ブサイクは祝福に含まれますか? ~テイマーの神様に魔法使いにしてもらった代償~

さむお

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アリシア編

エルフって何だよ #おしっこ注意

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 エルフは意味分からんことが分かった。
 これはきっと序の口なのだろうが、人付き合いは忍耐だ。
 根気よく接していけば、きっと理解出来る……が、自信ないなぁ。


「あの、ご主人さま……」
「どうした? そろそろ目からビームでも出すか?」
「出ませんよ。エルフを何だと思ってるんですか……」
「分からんから聞いてんだよ。何の用だ?」
「えーっと、その、おトイレに連れて行って欲しいです」
「はい喜んで!!」


 うまくやっていけるんだろうか? そんな不安は消し飛んだ。
 おしっこを合法的に見れるんだから、細かいことは気にしない。

 アリシアを抱きかかえて、トイレに連れて行く。
 洋式の便座にそっと座らせてみたが……。
 足による支えがないから、かなり不安定に見える。


「ふむふむ、落ちそうじゃないか!?」
「えっ、そ、そうですね。ちょっと怖いです……」
「大丈夫さ!! トイレは何も怖くない!!」
『キミが怖いんじゃないかな』


 そんなことはない。俺は優しい。その証拠をお見せしよう。


「アリシアが落ちたら危ないから、抱き締めておくからな!!」
「だ、大丈夫ですからっ! 揺らさないでくださいっ」
「心配するな。アリシアが安心しておしっこ出来るように全力で支えるよ!!」


 これまで何度も女の子におしっこを見せて貰ってきたが、抱きしめながらおしっこをしていただくのは貴重な体験だ。
 もちろん、アリシアは初めてだろう。
 もうこれはセックスと言っても過言ではない。


『どちらかと言うとレイプじゃないかな……』
「フーフー、どうしたんだい? おしっこしたいんじゃなかったのかい?」
「ひ、ひぃーっ! 分かりましたからぁ、せめて下着を脱がせてくださいぃっ」
「おっと、おじさんとしたことが初歩的なミスをしてしまった」


 アリシアの腰に抱きついてから、飾り気のない白のおパンティーに手をかけ……ようとして、止めた。
 着衣おしっこもありだなって、そんな気分になったからである。
 いや、しかし……脱がせて直で見たい気持ちもある。めっちゃある。

 おじさんは今、苦渋の決断を迫られている。
 この先いくらでも見れるのは間違いないが、重要なのは、今なのだ。
 時間にしては一瞬だが、俺の脳内で無限に近い時が流れ……。

 答えは出た。
 おパンティーを脱がして、直で拝ませて貰おう、と。

 理由はシンプルだ。
 アリシアがお漏らしして、泣きながら謝られたのは記憶に新しい。
 このまま着衣おしっこをさせると、それはもうお漏らしと変わらない。
 ぶっちゃけ、もう全然違うんだが、アリシアにとっては同じだろう。

 排泄への申し訳無さ、嫌悪感が強まってはお互いに不幸になる。
 だからおじさんは、自分の欲望をグッと堪えて、アリシアへの『配慮』を優先したのである!!


「さぁアリシア。怖くないからね、おしっこしようね」
「わ、分かりましたから……その、抱き締めるのは止め――」
「アリシアの力になりたいんだ!! 支えさせてくれないか!!」
「恥ずかしいんですってば!!」
「その気持ちは良く分かる。でも出来ないことをするとき、誰かの力を借りるのは悪いことじゃない。むしろ賢い。偉い!! だから遠慮しないでくれ!!」
「はぁ……な、なるべく音は聞かないでくださいね……」


 もうちょっとゴネるかと思ったが、意外と素直だ。
 奥の手として、見つめ合いながら放尿して貰うプランもあったのだが。


 そして、待ちわびた瞬間がやってきた。
 僅かに水音が聞こえる。その音は瞬く間に大きく響き渡る。

 アリシアの心境としては、早く終わらせようと力んでいるのだろう。
 しかし、それすらも俺を喜ばせることに気づいていない。

 弱いおしっこ。強いおしっこ。どちらも良さがある。
 可憐な乙女から力強いおしっこが放たれる様子は、格別なのだ。


 楽しい時間は一瞬で終わってしまう。だからこそ、おじさんの全存在をかけて楽しませて貰おう。

 まず目を閉じる。聴覚に集中し、勢い良く放たれるおしっこが便器を叩く音を楽しむ。
 次に、サモンしているシャドーデーモンの目を借りる。
 アングルはもちろん、正面から見上げるように。
 便座の裏側に潜ませたシャドーデーモンは、最高の景色を見せてくれた。


「可愛いよアリシア。超可愛い。偉いよ。最高だよ。どんどん出そうね」


 感動のあまり、抱き締める腕には力が入る。
 おしっこの音を邪魔しないように、耳元で称賛の声を上げ続けた。


「お、終わり……ました……」
「お疲れ様。よく出来たね。偉いよ。ちょっと待っててね」


 顔を真っ赤にしたアリシアを胸から開放して、股ぐらに顔を埋める。
 控えめな小陰唇に残る水の粒は、宝石と遜色ない。
 そこに舌を這わせ、しっかりと舐め取ると……。

 予想していた通り、何の味もしなかった。


「ひぃっ、どこ舐めてるんですか!? 汚いですよっ!!」
「いや、拭こうと思って」
「そこに紙があるじゃないですかぁっ!?」
「可愛いアリシアの肌には刺激が強すぎる。舌がベストだと思う」
「さっきから褒めるの止めてくださいってば!!」
「そんなことより、味がしないんだが……」
「あ、味ぃ!?」
「うん、味がしない。おしっこだけじゃなくて、汗も無味無臭。どうなってんの?」
「知らないですよっ! 舐めたことなんてありませんし!!」
「病気だと思って心配したんだが……」
「~~~っ!! エルフだからですっっっ!!」
「そうか……エルフって、不思議だな……」


 俺とエルフ……無味無臭の女との相性は最悪かもしれない。
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