れまれる存在だと?
それを理解したとき、無性に腹が立った。
久しく感じていなかった怒りだ。その矛先は、自分自身に対してだ。
何と不甲斐ない。こんなことでは本当に死んでしまうじゃないか。
俺はやれる。しょーもないことで腐っていられるか。
大人しくするつもりだったが、もう止めだ。
やってやる、冒険者活動!!
歯を食いしばって立ち上がると、物陰から心配そうに見つめるギルド長が居た。
少し髪がはねていたので、理由は察した。
「手を貸そうと思ったのだがね」
「結構です。俺、冒険者活動を再開します。申し訳ないですが、今日は帰ります」
「……そうか。君は本当に強い子だ。ドーレンさんを訪ねてみなさい。必ず、君の力になってくれるだろう」
ドーレン……誰だっけ?
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