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夜鷹編

暗殺者フィーア死す #7

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 今夜も北の森の奥地で、世直しに励んでいる。俺の命を狙ってきた大悪党フィーアちゃんを、両手を掴んで捕えると、バックから聖剣を挿入する。反り返った背中がとってもキュートだ。


「あぁっ! あっ、んんぅ……やめっ――」

「そんなこと言って、えっちな声が出てるよ? 本当はおじさんに犯されたくて来てるんじゃないの?」

「そんなっ、わけぇ……っ……あぁぁっ!」


 処女を散らして号泣していたフィーアちゃんはもう居ない。毎晩懲りずにやってくるので、おじさんも毎晩犯している。もはや手足を縛る必要はない。


 未熟で固かった膣内は、おじさんのチンポですっかりほぐされ、突き上げるたびにメスの声が自然に出るようになっていた。


「フィーアちゃんのおまんこっ、気持ちいいなぁ! フィーアちゃんも気持ちいいよね? おじさんのチンポの形、覚えちゃったんじゃない?」

「ちっ、違う……っ。わたしは……っ、ムリヤリ……んっ、くぅっ」

「暗殺者は嘘つきだからなぁ。勝てないと分かっているのに、健気に挑んでくるんだから、おじさんとセックスしたいとしか思えないよっ」

「違うっ! 違う……もん……っ……復讐に……来てるっ、だけぇ……っ!」

「じゃあフィーアちゃんに復讐させてあげるよ。このどすけべおまんこでっ、おじさんのザーメン搾り取ってっ、赤ちゃんの元を皆殺しにしていいよっ」

「やっ、やだぁ……そんなのっ、復讐じゃっ、な……イっ」


 フィーアちゃんの本心は割とどうでもいい。今はとにかく、セックスの快楽を体に教え込む時期なのだ。


「人殺しも復讐もできないフィーアちゃんは、どうしたら満足してくれるのかな? 子宮口を小突いてあげたらいいのかなっ?」

「んっ! あっあっ、あぁっ! それっ……やめ……んぅっ!」

「初めのときは固かった子宮口も、少しだけ柔らかくなったね。ここっ、突かれるのっ、気持ちいい?」


 否定も肯定もしなかった。ただ、甘ったるくあえぐだけ。そういう素直で可愛いところ、おじさん嫌いじゃない。


「……フィーアちゃん、そろそろイキそうでしょ? 膣内が、小さく痙攣し始めたね。中イキの前兆じゃないかなぁ?」

「はっ、あっ、あぁ……分かんっ、ない……っ!」

「いいや、分かりたくないだけさ。素直になってごらん。おちんぽでおまんこ突かれるの気持ちいいって、嘘でも言ってごらんよ」

「そんなのっ、恥ずかしくて……っ、言えっ、ない……っ」

「安心して。他の子は先に帰ったよ。もうおじさんとフィーアちゃんしか居ないんだ。誰にも聞かれないから、試しに言ってみなって」

「あっ、うぅ……っ……おちんぽでっ、おまんこ突かれるの……気持ちいい……」


 膣内がびくっと締まる。これが羞恥から来るものなのかはさておき、良い子のフィーアちゃんにご褒美をあげる時間だ。


「フィーアちゃん! クリトリスいじってあげる。手を離すからっ、自分で体を支えて、転ばないようにしてねっ!」

「っ……はい……っ。んぅっ! あっ、あぁぁ……んっ、くぅぅっ!」


 フィーアちゃんは、おじさんが動きやすいように、地面に両手を付いて尻を上げた。これを無自覚で行っているのだから、たまらない。おじさんも負けじと腰を振りながら、親指の腹で膨れ上がったクリトリスをこね回す。


「んぅぅっ! はぁっ、はぁ……っ! わたっ……しぃ……っ!」

「イキそうなんでしょ? 好きなときにっ、好きなだけっ、イっていいからね! おじさんは、フィーアちゃんが最高のアクメをキメられるようにっ、クリトリス弄っておくからねっ」

「はっ、はぁっ、はぁぁっ! んくっ……あぁっ……イクっ、イクぅっ!」


 おじさんにされるがままだったフィーアちゃんが、イク直前にお尻を打ち付けてきた。それを合図に腟内がぎゅーっと締り、おじさんのチンポも強制的にイかされる。長く力強い射精が終わるまで、フィーアちゃんは離れない。


「……ふぅ、ちゃんとイクって言えたね。それにしても、教えていないのに、まさか最後で合わせて来るなんて。末恐ろしい子だ……おぉっと」


 前に倒れ込みそうになったフィーアちゃんを抱き止めて、持ち上げる。地面は不衛生だ。この子が寝るには相応しくない。簡易的だがシーツを敷いた場所まで運び、ゆっくりと降ろしてあげる。もちろん、うつ伏せの状態だ。


「……さーて、今日もゴッドハンドクロノがマッサージしちゃうぞ」

「……………………」


 フィーアちゃんは、アクメの快楽で体に力が入らないものの、意識ははっきりしている。


 初日こそすぐに目覚めたり、暴れたりしたが、今ではすっかりおじさんのマッサージが気に入ってしまったご様子。それが恥ずかしいから、寝たふりをしているにすぎない。


 焚き火で温めたローションを背中に垂らすと、息を抑える声が漏れた。肩甲骨から腰、そして尻にたっぷりと落として、ヒールをかけた両手で塗り拡げていく。


「ふーんふふふん……」


 鼻歌を交えながら、薄っすらと傷の残る腰をぐっと押し込む。ボディラインに沿うように手のひらを広げて、腰から肩甲骨へと滑らせる。


 もしも昼だったなら、テカテカのエロボディを拝めたのだが、夜空と焚き火の明かりでは影が多い。だが、それゆえに、フィーアちゃんの体のラインと温もりを感じるのだ……。


「いやぁ、よほど深く眠っているんだなぁ」


 アクメも落ち着き、呼吸がゆっくりと深いものに変わったら、ぷりっとしたお尻にローションを塗っていく。もちもちの感触を楽しみつつ、尻の肉を掴んで広げたり閉じたりする。


 もぞり、とお尻が揺れた。寝返りのつもりだろうか? 我慢できなくなったようなので、割れ目を手のひらで覆うように触り続ける。


 滑りが悪くなってきた。ローションが乾き始めたのだ。膣口に中指を突っ込み、天然のローションを補充しながら、熱くうねる膣壁を擦り上げる。ついでに、中出ししたザーメンを掻き出してきれいにした。


 続けて人差し指も突っ込んで、掻き回す。眠り姫フィーアちゃんの呼吸が浅く短いものになったら、指を曲げる。ざらつく場所を探して押し込んだり優しく擦ったりする。


「っ! ふっ、ぁっ……ん……っ」


 えっちな息が聞こえても、焦ってはいけない。フィーアちゃんの性感帯はまだ未熟だ。違和感やむず痒さに驚いたのかもしれない。根気強く教え込んであげないと!


「……あっ! うぅ……んっ……っ!」


 ドスケベな寝息を聞いていたら、流石のおじさんも興奮する。カウパーでだらだらになった息子を割れ目に近づけて、配置につく。指の腹で反応が良いところを、とんとんと叩き続けた。


「っ……んくっ、あっ……んんっ、はっ……あ……んんぅっ!」


 膣内がぎゅーっと締り、ぷしっと潮が吹き出す。眠り姫フィーアちゃんは、口を抑えて乱れた呼吸を誤魔化しているが、荒い鼻息までは隠せない。


「……はぁ、ふぅ……んぅ……あっ」


 絶頂が終わり、おじさんの手の動きも止まったことで気が緩んだのだろう。濡れ光ったおまんこの小さな穴から、温かい水が漏れる。あとは出し切るまで止まらないはずだ。


 その光景を黙って見ているおじさんではない。息子の根本を掴んで操作し、鈴口でしっかり受け止める。その刺激を感じながらしごきあげると、あっという間に果てた。白濁のローションを尻にぶっかけた……。


「……あー、気持ちよかった。フィーアちゃんはやっぱり可愛いなぁ」


 ローションやザーメンを拭き取ってあげると、度重なるアクメで満足したフィーアちゃんが眠り始める。黄金の水というお代もいただいたことだし、あとは起きるまで古傷を治すことにした……。




 朝日が昇り、小鳥のさえずりが聞こえた頃、フィーアちゃんの体が動いた。

「……あっ、わたし……寝ちゃったんだ……」

「おはよう、フィーアちゃん。よく眠ってたみたいだね。もう朝だよ」

「うっ……疲れてた……から……」

「そうだねぇ。イキすぎて疲れちゃったね」

「そんなんじゃ……ないから……普通にっ、普通に疲れてたの……」


 恥じらう女の子も好きだ。いざ行為が始まったあとの、乱れ狂う姿とのギャップが映えるから。


 焚き火で沸かしたお湯を使って、ココアを注ぐ。ふわっと甘く香ばしい香りに、フィーアちゃんも興味津々のご様子。軽く微笑んで渡すと、両手で受け取ってくれた。サンキュー、ケバブ野郎。


「ずずっ……あっ、美味しい……」

「良かった。女の子は甘いものが好きかなって思って、用意してたんだ。おかわりもあるから、好きなだけ飲んでいいよ」

「あ、ありがとう……ずずずっ、はぁぁ……」


  ほうっと息を吐き出したフィーアちゃんは、ただの女の子にしか見えない。体つきといい、仕草といい……この子は、他の暗殺者と違って、わずかだが自分というものを持っている気がする。


「飲み物、ごちそうさまでした。美味しかったよ」


 立ち上がってお尻のほこりを払っている。もう帰ってしまうようだが、ここは引き止めることにした。


「夜にまた来るんでしょ? だったら、おじさんとお話しよう。今から帰って戻ってくるなんて、非効率だと思わないかい?」

「少し前までお話していた人の命を狙うのも、どうかと思う」

「心配しないで。どうせ誰もおじさんは殺せないよ」

「め、面と向かって言われるとムカつく……」


 諦めたように座ってくれたが、どうせお話するならそれなりの場というものが必要だ。木を切って、丸太を即席の椅子にした。


「……わーお、手慣れてる」

「はっはっは! 卓越した剣さばきから、日曜大工まで。おじさんは何でもできるのさ」

「魔術師なんでしょ? どうして剣士の格好をしてるの?」

「くぐり抜けてきた場数が違うからだよ」

「えー、何それ。嘘くさい……」

「本当さ。記憶喪失のおじさんが初めて町にやってきたときなんて、いきなり武器を向けられたり、買い物すらさせて貰えなかったんだからね」


 転生してからの出来事を話すと、フィーアちゃんの表情はころころ変わっていた。中でもポーション騒動の脱糞事件は、ココアを吹き出すほど気に入ってくれたらしい。


「あはは、いくらなんでもっ、脱糞はないでしょ。脱糞って! 笑いすぎてお腹がいたい……あっ、そういう意味じゃないから!」

「自分ながら、あれはどうかと思ったよ。でも、下ネタで笑ってくれるなんて、フィーアちゃんは優しいね」

「そうかなぁ。普通に面白かったよ。あなたと話していると、何だか普通の女の子にされちゃった気分」


 照れくさそうに笑う姿はいじらしい。やっぱりこの子は、人間味を持っている。他の暗殺者とは違って、特別だ……。


「色んな意味で、間違っちゃいないけどねぇ」

「そ、そっちじゃなくてぇ! わたし帰るね。言っておくけど、次は負けないから。覚悟しておいたほうがいいよ」

「……あぁ、分かったよ。フィーアちゃんも、普通の女の子になりたくなったら、またおいで。色んな意味で、可愛がってあげるから」


 暗殺者フィーアは死んだ。普通の女の子、フィーアちゃんは、森の中に消えていった……。
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