吉田定理の小説以外

赤崎火凛(吉田定理)

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企画『新しい就職先はお隣のアイドル男子の部屋でした』

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プロットです。

●タイトル
 新しい就職先はお隣のアイドル男子の部屋でした

●ターゲット層
 がんばっている社会人女性20代

●ジャンル
 アイドルもの

●作品内容
 アイドル男子たちをサポートしながら信頼関係を深めていく恋愛もの

●世界観・舞台
 現代日本、東京。
 三人組の男性アイドルユニット【エレメンタル・ウィザーズ】が若い女性に大人気。

●キャラクター

○三人組男性アイドルユニット【エレメンタル・ウィザーズ】

・氷坂 凜 (ひさか りん)
25歳、男性、O型。
抜群の歌唱力を持つクールなリーダー。
だが内面はアイドルとして舞台に立ち続けることに強い責任と使命感を持つ。誰よりも練習熱心な努力家だが、あがいている姿を他人には見せない。
よく体調を崩すが、決して弱音を吐かず、ファンにも悟られないようにしている。
口数は少ないが、大切なことははっきりと言う。
ダークブルーの髪。前髪は長め。喜怒哀楽は控えめ。

「アイドルは遊びじゃない。仕事でもない。生き方だ。ファンは俺の生き方を見ている」
「あなたには、何度ありがとうと言っても足りない。だから、何度でも言わせてほしい。ありがとう」


・龍堂 焔 (りゅうどう ほむら)
20歳、男性、A型。
気さくで明るいムードメーカー。運動神経がよく、ダンスのセンスも光る。テンションが高い。
メンバーの中で最も若く、他の二人を尊敬し、どこまでも付いていきたいと思っている。一方で、自分は他の二人よりも一歩劣っているという劣等感とも戦っている。
ちょっと抜けているところもあるが、夢や理想を恥ずかしがらずに人前で語れる素直さを持っている。
ブラッドオレンジの短い髪を立ち上げている。少年のようにキラキラした目をしている。

「よーっし! 行くぞっ! 今日も最高にカッコよく決めようぜっ!」
「オレはちっぽけな人間だ。オレなんかより、すごいアイドルはいっぱいいる。そんな中からオレを見つけて、選んでくれた人たちがいるんだ。頑張らないわけにはいかないでしょ」


・白鳥 風磨 (しらとり ふうま)
23歳、男性、B型。
歌もダンスも卒なくこなす。美貌とカリスマ性を持ち、魅惑的な微笑を振りまいている。
飄々としていて、何を考えているのか分からないところがあるが、実は高いプロ意識を持っている。過去は決して順調ではなく、苦労人だった。
自分を見失ったり取り乱したりすることがなく、常に冷静で、いざというとき頼りになる存在。
ホワイトブロンドの長髪。あふれる余裕のオーラと微笑。

「君が作ってくれる料理は、いつも僕らへの気遣いが感じられる。それはお金では買えない価値があるんじゃないかな」
「ただ最高なだけじゃダメだよ。ここに来てくれたすべての人にとって、すべての一瞬が最高じゃなきゃね」


○主人公
・神崎 まどか (かんざき まどか)
24歳、女性、会社員、A型。
恋愛にも仕事にも一生懸命だったが、どちらもうまくいかず、カレシと別れたばかり。会社をやめたその日の夜に、エレメンタル・ウィザーズと運命の出会いを果たす。
困っている人を放っておけない性格のため、そこに付け込まれることもしばしば。気が利くが、そのせいで職場ではいつも損をするタイプ。
元気で可愛らしい印象のナチュラルショートヘア。社内ではどちらかというと目立たないほう。

「私、いつも一人で空回りして、気づいたときにはもう遅くて、何やってるんだろなって思うんです。ちっとも成長してないし、ときどき自分が嫌になっちゃいます」
「あなたたち子どもですかっ!? いい加減にしてくださーいっ!!」


●物語全体のあらすじ
 ある夜、神崎まどかは間違えてマンションの隣の部屋に入ってしまい、そこで男性が倒れるのを目撃する。困っている人を放っておけない性格から、まどかは彼を介抱したが、なんとその男性は三人組男性アイドルユニット『エレメンタル・ウィザーズ』のメンバー・リンだった。そこへ残りのメンバーのホムラとフウマも現われ、まどかはなぜか三人に雑炊をご馳走することになる。雑炊を絶賛されたまどかは、心の内側に溜め込んでいたものがあふれ出し、泣き出して逃げるように自室に戻った。
 翌日、胸のつかえが取れて晴れやかな気持ちになったまどか。そこへ元カレが現われて気分は最悪に。まどかが、強引に縒(よ)りを戻そうとする元カレに襲われたとき、リンが助けに来る。なんとか元カレを追い払ったが、まだ回復し切っていなかったリンはまた倒れてしまう。リンを介抱するうちに眠ってしまったまどかだったが、目覚めると、エレメンタル・ウィザーズの三人から、自分たちのお世話係として働いてほしいと頼まれた。こうして、まどかはお隣の人気アイドルのお世話をすることになった。
 とはいえ、まどかは三人の仕事に付いていくわけでもなく、基本的には留守番なので、やることがあまりない。お世話係になったのに、大したお世話もできないままで、しかし給与は振り込まれるので、なんとなく申し訳なく、もやもやした日々を過ごす。思い切って自分から連絡をしてみるけれど、迷惑になってしまいそうで、込み入った話はできない。自分なりに考えて行動を起こしてみるけれど、空回りする。自分は本当に彼らに必要なのだろうか、と不安になるまどか。
 あるとき、久しぶりに時間ができて、三人ともマンションに帰ってきた。まどかはそこで不安を打ち明ける。すると、彼らはまどかに気遣いが足りなかったことを謝り、「居てくれるだけで安心できる」「あまり肩肘を張らないでほしい」「まどかの日常の、たわいもない話が聞きたい」などと言う。まどかは彼らが求めているものが些細な幸福であることに気づき、自分がまた頑張りすぎていたことを知る。まどかたちは、少しだけ互いを分かり合うことができた。
 今まで一緒に過ごす時間がなかったため、次の休みは四人で遊びに行くことになる。まどかは三人の秘密の別荘に案内され、なぜか三人から至れり尽くせりのサービスをされる。それぞれと一対一で話すこともでき、お互いのことをまた少し知ることもできた。自然も満喫し、おいしいもので身体が満たされたその夜、まどかの前にケーキが出てくる。一週間早い、誕生日のお祝いだった。まどかはますます三人のことを応援したいと思うようになった。
 短い休みが終わり、また以前のように留守番の多い日々が続くようになった。まどかは焦らず待つことにした。すると、ある日、ライブに同行してみないかと誘われる。もっと彼らの力になりたいという気持ちから、ライブに同行することにした。まどかは華やかな世界を裏側から見て、感激したり驚いたりした。ついに本番のライブが始まった。うまくいっているように見えたが、だんだんとリンが辛そうになってくる。まどかは何かしてあげたいと思うが、何もできない。リンの体調は悪化していき、まどかは我慢できなくなってリンを止めようとする。しかしリンはまどかを振り切り、想像もしていなかったほど強い責任感と使命感で、ステージに立ち続けた。ホムラとフウマも、最後までリンを信じるとともに、プロフェッショナルを貫いていた。
 まどかはアイドルの過酷な現実を間近で直視し、衝撃を受け、落ち込む。彼らのサポートをすることが、思っていたよりも重大な仕事だと気づき、急に自信がなくなった。アパートに戻ると、リンは寝込んだが、まどかはリンの部屋に行く勇気が出ない。ホムラとフウマがまどかの部屋を訪ねてきて、リンがストーカー被害に遭っていた過去を明かす。リンがトラウマと戦いながらアイドルを続けていることを知り、まどかも勇気を出してリンの部屋を訪ねる。まどかがリンの世話をしつつ、二人は互いのことを話し、深く理解し合う。手を握り合ったまま眠ってしまう。
 翌朝、四人はリンの部屋で朝食を食べる。リンは回復し、まどかも元気を取り戻している。そこへエレメンタル・ウィザーズとは別の事務所の人気アイドル男性グループのメンバーたちが押し掛けてくる。彼らはライバルであり、良き友人でもあったのだ。【第一部おわり】
【第二部以降の流れ】まどかはエレメンタル・ウィザーズのリン、ホムラ、フウマと親交を深めつつ、彼らと繋がりのある他の男性アイドルたちとも関わっていく。その中で、それぞれのアイドルが抱える悩みや苦しみ、夢や思い、理想や現実の厳しさを知る。時には他のアイドルをサポートしたり、単なる「お世話係」を超えた様々な仕事をこなしたりして、泣いたり笑ったりしながら、まどか自信も成長していく。次第に、リンに対する恋愛感情も育っていく。あくまで「お世話係」に徹しようとするが、やがてそれも難しくなり、関係がぎくしゃくしていく。しかし、二人は困難を乗り越えて結ばれる。【おわり】

●作品の魅力
・イケメンアイドル男子をそばでサポート! 報われない女子がいきなりアイドルのお世話役に! 感謝され誉められながら信頼を深めていく。主人公だけに見せる素顔を垣間見る。
・華やかな表舞台と、厳しい現実! アイドル男子と一緒に困難を乗り越え、互いの理解を深め合い、ともに成長していく。
・広がる人間関係! ライバルであり友でもある他の男性アイドルユニットとも繋がっていく。主人公は誰からも愛され頼られる存在へと成長していく。
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