ブサイクは祝福に含まれますか? ~テイマーの神様に魔法使いにしてもらった代償~

さむお

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ギルド職員編

失われし栄光のクロノ死す

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 夜の宴の会場は、かつてクリスタルゴーレムの騒動で避難場所となった建物だ。そこに次々と酒樽が運び込まれ、床を占領している。つまみは干し肉が大半だが、こんな荒れ地っぽいところで新鮮な食材は期待できないから仕方ない。


「酒はすべて商人の奢りじゃ。パーッと飲んでくれぃ!」


 親方の簡単すぎる挨拶が終わると、アニキたちは有頂天。俺は下っ端なので、お酌係を率先してやっている。やりたくてやってるから不満はない。


 宴が進むと、酒に強いアニキたちの中にも、酔い始める連中が居る。これらをあしらうには、しらふでなければ難しいのだ。


 うまく立ち回っていると、落盤で死にかけたマイ・ベスト・アニキが、赤い顔でやってきた。相当酔っているらしく、怪しい言葉運びでひたすら感謝された。


「そんじゃあよぅ、いっちょやるかぁ!」


 アニキは腕を捲くると、空になった酒樽に右肘を置いた。


「へっ? 何するんすか……?」

「腕相撲だよぉ! 俺を腕相撲でワンパンするんだろぉ!?」


 言ったわそんなことーっ! 元気を出して欲しくて安い挑発をしたのだが、覚えていたらしい。やるしかない。相手はかなり酔っている。本来の力は出せまい。せっかくだし、勝ったるわ!


「……ろーりぃぃぃんぐっ!?」


 合図と同時に、とんでもない力に腕どころか重心まで持っていかれる。世界が回るよ。側宙してるよ、俺……。


 ものの見事に負けてしまった俺に、アニキの太い手が伸ばされる。それを掴んで起き上がると、謎の歓声が上がる。負けっぷりが最高だったらしい……。


「いてて、アニキには敵わないっすね……」

「次に会うときまでに、強くなっておけよ」

「それは約束出来ないっすよ……」


 その後は酒を注ぎまくり、注がれた酒は浄化して飲んで場に溶け込んでいる。派手に負けたものだから、他のアニキたちも俺を側宙させたがっているのだ。


 騒ぎから少し離れた席に座り直すと、ボス的存在のアニキがやってきた。


「おう新入りぃ。おめぇ、もうちょっと炭鉱夫を続けねぇのか?」

「すいません。アルバでやることがあるんですよ」

「終わったら戻って来るのか? まぁ、ギルド職員に飽きたら炭鉱夫になれ。お前は向いてる」


 そう言われると少し寂しくて残りたくなるので、曖昧な返事をして酒を注ぐ。そして時が経つほどに宴は静かになり、やがて寝息といびきが増えていく。


 すっかり静かになった場を見渡すと、部屋の端で親方がのほほんと酒を飲んでいる。蛇のようにしたたかなクロノがお注ぎいたしまっせぇ。


「……おぉ、すまんのぅ。お前さんには世話になった。死傷者が出なかったのはお前さんのおかげじゃ。あのとき叩き出さなくて良かったわい」

「いやぁ、親方の懐の広さと、アニキたちの優しさに感謝っすねぇ」

「謙虚じゃの。お前さん、ギルド職員なんじゃって? それも光と闇の適正を持った魔術師と聞いた。そんな聞いたこともない珍しいやつが、どうして炭鉱夫になっとるんじゃ?」

「家を買ったんですよ。金貨10枚で。そしたら、アルバに納める税金のことをすっかり忘れてまして、金に困ってるところに、事故で弁償金まで発生しちゃいまして……」

「がっはっは! アルバの家は高かろう。なにせ王国で2番目に栄えた町だからのぅ。それにしても、うぅむ。馬車の事故、のぅ。もしかして転び屋かもしれんぞ」

「……転び屋?」

「馬車が通れる道は、すべて道路という扱いなんじゃ。人よりも物流が優先される。轢き殺さなきゃ罪にならん。それを利用して、古い馬車に傷物の野菜を積んで、金持ちの前で派手に転ぶ。目撃者と御者がグルで、被害者から金を巻き上げる詐欺みたいなもんじゃよ」


 転び屋は、地球でいうところの当たり屋みたいなものか。まんまとしてやられたってことか……。


「金に困った物流に関わる人の、悪あがき。最後の手段じゃから、証拠も少なくて捕まりもせん。ギルド職員という肩書も大変じゃのう」


 金持ちからちょっと拝借する。なるほど納得である。ただ、俺の肩書は、『ギルド職員のバイト』なのだ。何も知らないやつが、俺をターゲットにするとは考えにくい。


 家を買ったことは皆に自慢しまくったし、すっからかんになったこともオチとして広く提供している。それを逆手に取って、王手として敵が使ってきた可能性がグっと高まった。小賢しい手は、キャリィの仕業かな。


「ところで親方……あの銀ピカ鉱石は、未知の鉱石なんスよね?」

「そうじゃよ。ワシはドワーフじゃ。あらゆる鉱石を見てきたが、アレを見つけたのはここだけじゃ。商人によると、シルバタイトと命名されるらしい。売り払ったワシにはもう関係のない話じゃがな」

「へぇ、でも、俺はあの鉱石と似た質感の武器を、見たことがあるんですよ」

「……ほぅ、どのような武器かのぅ?」

「王都からアルバにやってきた冒険者がね。名はルーク。槍使いで、銀ピカの突撃槍みたいな獲物を、神槍と自慢しまくってましたよ」

「……さぁ、知らんのぅ」


 あぁ、やはりこの人だ。地主で、最初の発見者で、ドワーフ。白髭は仙人と呼んでもいい。あの武器を作れる条件はすべて揃っている。


「お前さんの微笑みは怖いのぅ。さては、探りに来たんかね? ワシはあの鉱石に関わるすべてを商人に売った。じゃが、今夜は酔っておる。お礼をしてくれるのなら、うっかり漏らしてしまうかもしれんのぅ」


 ドワーフが賄賂をねだるだと? このおじいさん、やり手だな。だが、9割固まった疑惑を10割の確信にするためにも、ここは攻めねばなるまい。


「ドグマさん。シルバタイトの権利をすべて売ったと言いましたが、それは嘘だ。あなたはきっと、ロイヤリティ契約も結んでいるのでしょう?」

「ふむ。お前さん、実は商人か」

「いいえ、俺はギルド職員です。シルバタイトを最も欲しがるのは、冒険者だ。ギルド職員の俺は、少なからず影響力を持っている。話してくださるのなら、悪いようにはしませんよ」


 ぶっちゃけ、すべてを話してくれるなら、冒険者ギルドでおすすめの武器として宣伝してもいいよ。売れたらドグマさんにキックバックが入る。これがお礼になるから、賄賂なんてはした金でしょ? そういう実に汚い話なのである。


「お前さん、本当にギルド職員じゃったのか。なんか薄汚いから、ちっとも信じてなかったわい」


 はい、出た、薄汚ァい。だが、二度目のツッコミには、ちゃんと返しを用意しているのである。


「ふふふ、薄汚ければ、ギルド職員とは思われないでしょう?」

「……そうか。炭鉱夫として潜入し、シルバタイトをこの目で見るのが真の目的じゃったか! やられたのぅ!」


 いやまぁ、普通に金に困って炭鉱夫になったんだけどね。なんかめでたい方向に勘違いしてくれて助かった感あるし、それでいこう。


「騙してすみませんね。独自のルートで、未知の鉱石で作られた武器が、近々市場に流れると聞きました。仕事柄、調べないわけにはいかないじゃないですか。武器を持つ冒険者のためにね」


 鉄を打ち、酒を飲み、飯を食う。それだけが生きがいとされるドワーフが、なぜ金に執着するのかは知らない。だが、金を必要としており、法にも触れないとなれば、語らない選択肢はあるまい。


「昔の話じゃ。ワシはこの付近一帯を、二束三文で買った」

「なぜ、買ったのですか? この付近は、見たところ不毛地帯だ。採掘してもろくなものが出てこなかったから、処分価格で売られたはず」

「ふふ、少し違うのぅ。別の場所を掘れば、並の採掘量はある。立地が悪すぎて、採算が取れず、放置されていたにすぎん。まぁ、興味が出たきっかけは、この地方に古くから伝わる話じゃのぅ」


 はるか昔のこと。この地方には、世界を統べる大国があった。だが、それが一夜にして滅びてしまい、繁栄の痕跡は影も形もない。


 ……まるで失われた栄光の都・アトランティスみたいな話だな。


「大国とは、力じゃ。では力とは、なんじゃろうな?」

「いつの時代も力とはシンプルだ。金か武力です」

「そうじゃ。ワシは武力に目をつけた。武力とは、洗礼された技術ではない。並の兵士を達人の領域に押し上げる、武器や防具じゃよ」


 なるほど。俺はこの世界の歴史に疎いが、ドワーフは長命だと聞く。ここに白羽の矢を立てるだけの歴史や噂を得ていたか。


「武器の強さは、素材で決まるんじゃ。鉄くずで作った名品は、混ざりもののオリハルコンに劣る。どれだけ腕の良い職人であろうと、この事実は覆らん」


 ドワーフにそれを言われると、納得するしかない。言葉の重みが違いすぎる。


「かつて大国があった。滅びた理由など知らん。じゃが、歴史は語る。この地方には、オリハルコンに匹敵する失われた鉱石が存在してもおかしくない。じゃからワシは、面白半分で買ったわけじゃよ」


 その予想は、見事に的中したわけだ。こりゃ、知恵比べじゃ勝てんな。


「未知の鉱石……シルバタイトを見つけたワシは、心躍ったわい。嬉しくて吠えたら、落盤を起こしちまったほどじゃ」


 ドワーフジョーク。いや、ガチっぽいな。しかしその気持は分かる。探し求めた未知の鉱石との出会いは、どうしようもなく高ぶったのだろう。俺だって、俺好みの美少女に会うと、ひと目もはばからず勃起しちゃうからね。


「天国から一転して、ワシは苦悩した。シルバタイトは、とんでもなく加工が難しいものじゃった。正しくは、不可能だったと言うべきかのぅ」

「不可能、ですか……?」

「消えるんじゃよ。炉に入れて熱すると、跡形もなく消えてしまう。鉱石を炉に入れ、熱して不純物を取り除き、液状化させて加工しやすくする。製鉄の大原則がまったく通じなかったんじゃ」


 消える……? 蒸発しちまったのかね。その程度の知識なら、鉄を知り尽くしたドワーフが知らないとは思えない。


「炉の温度を調整したが、ちっともうまくいかんかった。1℃単位で調整を続けて、熱の輝きを食い入るように見つめた。結果は、失敗じゃったがな」


 1℃単位で調整!? この世界の炉ってそんなに高性能なのか。それともドワーフはその手のスキルを持っているのか?


「失敗の連続で、ワシは音を上げた。あれだけ愛していた鉱石を、投げ捨ててのぅ。焚き火に入って、慌てて回収したら、火傷しちまったわい。ガキみたいじゃろ? じゃが、それが始まりよ」


 コップに酒を注ぎ、次の話を促す。勿体つけちゃって。気になるでしょ!!


「炉には種類があってのぅ。今はほぼすべての炉が、魔法炉じゃ。魔石の力を利用して、温度を細かく調整できる。熱のむらも起きん。良い炉と悪い炉の違いは、最高温度くらいなものじゃ」


 なるほど。魔道具みたいなものか。つまみがついたコンロってところだろう。


「もうひとつは、原初の炉じゃ。大層な名前じゃが、特別なことはない。ただ薪をくべて炉の温度を、普通の火で上げていくんじゃ。これが鍵じゃった。気づいてみれば間抜けな話よ。大国が存在した時代に、魔法炉はないのじゃからなぁ!」

「では、あの突撃槍は、ドグマさんが?」

「そうじゃよ。原初の炉を作って、ワシが加工して鍛えた。出来上がった武器は、それはもう凄まじい力を秘めておってのぅ?」

「欠けず曲がらず折れない。夢の金属、ですか」

「うむ。オリハルコンに変わる、新たな伝説が誕生した瞬間じゃった。じゃが、ワシはドワーフ。戦いは力任せじゃし、好きでもない」

「武器の性能を発揮できない、と」

「そうじゃ! 最高の技術と、最高の素材で作り上げた武器。いわば伝説の武器じゃ。この武器を腐らすのは惜しい。じゃからワシは、相応しい使い手を探すために、冒険者に依頼したのじゃ」


 それで、ルークに白羽の矢が立ったのか? もっと強いやつが居ると思う。どうしてルークなんかに、伝説級の武器を託したんだろう?


「最強の武器は、最強でなくてはならん。名のある冒険者に渡せば、個人がもてはやされるのは必然じゃ。じゃから、そこそこの実力を持ち、伸び悩んでいるごく普通の冒険者に託すべきじゃと考えた」


 そういうことね。レベル1の駆け出し君が、最強装備を持っていたら、その強さは間違いなく装備によるものだ。ドグマさんが作る伝説の主役は、人ではなく武器なのだから。


「そこで適当に選んだ戦士が、若い男じゃった。名前は、ルークじゃったかな。ワシの武器を貸し与えてから、随分と派手に活躍した。すると、武器への注目度は予想以上のものとなった」

「えぇ、そうですね。Dランクの冒険者が、Cランクになったのですから」

「うむ。凄いことじゃよ。性能テストを兼ねて、宣伝させたが、もうテストは終わりじゃ。あとはシルバタイトで新たな武器を量産し、普及させる段階に進むべきじゃろう。そのために、商人に権利を売り払った」

「おや、それはレンタル主が嫌がるんじゃありませんか?」

「随分とごねられたわい。じゃが、ワシが作って貸してる武器じゃからな。お礼にあの武器もあげたし、別にいいじゃろう。市場に流れた直後は、かなり高額で、入手難じゃろうし」


 ルークの特徴は、なんといってもあの槍なのだ。その槍が、量産品になる。特別が失われる。焦ったルークは、なんとなくアルバに里帰りしたのだろう。そこで、人材不足というギルドの都合と、俺というバイトに出会った。


 多忙なはずの王都の冒険者が帰らないなんておかしいと思っていたが、今ならすべてが分かる。ルークはシルバタイトが普及する前に、アルバのギルド職員になって、美味しい思いをしようとしていたんだな。


 ルーク。ムカつくやつ。嫌なヤツ。あぁ、今まで出会った敵のなかで、最強の存在だと思っていたのに。評価を格下げせざるを得ない。


 ルークは、レベル1の伝説装備を持ったやつじゃなかった。


 いわばルークは、ラブコメの主人公なのだ。とくに特徴も特技もないのに、ヒロインにモテる存在。しかし本当の主役は、ヒロインなのだ。ヒロインの魅力を際立たせるための操り人形にすぎない。だから特質した何かは不要だ。


 哀れなルーク。こんな小物を敵と判断していたとは、俺もがっかりだ。許してやってもいいが、やられたらやり返すのは必然である。


 いい夢をたくさん見ただろ? もう充分じゃないか? 俺の野望のために、最後まで利用させてくれ。


「とまぁ、こんな感じじゃ。退屈だったかのぅ?」

「いいえ、とても面白い話でしたよ。ただ、シルバタイトをギルド推奨武器にすることは、出来ませんね」

「……そうか。お前さんは、ギルド職員が向いとるのぅ」


 ドグマ伝説には、欠点がある。ドグマさん自身も、気づいている。話せばバレるかもしれないのに、俺に話したのは、きっと最後の良心なのだろう。だから、俺は最初の約束を破ってでも、その良心を大切にしたい。


「……ふぅ、久々に自慢話が出来て、楽しかったわい。お前さんは酔っておらんようじゃじ、今のうちに帰るといい。ほれ、炭鉱夫の報酬じゃよ」


 金貨3枚……これで俺に必要なものはすべて揃った。


「お前さんが倒したクリスタルゴーレムの素材は、どうするんじゃ? あれだけ巨大な無属性の魔石じゃから、売り払えば金貨5枚はするじゃろう。売るつもりなら、商人に話を通しておくぞ」


 まじかよ。とんでもないお土産まで貰っちゃった。ここは最高の職場だったなぁ。


「持ち帰ります。輸送費を差し引いて、素材を自宅に送ってくれますか?」

「構わんよ。ちゃんと手配しておく。ネコババはせんから安心せい。ワシは金持ちになったばかりじゃし、次なる鉱石を求めて旅に出るからのぅ。では、達者でのぅ」


 あぁ、ドグマさんが金を求めたのは、金イコール鉱石だからか。そう考えると、根っからのドワーフなんだな。己のすべてをかけて、究極の装備を追い求めていくのだろう。


 ドグマさんは立ち上がると、新品の酒樽を持ち上げて、喉を鳴らして飲み始めた。化け物かな?


「追加の酒がそろそろ届く。誰かさんが水にして飲むくらいなら、ワシが飲んでもええじゃろ。皆が潰れるまで、遠慮しておったんじゃ」


 ドワーフ凄い。そんなことを考えながら、追加の酒を持ってきた馬車に乗り込み、そのままアルバに帰ることになった……。
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