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8、導き
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シャワーを浴びると、ようやく人心地がついた気がした。
妖魔の妖気によって体がおかしくなって以来、初めての妖魔討伐が終わったばかりだ。早苗による『治療』のおかげか、今日は体はあまり疼かなかったし、今も気にしないようにすればさして気にならない程度だ。下半身に生えた異形の肉は、相変わらず雄々しくそそり立っているが……。
桐葉は肉体的にも精神的にも疲労の色が濃い。早く布団に入って眠ってしまいたかったが、シャワーを浴びずに布団に入るのは嫌だった。
心まで洗われるような水音をBGMに、ぼんやりと討伐を振り返る。
(今日の私、全然ダメだったな……)
下半身を気にしてばかりで、終始集中力に欠けていたこと。そのせいで、妖魔が急襲してきた際の判断・行動が遅れ、危うく下級妖魔に一撃をもらいそうになったこと。ふとした拍子に『それ』が見えてしまうのを恐れるあまり、思い切って戦うことができず、足を引っ張ってしまったこと。……不甲斐無いことばかりだった。
桐葉は風呂場を出て、お気に入りのパジャマに着替えた。花柄で子供っぽいデザインだとは自覚しているが、ちょっとだけ明るい気分になる。ドライヤーで無心で髪を乾かしているうちに、今日の失態がどれも小さなことのように思えてきた。入ってきたときより幾分上向いた心持ちで、軽く鼻歌を歌いながら浴室を出た。
だがそこで母と鉢合わせてしまい、一気に気分が落ち込んだ。
「桐葉、報告がありましたが、今日の体たらくはどういうことですか」母が開口一番に問い詰めた。「龍ヶ崎家の名に傷をつけるなど、許されることではありません」
妖魔討伐は退魔師にとって最も重要な任務である。そこでの活躍や失態は家の名誉を左右し、退魔師協会における発言力などにも影響を与える。だから母は討伐の際、必ず現場に連絡係を送り込み、成果を最速で報告させているのだ。
桐葉が口を開こうとしたとき、さらに母が続けた。
「前回もまあ、ひどいものじゃありませんか。柏崎の娘っ子がどうなろうと知ったことではありませんが、ヒト型を発見したのに取り逃がすとは恥を知りなさい。私のお父様は、生涯一匹たりとも妖魔を逃がしたことなどありませんでした。もっとよく物事を考えなさい」
「すみません」桐葉は母が言い終わるのを待ってから、それだけ言うことができた。今は母の小言なんて聞きたくない。ただ、早く終わってほしいという気持ちだけだ。
「それから……怪我人の治療などしている暇があったら妖魔を探して狩りなさい。下級妖魔相手に遅れをとっている者など、いてもいなくても同じようなものです。妖魔に食われたとて自業自得でしょう」
「そんな言い方は……ないと思います」思わず反抗的な言葉が口を突いて出てしまった。いつもなら黙って肯定するのに……。
「口答えする気ですか」
「そうではなく……私は怪我した人を、助けたかっただけです」
「それを口答えと言うのです。怪我人など放っておけと言っているのです。くだらないことに時間や労力をかけるようなゆとりは、あなたにはないと理解しなさい」
「…………」本当は……嫌だと言いたかったが、さすがにそれは言いすぎだ。桐葉はぐっと言葉を飲み込んだ。
「もっと真面目にやりなさい。きちんと全体を見渡し、正しい判断をしなさい。あなたは昔から努力が足りないのです。龍ヶ崎家の人間としての自覚が欠落しています。私があなたにどれほどのものを与えてきたか、少しは考えなさい」
「…………」桐葉は死体のように思考を停止させて、母の言葉をできるだけ聞かないようにしている。そうすることでしか、理性を保つことが出来ないと分かっている。そうすること以外に、母を嫌いにならずにいる方法が見つからない。だが、どういうわけか……今日はそれがうまくできなかった。
「私だって……考えています」
「いま、なんと?」
「私は考えて行動しています」
「あなたは考えてなどいません。自分が楽をすることだけ考えているでしょう」
「お母様は……私のことなんて、ちっとも見ていません」
「誰よりも見ています。あなたが見えていないのはあなただけです」
「どうして分からないんですか!?」
「何も分かっていないのはあなたのほうです」
「それが……違うって言っているんです」
「屁理屈を言うのはやめなさい」
「屁理屈じゃないです。お母様の言うことのほうがよほど屁理屈です」
「あなたは未熟だから何も理解できないのです」
「理解していないのはお母様です。だってお母様は……」
(……もう一週間以上経つのに、私の体の異変を何も知らない。何も気づかない)
沈黙が横たわった。
母は次の言葉を待っていたようだが、「くだらないことに時間を割くくらいなら、修行でもしなさい」と言って去っていった。
「どうして……?」
誰もいなくなった廊下で、桐葉は呟く。
「こんなに辛いのに……。どうして何も分かってくれないの?」
桐葉は自室に戻って電気を消し、布団を頭からかぶった。大粒の涙が後から後からあふれてきて、枕に染み込んでいった。
「あんな人いなくなればいい。どこか行ってしまえばいい。最低。龍ヶ崎家なんて。くだらない。家の名誉なんてくだらない。そんなくだらないもののために生きているあの人の人生もくだらない。本当にくだらない。早く死んでしまえばいい。みんな消えてなくなればいい」
ひとしきり呪詛を吐き、涙も枯れると、少しだけ心が軽くなった気がした。冷静になってくると、最近の自分はどこかおかしかったと思う。恐らく全部、下腹部に生えた異形の肉のせいだ……。肉体の変化が、精神にまで影響を及ぼしているに違いない。
妖魔退治では足を引っ張る。母には失望される。失踪した柏崎姉妹を救い出す力も知恵もない。母に口答えして喧嘩する。ひどい言葉を吐く。体には恥ずべきものが生えている。快楽に溺れたい衝動に駆られる。ライバルの柏崎家に救いを求めている。何度も絶頂するみっともない姿を伝説の退魔師・早苗に見られている……。
まるでいいところが一つもない。
龍ヶ崎桐葉には、生きている価値があるのだろうか……。
枯れたはずの涙が再び溢れてきた。明日が来ないでほしいと思う。
ケータイが鳴った。無視してしばらく布団の中で嗚咽をあげていた。嗚咽が小さくなって、思い出したようにケータイに手を伸ばした。メッセージが来ていた。
『会長、元気ですか? 風邪は治りましたか? もし元気になったら、週末遊びに行きませんか?』
桐葉は涙を拭って返信する。
『元気だよ。遊びに行こう』
布団から出て電気をつけて、本棚から退魔関連の古書をまとめて抜き出すと、机にどんと置いた。目次をざっと眺め、関係がありそうな記述だけ片っ端から当たっていく。しかしこれぞという情報が見つからないまま、最後の一冊を置くことになった。
(どうしよう……。お母様の本棚に行けば、何かあるかもしれないけど……)
今は絶対に顔を合わせたくない。この部屋から出ないほうが無難だろう。
他に何か……もっと早く治す方法や、影響を抑える方法を調べられるものは……。
「あっ」
まだ当たっていない本があることに思い至った。急いで通学用カバンのファスナーを開ける。教科書でも参考書でもない本が一冊だけ入っていた。
『力の源流』……早苗が貸してくれた本だ。タイトルからすると関連性は弱いかもしれない。
本に何か挟まっていることに気づいた。栞だった。
(早苗さんが挟んでおいたのかな?)
何気なくそのページを開いてみると、力強い筆さばきで龍が描かれていた。
「龍、の、力……?」
桐葉は説明文を指でなぞりながら読んでいく。読めない部分も多々あるが、どうやら神聖な龍の霊気をまとうことで、肉体と感覚を強化するとともに、傷を治癒するらしい。
(これって私の『あれ』にも効果あるのかな……)
桐葉は決定的な確証がほしくて、夢中で読解に取り組む。
(分からないけれど、早苗さんが貸してくれた本だし、効果がないはずがないよね……?)
何気なくページをめくると、家紋のイラストが描かれていた。
桐葉は目をこすった。「うそ……」
部屋の隅の台座に置かれている愛用の薙刀に目をやる。龍ヶ崎家に代々伝わってきたものだ。その鞘には、本と同じ家紋があしらわれていた。
のめりこむようにページに目を走らせる。……見つけた。
(あるんだ……)
桐葉は目を見張り、唾を飲み込んだ。
(この家に、龍の力が)
妖魔の妖気によって体がおかしくなって以来、初めての妖魔討伐が終わったばかりだ。早苗による『治療』のおかげか、今日は体はあまり疼かなかったし、今も気にしないようにすればさして気にならない程度だ。下半身に生えた異形の肉は、相変わらず雄々しくそそり立っているが……。
桐葉は肉体的にも精神的にも疲労の色が濃い。早く布団に入って眠ってしまいたかったが、シャワーを浴びずに布団に入るのは嫌だった。
心まで洗われるような水音をBGMに、ぼんやりと討伐を振り返る。
(今日の私、全然ダメだったな……)
下半身を気にしてばかりで、終始集中力に欠けていたこと。そのせいで、妖魔が急襲してきた際の判断・行動が遅れ、危うく下級妖魔に一撃をもらいそうになったこと。ふとした拍子に『それ』が見えてしまうのを恐れるあまり、思い切って戦うことができず、足を引っ張ってしまったこと。……不甲斐無いことばかりだった。
桐葉は風呂場を出て、お気に入りのパジャマに着替えた。花柄で子供っぽいデザインだとは自覚しているが、ちょっとだけ明るい気分になる。ドライヤーで無心で髪を乾かしているうちに、今日の失態がどれも小さなことのように思えてきた。入ってきたときより幾分上向いた心持ちで、軽く鼻歌を歌いながら浴室を出た。
だがそこで母と鉢合わせてしまい、一気に気分が落ち込んだ。
「桐葉、報告がありましたが、今日の体たらくはどういうことですか」母が開口一番に問い詰めた。「龍ヶ崎家の名に傷をつけるなど、許されることではありません」
妖魔討伐は退魔師にとって最も重要な任務である。そこでの活躍や失態は家の名誉を左右し、退魔師協会における発言力などにも影響を与える。だから母は討伐の際、必ず現場に連絡係を送り込み、成果を最速で報告させているのだ。
桐葉が口を開こうとしたとき、さらに母が続けた。
「前回もまあ、ひどいものじゃありませんか。柏崎の娘っ子がどうなろうと知ったことではありませんが、ヒト型を発見したのに取り逃がすとは恥を知りなさい。私のお父様は、生涯一匹たりとも妖魔を逃がしたことなどありませんでした。もっとよく物事を考えなさい」
「すみません」桐葉は母が言い終わるのを待ってから、それだけ言うことができた。今は母の小言なんて聞きたくない。ただ、早く終わってほしいという気持ちだけだ。
「それから……怪我人の治療などしている暇があったら妖魔を探して狩りなさい。下級妖魔相手に遅れをとっている者など、いてもいなくても同じようなものです。妖魔に食われたとて自業自得でしょう」
「そんな言い方は……ないと思います」思わず反抗的な言葉が口を突いて出てしまった。いつもなら黙って肯定するのに……。
「口答えする気ですか」
「そうではなく……私は怪我した人を、助けたかっただけです」
「それを口答えと言うのです。怪我人など放っておけと言っているのです。くだらないことに時間や労力をかけるようなゆとりは、あなたにはないと理解しなさい」
「…………」本当は……嫌だと言いたかったが、さすがにそれは言いすぎだ。桐葉はぐっと言葉を飲み込んだ。
「もっと真面目にやりなさい。きちんと全体を見渡し、正しい判断をしなさい。あなたは昔から努力が足りないのです。龍ヶ崎家の人間としての自覚が欠落しています。私があなたにどれほどのものを与えてきたか、少しは考えなさい」
「…………」桐葉は死体のように思考を停止させて、母の言葉をできるだけ聞かないようにしている。そうすることでしか、理性を保つことが出来ないと分かっている。そうすること以外に、母を嫌いにならずにいる方法が見つからない。だが、どういうわけか……今日はそれがうまくできなかった。
「私だって……考えています」
「いま、なんと?」
「私は考えて行動しています」
「あなたは考えてなどいません。自分が楽をすることだけ考えているでしょう」
「お母様は……私のことなんて、ちっとも見ていません」
「誰よりも見ています。あなたが見えていないのはあなただけです」
「どうして分からないんですか!?」
「何も分かっていないのはあなたのほうです」
「それが……違うって言っているんです」
「屁理屈を言うのはやめなさい」
「屁理屈じゃないです。お母様の言うことのほうがよほど屁理屈です」
「あなたは未熟だから何も理解できないのです」
「理解していないのはお母様です。だってお母様は……」
(……もう一週間以上経つのに、私の体の異変を何も知らない。何も気づかない)
沈黙が横たわった。
母は次の言葉を待っていたようだが、「くだらないことに時間を割くくらいなら、修行でもしなさい」と言って去っていった。
「どうして……?」
誰もいなくなった廊下で、桐葉は呟く。
「こんなに辛いのに……。どうして何も分かってくれないの?」
桐葉は自室に戻って電気を消し、布団を頭からかぶった。大粒の涙が後から後からあふれてきて、枕に染み込んでいった。
「あんな人いなくなればいい。どこか行ってしまえばいい。最低。龍ヶ崎家なんて。くだらない。家の名誉なんてくだらない。そんなくだらないもののために生きているあの人の人生もくだらない。本当にくだらない。早く死んでしまえばいい。みんな消えてなくなればいい」
ひとしきり呪詛を吐き、涙も枯れると、少しだけ心が軽くなった気がした。冷静になってくると、最近の自分はどこかおかしかったと思う。恐らく全部、下腹部に生えた異形の肉のせいだ……。肉体の変化が、精神にまで影響を及ぼしているに違いない。
妖魔退治では足を引っ張る。母には失望される。失踪した柏崎姉妹を救い出す力も知恵もない。母に口答えして喧嘩する。ひどい言葉を吐く。体には恥ずべきものが生えている。快楽に溺れたい衝動に駆られる。ライバルの柏崎家に救いを求めている。何度も絶頂するみっともない姿を伝説の退魔師・早苗に見られている……。
まるでいいところが一つもない。
龍ヶ崎桐葉には、生きている価値があるのだろうか……。
枯れたはずの涙が再び溢れてきた。明日が来ないでほしいと思う。
ケータイが鳴った。無視してしばらく布団の中で嗚咽をあげていた。嗚咽が小さくなって、思い出したようにケータイに手を伸ばした。メッセージが来ていた。
『会長、元気ですか? 風邪は治りましたか? もし元気になったら、週末遊びに行きませんか?』
桐葉は涙を拭って返信する。
『元気だよ。遊びに行こう』
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「あっ」
まだ当たっていない本があることに思い至った。急いで通学用カバンのファスナーを開ける。教科書でも参考書でもない本が一冊だけ入っていた。
『力の源流』……早苗が貸してくれた本だ。タイトルからすると関連性は弱いかもしれない。
本に何か挟まっていることに気づいた。栞だった。
(早苗さんが挟んでおいたのかな?)
何気なくそのページを開いてみると、力強い筆さばきで龍が描かれていた。
「龍、の、力……?」
桐葉は説明文を指でなぞりながら読んでいく。読めない部分も多々あるが、どうやら神聖な龍の霊気をまとうことで、肉体と感覚を強化するとともに、傷を治癒するらしい。
(これって私の『あれ』にも効果あるのかな……)
桐葉は決定的な確証がほしくて、夢中で読解に取り組む。
(分からないけれど、早苗さんが貸してくれた本だし、効果がないはずがないよね……?)
何気なくページをめくると、家紋のイラストが描かれていた。
桐葉は目をこすった。「うそ……」
部屋の隅の台座に置かれている愛用の薙刀に目をやる。龍ヶ崎家に代々伝わってきたものだ。その鞘には、本と同じ家紋があしらわれていた。
のめりこむようにページに目を走らせる。……見つけた。
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