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絆編

テレサちゃん開発 #37

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 まえがき

今回はえっちよー






 乳首開発と聞くと、難しくて大変そうに思われがちだが、実はとっても簡単で、楽しいすけべ行為である。複雑な手順や道具も必要ないのも良い。


「テレサちゃん、ちょっと防具脱いでくれ。あぁ、上だけでいいぞ」

「はぁ? 何でよ? 警戒とか必要でしょ?」

「何でって、これからテレサちゃんの乳首を開発するからだぞ。警戒は屋根の鳥たちに任せてるから気にするな」

「あんたねぇ……この鉄板一枚の向こう側に、知らない人が居るのよ? 見つかったらどうすんのよ」


 第一印象は、乗り気ではないご様子。しかし、テレサちゃんは一言も嫌だとは言ってない。納得する理屈さえあれば、あっという間に革防具を脱ぐだろう。そういう子なのだ。


「分厚い鉄板を通り抜けるくらい、大きな声を出しちゃう……そう言いたいのかな? んっ? どうなんだ?」

「イラァ……そんなわけないでしょ。でも、まぁ……最終的には……そうかも?」


 エッチな気分じゃなくても絶対アクメ宣言をキメてしまうテレサちゃん。セクハラトークも楽しいが、時間は有限である。押せば何とかなる。そういう子だ。


「物は試しだ。とりあえず声が出ないように我慢して、やってみよう」

「勝手に決めないでよ……ちょっ、脱がすの早いわよっ」

「俺だって我慢してたんだ。早る気持ちもあるさ」

「ドキッ……はぁ、もう……分かったわよ。好きにしていいわよ」


 脱がすと言っても、心臓を守る革防具のベルトを外しただけである。ついでにブラのホックも外しました。上着は脱がす必要がない。むしろあったほうがいいのだ。乳首開発……スタート。


「スリスリっと……」


 薄いインナーの上から、人差し指で乳首を触る。イメージとしては、服の表面を指先が触れるか触れないかの距離でただ擦り続ける……。


「んっ……えっと、これだけ……?」

「そうだが? 何か問題が?」

「別にないけど……思っていたより……その、地味じゃない……?」

「そうか? 始めはこんなものじゃないか?」

「そうかもしれないけど……もう少しっ、強くしてもいいわよ?」


 確かに、胸を揉むなりあそこを触るなりすれば、テレサちゃんは勝手に感じるだろう。しかし、あくまで乳首開発であり、強い刺激を与えるつもりは最初からない。


 テレサちゃんとは散々してきたが、初期の頃は【吸魔】を活用し、絶頂させてレベルダウンを狙っていた。だから手早く刺激を与えられるあそこは弄り倒してきたものの、胸の方は後回しになりがちだった。


 逆に言えば、胸はまだ未完成。その響きにエロスを感じてしまうのがおじさんというものだ。女の子を何度もイかせるのは男冥利に尽きるが、レベル下がっちゃうからな。どうせなら長く楽しみたい。


「あんまり胸ばかり触られると……切ないんだけど……いつまでやるの?」

「少なくとも俺が飽きるまで」

「せめてキスくらい……してもいいんじゃない……?」

「後でしてやるから、今は集中してくれ。ほら、もっと体を預けて、目を閉じて……指先の刺激にだけ意識を傾けるんだ」


 膝の上に座らせて、後ろから強めに抱きしめる。服と肌を通して体温を相手に染み込ませたら、また人差し指で乳首の表面を擦る。


「……んっ、くすぐったい。どれくらい感じるようになったら……その、乳首開発……終わりなの……?」

「ひと擦りで目覚め、ふた擦りで気づく。あとはずっと感じるようになったら、完了かなぁ」

「ふふっ、冗談でしょ。いくらあんたに触られてても、さすがに無理よ」

「さぁ、どうだろうな」


 スリスリ。スリスリ。はたから見ても地味な行為だが、変化は確実に起きている。柔らかかった乳首は、少しずつ固く大きくなっている。指先から伝わる僅かな弾力に思わず微笑んでしまう。


「はぁ……はぁ……っ、ん……っ」


 そして、始めは饒舌だったテレサちゃんも、自分の手で口を押さえるようになった。もちろん、隙間から漏れる熱い吐息と、甘い声は増すばかり……。


「フー、フーッ、んぅっ……はぁっ」


 まだ未熟でありながら、ここまで感じるには理由がある。まず、これまでの性活の中で、乳首で感じるという基礎は出来上がっている。次に、お互いに性行為がご無沙汰であるということ。そして最後に、乳首はふたつあることだ。


 ひとつの刺激は弱い。両方を同時に、継続して擦ることで、しっかりとした快感を生む。力加減はそのままに、擦る早さを上げていく……。


「あ……っ! フー、フーッ、フーッッッ」


 乳首開発を続けてまだ1時間も経ってないはずだが、根気よくお触りを続けたことで、もうすっかり感じているようだ。鼻息は荒く、口の端からはよだれを垂らす。押さえた手が自分のよだれで濡れていることすら気づいていない。


 後ろから抱きしめる力を強めて、より密に接する。抱き寄せられたテレサちゃんは抵抗もせず、体を預けてくる……。


 首筋に口づけをしながら、たまに肌の表面を舐め上げると、より乱れた呼吸が無機質なこの場を支配していた。


「ね、ねぇ……もう見つかってもいいから……しよ?」


 始めは鼻で笑っていた弱い刺激に、とうとう堕ちてしまったテレサちゃん。当初の常識からくる恥じらいは影を潜め、首だけを回して潤んだ瞳を向けてくる。


「うーん、今は気分じゃないなぁ。もう少し我慢しろ」


 控えめに断ると、テレサちゃんはまた口に手を当てて息を殺す。快楽から解けた口は、滲み出る唾液を止めることはできず、手を伝ってポタポタと床を濡らしている……。


 これだけ興奮し、快感を受け続けても絶頂を迎えることはない。これはそういう刺激だ。


 テレサちゃんと同様に、俺の息子もはち切れんばかりに勃起しているが、直接的な刺激がなければ射精には至らない。だが、それすらも楽しんでいる。我慢に勝る媚薬などないのだ。


 しかし、テレサちゃんは早くも限界を迎えたらしい。ぐるりと俺に向き直り、正面から抱きついてくる。力加減のない本気の抱擁だ。高ぶる体は熱となり、密着した状態ではより熱く感じる。


「もう……我慢できない。あんただってそうでしょ? ほら、ここ……カチカチでしょ? 今すぐ射精したいでしょ? あたしはもう、準備っ、できてるから……っ!」


 確かに、俺の息子はフル勃起している。衣服がなければ勝手に挿入してもおかしくないほど高くそびえ立っている。温かく濡れた下着の感触は、テレサちゃんの股から流れる愛液だけではない。


 真っ直ぐに誘われた。据え膳食わぬは男の恥である。しかし、おじさんは生憎と変態だ。恥を捨てては本当に気持ちよくなることはできない。まだまだテレサちゃんにイジワルしたかった。


「うーん、どうしようかなぁ。俺はこのままでも別に良いかなぁ」

「嘘つき。あんただってシたいに決まってるじゃない。スケベなあんたが、興奮してないわけない。最初に言ったことは謝るから……ねぇ、今すぐセックスしよ? 思いっきりっ、後ろから突いて……っ」


 興奮か羞恥か……恐らくは両者が混ざったことで、テレサちゃんの顔は耳まで赤くなっている。乙女の勇気は、ぞくぞくしちゃうねぇ。だけどこんなに良い反応をしてくれるなら、ここで止めるなんてもったいない。


「おじさんはまだ我慢できるんだよなぁ。まぁ、我慢できなくなったら、襲いかかると思うけどさ」


 押しに弱いおじさんは、いつもなら本番に発展していただろう。だが、もっと押されたいと思っちゃったから、仕方がないね。美少女に誘惑されて、我慢できずに飛びかかる光景が楽しみだ。


 テレサちゃんの反応を待つと、もじもじと体を揺すった末に、一段と力強く抱きついてくる。そして、俺の耳元に囁く。


「ぱこぱこ……ぱこぱこ……っ」


 甘ったるく、絡みつくような息遣い。単純な言葉だが、それが下品で良い。


「あんたとセックスしたいのっ。邪魔な衣服は破り捨ててっ、今すぐこの勃起ちんぽを入れたいっ。ただあんたのことだけ考えてっ、感じてっ、気持ちよくなりたい……ドクドクって脈打つちんぽ……子宮で感じさせてぇっ」


 素晴らしい。散々エッチはしてきたが、誘惑やみだらな言葉遣いはまともに教えていない。発情した乙女の本心が、俺の耳と心をくすぐってくれている。それでも、手は出さない。


「はぁはぁ……お願い……触って。あたしの体……もうっ、どこでもいいからっ!」


 乳首は触っているし、ちゃんと愛しているつもりである。だからにっこりと微笑みを返す。死地に赴くこの時間……ただテレサちゃんのことを考え、接している。伝わらないものだな。伝える気もないけど。


 テレサちゃんは体をくねらせる。誘うようで、駄々をこねる子供のように。覗き見ていた頃の大人びた姿は見る影もない。うん、可愛いねぇ。


「はっ……そうだ。おしっこ! おしっこしてあげる! 見たいでしょ? あんた好きだもんね。して欲しいこと、何だってしてあげるっ。だから、だからぁ……触って……愛してよぉ」


 いやぁ、外の世界を見せたが、根っこは相変わらずか。従順にして、愛情に飢えている。抱かれることで自分の価値に安堵できる。だからまたすぐに渇いてしまう。まだまだ目が離せないな。


 手を止めて、少し強めに抱き寄せるくらいでは満足しない。少し落ち着くだけだ。だから、潤んだ瞳を見つめて、ただ一言。


「本番以外なら、ひとつだけ叶えてあげよう。何がいい?」


 目を見開いたテレサちゃんは、俺を押し倒す勢いで寄りかかってきて、唇を押し付けてくる。教え込んだキスの仕方は頭から抜け落ち、飢えた心を癒やすように、激しく舌を絡めてくる。


「好き……好きぃっ。んむっ……ちゅぅ……れちゅっ」


 普段は恥じらいが勝ち、決して見せようとしないメスの表情をしながら、貪る様子はとても愛おしい。イジワルなおじさんだが、少しだけ優しくしてあげよう。


 体を揺すると、テレサちゃんはすぐに合わせてくる。挿入はしておらず、ズボン越しにお互いの秘所をこすり合わせる。そうすると、テレサちゃんは絡みつくように抱きついてきて、ビクビクと体を震わせた……。


 散々求めていた絶頂による快楽に包まれたテレサちゃんは、これで少しは落ち着くだろう。そう思っていたが……。


「ふーっ、ふー……んぅっ……ちゅぅっ、じゅる……」


 唇を押し当てたまま、吸い付いて離さない。口内の唾液を吸い取られて、喉を鳴らして飲み干される。それでも、足りないと言わんばかりに、淫らなキス音を立て続ける。


 イジワルしすぎたことを反省した俺は、なんとなく汗でぐっしょりと濡れた髪を撫でる。すると、目を細めたテレサちゃんはようやく落ち着きを取り戻した。


 その直後、下腹部に広がる温もりを感じた。少し籠もった水音が狭い室内に響き渡り、鉄臭かった空気に、ほのかなアンモニア臭が混ざる。


「おやおや……よくできました」


 なんとなく、偉そうな言葉を吐きながら、耐えきれずにズボンに射精してしまった……。


 まぁいいさ。まだ時間はあるんだ。また楽しめばいい。長く深いアクメを終えて、ぐったりとしたテレサちゃんを抱きながら、明日のプレイを考え始めた……。




 あとがき

次回もエッチよー
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