ブサイクは祝福に含まれますか? ~テイマーの神様に魔法使いにしてもらった代償~

さむお

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自由編

ティミちゃんの技 #42 ※微エロ

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 みんなの前で、決して仲良しとは言えない3人が、己のプライドをかけて俺の体に奉仕するセックスバトルが今始まる。


 まずは怒れる天使・ティミちゃんのターン。他の女にアシストされて勃起した息子に、感情が込もった鼻息でくすぐってくる。竿の根本を掴む握力は、『浮気・ダメ・絶対』と語りかけてくるようではないか。


 頭の中は穏やかでないにせよ、これは戦いである。ライバルを気にするより、自分のベストを発揮してこその戦いだ。そのことに気づくまで時間はかからなかった。


 ズタ袋と顔のあいだに指を差し込み、大きな隙間を作る。温かく粘っこい唾液がぽたぽたと落ちてきて、鈴口を直撃した。


 ぞくぞくして体を震わせると、唾液が流れ落ちそうになる。ティミちゃんの手が素早く亀頭を覆って、、にちゃにちゃと音を立てて、己の手と亀頭にまぶしていく。


 ここでポイントとなるのが、まぶしかた。人差し指で広げる、シンプルにしごく、手のひらで擦り付ける……などなど。しかし、ティミちゃんはいつだって、その上を行くのだ。


「はうぉっ!」


 小さな手のひらで亀頭を包み込むと、軽く回すようにまとわせてきた。これぞ亀頭マッサージ……突然の強烈な刺激に、思わず声が出てしまうのもムリはない。


――にちゃっ、ぐりんっ!


 包み込む右手が回るたびに、腰が浮きそうになる。左手で根本を掴まれて固定されているから、ティミちゃんの計算に狂いが生じることはない。


 うちの息子が我慢汁を垂れ流し始めたのか、室内はいやらしい水音と、おじさんのはしたない声で満ちる。本気で恥ずかしいが、気持ち良いから仕方ない!


「す、すげぇ。なんて手付きだ。あんなの高級娼婦でも見たことねぇ!」


 声を発したのはロックだ。プレイの邪魔だ殺すぞと言いたいところだが、今日の目的はこいつらに一流のテクニックを見せつけるのが目的だ。この凄さが分かっているなら、許してやろう。


 だがしかし、これは序の口である。ティミちゃんの本気を目の当たりにして、どう思うかな……。


「おぉっ、きたか……っ」


 ティミちゃんが亀頭から手を離し、唾液まみれで糸を引く手を広げた。すぐさま裏筋を擦ってきて、また別の水音を響かせる……。


 ただこれは軽い挨拶のようなものだ。亀頭をパンパンに育て上げるための握手に近い。裏筋から離れて横っ面を磨いてくる。どこまでも徹底的に磨くつもりだ。


 そうして完全究極体になった息子だったが、贅沢なことに刺激に慣れてしまう。男とはそういうものだ。おまけに、激しいマッサージにより唾液も乾き始めている。


 それを見落とすティミちゃんではない。また唾液を落としながら、鈴口を手のひらで擦って天然ローションを補充し、手の形を変えた……。


 人差し指と親指で小さな輪っかを作る。それを竿先に押し当てると、じつにゆっくりと滑らせていき、乾いていた亀頭がまた輝きを取り戻した。


「……ごくり」


 おじさんが生唾を飲んだのは、この先の展開を想像してのことだ。魅惑的な輪は、カリ首の形にジャストフィットしている。力加減も完璧だ。ここからシンプルにしごかれるのを期待した息子が、ピクンと跳ねた。


「はおっ、おぉぅっ!」


 待ち望んだ刺激がやってきた。小さな輪っかで亀頭をしごかれている。きっといやらしい水音がしているのだろうが、おじさんのはしたない声がかき消している。


「なんだ、普通の手コキじゃないの」


 ため息混じりにマリーが言った。これが普通だと? と、とんでもないっ。これは……おぉっ、喋りたいのにっ、変な声が出ちゃうっ――。


「あれが普通だって? よく見ろマリー。一見するとシンプルなシゴキだがよ、あれは相当えげつないぜ」


 良いぞロック。俺が今、何をされているのかっ、ぼんくら共に教えてやれっ。


「シゴキってやつは、力任せにやれば良いわけじゃねぇ。一定の力と、規則性が快楽を生むのさ。シコシコ、じゃ平凡だ。あの子は、シュッ、シュッ……しっかり強弱が付いてやがるのさ」

「ふぅん、そういうものなのね……」


 分かってくれたので満足気に頷くロックだったが、甘い甘すぎる。やつの目は節穴だ。もっと深層を見ろ。しかし気づくまい。おじさんが伝えなければ――。


「こっ、このっ、微妙な角度がっ、たまらんんんっ!!」

「か、角度だって!? ほ、本当だ……こりゃあすげぇ!」


 人の数だけちんちんがあり、形が違う。勃起度でも変わる。今はちょっと反り返っている。ティミちゃんは、それを見越したシゴキ方をしている……。


「ごく僅かだが……手首に角度が付いてやがる! ジャストフィットってやつだ!!」

「よ、よく気づいたっ。だがっ、この子の手コキは……こんなもんじゃないっ! まだあるからっ、早く見つけろぉっ」

「わ、分からねぇ! 俺には分からねぇよアニキ! ただただすげぇってことしか……すまねぇっ!」

「バカ野郎っ! きょ、距離だ! 距離が……おぉぅっ」

「はっ、あの嬢ちゃん……竿をシゴイてねぇ!?」


 ティミちゃんの手コキには、無駄がない。息子が感じるのは膨れ上がる亀頭のみ。そこだけを集中的に責める……それが亀頭マッサージ。強烈で、情熱的な刺激が、亀頭を常に責め続けているのだっ。


「な、なんて嬢ちゃんだ。それにアニキもすげぇ! あんな手コキをされちまったら、俺じゃ1分と持たねぇぜ!!」


 それは間違いである。ティミちゃんが手加減をしているだけ。こいつらに教えるために、初級編をずっと優しくしてくれているのである。


「これよりっ、中級編を始める……ほおぉぅっ!!」


 すべての指と、手のひらが亀頭を包み込み、しごかれる。人差し指と親指だけで感じまくっていたおじさんも、素数を数え始める時間だ。


 ティミちゃんの効率的な手コキ。小指が亀頭から離れる直前に下り、人差し指がカリ首から離れる寸前で、また登る。短いスパンから繰り出される刺激は、もはや暴力!


「……あら、本当ね。亀頭だけを包み込んで、刺激を与えているわ。でもこれが中級なのかしら? それともまだ初級なのかしら」


 中級編は、応用だ。ロック……お前なら気づいてくれるはずだ。気持ちよくて変な声しか出せない俺の代わりに……頼むぞっ。


「か、角度だ。定期的に微妙に変化してやがる。見ただけじゃ分からねぇが、シゴかれてるアニキが受ける刺激は半端じゃねぇはずだ……」


 一般的なシゴキは圧力だ。ティミちゃんの手コキは、手のひらが亀頭に張り付くと錯覚するマッサージ。表面を擦り上げてくる鋭く強烈な刺激なのだ。


 手のひらの形を変えて、手首の角度を変える。言葉にするのは簡単だが、ティミちゃんが俺の反応を見ながら、臨機応変にやってくるからまじ天使。


「おっ、お前ら……見てるのもいいがっ、実践しろっ。そこに竿役があるだろっ」

「……あら、そうね。ロックで試してみるわ」


 強烈な光景を見続けたロックの股間は、ズボンを押し上げ濡らしている。それに気づいたロックが羞恥から腰を引くが、今の貴様は竿役……嬢たちを育てる快楽のサンドバッグとなるがいいっ!!


「さ、竿役と言われやしても……男としての威厳ってものが……」

「お前……俺がっ、情けないと言いたいのかっ!?」

「そ、そんなわけがねぇ! アニキはかっこいいっす、オスッ!」

「うるせぇ! 捨てちまえよ! 威厳なんてくだらねぇ!! 快楽の邪魔になるものは、何もかも捨てちまえ!!」

「だ、だけど……限度ってもんが……」

「そんなに恥ずかしがらなくても良いじゃない。少しシゴくだけよ。たしか、あの子はこんな風に――」

「うおぉぉっ!?」


 ティミちゃんの真似をして、マリーがロックのモノをシゴいた。手のひらで亀頭を包み込み、角度を付けたひとシゴき。たったそれだけで、ロックは実に情けない声を上げていた……。


「こ、これは違うぞ! 少し驚いただけで……」

「あら、そうなの? だったら、まだまだいけるわね」

「うおっ、ほおぉっ、かっ、勘弁してくれぇマリーぃ!」

「ふふっ、さっきまであんなに偉そうな態度をしていたのに。情けない声をあげちゃって……可愛らしいことね」


 余裕の出たマリーは、ロックの横に立ち、ティミちゃんの手コキを見ながら実践している。その実験台にされたロックは、マリーの肩に震える手を置いて悶えていた。


「あとは、角度を付けるのよね。シゴキ方も変えなくちゃ」


 中級編でティミちゃんが見せる手コキにはパターンがある。


 ひとつ、若干の角度を付ける。このとき、角度は定期的に変える。
 ふたつ、ツイストする。手首の可動域を上手く使い、ムリのない範囲で。
 みっつ、亀頭を手で包み込み、レバーを回すようにローリング。


 百聞は一見にしかず。マリーは最高のお手本を得て、ぎこちないながらもコツを覚えて実践できている。ロックの情けない声がその証拠だ。


「じょ、上級編にイっ、行くぞ!!」


 上級編はまばたきすら禁止だ。なぜなら、圧倒的な快楽ラッシュでおじさんが耐えきれないからである。射精する前に、コツを掴んでくれ……っ。


 上級編のポイントは、なんといっても早さだろう。これまでのシゴキは教育用のスローペース。それが倍の速度……本来の速度になるだけで刺激はn倍だ。



「ほあぁぁっ、きたきたっ、おぉぉぉぅ!?」


 輪っかで、指で、手のひらで……変幻自在の手コキは、もはや魔法である。がさつなズタ袋に恋をしたと錯覚するほどの快楽が、一瞬の休みもなく押し寄せてくるのだ……。


「あんなに早く……これ難しいわねっ」


 余裕ぶっこいていたマリーも、いきなり難易度が上がって苛立っている。その感情は握力に変換され、やや雑ではあるものの、これまでのコツと合わさり腰が抜けるほどの快楽を生む。素人にしては上出来ってやつだ。


「あっ、まっ、おじさんイキそうだから! 本気でお願いしますっっっ!!」


 ティミちゃんの本気は、幻のパターン4だった。指で亀頭を包み込むのは同じだが、親指を立てる。その親指は敏感な裏筋に添えられており、単純な上下の動きを至高の手コキに進化させていた。


「本当に、いろいろあるのねぇ」


 マリーも慣れてきたようで、忙しいながらも余裕の声色だ。だからマリーは三流なのだ。ティミちゃんの本気は始まったばかり。ここから怒涛のラッシュが来るぞ……っ!


「っ、ほぉっ、おぉぉっ、これっ、やばすぎぃッ!?」


 これまでのシゴキは、すべて順手コキ。小指から入り、親指がゴール。今おじさんがされているのは、逆手コキ……親指から入り、小指がゴール。


 指の形はすべてが違う。入り口が変わるだけで、新たな刺激となる。そして順手コキと、逆手コキの組み合わせ。ここに今まで見せたパターンコキが加わり、快楽の渦は異次元! 無重力! 天文学的な快楽の組み合わせ! セカイにひとつだけの花ァ!!


「こ、こんなのムリよっ! 忙しっ、すぎるわ!!」

「弱音はっ、ナシだっ!! お前が迷いっ、諦めるとっ、この快楽は終わってしまうぅぅぅ! 完璧じゃなくていいっ! 相手のことを……考えっ、ほぉぉ!」


 必死の助言は俺を助けた。別のことを考えた結果、爆発寸前の息子が数秒の猶予を得たのだ。その数秒の使いみちは、おねだりに決まってる!!


「イっ、イかせてくれ! 一番気持ちいいやつ!!」


 最後の無茶振りに、ティミちゃんは動じない。プロのアドリブは、本人の希望を超える。手コキエンジェル・ティミちゃんが選んだのは、ギュっと包み込みローリングコキだった。


「あら、もうすぐ終わるみたいね。ロック、あなたもさっさと出しちゃいなさい」


 擦れるたびに亀頭の快楽神経すべてが喜んでいる。これまでのパターンを融合させた、究極の手コキを受けたおじさんは、全身をガクガクと震わせながら射精した……。


「これは便利ね。精液が飛ばないから安心してできるわ」


 亀頭を包み込まれた状態で射精をすれば、精液はすべて手のひらに受け止められる。目や髪などに誤爆する心配がないため、きれい好きだったり、大勢を捌く人気者に適したフィニッシャーだろう。


 射精を終えて膝から崩れ落ちるロックと、椅子にもたれかかり放心状態の俺……手コキ講座は大成功と言えるだろう……。


「……ふぅ、ロック。お前に質問だ」

「はぁはぁ、な、何でしょう……」

「全裸のマリーと生ハメ中だしセックスか、顔を隠して服も着ているマリーに今の手コキをして貰うとしたら、どっちを選ぶ?」

「そりゃあ、今の手コキで。本当に、すげぇ大変をさせていただきやした……」

「ちょっと複雑だけど、褒められてるのよね?」


 マリーの質問は無視する。ティミちゃんの手コキまじで気持ち良かった。もう最高だった。極上体験はおじさんに恋心を芽生えさせ、ティミちゃんを無意識に抱き寄せてしまうほどだった。


 それは行為の余韻としても最高で……あっ、まだあと2人残ってるわ。肩にすげぇ指が食い込んでるもん。
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