1 / 3
1話 すべてはナビが悪いのです
しおりを挟む
来たことのない土地だった。
キャンバス生地のショルダーバッグを下げた千都は、宙に放物線を描くようにして、辺りをぐるぐると見渡す。どこを歩いても、風雨に晒されて重たくお辞儀をしている木々が並んでおり、千都が立つ砂利道は強い日差しでからからに乾ききっている。派遣仲間と別れて二時間。何の進展もないまま、千都はこの人気のない林道から抜け出せないでいた。
千都は何度もスマホをスワイプをしてナビを広げたり閉じたりを繰り返すが、肝心の矢印はくるくると方角だけを指して、一向に進む気配がない。こやつ……サボっておる。千都はまるで動かないナビを液晶越しにトントンと強めにつついた。画面が暗転して、電波的な水面が広がる。ポポン、何かご用ですか。働く気もないのにご用ですかなんて聞かないでほしい。
盆前の繁忙期真っ盛りのピッキング業務が終わり、歳上ばかりの派遣仲間と「大変だったねー。終わってよかったねー」と労いの言葉をかけてかけられ。最寄りの駅が終点のバス停まで、最後の帰路を辿っていた時だった。
なんか気持ち悪い、と頭を抑えながら、メンバーの二人が急に体調不良を訴えたのだ。今思い出しても、頗る青い顔をした同期がとても痛々しかった。
それから不思議なことに、“なんか気持ち悪い”症状が次々に伝染。結果、なぜか普段から頭痛に悩まされているはずの千都だけが何ともなく、他の人はよろよろと覚束ない足取りになっていった。
これはいけない、とメンバーの一人がその場で唯一の車出勤の人を呼び戻したのはいいが、軽自動車に乗れるのはせいぜい四名。体調不良メンバーもちょうど四名。唯一、健康体である千都は「あっ、大丈夫ですよ! バス停まで歩けば一人で帰れますし!」とお人好しのテンプレートをかました。小さくなっていった赤色のムーヴが今ではとても名残惜しく感じる。
実際問題、こんな慣れない土地でひとりぼっちなど大丈夫などではないが、体調不良者がこんな猛暑の中にいる方が大丈夫ではない。千都が熱中症で倒れても咎められるのは誰もいないが、体調不良者を置いて車に乗った千都が咎められるリスクは極めて大きい。千都は一時だけ自己を犠牲にして社会的死亡を免れたのである。
「半年通ったけど、意外と知らない道あるんだなあ……」
そうぼやきながら千都は歩く。ふんふんなるほど、と新発見をした素振りを見せているが、それも強がり100%でできている。ナビの三角が動かない以上、今歩いている道が正解である保証はなかった。バス停まではたしかに皆と来たが、人と喋っていたので道など覚えているはずもない。人の背中に着いていけばいいや、と他人任せな精神がここに来て千都に深い傷を負わせていた。
おかしいなあ。テレビ局も大きなビルもないのになあ。これだけ歩いているのに景色の中にあるものはほとんど変わらない。左右の脇に広がる林。目の前には全く先の見えない長い一本道。空は眩しい青で塗りたくられていて、太陽がギラギラと照っている。本当に、自分はどうやってここまで歩いてきたのか。
頭がぼーっとしてきた、と千都はようやく生命の危機を認知し始める。このままでは、脱水で倒れて熱々のコンクリートの上が死に場所となってしまう。普段から、生きているだけでハッピーだと思っている千都でも、干からびたトマトのような姿で発見されるのは御免だった。
老衰でぽっくりと死を迎えて、知人に骨は海に流してと頼んである千都は、一歩前進を賭けて左脇の林道へと進む。日陰に入ってしまえば、とりあえずはこの暑さが幾分楽になるのでは、という考えもあった。最悪、進まなくとも日差しがなくなればいいのだ。
「うぅっ……。動いてグーグル……」
タップとスワイプを繰り返しながら、千都は先のない林道をとぼとぼと歩く。方向音痴であるほど、どうしてか分からないが、とりあえず進まなければならないという負の使命感に囚われる。むせ返るような緑の匂いが、さらに千都の焦りを助長させた。
それでも、日陰の濃い林道に入ったのは正解だった。日差しがないだけでこんなにも涼しい。集中的に首元を狙ってくる太陽も何万もの葉によって隠れていた。
これでお茶があればいいんだけどなあ、と千都が空になった水筒を性懲りも無く振ると、深い緑に混じって香ってきたものがあって、千都がはっと顔を上げた。
水の、匂いがする。この土地には負けないくらいの田舎の祖父の家で育ったため、千都の嗅覚はカントリーガールのそれである。
喉の渇きは心の乱れ。飲めないのなら、せめて視覚的なオアシスで涼みたい。千都の足は、水の気配がする左方向に逸れて、木々の間にできている小道に体を潜り込ませた。地面が少し湿っている。道は見えないのに、瑞々しい匂いで千都の臆病な精神はログアウトしていた。濡れた土の匂いがむんむんと濃くなって、寒気がふわふわと浮遊している。これはいい。火照っていた頬からすうっと熱が消え、千都は胸元をぱたぱたと仰いだ。
「わあ……っ!」
数分と歩かずして、千都の目の前に広がっていたのは池だった。
向こう岸まで有に五十メートルはある。水も澄んでいて、一瞬にて心だけではなく、目の保養にもなった。千都は、あっても小さな川のようなものだろうと想像していたが、これはガイドブックに載っても謙遜はないのでは、と暑さを忘れて歓喜に満ちていた。
水面向かって陰を落とす木々、岸に打ち寄せる波の反射、河口の傍で草の中に隠れている小花が何とも幻想的だった。木の間をさああぁぁ、と通り抜ける風が千都の顔にぶわぶわとかかって、彼女はめいいっぱい空気を吸い込んだ。なぜだろう、どこか頭が蕩けるような心地だ。
皆さんもここにいたらなあ、と千都は浮き足立ちで池の周りをぐるりと一周することにした。澄んだ水に不恰好な自分の姿が映っていて、千都はにへにへと笑う。鯉とかいるのかな。池の主とかいるのかな。一歩一歩踏みしめながら、千都は精神年齢だけ退行し始める。疲れもピークに達して、どこか脳が麻痺しているようだった。
涼しいし、綺麗だし、気分も良いし。千都がこのままもうひと回りしようかと思った──その時だった。
「え──ッ」
千都の右足がびくんと張った。正確には、右足首が地面に引っ張られるようにして持ち上がらなかった。かくんっ、と右足にかかるはずだった力が外に逃げ、バランスを崩した体は左に向かって倒れていく。背中から首筋にかけて、ぞわりと悪寒が過った。
かさり、という音と草のクッションを強く望んだが、不幸にも千都の左手は散々褒めちぎった池の水しかなかった。
溺死なんて、一番なりたくなかったやつだ。
なんだかんだで、助かるかもしれない。いやでも無理だ。地上に昇りたいのに、体は池底に引きずられるようにしてどんどん沈んでいく。死にたくないと池に懇願しながら、千都は細かい泡を掻きながらばたつくが、水圧で体が圧迫されるだけ。元々、千都は犬掻きしかできないのだ。
喉の奥がぎゅううぅ、と握り締められているように苦しい。この状況でも涙は出るらしく、鼻の奥がつんとしたところで、ふっと、水が背中を押す感覚がした。千都はうっすらと目を開けるが、屈折のない水の中でははっきりと見えるものはない。
ただ、揺らぐ視界の中で、赤と、黒と、時々金色の光だけはちらちらと伺えた。それはだんだんと大きくなって、ついに目の前まで来たと思えば、それはするすると千都の体を覆っていく。
ああ、巨大なタコに食べられてしまう。タコがいるのって、海だけじゃないんだ。千都は肺に残っていた最後のあぶくを吐いて、微かに残っていた意識を彼方に飛ばした。
キャンバス生地のショルダーバッグを下げた千都は、宙に放物線を描くようにして、辺りをぐるぐると見渡す。どこを歩いても、風雨に晒されて重たくお辞儀をしている木々が並んでおり、千都が立つ砂利道は強い日差しでからからに乾ききっている。派遣仲間と別れて二時間。何の進展もないまま、千都はこの人気のない林道から抜け出せないでいた。
千都は何度もスマホをスワイプをしてナビを広げたり閉じたりを繰り返すが、肝心の矢印はくるくると方角だけを指して、一向に進む気配がない。こやつ……サボっておる。千都はまるで動かないナビを液晶越しにトントンと強めにつついた。画面が暗転して、電波的な水面が広がる。ポポン、何かご用ですか。働く気もないのにご用ですかなんて聞かないでほしい。
盆前の繁忙期真っ盛りのピッキング業務が終わり、歳上ばかりの派遣仲間と「大変だったねー。終わってよかったねー」と労いの言葉をかけてかけられ。最寄りの駅が終点のバス停まで、最後の帰路を辿っていた時だった。
なんか気持ち悪い、と頭を抑えながら、メンバーの二人が急に体調不良を訴えたのだ。今思い出しても、頗る青い顔をした同期がとても痛々しかった。
それから不思議なことに、“なんか気持ち悪い”症状が次々に伝染。結果、なぜか普段から頭痛に悩まされているはずの千都だけが何ともなく、他の人はよろよろと覚束ない足取りになっていった。
これはいけない、とメンバーの一人がその場で唯一の車出勤の人を呼び戻したのはいいが、軽自動車に乗れるのはせいぜい四名。体調不良メンバーもちょうど四名。唯一、健康体である千都は「あっ、大丈夫ですよ! バス停まで歩けば一人で帰れますし!」とお人好しのテンプレートをかました。小さくなっていった赤色のムーヴが今ではとても名残惜しく感じる。
実際問題、こんな慣れない土地でひとりぼっちなど大丈夫などではないが、体調不良者がこんな猛暑の中にいる方が大丈夫ではない。千都が熱中症で倒れても咎められるのは誰もいないが、体調不良者を置いて車に乗った千都が咎められるリスクは極めて大きい。千都は一時だけ自己を犠牲にして社会的死亡を免れたのである。
「半年通ったけど、意外と知らない道あるんだなあ……」
そうぼやきながら千都は歩く。ふんふんなるほど、と新発見をした素振りを見せているが、それも強がり100%でできている。ナビの三角が動かない以上、今歩いている道が正解である保証はなかった。バス停まではたしかに皆と来たが、人と喋っていたので道など覚えているはずもない。人の背中に着いていけばいいや、と他人任せな精神がここに来て千都に深い傷を負わせていた。
おかしいなあ。テレビ局も大きなビルもないのになあ。これだけ歩いているのに景色の中にあるものはほとんど変わらない。左右の脇に広がる林。目の前には全く先の見えない長い一本道。空は眩しい青で塗りたくられていて、太陽がギラギラと照っている。本当に、自分はどうやってここまで歩いてきたのか。
頭がぼーっとしてきた、と千都はようやく生命の危機を認知し始める。このままでは、脱水で倒れて熱々のコンクリートの上が死に場所となってしまう。普段から、生きているだけでハッピーだと思っている千都でも、干からびたトマトのような姿で発見されるのは御免だった。
老衰でぽっくりと死を迎えて、知人に骨は海に流してと頼んである千都は、一歩前進を賭けて左脇の林道へと進む。日陰に入ってしまえば、とりあえずはこの暑さが幾分楽になるのでは、という考えもあった。最悪、進まなくとも日差しがなくなればいいのだ。
「うぅっ……。動いてグーグル……」
タップとスワイプを繰り返しながら、千都は先のない林道をとぼとぼと歩く。方向音痴であるほど、どうしてか分からないが、とりあえず進まなければならないという負の使命感に囚われる。むせ返るような緑の匂いが、さらに千都の焦りを助長させた。
それでも、日陰の濃い林道に入ったのは正解だった。日差しがないだけでこんなにも涼しい。集中的に首元を狙ってくる太陽も何万もの葉によって隠れていた。
これでお茶があればいいんだけどなあ、と千都が空になった水筒を性懲りも無く振ると、深い緑に混じって香ってきたものがあって、千都がはっと顔を上げた。
水の、匂いがする。この土地には負けないくらいの田舎の祖父の家で育ったため、千都の嗅覚はカントリーガールのそれである。
喉の渇きは心の乱れ。飲めないのなら、せめて視覚的なオアシスで涼みたい。千都の足は、水の気配がする左方向に逸れて、木々の間にできている小道に体を潜り込ませた。地面が少し湿っている。道は見えないのに、瑞々しい匂いで千都の臆病な精神はログアウトしていた。濡れた土の匂いがむんむんと濃くなって、寒気がふわふわと浮遊している。これはいい。火照っていた頬からすうっと熱が消え、千都は胸元をぱたぱたと仰いだ。
「わあ……っ!」
数分と歩かずして、千都の目の前に広がっていたのは池だった。
向こう岸まで有に五十メートルはある。水も澄んでいて、一瞬にて心だけではなく、目の保養にもなった。千都は、あっても小さな川のようなものだろうと想像していたが、これはガイドブックに載っても謙遜はないのでは、と暑さを忘れて歓喜に満ちていた。
水面向かって陰を落とす木々、岸に打ち寄せる波の反射、河口の傍で草の中に隠れている小花が何とも幻想的だった。木の間をさああぁぁ、と通り抜ける風が千都の顔にぶわぶわとかかって、彼女はめいいっぱい空気を吸い込んだ。なぜだろう、どこか頭が蕩けるような心地だ。
皆さんもここにいたらなあ、と千都は浮き足立ちで池の周りをぐるりと一周することにした。澄んだ水に不恰好な自分の姿が映っていて、千都はにへにへと笑う。鯉とかいるのかな。池の主とかいるのかな。一歩一歩踏みしめながら、千都は精神年齢だけ退行し始める。疲れもピークに達して、どこか脳が麻痺しているようだった。
涼しいし、綺麗だし、気分も良いし。千都がこのままもうひと回りしようかと思った──その時だった。
「え──ッ」
千都の右足がびくんと張った。正確には、右足首が地面に引っ張られるようにして持ち上がらなかった。かくんっ、と右足にかかるはずだった力が外に逃げ、バランスを崩した体は左に向かって倒れていく。背中から首筋にかけて、ぞわりと悪寒が過った。
かさり、という音と草のクッションを強く望んだが、不幸にも千都の左手は散々褒めちぎった池の水しかなかった。
溺死なんて、一番なりたくなかったやつだ。
なんだかんだで、助かるかもしれない。いやでも無理だ。地上に昇りたいのに、体は池底に引きずられるようにしてどんどん沈んでいく。死にたくないと池に懇願しながら、千都は細かい泡を掻きながらばたつくが、水圧で体が圧迫されるだけ。元々、千都は犬掻きしかできないのだ。
喉の奥がぎゅううぅ、と握り締められているように苦しい。この状況でも涙は出るらしく、鼻の奥がつんとしたところで、ふっと、水が背中を押す感覚がした。千都はうっすらと目を開けるが、屈折のない水の中でははっきりと見えるものはない。
ただ、揺らぐ視界の中で、赤と、黒と、時々金色の光だけはちらちらと伺えた。それはだんだんと大きくなって、ついに目の前まで来たと思えば、それはするすると千都の体を覆っていく。
ああ、巨大なタコに食べられてしまう。タコがいるのって、海だけじゃないんだ。千都は肺に残っていた最後のあぶくを吐いて、微かに残っていた意識を彼方に飛ばした。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
スコップ1つで異世界征服
葦元狐雪
ファンタジー
超健康生活を送っているニートの戸賀勇希の元へ、ある日突然赤い手紙が届く。
その中には、誰も知らないゲームが記録されている謎のUSBメモリ。
怪しいと思いながらも、戸賀勇希は夢中でそのゲームをクリアするが、何者かの手によってPCの中に引き込まれてしまい......
※グロテスクにチェックを入れるのを忘れていました。申し訳ありません。
※クズな主人公が試行錯誤しながら現状を打開していく成長もののストーリーです。
※ヒロインが死ぬ? 大丈夫、死にません。
※矛盾点などがないよう配慮しているつもりですが、もしありましたら申し訳ございません。すぐに修正いたします。
無法の街-アストルムクロニカ-(挿し絵有り)
くまのこ
ファンタジー
かつて高度な魔法文明を誇り、その力で世界全てを手中に収めようとした「アルカナム魔導帝国」。
だが、ある時、一夜にして帝都は壊滅し、支配者を失った帝国の栄華は突然の終焉を迎えた。
瓦礫の山と化した帝都跡は長らく忌み地の如く放置されていた。
しかし、近年になって、帝都跡から発掘される、現代では再現不可能と言われる高度な魔法技術を用いた「魔導絡繰り」が、高値で取引されるようになっている。
物によっては黄金よりも価値があると言われる「魔導絡繰り」を求める者たちが、帝都跡周辺に集まり、やがて、そこには「街」が生まれた。
どの国の支配も受けない「街」は自由ではあったが、人々を守る「法」もまた存在しない「無法の街」でもあった。
そんな「無法の街」に降り立った一人の世間知らずな少年は、当然の如く有り金を毟られ空腹を抱えていた。
そこに現れた不思議な男女の助けを得て、彼は「無法の街」で生き抜く力を磨いていく。
※「アストルムクロニカ-箱庭幻想譚-」の数世代後の時代を舞台にしています※
※サブタイトルに「◆」が付いているものは、主人公以外のキャラクター視点のエピソードです※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※詳細なバトル描写などが出てくる可能性がある為、保険としてR-15設定しました※
※あくまで御伽話です※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「小説家になろう」様でも掲載しています※
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私、のんびり暮らしたいんです!
クロウ
ファンタジー
神様の手違いで死んだ少女は、異世界のとある村で転生した。
神様から貰ったスキルで今世はのんびりと過ごすんだ!
しかし番を探しに訪れた第2王子に、番認定をされて……。

このやってられない世界で
みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。
悪役令嬢・キーラになったらしいけど、
そのフラグは初っ端に折れてしまった。
主人公のヒロインをそっちのけの、
よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、
王子様に捕まってしまったキーラは
楽しく生き残ることができるのか。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

神によって転移すると思ったら異世界人に召喚されたので好きに生きます。
SaToo
ファンタジー
仕事帰りの満員電車に揺られていたサト。気がつくと一面が真っ白な空間に。そこで神に異世界に行く話を聞く。異世界に行く準備をしている最中突然体が光だした。そしてサトは異世界へと召喚された。神ではなく、異世界人によって。しかも召喚されたのは2人。面食いの国王はとっととサトを城から追い出した。いや、自ら望んで出て行った。そうして神から授かったチート能力を存分に発揮し、異世界では自分の好きなように暮らしていく。
サトの一言「異世界のイケメン比率高っ。」

【完結】どうやら魔森に捨てられていた忌子は聖女だったようです
山葵
ファンタジー
昔、双子は不吉と言われ後に産まれた者は捨てられたり、殺されたり、こっそりと里子に出されていた。
今は、その考えも消えつつある。
けれど貴族の中には昔の迷信に捕らわれ、未だに双子は家系を滅ぼす忌子と信じる者もいる。
今年、ダーウィン侯爵家に双子が産まれた。
ダーウィン侯爵家は迷信を信じ、後から産まれたばかりの子を馭者に指示し魔森へと捨てた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる