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魔法少女イチカバ☆チカ(R18、ふたなり有。ノクタ20万PV&20万文字突破記念)
第一話 あたし、ギャンブル魔法少女
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私の名前は一樺(いちかば)千華(ちか)。
ごく普通の美人女子高生!
「テスト終わったし、雀荘寄ってかない?」
「いいね! オールしちゃおー!」
~OPテーマソング~
っていうことで、今日は駅前の雀荘で友だちと朝までエンジョイ(闘牌)することに決定!
本当は雀荘なんて危ないところに出入りしちゃいけないんだけど、血のうずきには抗えないから仕方ないよね?
だけど雀荘に行く途中でトラブル発生!
やばそうなヤツが暴れてるみたい!
夕方の繁華街に道の真ん中で迷惑なヤツ!
「フハハハハ! 俺はタコの妖魔だ! 女、子供、老人だけかかってこい! この触手でヌルヌルにしてやるぞ!」
頭部がでっかいタコみたいになっている男が、気色悪い触手をうねうねさせていた。
友だちに、「用事を思い出したから、先にフリーで楽しんでて」と言って、私だけ事件現場へ。
「チカ、変身してアイツを倒すニャブ!」
ネコっぽい謎の生物……私に魔法の力をくれたニャンブルが、カバンから顔だけ出した。
「無論よ! ダイナマイトパワー、ぴゅあぴゅあBOOOOOOM!」
私は光に包まれ、一瞬のうちに煌びやかな赤と黒のドレスに変身した。
「ギャンブル魔法少女チカ、参戦!」
「何者だ⁉︎」
タコ男がわめいた。
「いま名乗ったでしょ!」
「退魔師か⁉︎」
「ギャンブル魔法少女だってば!」
っていうか、退魔師ってなんなの。
「何者か知らんが、まるでモデルのような、筆舌に尽くしがたい美少女じゃねえか、フヘヘ」
タコ男のタコの顔に下品なニヤニヤが浮かぶ。
「身長は165センチほどで、すらりとした身体だが、赤黒のドレス越しにも胸元の膨らみは立派だとわかる。腰はきゅっとくびれ、長い脚は黒のニーハイソックスに包まれている。銀色の長い髪をサイコロの髪留めで左右に結んで垂らし、ツインテールにしている。星が輝くような明るく大きな青い瞳には、ハツラツとした元気と自信。小さな鼻、柔らかそうな唇、薄っすらと赤らんだ頬。そして両耳の、銃弾の形のイヤリングがキラリと……おっと、人質の命が惜しければ動くんじゃねえぞ」
タコ男は若い女性を触手で縛り上げていた。
「卑怯者! これじゃ迂闊に攻撃できないニャブ」
ニャンブルが何か言った気がしたけど、私は魔法の杖をタコ男に向けた。
「イチかバチか、初手、一撃必殺の超必殺技でいくわ! スターダスト・デストロイヤー‼︎」
これはランダムに流れ星を降らせて、ヒットした悪者を抹殺する最終奥義。
地上に無数の流れ星が降り注ぐ!
「そんなことをしたら人質が無事じゃ済まないニャブ!」
「人生は一か八かよ。運が良ければ助かるわ」
ズドドドドドーン‼︎
立ち上る砂煙。
妖魔と人質の運命は⁉︎
砂煙の中からいきなり触手が伸びてきて私の両手両足に巻きついた。
「⁉︎」
「そんな大ぶりな技、見てからガード余裕だったぜ。人質は邪魔だからあっちの安全なところに放り投げておいたぜ」
砂煙が消えて、タコ男の姿が現れた。
「しくじったわ、この距離で超必殺技をガードされたら、確反(かくていはんげき)なのよ」
「えー……ダメじゃんニャブ……」
手足に巻きついた触手を振りほどこうとしたけれど、無理!
ヌルヌルして気持ち悪い!
ぶじゅーっ!!
触手のたくさんの吸盤から、一斉に白い液体が吹き出した。
私は全身に謎の白濁液を浴びてしまった。
「うぅ……何よこれ、熱くて臭い」
「俺の粘液は服を溶かし、女を発情させ、ふたなり化させるのさ! フハハハハ!」
最悪すぎるっ!
っていうか、ふたなりって何?
わぎゅう! 私の魔法少女コスチュームが、溶けてるっ!
「いやあああああっ‼︎」
~EDテーマソング~
次回予告
タコ怪人の触手に捕まってしまって、大ピンチのチカ。逆転のチャンスは訪れるのか?
次回、『魔法少女、敗北!』
また見てね!
ごく普通の美人女子高生!
「テスト終わったし、雀荘寄ってかない?」
「いいね! オールしちゃおー!」
~OPテーマソング~
っていうことで、今日は駅前の雀荘で友だちと朝までエンジョイ(闘牌)することに決定!
本当は雀荘なんて危ないところに出入りしちゃいけないんだけど、血のうずきには抗えないから仕方ないよね?
だけど雀荘に行く途中でトラブル発生!
やばそうなヤツが暴れてるみたい!
夕方の繁華街に道の真ん中で迷惑なヤツ!
「フハハハハ! 俺はタコの妖魔だ! 女、子供、老人だけかかってこい! この触手でヌルヌルにしてやるぞ!」
頭部がでっかいタコみたいになっている男が、気色悪い触手をうねうねさせていた。
友だちに、「用事を思い出したから、先にフリーで楽しんでて」と言って、私だけ事件現場へ。
「チカ、変身してアイツを倒すニャブ!」
ネコっぽい謎の生物……私に魔法の力をくれたニャンブルが、カバンから顔だけ出した。
「無論よ! ダイナマイトパワー、ぴゅあぴゅあBOOOOOOM!」
私は光に包まれ、一瞬のうちに煌びやかな赤と黒のドレスに変身した。
「ギャンブル魔法少女チカ、参戦!」
「何者だ⁉︎」
タコ男がわめいた。
「いま名乗ったでしょ!」
「退魔師か⁉︎」
「ギャンブル魔法少女だってば!」
っていうか、退魔師ってなんなの。
「何者か知らんが、まるでモデルのような、筆舌に尽くしがたい美少女じゃねえか、フヘヘ」
タコ男のタコの顔に下品なニヤニヤが浮かぶ。
「身長は165センチほどで、すらりとした身体だが、赤黒のドレス越しにも胸元の膨らみは立派だとわかる。腰はきゅっとくびれ、長い脚は黒のニーハイソックスに包まれている。銀色の長い髪をサイコロの髪留めで左右に結んで垂らし、ツインテールにしている。星が輝くような明るく大きな青い瞳には、ハツラツとした元気と自信。小さな鼻、柔らかそうな唇、薄っすらと赤らんだ頬。そして両耳の、銃弾の形のイヤリングがキラリと……おっと、人質の命が惜しければ動くんじゃねえぞ」
タコ男は若い女性を触手で縛り上げていた。
「卑怯者! これじゃ迂闊に攻撃できないニャブ」
ニャンブルが何か言った気がしたけど、私は魔法の杖をタコ男に向けた。
「イチかバチか、初手、一撃必殺の超必殺技でいくわ! スターダスト・デストロイヤー‼︎」
これはランダムに流れ星を降らせて、ヒットした悪者を抹殺する最終奥義。
地上に無数の流れ星が降り注ぐ!
「そんなことをしたら人質が無事じゃ済まないニャブ!」
「人生は一か八かよ。運が良ければ助かるわ」
ズドドドドドーン‼︎
立ち上る砂煙。
妖魔と人質の運命は⁉︎
砂煙の中からいきなり触手が伸びてきて私の両手両足に巻きついた。
「⁉︎」
「そんな大ぶりな技、見てからガード余裕だったぜ。人質は邪魔だからあっちの安全なところに放り投げておいたぜ」
砂煙が消えて、タコ男の姿が現れた。
「しくじったわ、この距離で超必殺技をガードされたら、確反(かくていはんげき)なのよ」
「えー……ダメじゃんニャブ……」
手足に巻きついた触手を振りほどこうとしたけれど、無理!
ヌルヌルして気持ち悪い!
ぶじゅーっ!!
触手のたくさんの吸盤から、一斉に白い液体が吹き出した。
私は全身に謎の白濁液を浴びてしまった。
「うぅ……何よこれ、熱くて臭い」
「俺の粘液は服を溶かし、女を発情させ、ふたなり化させるのさ! フハハハハ!」
最悪すぎるっ!
っていうか、ふたなりって何?
わぎゅう! 私の魔法少女コスチュームが、溶けてるっ!
「いやあああああっ‼︎」
~EDテーマソング~
次回予告
タコ怪人の触手に捕まってしまって、大ピンチのチカ。逆転のチャンスは訪れるのか?
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また見てね!
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