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夜鷹編
最強の刺客を前にクロノ死す その1
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全財産を投じてイケナイ地下室を完成させた俺は、さっそく金を稼ぐことにした。どう考えても女の子で使用感を試すのがセオリーなのに、被害者が俺を殺しに来ないのだから手の打ちようがないのだ……。
おまけに、今日は朝食も抜き。このままだと昼飯も夜飯もない。質の高い快感を得るためにも、体は栄養を求めている。だから分かってくれ。我が息子よ。
「ハゲー、朝飯作ってー」
「あいよ。ヒーラーよろしく。ところで、支給品のポーションが減ってないんだが、どんだけレベル上がったんだ?」
ティミちゃんから愛の制約を受けたことを説明すると、ハゲがいきなり泣き出した。嫁さんとうまくいってないのだろうか。
「愛じゃねぇか! お前もとうとう身を固めるんだな」
「えっ? 固めないけど?」
「んんっ? 付き合ってるんじゃないのか?」
これだからハゲは困る。男と女がちょっと『あはんふんふん』するだけで、愛だの恋だの言い始める。他の子のポーションを飲まなければ浮気じゃない。おじさんは優しいので、根気よく説明してやった。
「……ブサクロノ、頭大丈夫か?」
「お前がな。ふたつの意味でな。俺がヤバイのは体脂肪率だ」
「俺の頭は既に終わってるからなぁ。それはともかく、後ろから刺されないように気をつけろよ。女の嫉妬は怖いぞ」
それはよく分かる。後ろから刺されることはないが、ゲキヤバ手コキからのおあずけを食らった身なので、よほどのことがない限りティミちゃんとの約束を守ることにしたのだ。だって中級ポーション美味しいんだもん。
「あっ、刺されるとしたら暗殺者か。夜鷹から逃げ続ける日々は大変だったろ。やっぱりブサクロノはしぶといな。これ食って明日も逃げまくれ」
ハゲお手製の朝食を食いながら、誤解を解くか迷った。北の森で山男になったのは他人を巻き込まないためで、最初から逃げるつもりはなかったし、これからも逃げるつもりはない。
「ハゲには話しておくわ。夜鷹の連中はしばき回したぞ。最後に戦ったのは、タンク・戦士・狩人・魔術師のパーティーだったな」
「……ブサクロノだけでパーティーに勝ったのか?」
「別に驚くことじゃないだろ。夜鷹って個々の能力は低い。烏合の衆さ。俺はあんなやつらをパーティーとは認めないね」
「認めないって何だよ」
あいつらはまるでダメ。互いの欠点を補えてない。スキルのことを伏せて戦いの内容を話すと、ハゲは腕を組んで考え込んだ。
「曲がりなりにもやつらはプロだ。俺が聞いた話しじゃ、そいつらは裏で通り名を持つほどの実力者だ。衛兵に引き渡せば金貨くらい貰えただろうな」
あの雑魚ども金のなる木だったらしい。惜しいことをした。引きずって帰ればバイトヒーラーをしなくて済んだのに。
しかもあのときのタンクは『血の盾』の通り名があるらしく、ターゲットの攻撃をすべて受け止めて心を折ったあと、肉塊になるまで盾で殴り続ける悪趣味な野郎だった。
あいつだけでも殺しておいたほうが良かったか。後悔ってやつは、いつも俺の心をかき乱してきて退屈しないな。
「まぁいいや。人の命で金稼ぎはしたくないし。俺は冒険者だ。魔物をしばいて生きていく」
「どうせ倒すなら金貰えたほうがいいだろ。ブサクロノはやっぱり変わってるな」
そう言ったハゲは、ほんのり笑っている気がした。やはりハゲも理想だけで生きるなら、人殺しなんてしたくないのだろう。
「それにしてもブサクロノがパーティーにダメ出しするとはなぁ。ライトネルと一回組んだだけで、他に経験ないんだろ?」
ハゲの言う通り、パーティー経験はライオネルと一回組んだだけ。それでも、ライオネルの頼もしさは理解したつもりだ。
【強運】のせいでパーティーを組めない俺だからこそ、パーティーというものに強い関心があったりする。それが功を奏しただけだ。
バイトヒーラーのおかげで無一文から全財産が銀貨5枚の大金持ちになった俺は、日用品を買って家を目指していた。
「裏道は楽しいなぁ」
ぶっちゃけ楽しくない。賑やかな大通りから少し外れただけなのに、寂しさや不気味さがある。夜鷹にさえ絡まれていなければ、近づくことはなかっただろう。
しかしながら、路地は影が多い。シャドーデーモンを自由に飛ばすことができるので、待ち伏せされても予め発見しておくことができるのだ。
「今の俺に、死角なし。どこからでもかかって来いや」
余裕ぶっこいていると、いきなり刺客が現れた。昼間のせいなのか、いつもの黒い格好ではなく、フードが付いた薄汚れた服を着ている。顔は見えないが、背丈と体格からして、女だろう。
問題は、シャドーデーモンを飛ばして死角がないはずの俺の目をかいくぐっていきなり現れたことだ。
「どちら様で? 迷子ならおじさんが一緒に迷ってあげるよ?」
「……アイン」
アイン。夜鷹の1番。その名前が聞こえたときには、仮面を付けたアインが俺の目の前に居た。
「……は?」
俺の首を守っていたシャドーデーモンの一匹が死んだ。手には何も持っていない風に見えるが、まさか拳闘士ということはあるまい。
恐らく、武器を透明にする【ナイトエッジ】を使っている。
見えないだけで得物は短剣だろう。だが頭で分かっている以上にこのスキルは厄介だ。得物の長さが分からないと、間合いを制することができない。
「まじかよ。【ウィスパー】」
「【ウィスパー】」
何の躊躇いもなく【ウィスパー】を使ってきた。こいつはソロなのか? 声を出さずとも連携できる実力者が潜んでいる可能性も捨てない。
まずは索敵だ。日用品を投げつけて、後方に飛んで距離を取ろうとする。アインはそれらすべてを短剣で切り裂きながら、まっすぐ進んでくる。
シャドーデーモンを飛ばして索敵する余裕はない。こいつがソロだと祈って、戦うしかないようだ。
(こいつ、強すぎる!)
アインは見えない短剣を自在に扱い、円盾によるガードをすべてかいくぐって攻撃してくる。俺が後方に飛び引いても、一瞬で距離を詰めるどころか、全身を試すように攻撃してくる。
弱点を探られている。その速度が恐ろしく早い。だったらこちらも相手を探るしかない。
(手の動きを見れば……っ!)
得物が見えなくても、手の動きから軌道は分かる。攻撃範囲についても、いずれ掴めるはず。問題は、ありえない速度でシャドーデーモンが死んでいく未知の現象だ。
俺とアインはほぼ密着した状態で死角が多い。リスクを承知で、纏っていたシャドーデーモンを数匹だけ周りに展開する。
左目を閉じて、屋根から見下ろしているシャドーデーモンの視界を貰う。それでようやく仕組みが分かった。
(双短剣か!?)
俺の視界に入っているときは片手で攻撃し、【ステップ】を使って俺の死角を取ったときは双短剣で攻め込んでいる。種は分かったが、対処法は多くない。
(これだけ近けりゃ当たるだろ!)
相手がゼロ距離で攻めてくるのなら、相手にも死角が存在する。手を伸ばして体に触れて【闇の感覚】を使おうとしたが、避けられた。
目にも止まらぬ速さで攻撃できるのなら、インファイトは、相手の反撃を避けられるという自信の表れか。派手に攻撃を受けて油断を誘ったつもりだが、効果は今ひとつのようだ。
(速さには、速さだ! 【フラッシュ】)
相手がどれだけ早くても、光の速度には勝てない。これだけ密着した状態なら、昼間だろうとまばゆい光が視力を奪う。
「はっはっは! 光は嫌いか――んがぁっ!?」
額に衝撃が走り、意識が揺らぐ。足元に金属音が響く。足で探りを入れると、見えないナイフが落ちていた。
目潰しされたアインは、後方に飛び引きながらも俺の声から居場所を絞り込み、【ナイトエッジ】をかけた【パワースロウ】を仕掛けてきたわけか。
しかも、こいつの【パワースロウ】は威力が違いすぎる。ステータスの補正を受けてこの威力だとしたら、俺よりはるかに高レベルだ。
『これ、まずくない? こんな町中じゃボクも戦えないよ』
おまけに、今日は朝食も抜き。このままだと昼飯も夜飯もない。質の高い快感を得るためにも、体は栄養を求めている。だから分かってくれ。我が息子よ。
「ハゲー、朝飯作ってー」
「あいよ。ヒーラーよろしく。ところで、支給品のポーションが減ってないんだが、どんだけレベル上がったんだ?」
ティミちゃんから愛の制約を受けたことを説明すると、ハゲがいきなり泣き出した。嫁さんとうまくいってないのだろうか。
「愛じゃねぇか! お前もとうとう身を固めるんだな」
「えっ? 固めないけど?」
「んんっ? 付き合ってるんじゃないのか?」
これだからハゲは困る。男と女がちょっと『あはんふんふん』するだけで、愛だの恋だの言い始める。他の子のポーションを飲まなければ浮気じゃない。おじさんは優しいので、根気よく説明してやった。
「……ブサクロノ、頭大丈夫か?」
「お前がな。ふたつの意味でな。俺がヤバイのは体脂肪率だ」
「俺の頭は既に終わってるからなぁ。それはともかく、後ろから刺されないように気をつけろよ。女の嫉妬は怖いぞ」
それはよく分かる。後ろから刺されることはないが、ゲキヤバ手コキからのおあずけを食らった身なので、よほどのことがない限りティミちゃんとの約束を守ることにしたのだ。だって中級ポーション美味しいんだもん。
「あっ、刺されるとしたら暗殺者か。夜鷹から逃げ続ける日々は大変だったろ。やっぱりブサクロノはしぶといな。これ食って明日も逃げまくれ」
ハゲお手製の朝食を食いながら、誤解を解くか迷った。北の森で山男になったのは他人を巻き込まないためで、最初から逃げるつもりはなかったし、これからも逃げるつもりはない。
「ハゲには話しておくわ。夜鷹の連中はしばき回したぞ。最後に戦ったのは、タンク・戦士・狩人・魔術師のパーティーだったな」
「……ブサクロノだけでパーティーに勝ったのか?」
「別に驚くことじゃないだろ。夜鷹って個々の能力は低い。烏合の衆さ。俺はあんなやつらをパーティーとは認めないね」
「認めないって何だよ」
あいつらはまるでダメ。互いの欠点を補えてない。スキルのことを伏せて戦いの内容を話すと、ハゲは腕を組んで考え込んだ。
「曲がりなりにもやつらはプロだ。俺が聞いた話しじゃ、そいつらは裏で通り名を持つほどの実力者だ。衛兵に引き渡せば金貨くらい貰えただろうな」
あの雑魚ども金のなる木だったらしい。惜しいことをした。引きずって帰ればバイトヒーラーをしなくて済んだのに。
しかもあのときのタンクは『血の盾』の通り名があるらしく、ターゲットの攻撃をすべて受け止めて心を折ったあと、肉塊になるまで盾で殴り続ける悪趣味な野郎だった。
あいつだけでも殺しておいたほうが良かったか。後悔ってやつは、いつも俺の心をかき乱してきて退屈しないな。
「まぁいいや。人の命で金稼ぎはしたくないし。俺は冒険者だ。魔物をしばいて生きていく」
「どうせ倒すなら金貰えたほうがいいだろ。ブサクロノはやっぱり変わってるな」
そう言ったハゲは、ほんのり笑っている気がした。やはりハゲも理想だけで生きるなら、人殺しなんてしたくないのだろう。
「それにしてもブサクロノがパーティーにダメ出しするとはなぁ。ライトネルと一回組んだだけで、他に経験ないんだろ?」
ハゲの言う通り、パーティー経験はライオネルと一回組んだだけ。それでも、ライオネルの頼もしさは理解したつもりだ。
【強運】のせいでパーティーを組めない俺だからこそ、パーティーというものに強い関心があったりする。それが功を奏しただけだ。
バイトヒーラーのおかげで無一文から全財産が銀貨5枚の大金持ちになった俺は、日用品を買って家を目指していた。
「裏道は楽しいなぁ」
ぶっちゃけ楽しくない。賑やかな大通りから少し外れただけなのに、寂しさや不気味さがある。夜鷹にさえ絡まれていなければ、近づくことはなかっただろう。
しかしながら、路地は影が多い。シャドーデーモンを自由に飛ばすことができるので、待ち伏せされても予め発見しておくことができるのだ。
「今の俺に、死角なし。どこからでもかかって来いや」
余裕ぶっこいていると、いきなり刺客が現れた。昼間のせいなのか、いつもの黒い格好ではなく、フードが付いた薄汚れた服を着ている。顔は見えないが、背丈と体格からして、女だろう。
問題は、シャドーデーモンを飛ばして死角がないはずの俺の目をかいくぐっていきなり現れたことだ。
「どちら様で? 迷子ならおじさんが一緒に迷ってあげるよ?」
「……アイン」
アイン。夜鷹の1番。その名前が聞こえたときには、仮面を付けたアインが俺の目の前に居た。
「……は?」
俺の首を守っていたシャドーデーモンの一匹が死んだ。手には何も持っていない風に見えるが、まさか拳闘士ということはあるまい。
恐らく、武器を透明にする【ナイトエッジ】を使っている。
見えないだけで得物は短剣だろう。だが頭で分かっている以上にこのスキルは厄介だ。得物の長さが分からないと、間合いを制することができない。
「まじかよ。【ウィスパー】」
「【ウィスパー】」
何の躊躇いもなく【ウィスパー】を使ってきた。こいつはソロなのか? 声を出さずとも連携できる実力者が潜んでいる可能性も捨てない。
まずは索敵だ。日用品を投げつけて、後方に飛んで距離を取ろうとする。アインはそれらすべてを短剣で切り裂きながら、まっすぐ進んでくる。
シャドーデーモンを飛ばして索敵する余裕はない。こいつがソロだと祈って、戦うしかないようだ。
(こいつ、強すぎる!)
アインは見えない短剣を自在に扱い、円盾によるガードをすべてかいくぐって攻撃してくる。俺が後方に飛び引いても、一瞬で距離を詰めるどころか、全身を試すように攻撃してくる。
弱点を探られている。その速度が恐ろしく早い。だったらこちらも相手を探るしかない。
(手の動きを見れば……っ!)
得物が見えなくても、手の動きから軌道は分かる。攻撃範囲についても、いずれ掴めるはず。問題は、ありえない速度でシャドーデーモンが死んでいく未知の現象だ。
俺とアインはほぼ密着した状態で死角が多い。リスクを承知で、纏っていたシャドーデーモンを数匹だけ周りに展開する。
左目を閉じて、屋根から見下ろしているシャドーデーモンの視界を貰う。それでようやく仕組みが分かった。
(双短剣か!?)
俺の視界に入っているときは片手で攻撃し、【ステップ】を使って俺の死角を取ったときは双短剣で攻め込んでいる。種は分かったが、対処法は多くない。
(これだけ近けりゃ当たるだろ!)
相手がゼロ距離で攻めてくるのなら、相手にも死角が存在する。手を伸ばして体に触れて【闇の感覚】を使おうとしたが、避けられた。
目にも止まらぬ速さで攻撃できるのなら、インファイトは、相手の反撃を避けられるという自信の表れか。派手に攻撃を受けて油断を誘ったつもりだが、効果は今ひとつのようだ。
(速さには、速さだ! 【フラッシュ】)
相手がどれだけ早くても、光の速度には勝てない。これだけ密着した状態なら、昼間だろうとまばゆい光が視力を奪う。
「はっはっは! 光は嫌いか――んがぁっ!?」
額に衝撃が走り、意識が揺らぐ。足元に金属音が響く。足で探りを入れると、見えないナイフが落ちていた。
目潰しされたアインは、後方に飛び引きながらも俺の声から居場所を絞り込み、【ナイトエッジ】をかけた【パワースロウ】を仕掛けてきたわけか。
しかも、こいつの【パワースロウ】は威力が違いすぎる。ステータスの補正を受けてこの威力だとしたら、俺よりはるかに高レベルだ。
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