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9 付けないほうが気持ちいいんじゃないの?

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「……めちゃくちゃ入れたい。正直、今すぐぶち込みたい」
「くふふ、こーちゃんのえっち」
 俺の切実な訴えを聞いて、ノドカが気恥ずかしそうに笑う。
「もし入れなかったら、どうなっちゃうの?」
「一生後悔しながら生きていくことになる。爺さんになっても何度もこの日のことを思い出して苦しみ続ける」
「そんなに入れたいんだ……」
 ノドカはちょっと引いていた。
「でもそれって、こーちゃんが私を一生覚えていてくれるってことだよね? アリかも」
「いやそこは結婚して一生添い遂げるとか、健全な方法があるだろ……」
「け、結婚!?」
 ノドカが両目を見開いて固まり、ふるふると震えている。そして、真っ赤に染まった頬に両手を当て、まるでウブな乙女のように潤んだ瞳を伏せた。
「私とこーちゃんが……結婚……うっはー……そっか……結婚……」
「何か勘違いしているような気がしてならないから一応言っておくが、今のはプロポーズとかそういうのじゃないからな?」
「こ、こーちゃん!」
 ノドカが何か期待しているような目をして、ぐいっと俺に顔を近づけてきた。
 嫌な予感。
「子作りしよっ!」
「は?」
「入れたいんでしょ? いいよ!」
「確かに入れたいのはその通りなんだけど子供が作りたいわけじゃなくて」
「子供ほしくないの? こーちゃん、子供嫌い?」
「いや別に子供が嫌いなわけじゃ」
「じゃあいいよね? うん」
 ノドカは俺にのしかかったまま、俺の股間に手を伸ばした。肉棒をつかみ、股の位置を調整するようにもぞもぞと動く。
「あ、ちょ、待て!」
 俺が制止してもノドカは言うことを聞かなかった。
 つるんっ、と亀頭がノドカの肌を滑って、熱くてねっとりとした場所で止まった。
 これってまさか!?
「……あんっ」
 ノドカが喘いだと同時に、にゅるん、と先っぽが何かに飲まれた。
 これは……絶対にもうあそこに入っている。
 しかもゴム無し。ナマで騎乗位。
 これ以上はまずい。いくら入れたいからといっても、ナマはまずい……!
「ノドカ、さすがにゴム付けないと」
「付けないほうが気持ちいいんじゃないの?」
「たぶんそうなんだけど、これ、まずいって」
 ノドカと付き合い始めて以来、セックスをするときはいつもゴムを付けていた。それなのに今日はなぜナマで自分から!?
「私は、問題ないと思うな……」
 ノドカが腰をゆっくりと下ろしていく。肉棒がぐちょぐちょの蜜壺に吸い込まれていく幸福感。押し寄せるヌルヌル。
「うっ……ノドカ……」
 すでに気持ち良すぎるし、全部入れたらもっと気持ち良くなれるのは明らかだ。それが確信できるから、ノドカを押しのけることができない。抗えない。
「私ね、こーちゃんの赤ちゃんが欲しい」
 ノドカのうっとりした瞳には、俺しか映っていない。心の底から俺を求めている。俺の肉棒を……俺の精子を求めている女の顔だ。
「だからこーちゃんの精子を、私にいっぱい注いでほしいの」
「うっ、く……!」
 俺の肉棒は根元までノドカの膣に食われた。ノドカの膣肉はぎゅっと俺の肉棒を抱きしめて絶対に離さないと言っているみたいだった。快感で俺の腰は数センチ浮き上がった。いきなり射精しそうになったが、なんとか堪える。
 これが……ナマの挿入。ナマの味。
 理性がぶっ飛びそうだ。
「こーちゃんのおちんちん、私の中でビクビクしてる」
 ノドカは嬉しそうに微笑む。
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