【完結】JK退魔師と解呪師の罠 ~天才姉妹・凜と雪菜は二人溶け合いながら堕ちていく~

赤崎火凛(吉田定理)

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6、夜

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 凜は雪菜のズボンの中に、手を差し入れた。
「えっ……」
 ショーツの肌触りと力強い肉の感触がある。下方へたどっていくと、ショーツがしっとりと湿っているところがあった。
 愛おしさが込み上げたが、今はこの腫れ上がったモノを沈めなければならない。
 凜はショーツの中に手を滑り込ませ、熱を持ったそれに直接触れる。
「あぁ……お姉ちゃん……」
 雪菜が一層、びくびくと体を震わせた。その間にも、凜はパジャマのボタンを三つ外し、雪菜のブラを明かりの下にさらした。白地に水玉模様のある、ふんわりした素材のブラ。触った感じからワイヤーは入っていない。ちょっと子供っぽくはあるが、雪菜らしい。
 凜は小ぶりな丘を、手のひらで包み込む。指先で真ん中辺りを押してみたり、ちょっとつまんでみたりして、反応の変化を探る。
「んんっ!」
 雪菜が違った反応を示すところがあった。
「お姉ちゃん、そこは……」
「いっぱい興奮したほうが、早くたくさん出せると思うな」
「でも、そこ、関係ない……」
「関係ある。どっちも雪菜だ」
 しばらくそうやって、雪菜の男と女を同時に責め続けた。丘のほうも、だんだん硬い部分がはっきりと感じられるようになってきた。雪菜が両方で感じてくれていると確信し、凜は幸せな気分になる。
「……んぁ……っ、もうっ……、わたし、……っ、……んんっ! ……んぅあっ! ……だめっ……あっ……」
 雪菜の絶頂が近づいている。際限なく、凜の手の中で、びくびく、びくんと脈打つ。
「……だめっ、……もう、……んはぁ……っ、……くっ、んんっ……、いっ……グゥッ……!!」
 だが凜は急に手を止めた。
「ああ、危なかったな」
「…………へ?」雪菜は何が起こったのか分からないとでも言うように、振り向いて凜を見た。
「まだ、だーめ」意地悪く口端を釣り上げた。
 雪菜は、旅人が永遠に去ろうとする故郷を最後に一瞥するような顔で見つめていた。
「脱いで。パジャマもパンツも」
「ぬ、脱ぐの?」
「そうだ。このままじゃ、汚れるだろ?」
「恥ずかしいよ」
「続き、したくないのか?」
「…………」雪菜は首を振って、立ち上がると、言われた通り、パジャマの下を脱ぎ、凜に意味ありげな視線を送った。
 凜は明後日のほうを向く。すると雪菜がパンツを下した。
「上も脱いでおこうか」
「上は関係ないよ」
「感覚は繋がってるから、効率的なんだ」
 賢い雪菜はやろうと思えば反論できただろうが、黙って、おずおずと上着のボタンを外し始めた。雪菜の肌を覆っているものは、水玉のブラジャーだけになった。
「それも」
 雪菜は今度は首を振った。「恥ずかしいよ」
「こんなに大きくしてるのに?」
「これ、ちがう! うぅ……」
 意地悪い言葉に、雪菜が真っ赤になる。目も白黒している。自分でも今何をしているのか分からないくらい、頭の中がいっぱいっぱいなのかもしれない。
「分かった。さっきみたいに、ここに座って。足開いて。あたしが触りやすいように」
 雪菜は言われた通りにした。まるで犬かロボットだ。
 凜は続きを再開する。手に唾を付けて、滑りをよくする。雪菜の心臓の音も、唾を飲み込む音も、焼けた息が漏れ出る音も、やらしい声を我慢して飲み込んだときの声にならなかった声も、全部が凜の耳に届いていた。
「……ふぁ……ん、……っ、……んぁ、……んっ、……っ」
「気持ちいい?」
 雪菜は何も答えない。でも、気持ちいいに決まっている。雪菜の本当の声は、ほとんど限界まで腫れ上がった肉が、教えてくれている。
「おねえ、ちゃん……、わたし……っ……、もう……」
「いいんだ、雪菜。いちばん気持ちよくなって、いいんだよ」
「……出ちゃう。……んっ……はぁ、……だめ」
「あたしに教えて。イクとき、ちゃんと教えて」
「……んんぅ……、もう……、いくっ……。イク……ッ……、イックゥうッ!!」
 雪菜は体をのけぞらせて、精を思いきり吐き出した。あの日、トイレで二度イカせたときよりも、もっと激しく、もっと長く痙攣し、白濁したものを、部屋にまき散らした。凜は雪菜が終わるまでぎゅっと抱きしめていた。終わってからも、まだ余韻の中にいて、静かに、控えめな胸を大きく上下させている雪菜を、抱きしめていた。
「いっぱい出たな、雪菜」
 そう囁きかけると、雪菜はこくりと頷いた。
 雪菜の鼓動が落ち着いてくると、凜は雪菜を放し、隣に移動して、まだ力をみなぎらせているものを観察した。白濁がめくれ上がった先端に玉を作るとともに、垂れて、雪菜のおへそから鼠径部にかけてべったりしている。
 凜は四つん這いになって、それに顔を近づけていき、濃厚な香りを漂わせているものを、舌でなめ取った。ほとんど味はしなかったが、ほのかに甘いような気がした。
「ふあっ!?」雪菜が我に返った。
 だがもう凜は、極上のお菓子の先端を、上下の唇でくわえていた。
「お姉ちゃん、何してるの!?」
「綺麗にしてあげる」
「そんなことっ、口でするなんて、汚いよ」
「雪菜に汚い場所なんてないぞ」
 髪をかき上げて耳にかけ、根元までくわえ込むと、喉の奥に当たって苦しい。右手を添えて、頭を上下に動かした。
「やっ……! おねえ、ちゃん……、やめて……!」
 無論やめるつもりはなかった。口の中で、お菓子がむくむくと膨らんでいくのを感じる。
「それっ、だめだよ……! 舌が……ざらざらして……、まとわりついて……、やっ……んはぁ……」
 じゅっく、じゅっく、と唾液がかき混ぜられる音がする。唇の隙間から垂れていきそうになるのを、ずずずと一気に吸い戻して、また、じゅっく、じゅっく、じゅっぽ、じゅっぽと、上下運動する。太い棒の、表面に浮き上がった血管に、舌をまとまりつかせ、からませ、水音を大きく響かせ、強く吸い上げ、優しく締め上げたまま、先端までキュッと上がってきて、邪魔な髪をかき上げてから、また、じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽと、丁寧になめ上げる。首が痛くなりそうだし、口まわりも疲れる。だが舌と唇が感じ取る雪菜の喜びが、直接脳の中へと浸潤してくるみたいで、凜をどんどん急き立てた。
「やあっ……! んあぁ……! また出る……っ……! んぅ……! イグゥウゥゥッ!!」
 華奢な体が跳ね、燃える濁流が口の中に押し寄せた。あまりの勢いで、咳き込みそうになるのを何とかこらえる。暴れ馬が飛び出していかないように夢中でくわえていると、やがて落ち着いてきて、凜は最後の一滴まで搾り取るように、ぎゅっと唇を押し当てて頭を上げていき、先端まで絞り尽くすと、顔を上げた。
 ぼんやりとした瞳が、ぼんやりと自分を見ていた。口の中がいっぱいで、熱くて苦くて甘い。凜は意を決して、二回に分けて飲み込んだ。
「うえっ」思わず変な声が出てしまった。
「……飲んだのっ!?」雪菜の瞳に、遠くへ行ってた光が戻ってきた。「なんで!?」
「別に。何となくだ」
「だめだよ! そんなの飲んだら!」
「飲んでも平気って、書いてあったんだろ?」
「だからっておかしいよ!」
「おかしくないだろ。そういうものだ。それよりどうだった? 今の」
「どうって……」
「よかった?」
「…………」雪菜はむすっとして、顔をそむけた。「…………うん」
「そうか」凜は雪菜に口付けしたい衝動に駆られたが、こんな気持ちは初めてだった。過去に気になる男子がいたこともあるし、高校生になってからも、男子のちょっとした仕草にドキリとすることはあった。だが、こんなにも明確な性的衝動が沸き上がるのは、経験のないことだ。
 凜はその衝動から逃れるように、雪菜のオトコに手を伸ばした。
「ちょ……、おねえ、ちゃん!?」
「二回じゃ足りないだろ?」凜はまだへこたれては見えないそれを、乱暴にしごいた。「明日のためにも、出せるだけ出しておかなきゃ」
「待って! 今、イッたばっかりで」
「雪菜、そんなやらしい言葉、どこで知ったんだ?」
「だって……、ふあっ……!! ……お願い……っ、まだ、敏感だからっ……!」
「待たない。ほら、すぐ硬くなった。さっきより硬いくらいだし、ビクビクしてるぞ」
「うぅ……。んはぁ……っ……、やぁ……、いやぁ……」
 それから一時間のうちに、凜は五回、射精させた。さすがに疲れたと見え、オトコの部分もちょっとヘンナリとしている。
「体、少しは楽になったか?」
「うん。頭の中、空っぽだよ。これなら、明日一日くらい大丈夫だと思う」
 その後、姉妹は一緒にシャワーを浴びて、眠りについた。
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